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2010年7月26日月曜日

7/17鄭智允さん講演・学習会〜「韓国でなぜ生ごみ資源化100%が可能だったのか」参加報告 by 入江篤子氏

7月17日鄭智允さん講演・学習会に参加された入江篤子さんから貴重な報告が入りました。ご本人の許可を得て、以下に掲載させて頂きます。感謝。
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717日「韓国でなぜ生ごみ資源化100%が可能だったのか」学習会に参加して

by 入江篤子

韓国のごみ事情について大変興味深い報告だった。

1986年軍事独裁政権から民主化され、法律を作るにあたって住民の意見を入れなければならないというシステム法ができたので、住民運動が一緒に民主化を実現したという一体感をもって、長期展望のある環境政策を進めることが出来たとのこと。

韓国ではごみは殆ど埋め立て処理されているが、2005年に「生ごみの直接埋め立て禁止法」ができ、急速に生ごみの資源化が進んだ。現在ソウル市では100%資源化されている。環境市民団体と行政の協力、決まったことは従う国民性(軍事政権時より)、インターネットの普及、学校での環境教育、ごみの有料化、そして厳しい罰則があることが成功の秘訣であろう。

回収方法は、よく水気を切って専用の容器あるいは袋(5Lくらいの容量)に入れ、自宅前に出しておくと、環境美化員が週1~3回、回収する。分別が悪いものは赤い紙が貼られて残されるので恥ずかしい。生ごみ回収専用車が飼料工場や堆肥化工場に運ぶ。工場はソウル市内にはなく、郊外にある。

出来た飼料・堆肥は農場、農家が利用するが、一部の志の高い農家以外は使いたがらない(日本と同じようで)ので、多くは無償。ここに課題がある。

日本では都市部での生ごみ資源化は「くさい、きたない」と敬遠され、焼却した方がコストがかからないかのように思われている。しかし、焼却炉は作るだけでなく、その維持管理に金がかかり、30年すればまた建て替えが必要になる。地元の理解を得るのに時間がかかり、移転は困難というのが現状。長期展望すると、資源化するほうがコストがかからないことに気づいていないと言える。

日本では焼却されるごみの60%が生ごみでうち80%が水分である。資源化して活かせば生き物を育て、また食べ物になるものを、莫大な税金をかけて水蒸気にし、プラスチックと化学反応を起こさせ、汚染物質を拡散させる焼却行政は終わりにして欲しいと切に願う。
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その他関係記事:


また、鄭智允(ジョン・ジエン)さんは、2010/4/10「生ごみ100%資源化プロジェクト発足会」第1回講演会で、「韓国での生ごみ資源化の状況」について話をされています。その時の様子は、池田こみちさん・鷹取敦さんが以下参加記①にまとめられています。
生ごみで花いっぱいのまちづくり・生ごみ100%資源化プロジェクト発足会

2010年7月19日月曜日

7/17鄭智允氏講演・学習会〜「韓国でなぜ生ごみ90%資源化が可能だったのか」報告記 by 青木泰氏

7月17日午後、「生ごみ100%資源化を目指すプロジェクト」主催第3回目講演・学習会があり、「韓国における生ごみ資源化の状況―韓国でなぜ生ごみ資源化90%が可能だったのか」について鄭智允さん(地方自治総合研究所)が話をされました。

講演内容について、青木泰さんから報告が届きましたので、以下掲載させて頂きます。鄭智允さん、青木さん、関係者みなさまに、感謝。
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皆様へ

