2012年8月26日日曜日

201200825 満田正さん「福島原子炉包囲網日誌」~ 震災がれきの2重契約問題:8/24 立川市役所での多摩地区通告書提出者会合と記者会見の状況

追記:


ジェリコ 吉田紀子
奈須りえ『協力お願い:(9/7)東京都・財団法人東京都環境公社・東京都23区清掃一部組合に対し、通告書及び』 amba.to/Rx5KOc
02:21 午後 - 31 8 12 から Tweet Button


From:  満田正
825 (1日前)

To  tamakannet,

古田さん、皆様
通告書の製作、郵送作業ご苦労様です。
色々制限付きの内容証明と言ってしまったのが、間違っていました。
すみません。
今回、多摩川衛生組合へ通告文を提出された府中市の方は、念入りに速達、配達証明として郵送されて、4箇所に送って、9000円も取られたとぼやいていました。彼の報告で重要なことは、焼却炉から1kmと近く、災害がれき処理以前から子供が湿疹等症状が優れず、母と子が沖縄へ避難し、症状も良くなる方向に向いているのですが、今後、がれき処理が新たに加われば、永遠に府中には戻ってこれないのではないかと心配していました。
話はずれましたが、西多摩衛生組合関係でも急ぐものでないので、配達証明程度でよかったとも反省します。
一方、柳泉園組合は直接組合に手渡して、受領印を貰ってきたようです。
要するに、三者三様のやり方をしたもので、今後の反応が楽しみです。
会合では町田市の田中さんという環境問題ベテランが参加されていました、20,23二日間に渡って行われた、ガレキ受け入れ住民集会の様子を説明されていました。どうも、今回の問題はベテランでも理解しにくいようで、住民集会で市側に旨く乗り切られたようで、憤懣やるかたない雰囲気でした。
田中さんの報告の中で議論が弾み、次の問題がクローズアップされました。
1)柳泉園組合、町田市住民説明会でも、組合及び市側は、東京都市町村会による指示によるがれき処理受け入れであると説明しているようでしたが、そもそも市町村会はそうした指示もしくは命令を出せる組織でない。明らかに、この説明はがれき処理受け入れ側が、殆んど、行政としての体裁を整えていないことが明らかになりました。
2)我々の通告書作成で問題になった、大規模プロジェクトの行政的扱いが理解されていないようです。行政の仕事は出来高払いですので、予め、受託した仕事の処理実績を示してお金の入金を待ちます。従って、受託額のお金は最大受託額相当予め用意しなければなりません。今回の仕事は2000億円近い額に登りますので、最大2000億円を用意する企業でないと、仕事の受託は困難です。今回、ゼネコンの連合体として大成JVと鹿島JVが技術提案はしたのはそのためです。したがって、鹿島JVが宮城県と契約後に宮城県と東京都、北九州市が契約する事自体不思議なことです。とにかく、不思議なことが起きているという感覚を持つことが大切です。
3)同じ問題は技術提案を行うにしても、この膨大な金額、仕事量、技術ノウハウを持っていないと提案できないような仕組です。この種の案件は宮城県議会を通さねばならず、宮城県と鹿島JVとはこの種のプロセスを踏んでの契約です。環境省からの要請とは言え、それが降って湧いたような東京都や北九州市との契約はありえないのです。裏には、大きな力が働いていることは要注意です。
4)通告書には宮城県のがれき処理を東京都や北九州市に発注する際に、発注済の商品をあたかもそれが発注されて無いように振る舞い、国補金を二重に受け取るという詐欺行為を働いていると見られても仕方ないこと、それに協力することは共同正犯であると警告したのです。通告書は警告書であり、それを受け取った以上、今後のがれき処理は、この事実を知っていて犯行を重ねるという確信犯になるわけで、刑事訴訟を行った後には、全ての関係者に検察の調査が入ります。これは、地方自治体や清掃一部事務組合という伏魔殿が暴かれることになります。極めて重大な事態が予想されます。町田市での住民集会で東京都に持って来るがれきは無いのではと田中さんが質問すると、市側はあると答えたようです。これは、町田市が、今回の通告書の内容をまだ、理解していないことになります。
5)要は何時刑事訴訟に持ち上げるかの日程が問題になると思いますので、その準備は必要です。東京の23区は9月4日に区民が揃って通告書を提出すると言うことですので、その後の展開になると思います。告訴人、弁護士の選択など、やるべきことは多いと思います。
6)現在、一部清掃事務組合としては柳泉園組合(5市)、多摩川衛生組合(5市)、西多摩衛生組合(3市1町)、町田市(予定)、日野・八王子市(予定)、23区からの通告書が出ますが、その他への市への働きかけも重要と思います。
その後での記者会見には、東京新聞、毎日新聞、朝日新聞、読売新聞、ユープラン(ユーチューブに流す)が参加されていましたが、次のような質問が出たです。まだまだ、マスメディアも理解が進んでいないようですので、我々には、天から時間の猶予をいただいたようなものです。
1)朝日新聞記者は北九州市の訴訟はどの程度進んでいるのかの質問でしたが、民事訴訟であるので、今まだ準備を進めている段階であると、青木さんからの回答でした。
2)院内集会でも質問がありましたが、二重計上のうまみは何かと、今回は地方自治体側の利益は何かと読売新聞記者が質問していましたが、青木さんからは、雇用とか仕事を作るためではないかとの回答でした。記者会見後の懇談会では、石原慎太郎の新党結成、尖閣列島買い上げなど資金源として関係するのではと雑談が飛びました。
3)毎日新聞記者からは、東京都や北九州市との契約が、鹿島JVとの契約との時系列の質問がありましたが、通告書に示すとおりです。
4)毎日新聞記者だと思うのですが、広域処理は石巻地区だけかと言う問に対して、青木さんからは、今の所それしかないとの回答がありました。
5)記者クラブ幹事会社の朝日新聞記者が、さっさと席を立ってしまったのは、腑に落ちない態度ですが、朝日新聞の日頃の記事内容が伺われる余興でした。記者会見後に誰かが朝日新聞不買運動をするかの発言も納得いくものです。
この報告は、私の知る限りの、今回の通告書に協力頂いた、人々、メーリングリストにも転送します。 


