送信者 : 満田正
送信日時 : 2012年2月17日 1:42
件名 : Re: [tamakannet:134]福島第１原子炉概要
たまかんねっとの皆様
たまかんねっと外の皆様には、ＢＣＣでお送りしています。
なお、このメール配信、私の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。
福島第１原発２号機の温度上昇の問題で、様々の意見が飛び交い、改めて、放射線障害の大きさと原子炉暴発の大きさについて、確認する作業が必要である。
（福島第一原発の概要）
東電データ http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/intro/outline/outline-j. html
経済産業省データ http://www.meti.go.jp/press/20110317008/20110317008-4.pdf
原子炉安全専門審査会データ http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/1/ho019.pdf
以上の数字を纏めると、
*チェルノブイリの二酸化ウラン量は132ｔ
*福島第１原子力発電所に存在する二酸化ウラン量は、14252本×燃料棒１本当たりの二酸化ウラン量184キロ／本≒２６２２ｔ
*福島第１原子炉の二酸化ウラン量2622ｔ/チェルノブイリの二酸化ウラン量１３２ｔ≒福島第１原子炉はチェルノブイリ原子炉の20倍
*チェルノブイリで放出された放射性物質量は広島原爆の約500発分（※ＩＡＥＡは約400発分と公式発表）
*広島原爆で使用されたウラン235量60ｋｇ×500発＝チェルノブイリで放出されウラン235量30ｔ
*チェルノブイリ放出された放射性物質量30ｔ×20倍＝福島第１原子炉で放出された可能性のある放射性物質量600ｔ
*二酸化ウランの中で原爆に使われたウラン235はペレットに２～４％≒3％（ウラン238は97％）
*福島第１原子炉の二酸化ウラン量2622ｔ×0.03＝福島第１原子炉ウラン235量79ｔ
*チェルノブイリ原子炉のに酸化ウラン量132ｔ×0.02＝チェルノブイリ原子炉ウラン量2.64ｔ
*福島第１原子炉ウラン235量79ｔ/広島原爆で使用されたウラン235量60ｋｇ≒福島第１原子炉のウラン使用料は広島原爆の1317倍
*チェルノブイリ原子炉ウラン235量2.64ｔ/60ｋｇ≒440倍（チェルノブイリのウラン235含有率は2％前後と推定される）
*福島第１原子炉はチェルノブイリ原子炉の20倍×500発＝広島原爆の10000倍
「福島第一原発放射線物質量（チェルノブイリ）との比較
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LTPEY01A74E901.html
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111027- OYT1T00072.htm
以上の数字を纏めると、
*政府発表の福島第1原子炉からの放出放射線放出量約８０万ＴＢｑ
*チェルノブイリ原子炉放射線放出物質量520万TBｑ
*英科学誌「ネイチャー」やその他の研究機関はセシウム１３７で２倍以上の放出量としていますから全体でせいぜい３倍として２４０万ＴＢｑ
*チェルノブイリ原子炉放射線放出物質量520万TBｑ×20倍＝福島第１原子炉放射線放出量10400TBｑ
*10400TBｑ/80TBｑ＝政府発表の130倍（４号機倒壊→高線量で全作業員撤退→１～３号機水蒸気爆発が条件）
満田
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