ー生ごみ100%資源化を目指すプロジェクト主催 
「韓国における生ごみ資源化の状況―
韓国でなぜ生ごみ資源化90%が可能だったのか」
講演学習会報告

梅雨明けが宣言され、うだるような暑さの17日、地方自治総合研究所の鄭智允氏の講演学習会が行われました。暑さをものともせず駆けつけて下さった50余人の参加者の熱いまなざしに、鄭氏は、姿勢を崩すことなく、1時間15分の講演を水も飲まずに一気に行い、続いて参加者からの要点をつく質問に、一つ一つ丁寧に答え、講演会が終わった時には、韓国でなぜ90%資源化が行われたかの実態が、参加者に伝わると言う充実した講演会になりました。
講演会の詳細な報告は、別途行いますが、
当日鄭智允氏がお話された内容を要約すると、
1)韓国では、生ごみ92%再活用(資源化)が進み、ソウルでは2006年から3年連続100%再活用が進んでいる。
2)ソウルでの再活用は、2008年ベースで飼料化が約57%、堆肥化が42%となっている。
3)その他の家庭から出るごみも再活用率約6割である。
4) 再活用率が上がった大きな要因は、韓国では廃棄物の処理の8割以上を占めていた埋め立てを2005年に禁止した事(生ごみ埋立て禁止法)が上げられる。そしてその禁止法施行に当たって、1987年の時点から法施行の8年前に通知・準備を行っていた。
5)さらに遡って1995年に従量制(有料化)を実施し、各自治体で分別収集を行うと共に、罰則制度(条例通りに分別しない時に、課徴金。違反を繰り返すと罰則金が倍々に増える)も導入してきた。
6)民主化運動による政権交代が、環境問題への取り組みを強化し、環境団体が生まれたことや子供の教育でも例えば、中学校で週1回環境の科目があると言うように徹底している。
7)ソウルは東京都と人口が変わらず、1000万人を越す人口が在り、人口密度は東京より高い大都市でそこで生ごみ資源化ができていると言うのは、注目に値す
る。

なお今後の流れとして以下の日程を紹介いたしました。
今後の予定:
1)生ごみ100%資源化をめざすプロジェクト 主催見学会
見学先: 戸田市フラワーセンター&久喜・宮代衛生組合生ごみ堆肥化
HDMシステム 10月~11月予定
2)学習会 食品リサイクル法 農水省担当者他
9月~10月予定                 
文責 青木泰
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2010年5月31日月曜日

6月5日(土)講演会のお知らせ「水俣に学び、未来に伝える」by 原田正純先生

以下、「日の出の森とごみ処分場問題」サイトから転載させて頂きます。http://www.ne.jp/asahi/hinodenomori/tokyo/


講演会のお知らせ
「水俣に学び、未来に伝える」
ー 水俣から日の出処分場の問題を問い直す ー
講師:原田 正純先生

日時:2010年6月5日(土)13:30開場、14:00-16:30講演
会場:立川市女性総合センター「アイム」5F 第3教室
     JR立川駅北口徒歩7分
     立川市曙町2-36-22 ファーレ立川ビル内
     TEL:042-528-6801
http://www.city.tachikawa.lg.jp/cms-sypher/www/section/detail.jsp?id=17

資料代:  1000円
ただし、会場の都合により、先着80名様とさせていただきます。

原田先生は、50年にわたり医師として水俣病に関わり、患者とその家族に寄り添って活動してこられました。 先生の近著「宝子たち----胎児性水俣病に学んだ50年ーーー」(弦書房)で「公害は決して平等には起こりませんでした。生理的弱者、社会的弱者から始まり、集中的に被害が拡大しました」と述べています。

日の出町ごみ最終処分場の事業者、東京たま広域資源組合は、3月6日「一度壊された自然が修復されている」と自画自賛の報告会を開きました。しかし、現在も未来も、谷戸沢処分場に埋め立てられた膨大な有害物質と二ツ塚処分場やエコセメント工場が大気と水と土の汚染を進めていきます。

共催:日の出の森・支える会、たまあじさいの会、STOPエコセメント市民の会、日の出の森・水・命の会、青梅の水とごみを考える会、みみずの会
連絡先:日の出の森・支える会042-523-7297、濱田0428-23-6621、雨宮042-597-4960

2010年5月25日火曜日

5月29日(土)13時30分〜講演・学習会「日本における生ごみ堆肥化の進ちょく状況」by 会田節子氏

「生ごみ100%資源化をめざすプロジェクト」からのお知らせです:

