From 満田正
日付 2011年11月29日11:27
件名 [tamakannet:106] Re: 青梅市満田氏からの報告
低炭素研究会の皆様
川口理事長より、報告のありました、青梅市長選挙の結果はその通りですが、結果だけでは余りに唐突ですので、若干の説明を添えておきます。
私は、青梅市に来て、3年半ですが、その間、議会傍聴を欠かせませんでした。
結局、政治嫌いの私が、政治の汚さを知り、どうしてもその膿の原因を断たねばと思ったのは昨年の今頃です。
実際には、今年の11月に市長選に立候補する市長候補を探したのですが、適正な人材が見当たらず、半ばお手上げの状態でした。
この間、先ず多摩地域の全市町村がおんぶに抱っこの二ツ塚処分場を管理する東京多摩広域資源循環組合には、情報公開条例も無く、その運営のチェックすら出来ないことを知り、多摩地域全域の人々が、当然、この循環組合の情報公開条令の制定に動くものと署名運動「たまかんねっと」を始めました。
この署名運動は、従来型の署名運動ではなくて、責任随伴型の署名を展開したものですから、複雑さ、厳しさもあり、賛同者が少なく、逡巡が募りました。署名者の1人、川口理事長も動き切れなかったものと推察します。
3.11東日本大震災がおき、福島原子炉暴発という非常事態を受けて、これは市長選挙どころではないと、福島原子炉包囲網を展開することを提言したのは、低炭素研究会の例会で報告申し上げたとおりです。実際に、署名運動の強力なサポーターでもあった、「ごみ探偵団」からも、原子炉問題は廃棄物処理問題であるとのエールを受けて、「たまかんねっと」の2つの柱が出来ました。ただ、定例会でもお話した、福島原子炉暴発は、東北に100兆円ビジネスを齎すという、経済アニマルにとっては、とてつもないビジネスチャンスが訪れたことも明らかです。
現在、東北は予想通りの経済アニマルの跋扈する状況ですが、低炭素研究会には、このチャンスを伺う意志がありやと問うたのもその時です。残念ながら、そのチャンスは訪れていないように見えますがどうでしょうか。
私は、ビジネス業界から足を洗った存在です。福島原子炉暴発をいかに阻止するかの方向に努力を注ぐシニアを中心とした福島原発行動隊に参加し、9月には、東電の研修を受けて、モニター資格を得て、要請あれば、原子炉20km圏内の放射能測定に参加できる体制にあります。
こんな時に10月の1日の青梅市議会で現竹内市長の4選宣言がありました。放射能測定は東京都がやっているから行わないと言ってみたり、二ツ塚処分場に纏わる水銀焼却では、循環組合の副理事長でありながら、有効な手を打つことなく、行政電算システムでは、その処理を商工会議所に丸投げという事態を続け、ボッパルト市から送られてきた懐中電灯の取り扱いの不明朗さが新聞で叩かれたり、全く市長資格無能を晒しながらの4選宣言はまったく私にとっては納得のいくものはありませんでした。
私は一晩悩み、以前1回しか面識のない、溝江言彦氏に出馬依頼を打診するように仲間にお願いし、すぐさま、興味有りとの返事を頂き、早速、青梅市の長老を中心とした人々に会って頂き、長老たちは青梅市の状況や選挙日まで一月余という準備不足もあって、4年後を狙えという圧倒的意見でしたが、私は、今を置いてないとの強権発動で市長選挙を戦う宣言をしてまいりました。幸いに、最後に会った、若者達が、是非に頑張って欲しいとの意見を受けて、溝江氏も本格的な意志を固めて頂いたものです。
それは市長選挙告示、40日前のことです。
最初、いかに借金して闘うかとの思いもありましたが、幸い、私のお願いに資金提供を申し出てくれる御仁がおられ、借金はほとんど無しでの選挙戦突入となりました。そして、選挙選は勝てることだけが前提でしたので、準備も無く、人の点検もせず、まっしぐらに突き進んだわけです。
残念ながら、これは余りに無謀な賭けでありました。外憂内憂がこの短い期間で沸騰しました。思った以上に出金も多く、また、敵陣営の選挙妨害も凄まじいものでした。結果は惨憺たるもので、漁夫の利と言うか、共産党候補が溝江票を上回る得票数でした。確かに、常識で言えば、5180票という得票数は天晴れと言われます。しかし、3万票獲得、当選を目指した私とその仲間、若者達の努力には無残な結果です。全て、私の責任であります。
今、ようやく今後の方針を立てるために意識を取り戻しつつあります。
もともと、選挙戦敗北後は福島原子炉包囲網を更に進めることを前提とし、福島への転出も考えていました。選挙戦勝利であれば、福島原子炉包囲網は更に前進と考えておりました。人生は短いです。この時代を作ってきた、我々シニア世代の責任は重いです。どうしても、解決しておかねばならない問題は山積です。1人の力は、小さくともされど1人がはじめ無かれば、何も始まりません。
満田
----- Original Message ----- 送信者 : "kawaguchi"
送信日時 : 2011年11月24日 23:28
件名 : 青梅市満田氏からの報告
低炭素都市研究協会
MLメンバー各位様
ご苦労様です。
先日、ご案内した青梅市の満田正氏より、青梅市長選の結果に関するご報告を頂
きましたので、下記に転記します。
【以下転記】
たまかんねっとの皆様
ようやく、青梅市市長選が終わりました。
竹内市長4選阻止を選挙戦でしたが、残念ながら惨敗です。
反省の弁は、無いのですが、徐々に悔しさが、蘇ってきます。
福島原子炉包囲網行動を一時中止しての、この1ヶ月ばかりの闘い、それが、福
島包囲網への近道とも感じたのですが、やはり河辺は厚かった。
それでも5000余もの支持を得たのですから、結果はともあれ、青梅市を揺るがし
たことだけは褒めてよいと思います。
今後、福島原子炉包囲網のための活動を開始します。
選挙戦を通じて、2つの素晴らしい情報を得ました。
1つはセシューム除去の新技術の開発で、京大の楢崎さんが西松建設と組んで、
来年3月目処にプラント開発を行うようです。
2つ目は、題名:『福島原発行動隊からのメッセージ』(仮題、株式会社批評社
発行)の著作が出ます。私も一言書いております。
満田
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一般社団法人 日本低炭素都市研究協会
Japan Low Carbon City Study Association
〒193-0821
東京都八王子市川町244-132
代表理事 川口 武文
TEL:042-652-5969
Mail:kawagt@lilac.ocn.ne.jp
URL:http://www.jlccsa.or.jp/
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たまかんねっと:
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