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差出人: 満田正
件名: Re: 資料:「化学物質の影響 東北地方太平洋沖地震と津波に よる汚染と除去」
日時: 2012年1月27日 1:45:27:JST
吉田さん
頂いた資料、ありがとうございます。ざっと読みました。
廃棄物問題は、日常的に存在する問題で、津波が起きたから起きる問題ではないのですが、2700万トンの数字の大きさや、ばら撒かれた多種多様の廃棄物については分別そのものが無理と感じるものです。私も平常心で現場に立ちますと、リサイクル等を含めて、分別処理へと心が動きます。所詮、次の瞬間、それが無理なことが分ります。例えば、アスベストのごみは多量にばら撒かれているのですが、マスクをするのもやっとで、ついつい、面倒で、分別すことを怠ります。リサイクルについても心が動きますが、それは平常時だから言える話です。
戦争はこの種の現象ですし、東日本一帯が戦場になっていた。人々は呆然としているか、目前のごみを片付けた。現場の人だけが有毒物質の存在を知っているので、外から来た人は何も知らないで、目前の作業を行う。実際には、それは日常的な延長にあるので、問題は無い。
放射性物質や有毒物質を含むコンビナートは大変で、鹿島のコンビナートの火事もそうですが、岩手や宮城でもそうした危険性が蔓延していた。流石に、こうしたところへは自衛隊がいちはやく処理を行い、いちはやく撤収した。原子炉周辺はまだ撤収できていないと思いますが、現在、若い自衛隊員が大量派遣されたので、それぞれは長期の健康診査を行っているようです。その意味では岩手等、石油コンビナート等の被害は軽くて済んだのか、情報が隠匿されたのかは分りません。経済現象から見ると、原発以外は意外と無事だったと言えるのではないでしょうか。放射性物質拡散だけがクローズアップされて、それ以外が隠蔽されていることはよくあることですが。
ただ、放射性廃棄物と言うよりも、原子炉本体の方が大変で、放射性物質の拡散自体が、原子炉内情報の隠蔽に繋がっていると思います。除染、除染ビジネス等は更に原子炉問題を国民の目線から外させる役割を果たします。
所詮、人々は目前のことしか処理できないもので、ほとんどが海に流されたと思われる、東日本にあった有害物質についての事後調査が行なわれるものと思われます。私は原子炉の安定にしか、興味を示していないのですが、また、それすらが何も分かっていない状況です。一端飛び散った、有害物質については、拡散してしまっているので、その調査の基礎を築くのが大変なようです。その影響については更に困難です。感想としては、これも社会実験として、見守るしか方法が無い。
満田
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