5月29日(土)13時30分~講演・学習会  資料代: 500

「日本における生ごみ堆肥化の進ちょく状況」

 生ごみ100%資源化を考えて行く時、日本における資源化の進捗状況を知ることが、第1歩となります。
 NPO法人有機農産物普及・堆肥化推進協会(略称:NPOたい肥化協会、瀬戸昌之理事長)は、日本全国で生ごみの資源化を図る自治体や市民団体の交流を進め、先進事例の普及に努めてきたNPOです。毎年行われる早稲田大学の国際会議場を使用した生ごみリサイクル交流会は、すでに17回を重ね、毎年約500名の参加者が集い、発表される取り組みを参考にして来ました。
 今回の学習会の講師の会田節子氏は、特筆される取り組みを全国から情報収集し、交流会で紹介したこのNPOの事務局長です。その意味で、現在の日本における生ごみ堆肥化の進行状況を最もよく把握しているお一人といえます。都市部における生ごみ資源化の沢山のヒントをお聞きしたいと思います。

<講演内容>
      日本における生ごみ資源化の進捗概要
      地方における代表事例
イ)  生ごみ100%堆肥化の取り組みーcf 野木町、大木町、上勝町
ロ)   特筆される取り組み例—cf 芳賀町、久喜宮代町、狭山市
ハ)  ゼロ・ウエスト宣言した街での取り組み
      地方で進んでいる理由は?大都市部で進まない理由は?
      全国交流集会を通してみる最近の特徴
      今後の課題

講演学習会

日時:5月29日(土)13時30分~
講師:NPO法人有機農産物普及・堆肥化推進協会(略称:NPOたい肥化協会)事務局長 会田節子氏
場所:西東京市市民会館第1&第2会議室 
西東京市田無町41511 電話:042-463-5381
(西武新宿線田無駅北口、線路沿い所沢方面へ徒歩5~7分シチズン向かい)
地図↓↓↓↓
資料代:500
主催:生ごみ100%資源化をめざすプロジェクト
0424670061(村瀬)0424624177(伊藤)

NPO堆肥化協会とは. 協会の概要◆どなたでも参加できます!会員はこんな事をします!会費について 入会申込書. 協会発行の書籍・堆肥化資材. 書籍、ビデオ、ぼかし肥、 密閉容器のご案内と申込書. 18 生ごみリサイクル交流会2010 生ごみは宝だ! ...
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2010年5月23日日曜日

感想〜5/22 曽我部義明氏(マイエンザ=えひめAI=源流きらりの生みの親)の講演会に参加して


昨日マイエンザ(=えひめAI=源流きらり)の開発者、曽我部義明さんの話を初めて聞くことができました。

微生物の話を専門家から聞いたのは2度目で、マイエンザ(えひめAI=源流きらり)というものがどういうものなのかはっきり理解できました。私は、重宝に使ってきた「源流きらり」のこともよくわかってなかったんだと改めて感じました。優れものだとは思ってましたが、超優れものでした。

肉眼では見えない微生物は空中のいたるところに存在し、その元は土ということ。環境の状態によって、存在してても休止している微生物が多数あり、環境状態の変化により(水質、土壌の改善等)眠っていた微生物が働き始めるとか、すごいものだと改めて思いました。マイエンザの材料の一つ砂糖を栄養にして活性化される酵母菌(ドライイーストから)、乳酸菌(ヨーグルトから)、納豆菌(納豆から)も空中には常時漂っているとのこと。

「よく汚れた下水の水をペットボトルに入れてきて、マイエンザできれいにできますか?」と質問されるんですが、と曽我部さん。「マイエンザには浄化能力はありません。環境中の微生物の働きを活性化させるスターターなのです。マイエンザの活性微生物は乳酸菌、酵母菌、納豆菌でそれぞれが異なるパワーを担っていて、酵素は汚れを分解、さらに酵母がアミノ酸を生成することで土着の微生物のエサや栄養源となり、水中や土中の食物連鎖を促進、それが結果的に環境浄化をもたらすという仕組みなのです」。源流きらりのパンフレットにイラストもあり説明もあるのに、曽我部さんの話を聞くまでピンとこなかった点が、はっきり理解できました。顕微鏡で400倍に拡大したスライド写真で酵母菌や乳酸菌の様子、納豆菌は非常に小さく400倍でもまだ点にしか見えないこと、他の大型の微生物が動いている様子(その一例としてクマムシの映像も)などを見て興味が尽きませんでした。

