2011年12月5日月曜日

20111127 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」11/27〜福島原発行動隊有志によるいわき市久ノ浜地域ボランティア(徐洗)作業に参加

From 満田正
日付 2011112710:02
件名 Re: [tamakannet:105] 福島包囲網日誌(11/27

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なお、このメール配信、私の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。

今日は、福島原発行動隊有志によるいわき市久ノ浜地域ボランティア(徐洗)作業に参加してきました。
大体の想像はしていたのですが、徐洗は極めて原始的です。
①家周りの放射線測定を行う。1回目の時には私以外誰もガイガーカウンターを持っていなかったのですが、今回は5,6名。
②線量の高いところ(ほぼ0.3μSv/h以上)の土や草を除く。特に側溝の濃度が高い(0.5μSv/h以上以上)。従って泥を掻き出す。
③掻き出した泥や土、草は土嚢に入れて、後で地域の人が運び出す。結構な量になる。
④作業後の測定を行うと、0.10.2μSv/hに下がっている。
⑤コンクリートブロックに付着したセシュームは高圧洗浄でも無理なのでそのまま。植木などの下土も作業量から言って無理。
以上を30人、4班に分けて行い、ほぼ1区画の徐洗を終えた。
この方式で行うと、膨大な人員が必要となる。
それでも、このままだと空気が乾燥し、風で埃が舞う冬の時代には、高濃度の塵が飛び交うので、誰もが、それを吸う結果となり、内部被爆を伴う空恐ろしい事態となる。とにかく、瓦礫処理以上に危険な兆候が予想される。とにかく、地上にばら撒かれた放射性塵、どうすればよいのか気が遠くなる問題である。とにかく、この状態では駄目なことだけが分る。
最近、被災地の瓦礫処理が大問題であり、一挙に放射性問題が拡散してしまった。
埋立てにしても、焼却にしても、食品・医療にしてもあらゆる見解のオンパレードでほとんど、対応できない。
突然、新しい時代に突入した感じである。
ここには何かあるとの勘が働くのだが、それが大戦争に繋がる大恐慌なのか、それとも中国崩壊程度の予兆なのかが見えない。
大地震は今の所、起きても皆様の警戒心旺盛でそれなりの準備は出来ているようであるが、社会変動については、一寸対応が出来ていないのではと思う。青梅市長選は、そんなことも前提での闘いであったが、皆様やはり安泰・平和なムードであることを確認するに留まった。
満田
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たまかんねっと:

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