送信者 : 満田正
送信日時 : 2012年1月6日 2:01
件名 : Re: [tamakannet:121] 福島原子炉事故原因-福島原子炉包囲日誌
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3.11福島第1原発事故についての国の事故調査・検証委員会(委員長・畑村洋太郎東京大学名誉教授)が12月26日事故原因を検証する中間報告が出て、色々のコメントが散らばり始めた。もっとも、重大な反応は原子力安全委員会・保安院を経済産業省から切り離し、新たに4月から環境省に原子力安全庁を設置することである。私の過去の経験から言うと、経済産業省以上に、環境省は民間企業に癒着の立場にあって、発言力が無い。果たして大丈夫なのかが第1印象だ。
それに併せて、発電所現地統合本部の解体と中長期対策会議の設置も決定されている。統合本部はその閉塞性は許されるものではないが、ここで、東電と国とが会議を構成することで、東電が行ってきた情報非公開がより拡大することだ。今まで以上に、福島原子炉からの情報を得にくくなると考えてよい。福島原子炉は政府が宣言するほど冷却安定にあるとは言えない。今後、まだ確実に把握されていない放射性物質の漏れや冷却装置に不具合による温度上昇の可能は大いにある。表面上、安定に見えても、原子炉内の詳しい状況が観測さえ出来ていないのでは、ほとんど何も分かっていないのが実情であぁw)驕Bこの状況を冷却安定とし、組織再編(原子力安全庁の設置、発電所対策本部の廃止、中長期対策本部の設置)など矢継ぎ早の組織再編は、どうしても詐欺行為でしかないと思うのであるが、政治でなくて政局だと判断せざるを得ない。こんな時に、一番問題となるのは、政治に名を借りた国の下部組織の再編である。福島原子炉抜きの震災計画が三県でまとまったと言う。震災はどうでもよいとは言わないが、福島原子炉抜きの復興計画が成り立つのであろうかと先ずは考える。福島原子炉周辺に拡散した、放射性廃棄物の処理はどうするのだ。千葉県柏市では、災害地域でも無いのに、放射性廃棄物焼却処理にお手上げである。宮城、岩手、福島三県が、未曾有の放射性物質を含む廃棄物が堆積している。果たして、この放射性廃棄物は安定して処理できると言えるのであろうか。福島原子炉の冷却安定は、果たしてどの程度の担保が為されているのであろうか。場合によっては、再爆発(冷却不能による温度上昇)、未だに漏れていると言われる放射性物質の拡散、海の放射汚染は未だに把握されていないなどを考えると、現在、行っている除染そのものが意味を失う。そのこともあるが、叩w)苴r半端な原子炉周辺への住民帰還は殺人的行為にも等しいのではないか。放視uヒ線障害は不明確な点が多く、今後の医療経験に負うところが多い。それゆえに、原子炉周辺への住民帰還は今世紀最大の社会実験(人体実験)と考えてよい。これは、広島・長崎で日本国民は前世紀最大の人体実験を強要された。その実験データは未だにアメリカ政府によって隠されたままである。そのデータも知らずに、日本国民は3度目の放射線被害人体実験を受けようとしている。これは、人類史上あってはならないことである。強被爆・低被爆、内部被爆・外部被爆を識別するまでもなく、放射性被害は、福島原子炉周辺数千万人の恐怖となっている。この恐怖に至らしめた犯罪は国・東電が、そして原子力関係者が推し進めてきた、原子力政策そのものである。その責任が有耶無耶になる形での東日本復興計画が策定されようとしている。決して許せるものではない。そこで、再度福島原子炉包囲網は益々重要課題となってくる。その行動は未だになきに等しいが、福島原子炉情報戦争が際立ってきたことは明らかである。その第1は福島原子炉逃避派と接近派ぁ
瞭い任△襦海寮錣い亙‥膰胸厦餔鰐屬悗旅堝按鶺之菽紊呂弔呂困任◆
る。その第2は、反原発・脱原発シフトを巡る・u梠・「であるが、技術的・政治的実現性も絡んで混沌としてくるはずである。その決着は長期に持ち越される。その第3は、原子力推進派と反対派の決着である。今まで決着して、今回の事故を迎えているが、所詮は事故を巡る争いである。事故を起さない地域で推進派が勝利し、反対派が敗北することは、世界の通性である。皮肉にも原子力推進派に弱者が加担する構造は、悲しいことであるが、事故が起きてもなお変らない。その第4は、原爆・原子力兵器の廃止に向けた闘いである。これを反戦派、戦争推進派の戦いとしては完全な敗北である。現在では、究極の戦いかに見えるもその糸口は何も無いのである。以上、私はこれまで自らの闘うための地平を確かめる作業を行ってきた。それは、各自の選択に任されることではあるが、私の選択は、決まっている。
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