作り方の説明、実演があり、なぜあれほど少ない材料から多量の活性液を作ることができるのかもわかりました。納豆菌のパワーは非常に強く、ほんとうに少量でいいこと、砂糖とドライイースト、ヨーグルトで乳酸菌、酵母菌をまず働かせてそこに極少量の納豆を加える(500mlの活性液を作るのだったら、ひきわり納豆一粒でも大きすぎる位とか。納豆の容器についているねばねばだけでもいい位など)。瀬戸昌之先生の話でも微生物が短時間で倍々に増えることは聞いていましたので、それと同じことがマイエンザの作成過程で、3種の菌それぞれで起こるのだということがわかりました。納豆菌は強力なので、多すぎたり混ぜる順番を変えると酵母菌が生み出すアミノ酸をアンモニアに変えて失敗してしまうということもわかりました。

「青梅にはもう来ることはないかもしれないので駆け足でも全て話して行きます。眠くなったら寝ててください」と曽我部さん。弟の長年の知人(ごみ問題に関わり、多摩で農業も始めているAさん)と先日のアースガーデンで初めて会ったのですが、講演前は「源流きらりの使い方がよくわからないんです。EM菌の代わりに使いたいとおもってるんだけど」と。彼がQ&Aで農業での使用に関する質問を沢山されてました。

消臭パワーはマイエンザが弱酸性液であるため中和作用によって臭いを消すことも納得できました!!

曽我部さんの開発の動機、愛媛県庁の研究所の職員時代に、自宅で自費で研究されたものだということ、これも今回初めて知りました。「この開発や自宅での研究設備に税金は1銭も使ってません」と。最初「曽我部菌」と周りの人たちは呼んでいたそうです。それを愛媛県が使わせて欲しいと曽我部さんに頼み、県のために研究成果を提供したそうです。とにかく愛媛県に限定せず多くの人に使ってもらいたい、環境浄化に役立てたいとの一心で特許を申請せず、製法等をオープンにしてやってきた。ところが、その「誰でも作れる『えひめAI』」の理念を悪用して粗悪品を売って商売として儲けるだけの会社が出てきたそうです。そういう会社は今はまだ1社だけだそうですが、曽我部さんはそのことに衝撃を受け、「マイエンザ」と名称を改め商標登録し、また作り方も24時間で完成する方法に切り換え(えひめAIは仕込んでから約1週間かかる)、良貨を残す方法を今模索中のようです。

「なんで特許を取らなかったのか」「ビジネスとしてお金を儲けてそれをさらに環境浄化活動に還元した方がよかったのではないか?」と日本でも海外でも言われるそうです。「『三途の川はお金では渡れないし、これで金儲けをする気はなかった。ビジネスにしたい人には相談にのってきたしそれでいいと思ってた』と返事をしたら『地獄の沙汰も金次第ですよ』と言われてしまった」と笑ってらっしゃいました。Q&Aの時のすべての質問に熱心に答える曽我部さんの明晰さと深い知識、事例毎の経験、なんだか聞いていて胸がジーンとしました。話し方はソフトなのですがぴしっとした方でした。

曽我部さんも県庁の職員だった。ごみ問題では行政が悪いという話についなってしまいがちなのですが、どの場所にも心ある人はいるんだと改めて思いました。今の時代のもろもろを嘆き出すときりがなくなるのですが、曽我部さんから直接話を聞くことができたこと、彼の研究者魂が光り輝いて、世の中やっぱり捨てたものではないと真実思いました。会場の人々にも深い感動が広がり反応がすごかったです。ほんとうによい時間でした。

青梅フェスタの主催者に多謝感謝です。

 注)「マイエンザ」の由来:microorganim(マイクロオーガニズム=微生物)の「マイ」と enzyme(エンザイム=酵素)の「エンザ」から。

保安官からのコメント みなさん、こんにちは。わたしは、公務員として公害や環境問題で県庁(けんちょう)や研究機関で働いてきました。約7年前に、食べ物から作る「 えひめAI」という環境に住む微生物の働きを助ける液体を開発しました。 ...
monoshiri.jp/kankyo/report/index.php?rid=17 - キャッシュ - 類似ページ