20120821 青木泰さんからのメール:通告書の件 自治体提出の雛形を作りま
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関係記事:



201200823 満田正さん「福島原子炉包囲網日誌」~ セシューム汚染の広がり


From:  満田正 
823 10:33 (9時間前)

To tamakannet 
たまかんねっとの皆様
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なお、このメール配信、私(満田)の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。

最近になって、ようやく、プルトニューム、ストロンチュ-ム、海水汚染、食物汚染の情報が多く見られるようになり、3.11福島原発カタストロフィの実感がじくじく迫ってくる雰囲気です。その中では、最終的には、海水汚染に辿りつくであろうことが、予想されますが、「海は広いし、大きいな」では済まされない状況です。

<東京新聞2012822日記事>

 東京電力は二十一日、福島第一原発から二十キロ圏内の海域(福島県南相馬市沖)で採取したアイナメから、過去最大値となる一キログラム当たり二万五八〇〇ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。国が定める一般食品の基準値(一キログラム当たり一〇〇ベクレル)の二百五十八倍で、一キログラムを食べた場合の内部被ばく線量は約〇・四ミリシーベルトと推定される。水産庁によると、これまで魚類の最大値はヤマメの一万八七〇〇ベクレル。海水魚に限れば昨年四月に採取されたコウナゴの一万四四〇〇ベクレルが最大値だった。

 事故から約一年五カ月が経過しても依然として深刻な汚染が続いていることが明らかになった。福島県沖ではミズダコなどの試験操業を除いて漁を自粛しており、この海域で漁獲されたアイナメが流通する可能性はない。

 採取場所は南相馬市の沖合約一キロ(第一原発の北約二十キロ)で、今月一日に水深約一五メートルで採取したアイナメ二匹を合わせてすり身にして調べた。個別に調べると一匹が三万八〇〇〇ベクレル、別の一匹が九三〇〇ベクレル。水産庁でもこの二匹を調べ同レベルの濃度を検出した。

 アイナメ以外にも二十キロ圏内で七月十八日~今月一日に採取された十九種類の魚介類のうち、九種類の魚が基準値を超えた。このうちクロソイが四九〇ベクレル、ババガレイが四四〇ベクレル、コモンカスベが四三〇ベクレルだった。

 東電は九月にかけて周辺海域五カ所でアイナメや、エサになるカニやエビ、ゴカイ、海底土を追加採取して詳しく分析する。水産庁は「サンプルを増やして調べるしかない」としている。



<福島県南相馬市からの情報>

下記の3項目を、twitter『 @sakurai100』で私の仲間のひまわりプロジェクト南相馬の副代表中野目憲一くんがつぶやいています。つぶやきは少ないのですが、情報は吟味していますので、フォローをお願い致します。
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1ヶ月も放置すると植物に引きちぎられ、上に持ち上げられません!

