2012年2月23日木曜日

20120220 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」2/20〜 "18、19日 いわき市公民館主催のひさのはま除染体験教室に参加してきた"

From  満田正
日付  20112012年2月20日 
Re:     [tamakannet:136]ひさのはま除染体験教室

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1819 福島原発行動隊の自主活動でもある、いわき市公民館主催のひさのはま除染体験教室に参加してきた。
極寒の海岸を見下ろす障害者の施設での作業は厳しいものがあったが、全国から150名(内行動隊は50名)ほどのボランティアは意気盛んに500坪ほどの土地の除染をやり遂げた。
館長の岬さんは歌手、それでいて、障害者の世話を20年も続けている偉人。障害を持つ子供が剣舞を舞ったのは感激ものである。障害者が生きていくことは、福島原発事故で悩んでいる人々そのものの心である。今、彼らが存在することが、福島の人々の励みとなっている。今後、彼らを引き連れて、全国行脚を行いたいと希望している。
除染活動は、5割除染目標は非常に難しい。下が0.42.0μS/hと高いので、半分になることはそこに住む人々にとって大変な慰みになる。8000人の人口が半減し、年寄りばかりとなった村を活性化させたいと、思いは未来に向いている。この除染体験教室は、公民館長の決意で開かれたものであるが、全国から集まった行動隊50名を含む150名の意気込みは凄かった。
私は、2日間とも、放射性濃度、測定を命ぜられたのだが、零度前後での極寒の中、真に手がかじかんで高潮することしきり、良くぞ耐えたと自分を褒める。
ところで、除染方法、今日は体験教室とて、色々のことを体験してみたが、これという方法が無いことに今更ながら、考え込んだ。しかも敷地周囲は林に囲まれていて、その汚染度は敷地内の倍以上はある。敷地内が、0.42.0μSv/hだから、林の中は、1.04.0μSv/hである。
若い男女も多くボランティアに参加していたのであるが、やはり、こういうところには来て欲しくないと思い、話もした。アスファルトを削り、芝生を剥ぐ作業は猛烈な埃を発生させる。測定器は数が吹くたびにカウントを上げる。たとえマスクをしていても、誇りを吸う率は高い。
いわき市1つであっても、この広大な土地の除染作業には何十年とかかる。
滞在中は非常に元気であったのだが、やはり帰りは辛いものがある。
 (満田)

お知らせ:第四回ご案内 - 福島にいこう! ~Let's go to Fukushima!

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2012年1月9日 – ひさのはま除染体験教室の一環 いわき市久之浜公民館主催、<福島にいこう!>指導の活動となります。 ・3・11以来利用者の「パン工房」は閉鎖されています。 ・いわき市の最北部です。 ・敷地内空間線量 1m高 0.4~0.7μSv/h ・1泊2日の...



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2 件のコメント:

  1. へへへ。満田アニキの
    「ゴミ探偵団」
    見つけましたヨ(^^)

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  2. とみ新蔵さま

    コメントありがとうございます。
    満田さんにどうぞよろしくお伝え下さい。

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