2006922日には、「えひめAI」を使った村民の報告と開発者の曽我部義明氏を小菅村に招いて「えひめAI」についての講演会が実現しました。その時は「えひめAI」の知名度も低く参加者は少なかったのですが、参加した村民(特に女性たち)はその効果の高 ...
spysee.jp/曽我部義明/1019600/ - キャッシュ

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これを書きながら「源流きらり」ホームページを読み直しました。そしたら、昨日の講演で話された内容の大切なところがほとんどすべて簡潔にわかりやすくまとめられているではありませんか!!お恥ずかしい!!マイエンザ「きらり」の働き、仕組み、使用方法がよくわかりますのでぜひご参考にしてください。

「源流きらり」商品情報
「源流きらり」活動の経緯
-「えひめAI」との出会い
-  愛華ちゃんの思いは私たちの思い「源流きらり」で世界の海をきれいにする

きらり使用方法

2010年4月15日木曜日

講演会の予定、1)5月29日(土)、2)7月17日(土)~生ごみ資源化100%プロジェクト

友人のみかんさんのブログでも5/29、7/17の講演会が案内されました。みかんさんいつもありがとうございます。 http://blogs.yahoo.co.jp/delightful_mikan/60251482.html 


講演会の予定
~生ごみ資源化100%プロジェクト~

―場所はいずれも西東京市民会館(042-463-5885)田無駅北口7分、シチズン時計<株>前―地図↓↓↓↓
 
1)5月29日(土)13時30分~
講師:NPO法人堆肥化推進協会(略称:NPOたい肥化協会)
   事務局長 会田節子氏
「日本における生ごみ堆肥化の進ちょく状況」
*    全体概要
*    地方における代表事例
イ)生ごみ100%堆肥化の取り組みーcf 野木町、大木町、上勝町
ロ)特筆される取り組み例―cf 芳賀町、久喜宮代町、狭山市
ハ)ゼロ・ウエストした町出の取り組み
*    地方で進んでいる理由は?-大都市部で進まない理由は?
*    全国交流集会を通してみる最近の特徴
*    今後の課題

NPO堆肥化協会とは. 協会の概要◆どなたでも参加できます!会員はこんな事をします!会費について 入会申込書. 協会発行の書籍・堆肥化資材. 書籍、ビデオ、ぼかし肥、 密閉容器のご案内と申込書. 18 生ごみリサイクル交流会2010 生ごみは宝だ! ...
www.taihika-kyokai.or.jp/ - キャッシュ - 類似ページ

2)7月17日(土)13時30分~
講師: 地方自治総合研究所 鄭 智允特別研究員
「韓国における生ごみ資源化の状況」(続)

主催:生ごみ100%資源化をめざすプロジェクト準備会
連絡先:042‐467‐0061
賛同団体:NPO法人ごみ問題5市連絡会、ごみゼロを目指す市民の会、NPO法人環境保全協会
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生ごみで花いっぱいのまちづくり・生ごみ100%資源化プロジェクト発足会


2010年4月12日月曜日

「ごみは宝だ!」紹介ブログ by みかんさん〜「生ごみで花一杯の街づくり」

4/10「講演会」報告記事が、友人のブログで紹介されました。みかんさんの許可を得て、以下に全文を掲載します。

また、みかんさんからは貴重なコメントも届きました。

とてもいいお話をありがとうございます。戸田市の取り組みは、ぜひ、本にするべきですよ!もうなってるのかな?この講演会、もしビデオ撮影していたら、youtubeで流したらいいのになあと思いました。そしたら、日本中の人が講演会を聴けるでしょ。そしたら、こっちの役場の清掃課にも、「これ観て下さい!」って話持っていけるし。いいお話は、広めなければ! 2010年4月12日10:07 」

講演会「ビデオ撮影、youtubeで流す」は、ほんとうに名案だと思います。ごみ関係の講演会ってほとんどはずれがない。すっごく内容が豊かで面白いです。どの話もとても聞きごたえがあります。(わたしが今まで聴いた限り)。You Tubu「ごみは宝だ!」各種バージョンがネットで流れる日を、今から妄想しています。関係者のみなさま、ぜひよろしくお願いいたします。
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クリック↓↓↓↓

先週末に「生ごみで花一杯の街づくり」の講演会の告知をしました。


この講演会に行った友人が、レポートを書いてくれましたので、ぜひ、お読みください。


ごみは、燃やせば消えると思ってませんか?