飯舘村の除染をした土が入ってるフレコンバック。草が袋を突き破り水分が染み出してました。これでは仮置き場に運搬する前に腐食してしまうし周囲が再汚染してしまう。
http://yfrog.com/h2bohfjmj


昨年7月、南相馬市長はじめ幹部は、訂正の広報をすると私や地域住民に約束したが不履行!

南相馬市民が内部被曝した一因。
http://www.city.minamisoma.lg.jp/mpsdata/web/4610/gogai06.pdf | 3page
去年6月ブロッコリー、カリフラワー以外は食べても大丈夫。屋外で草むしりも制限しません。と市の広報紙に掲載。未だに訂正、謝罪無し。


私の庭で干したシーツの計測結果で、就寝中の外部被曝が心配です!

南相馬で30時間を外干ししたシーツが134ベクレル/kg。こういった数字を行政は示すべきだ。知ってて住むのと知らないで住むのでは全く違う。

Cs-134    79.98 Bq/kg
Cs-137    54.63 Bq/kg
Cs合計   134.61 Bq/kg

昨年4月2日から今年の6月まで南相馬市で使用していた軽ワゴン車のエアフィルターの計測結果です。エンジンは後部座席下ですから、フロントの場合にはもっと高い数値だったでしょう!

Cs-134  6,358.87 Bq/kg
Cs-137  7,468.41 Bq/kg
Cs合計 13,827.21 Bq/kg

近くの畑の土が15cm耕起で 14,300Bq/kg、畑を荒らすため捕獲したイノシシの肉が 14,000Bq/kgです。車の外気取り入れ、バイクやジョギングでの吸い込みは注意しないとダメですね。繰り返しが命とりになります!

添付写真は私の庭の雑草で次の計測結果です。雑草のパワーはスゴイ!

Cs-134   226.20 Bq/kg
Cs-137   320.36 Bq/kg
Cs合計   546.56 Bq/kg

『ここに住むことを決めたというのなら、環境の実態を熟知し、何に注意をすべきかを考えていかないと不幸な結果に』ひまわりプロジェクト南相馬のは、福島原発事故以来、相わらず、こんなスタンスでやっています!

南相馬市原町区片倉地区は8月20日から、押釜地区は9月から、竹中工務店による宅地除染が始まります。押釜地区90世帯は3ヶ月をかけての除染となります。片倉と押釜に挟まれた私の住む馬場地区300世帯は、放射性物質の一時保管場所(仮々置場)が決まらず、手付かずのまま、来年3月に事故後3年目に突入することになりそうです。一時保管場所が決まった時点で、結局、除染は効果がないとサジを投げることにならなければよいのですが。すべてについて言えることですが、住民の幸・不幸は首長次第で決まるようです。以前から、私たちひまわりプロジェクト南相馬は、隣りの押釜地区(行政区長)に対して、除染の検証という点で全面的な支援をしております。

支援業務のためは福島県が実施する、除染業務者講習、除染業務現場監督者講習、除染業務監理者講習、森林除染業務研修を修了しスキルアップを図ってまいりました。資格よりもむしろ、この知識が住民の健康管理に貢献できることを願っています。


@sakurai100 ベストツイート

ja.favstar.fm/users/sakurai100 - キャッシュ
23 RTs dougen2 ko_naonao GuciYama kaede5014 Flamencayu Mountain_Iide YukihanaSmile kilik47 ayukero52 14Others. リツイート詳細. sakurai100 unfollow フォローする. 住んでない飯舘村が自治会費を徴収。 反抗すれば仮設住宅退去か。

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関係記事:


2012年8月24日金曜日

20120823 青木泰さんからのメール:2重契約問題で三多摩で記者会見24日(金)14時〜



差出人: 青木泰
日時: 2012823 9:19:23:JST
件名: 2重契約問題で三多摩で記者会見24日(金)14時~


皆様へ

お世話様です。
下記のとおり記者会見の予約を取りました。ご案内いたします。

24日までに各清掃事務組合や自治体に通告書を出された方や団体の方は、お集まりください。
また近々に出す予定の方もぜひ出席お願いします。

日程:
13時 立川市役所 食堂集合&打ち合わせ
14時 立川市役所内 記者クラブ 記者会見
    (幹事社 朝日新聞)

下記は 新聞マスコミへの記者会見の
お知らせです。

記者会見のお知らせ
 
暑中お見舞い申し上げます。皆様お世話様です。
東京三多摩各地区の清掃一部事務組合や市町村では、震災廃棄物(いわゆる震災がれき)の受け入れが、すでに行われ、自治体によっては、九月議会で受け入れの決定が行われようとしています。
しかしながら調査によれば、今回東京都を介して受け入れがなされようとしている宮城県女川町のがれきは、宮城県内の区枠分類では、石巻ブロックに所属し、その石巻ブロックのがれきは、全量鹿島JV(特定建設事業共同事業体)に民間委託していたことが分かりました。委託契約は、昨年9月16日に交わされていました。がれきの処理を民間企業に処理委託していたならば、処理権限と義務は民間企業に移っています。
女川町のがれきの処理委託に当たり、東京各地で行われた説明会では、すでに民間委託を終えているという事実は、東京都や宮城県からは説明されませんでした。すでに行き先の決まっているがれきを、東京都下の自治体に運び、処理委託することは2重契約−犯罪行為になります。
またがれきの発生量の見直しが行われ、すでに宮城県全体で1/4下方修正され、石巻ブロックの処理量は、半減しています。
2重契約問題に加え、処理量の大幅削減を考えた時、東京都下の自治体は、宮城県のがれきの受け入れは、必要なく、高いコストをかけて東京で処理することは必要ありません。
各地の清掃一部事務組合や自治体にその旨の通告書を提出し、記者会見を行いたいと考えます。

記:がれき広域化問題記者会見
日時:8月24日(金)14時〜
場所:立川市役所内記者クラブ
主催:各地通告書提出団体


連絡先:
東村山市諏訪町2−15−45
青木泰
042−396−5923
090−3088−6007

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関係記事:






2012年8月22日水曜日

20120821 青木泰さんからのメール:通告書の件 自治体提出の雛形を作りました。(添付つき)



3.26政府交渉ネット事務局 http://gareki326.jimdo.com/
"8/15
おすすめ動画をアップしました"


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差出人: 青木泰
日時: 2012年8月21日 7:09:50:JST
件名:  通告書の件 自治体提出の雛形を作りました。(添付つき)

皆様へ 再送失礼します。

お世話様です。

がれき問題の2重契約問題での通告書です。
宮城県は、東京や北九州に広域化を依頼し、東京には女川町から今年4月1日より、北九州市には石巻市から試験焼却が5月に行われました。
ところが調査したところ、宮城県は昨年9月16日に鹿島JVに全量民間業務委託し、広域化する必要がなかったこと等が分かりました。

そこで通告書を受け入れ自治体に出すことを現在考えています。
同様の内容を出される方は、通告書について柳泉園組合宛のものをまとめつつ、他でも参考にしていただける雛形を作りました。
資料もPDF化しました。

参考にしてください。

青木泰

120819 自治体への通告書の書証(資料)

120819 都区内清掃一部事務組合や市町村への通告書ー雛形

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関係記事:

201200821 満田正さん「福島原子炉包囲網日誌」~内部被爆の人体への影響


From:  満田正 
8月21日 22:38 (10時間前)

To tamakannet 
たまかんねっとの皆様
たまかんねっと外の皆様には、BCCでお送りしています。
なお、このメール配信、私(満田)の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。