残念ながら、ごみは燃やしても消えません。形状がかわり、人間の目にみえる状態の物質が減るだけです。目の前からなくなればそれでいいじゃないか。というご意見もあるかと思いますが、そうとも言えない状況なのです。

「生ごみ堆肥化」は、私たちの生活に夢と希望を与える素晴らしいプロジェクトだと思います。全国の自治体にもぜひ取り組んで頂きたいです。

なぜ、こうやって、ゴミ問題をとりあげるのか、不思議に思う方もいらっしゃるでしょうね。

以下は、以前わたしが書いたゴミ問題に関するレポートです。ド素人のわたしが、自分なりに勉強して書いたレポートです。まだ、途中なんですが、よかったらお読みください。


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参加記 by 池田こみち氏・鷹取敦氏〜4/10「生ごみで花いっぱいのまちづくり・生ごみ100%資源化プロジェクト発足会」

 410日(土)に開催された「生ごみで花いっぱいの街づくり~生ごみ100%資源化をめざすプロジェクト発足会~」に池田こみちさんと鷹取敦さんが参加されました。当日の講演の内容が、お二人の参加記としてまとめられ、環境総合研究所のサイトに掲載されました。池田さん、鷹取さん、ありがとうございます。参加記を読むと、笑いと興奮を巻き起こした「講演会」での話がすべてよみがえります。
 お二人の「参加記」には、吉田義枝さんの話はもちろんですが、企画された青木泰さんのなぜ「生ごみ100%」とプロジェクトを名づけたのかなぜ今これを企画したのかや、鄭智允(ジョン・ジエン)さんの「韓国での生ごみ資源化の状況」について、またQ&Aの一部始終もすべて書かれています。
 ぜひぜひ、みなさま、以下サイトにアクセスして読んでください。

生ごみで花いっぱいのまちづくり・生ごみ100%資源化プロジェクト発足会
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2010年4月11日日曜日

「生ごみは宝」、吉田義枝さん(埼玉県戸田市の職員)〜花の魔力で「生ごみ堆肥化」を軌道に!!

2010年4月10日(土)14:00〜講演会「生ごみで花一杯の街づくり」
抱腹絶倒!!日経4/2記事「ミミズと共にエコ生活」by 三浦俊彦氏〜生ごみ食べ肥料に変え2万匹に、維...
お願いとお知らせ by 青木泰さん〜生ごみ100%資源化をめざす研究プロジェクト(準)
資料、2010/2/20瀬戸昌之氏【日の出の森・支える会 連続講座】焼却しないごみ処理ー生ごみ堆肥化...

4/10日講演会、会場にはぎっしり100人以上の参加者。花で戸田市民に魔法をかけた吉田義枝さん、会場中を笑わせながら、具体的になにをどう考え実際にどう動いたかを逐一披瀝。天地がひっくりかえるほどのいい話でした。自治体の一人の職員の存在が、生ごみ資源化を軌道にのせてしまった。

講演会では、韓国の生ごみ資源化についての興味深い話も聞けたのですが、まず今日は吉田さんの話をご紹介。

吉田さんは埼玉県戸田市の職員で、環境部に移動してからごみを扱うようになって今年で9年目(2002年~)。「ごみをできるだけピットに入れない(ごみの減量=燃やすのに金がかかる)、使えるものはすべて活かすか売る(ごみは資源)、ごみは燃やせば煙になるだけ、燃やさず活かせば空気も汚さず、お金になる」を戸田市のごみ行政で実践されている方でした。

話の内容は、1)戸田市の特徴、2)環境部に異動になってから、ごみをどう考えたか、ごみとどうつきあったか、ごみを通して住民たちとどう関係したか、3)なぜ生ごみ資源化に手をつけたかです。1)-3)のすべてが、生ごみと花苗の交換(生ごみ堆肥化)につながって行きます。

1)戸田市の特徴
競艇で知られる戸田市は、埼京線で新宿まで30分、人口11万2千人、市のほぼ全域が市街地で農地ゼロ。マンションが次々に建てられ、平均年齢37.5歳と日本全国平均より若い、子供の数も増えている。出入り人口は年間7千~1万人。「競艇があるため財源的には豊かと見られているが、競艇の売上げは下がっており、夕張は明日は我が身の危機感を戸田市は持っている。でも、現在市の財政は健全で貯金もある」。「戸田市のゴールは、町おこしして来てくださいではありません。戸田に住んだらもうずーっと住み続けて頂きたい、出て行きたくないそういう市にすること」。

2)環境部(その後「環境クリーン室」に改名)に異動後のごみとの取りくみ方

2-1)17分別の開始。吉田さんが環境部に異動した2002年、戸田市はごみの17分別を開始。環境部は住民への説明にあけくれたが、実施後毎日住民から100本以上の電話があった。「これは何のごみ?」「なんでこんなことをしなきゃいけないのか?」などなど。それが「6ヶ月後にぴたっと止んだ」「なんで止んだかというと。慣れです。みなさん慣れたんです」。「始めたら勝ちです」。

2-2)特別ごみ(資源ごみ)をお金に。分別してでてくる資源ごみに関して、インターネットで市況を調べ研究、売上げは前年まで200万円ほどだったがそれを年間6千万円に伸ばす。その半分を住民の自治会に還元し、残りは戸田市に残し、貯金。その貯金の利息にも気をつけて、1円でも利子が多くつくようにし、現在貯金高は2億円になっている。「ごみはお金になる」。「使用済みペットボトルもA, B, Cランクとあり、Aランクのものだけがお金になる、それをどう住民に伝えるか」「市役所ではすべての雑紙を(洟をかんだ紙以外は)売って年間600-700万円にしている。住民にそれを(雑紙を可燃に入れずに、資源ごみとして出してもらえるように)どう伝えるか」、そういうことをいつも考えている。

2-3)「分別表を毎日見ている」。焼却炉(の維持運営費用)は年間7.8億円。ごみが増えれば、更に金がかかる。ごみの減量はどこをどう工夫したらできるのか毎日考えている。そのために「ピットに出来るだけ入れない」「重いもの(粗大ごみ)はリサイクルできるものはすべてリサイクルする。破砕機にできるだけかけない。修理して売る」。こうした結果、戸田市の人口は増えてきているけど、ごみの量は減っている。

3)生ごみ資源化

「生ごみの資源化はどこでもむずかしいが、農地はゼロ、市街地に位置する戸田市のようなところでは、特に至難の業」。「マンションのベランダくらいしかなく、生ごみを堆肥にする農地もなければ、堆肥にしても持って行く場所もない」。「年間1万人近い出入り人口の住人はごみの分別なんか知らないって感じだし」。にもかかわらず、ピット(焼却炉)で燃やす生ごみの割合は高く、それを減らすために、家庭から出る生ごみと花苗の交換を思いつき、2008年にとにかく実行に移す。市民に無料でバケツと1次発酵用のぼかしを貸し出し、花苗センターに運んでもらう。

花のことは良く知らない吉田さんは、種から苗になるまで3ヶ月かかることも知らず、花苗交換が住民に口コミで伝わり、貸し出しバケツの人気が急騰、交換用の花苗がなくなってしまって、チケットを発行。「今時期が終わって、育つまで少し待ってください。出来たら交換します」と切り抜ける。また、花育成の専門家がいなければこの事業は成功しないことも予想。そのために、ディズニーランド(子会社で障害者を雇用して、花を育て舞浜駅からの道路沿いやディズニーランド敷地内でその花を使っている)を視察した時のこの人しかいないと白羽の矢を立てた女性佐藤さんに毎日電話、口説き落として、スカウトする。佐藤さんは、ドイツ留学が決まっていたが、公務員試験を受け、戸田市の職員に。さらに、当初の花苗育成センターでは規模が小さすぎることも予想、3億円をかけて本格的設備を建設、障害者100人と高齢者の雇用も創出。「3億円はかかりましたが、堆肥化装置とかショールームに飾ってあったのを値切ったり、ぎりぎりのお金しかかけていません」「ここで障害者の方に仕事を提供(時給735円)することで、彼らはグループホームに入るための費用を自分でまかなうことができます」。