内部被爆については、色々と情報が蓄積しつつあるが、主なものは次の8つである。
1)チェルノブイリ事故後調査
2)広島・長崎原爆投下後の調査
3)スリーマイル島原子炉事故の調査
4)ビキニ環礁核実験等核実験後の調査
5)劣化ウラン弾の投下後の調査
6)原子力潜水艦乗務員調査
7)原子力研究機関職員の調査
8)放射線取り扱い作業所での調査
9)福島原発事故等その他
ところが、これらの殆んどは機密理に展開されており、、我々が目にするのは、極々一部である。
「たまかんねっと」では、その全体像を掴んでいないわけで、今後の課題である。
その中で、比較的情報が入手しやすくなったのは、1)、2)である。
1)については、元ベルラーシ・ゴメリ医科大学学長・現ウクライナ在住のバンダジェフスキー博士がもたらしてくれた情報(研究発表)である。
昨日(8/13)地球の子供新聞主催「ほんとにわかってる?外部被ばく内部被ばくー福島のいま-β線を知らなければ、鼻血はわからない」の緊急講演会が開かれてました。琉球大学矢ケ崎克馬名誉教授やおしどり♀マコリーヌさん_ガレキ・東京被ばく・ETCの講演会があり、矢ケ崎さんからは結構突っ込んだ内部被ばくの情報が交わされた。その主な内容はバンダジェフスキー氏の研究に負うところが大きい。
バンダジェフスキー氏は来日されたこともあり、その情報は浸透しつつある。
これに対する福島医大副学長の山下俊一氏の見解は、100Sv/yには症例がない、20Sv/yならば安全であると言い切っているので、受け取り側としては大変迷うわけです。真実は何処にあるのかと。受け取る側も二通りあって、大丈夫だと言って欲しい立場と、危険は危険として言って欲しい立場と。すでに、医学も政治の世界が跋扈しているのです。これは日本医師会の武見会長が頑張って以来のことですが、おしどりの報告によれば、甲状腺検診はするなといった、小児学会の圧力、実際に子供の甲状腺検診には保健をが使えないなどの、嫌がらせも相当に進んでいるようです。これは、バンダジェフスキー博士が、研究発表するときに投獄されたことに匹敵する状況です。

2)については、アメリカのABC研究所による、広島・長崎被ばくデータの公開により、そのデータの見直しから、爆発降下物による、周辺住民の健康障害が広島大学澤田教授より報告されており、逆にABC研究所が100Sv/y以下しか問題にしなかった根拠を示されて、私自身は理解できたと思っています。この澤田教授のABC研究所への見解は、国際放射線防御委員会やABC研究所の公式見解に通じるものがあります。要するに、澤田氏の報告では、原爆であっても、直後の放射線物質による影響は、チェルノブイリのバンダジェフスキー博士のような、長期の被ばく(食物等による内部被ばく)を配慮する必要があるとのことです。現在、福島は、山下教授の影響下にあって、医療体制が敷かれており、福島の人々も高線量下での生活を強いられているのですが、福島の人々は、この山下教授の一方的な見解とは別に、矢ケ崎教授が示しているような放射線はどのように少量であってもDNAを破壊するという見解に対しても、耳を傾けるべきであると考えます。

とにかく、広島・長崎原爆投下、チェルノブイリの原子炉暴発事故という大規模災害に対する識者の見解も二つに分かれており、どのように決着つけるかが最大の課題です。実は、決着付かない問題を我々は選んでいるのかもしれない。数十年から100年単位でしか結論が出ない問題を自らの利害だけで判定しなければならないわけです。
当然、権力に付けばそれなりのメリットが発生するわけで、背けば相当の不利益を蒙るわけです。それでも、真理は1つです。少なくとも、福島原発事故は目の前で起きていることです。数十年後には結果が出ます。私たちは、数十年後の真理を求めて闘わざるを得ないのです。明らかに権力側によることが大きな利益を生むことは明らかです。権力に対抗することが、大きな不利益を蒙ることが事実です。
それでも戦うという姿勢は、現実に起きている事柄には、目を瞑りたくないという正直な感覚です。さらに言えば、我々の不安は、莫大な情報を積まれても、その1つが隠されただけでも、消し去ることが出来ない不安が存在するからです。この不安がある限り、権力への不信感は継続するのです。
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8.13「ほんとにわかってる外部被ばく内部被ばくー福島のいま、東京の ...

ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-11320416822.html - キャッシュ
2012年8月5日 – 緊急講演会! 拡散希望です。 「ほんとにわかってる外部被ばく内部被ばくー福島の いま、東京のいまー」 講師 矢ケ崎克馬さん(琉球大学名誉教授)-β線を知らなければ、 鼻血はわからない。 おしどり♀マコリーヌさん -ガレキ・東京被ばく・ ...


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