現在本気モードで生ごみ堆肥化をしている。できた堆肥は花苗センターの他に、野菜用にも販路を増やしている。友好都市の三郷町にある農地で使ってもらい、そこで育てた白菜を戸田市で販売することも開始。産直「有機野菜」ということで地元にこの野菜の販売希望者がでてきている。また、豚のエサにも生ごみはいいということなので、そちらの方面も手がけたい、と。


活発なQ&Aがあり、質問も答えも具体的で「生ごみ資源化」を本気で考えている人たちの熱気が伝わって来ました。ちゃんとメモを取ってこなかったので、内容を書けなくてごめんなさい。わたしの隣の席の参加者は川口市の方で、「川口は、戸田の隣なのよ。こんなことぜんぜんやってない。帰ったら、川口でもやるように言うわ」、と。

吉田さんは「あと2年で停年、退職です。今58歳」。「燃やして煙にするために7億8千万円も使ってるんです。その金額を考えたら、ごみを活かしてお金にするのにかかる費用はちゃんと元が取れます」との言葉、耳に焼き付きました。
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がんばれ!福祉!:and食・捨てないで:第2部・家庭から考える



2010年4月10日土曜日

2010年4月10日(土)14:00〜講演会「生ごみで花一杯の街づくり」

講演会:生ごみで花一杯の街づくり
日時: 2010年4月10日()14時〜16時30分
場所: 西東京市市民会館大会議室
地図↓↓↓↓



講師: 戸田市環境クリーン室 吉田義枝副主幹

報告: 都市部における生ごみ100%資源化の可能性 

生ごみ100%資源化をめざすプロジェクト準備会 (連絡先)042467‐0061
賛同団体: NPO法人ごみ問題5市連絡会、ごみゼロを目指す市民の会、NPO法人環境保全協会
4月10日(土)14:00〜講演会「生ゴミで花いっぱいの街作り」が友人のブログで案内されました。みかんさん、ありがとうございます。
この講演会は、「生ゴミ100%資源化プロジェクトの一環です」。





Yahoo!ブログ - ラブリー脳でハッピーライフ






2010年3月19日 ... ラブリー脳でハッピーライフ. 一言メッセージ :さあ、いよいよ、バンクーバーだ! お気に入りブログに登録 ... 東京のごみ問題に取り組んでいる友人より、生ゴミ資源化 に関する講演会のお知らせとお願いです。 ...
blogs.yahoo.co.jp/delightful_mikan/archive/2010/3/19

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「生ゴミ資源化に関するお知らせ」

東京のごみ問題に取り組んでいる友人より、生ゴミ資源化に関する講演会のお知らせとお願いです。
詳しくは、こちらをご覧下さい。

★ごみ探偵団よりお知らせ
http://gomitanteidan.blogspot.com/2010/03/by_7885.html

生ゴミを減らせると、自治体のごみ処理費用が大幅に減らせることになるんで、そうやって、浮いたお金で住民の福祉が充実されたらいいですよね。

たとえば、私の住む自治体では、生ゴミの水分をしぼることによって、約100gの減量になるので、それによって、年間約1億円の処理費用の削減が見込まれるとのこと。

生ゴミ堆肥化は、わたしも取り組みたいことのひとつなんですが、自治体が堆肥化するバケツを貸してくれたり、生ごみ処理機器購入費も補助してくれるそうなんですが、狭い賃貸マンション住まいなもので、置き場所もなく、その上、出来た堆肥をどうするの?お庭も畑もないのに・・・ってところがネックになって、いまだ、導入してません。

埼玉県戸田市では、専用のEMボカシ生ごみ処理バケツ(19リットル)を貸してくれて、その中に生ゴミをいれて発酵させて持っていけば、バケツ1杯の生ゴミと花の苗24鉢と交換(月1回)してくれるとのこと。これは、やりがいがありますよね。

そういったお話がたぶん聞けるのではないでしょうか?ふるって、ご参加ください。