2012年1月18日水曜日

20120116 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」1/16〜1.14「第4の革命」上映会を終えて

From  満田正
日付  20112012年1月16日
Re:   [tamakannet:123] 1.14「第4の革命」上映会を終えて
   
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1/14「第4の革命」上映会は成功のうちに終わった。
言い出しっぺが横浜南部市場淡水社長1人、且つ準備期間が1ヶ月も無いにしては120名以上の人々が意識を共有できたのは素晴らしいことである。
この映画は人々の勇気と勇気ある人々を繋げるネットワークの重要性を提示したもので、この映画がその先頭にあることを訴えたものである。日本での上映運動がどこまで広がるかは、この映画の真価を測るものであるが、それにしても、私にとっても結構難しい映画であった。
基本は、原子力を代替する風力発電、太陽発電を世界に普及させることで世界が変ることを訴えたものであるが、その技術的内容よりは、それを取組む人々の姿勢を評価したものだ。その勇気さえあれば、世界を変えれるというものだ。

勇気さえあれば、世界が変わるということは非常に難しい課題である。
わざわざ、会場に来てくれた監督のフェヒナーさんが訴えるように、1人の声は、何れ1人の拳となり、やがて多くの拳になり、その拳が世界を変えていく。ただ、この拳は実現可能な風力発電、太陽発電に依拠することも大きい。すなわち声だけでは駄目で、実現可能な道具立ては必要である。
日本での風力発電、太陽発電の実現可能性は日本の地勢状況から見て、どの程度の可能性があるかを知っておかねばならないが、映画で示されてようには行かないというのが実感である。
日本人が兎小屋の生活を強いられてきたことは今も昔も変らない。この兎小屋を支配しているのが、政府・東電に代表される少数財閥である。確かにその部分が原子力発電を推進し、その敷地として、兎小屋に住む人々の土地を収奪していったことも明らかである。
すなわち、付加価値の低い土地の収用で、原子力発電による膨大な利益を吸い上げる仕組を作ったことが現在の状況である。果たして、兎小屋に住む人々を無視して、豊かな人々だけが為しえる風力発電・太陽発電は、どこまで普及しえるであろうかというのが率直な感想である。
ただ、電気も無い国々、電気も使えない人々は地球上に4割以上と多い。彼らに電気を供給する技術としての風力発電・太陽発電は大きな意味を持っている。ただ、それは、現在はどこまで先進国が風力発電・太陽発電を自動車や家電製品に代わって、それらの人々に供給できるか、その変化人々の意識変化は現代日本がそれらの国々に自動車や家電を輸出している状況変化と根本的に異なることが起こりえるかである。。
私は福島原子炉包囲網が、この風力発電・太陽発電(代替エネルギー)にコミットし得るのかについて考える。福島原発行動隊にあっても、脱原発と除染とをリンクさせるような提案が行われている。所謂、政府の冷却安定宣言は、福島原子炉に対する人々の意識を微妙に変え始めた。代替エネルギー提案はその1つである。
さりとて、原子炉の安定・廃炉の目処なくて、代替エネルギーへの意識変化は、人々が、再度原子炉管理を政府・東電に依拠し始めた兆候とも見られる。除染、代替エネルギーは全ての人々の彼岸であり、知恵でもあるし、避けて通れない難問である。逆に福島原子炉安定・廃炉が人々の意識から、遠ざかる危険性もある。
この2つの問題は二者択一のように見える。実は、大学闘争末期の兆候に非常に類似している。大学闘争は、学生にとっての死活問題であった。この大学闘争に対置されたのが、原子力・公害問題だった。私は大学闘争を選んだ。その後、40年を経て、大学は、益々深刻な問題を抱いている。原子力・公害問題も深刻である。この2つの問題が何故背反したのかを今も問い続ける。
ただ、この2つの問題が同時解決すること無しにこの状況を切り開く道は無いように思う。偶然にも、私は、二ツ塚ごみ処理処分場問題をそれを管理する東京多摩広域資源循環組合の情報公開問題として提起したのが、この「たまかんねっと」である。大量の放射性物質を発生させた福島原子炉包囲、それを取り巻く人の環(和)を築くことは全く同種であり、行動としても結合できる。福島原子炉包囲網は「たまかんねっと」として合体している。
それは、福島原子炉放射性廃棄物が二ツ塚処分場にて処理される事態を迎えて、益々急を告げる事態となっている。福島原子炉、二ツ塚処分場、共にその内部情報が公開されること、その情報を元に人々が自由な振る舞い・行動が可能なことが求められている。
ただ、このレベルは論理的な問題を解決したに過ぎない、所謂、行動的な問題へのアプローチは見えない。
そこで、1.14に開かれた、「第4の革命」上映会は、その映画の内容もさりながら、そこに集まった人々の多様な意識、多様なポジション、この行動への大きな鍵を握っているようにも思える。
とにかく、この簡単な纏めを載せておく。

関東学院大学OBエネルギー研究会への報告
1.14は大成功(主催者Tさんの言葉)でよかったです。
エネルギー研究会も頑張りました。
今度は2.24ですが、Oさんが1.14で配ったビラ良く出来てます。
協賛社Tさん、ビラの作り直しは必要ないので、このビラで行きましょう。
現在、1.14の問題の整理に入りました。
参加された人々の幅の広さに関心です。
1)大和ぶんぶんプロジェクトは青梅ぶんぶんの会に良く似ています。
2)茅ヶ崎にも天野さん含め、第4の革命の上映する意気込みがあります。
3)石井園芸さん、横浜市やその他自治体と組んで、CSR(企業社会貢献)活動で成功しているようです。生ごみ堆肥も頑張っています。毛利さん、源流きらり売り込めますね。
4)ナチュラルコーポさんも東電への賠償請求は数多くある盛況運動の中でもピカ1です。大したものです。
5)サンフォームさんも、太陽発電建設のエースです。毛利さん、前野さん、彼らと組むのもよいです。
6)風力発電学会の存在には驚きました。日本の風力発電も捨てたものではない。コンパクトな発電システムが必要と思うのですが。今は余りにでっかく、ソフトバンクの孫正義ではないですが、大企業の言うがままでは駄目。
7)緑の党を作る話が進んでいて、パンフレットが入っていました。鎌仲ひとみ、田中優何れも青梅で講演した人々が中心のようです。それに中澤眞一とも中心メンバーの1人、や河野太郎、中村敦夫はどうなるんでしょう。
8)山形造形技術大学(?)の風力発電と景観問題、美意識の違いとあしらわれていましたが、風力発電はむしろ、低周波の発生、それそれは遠くまで回転音が伝わります。
9)河野太郎さんの政治家への圧力発言を批判した、横浜南部市場の方、強烈な政治批判ですね。
10)河野太郎さんの脱原発は本物。使用済み核燃料の処理技術が完成しないと言い切ったのは、政治家にあるまじき英断。プルトニューム31トン貯蔵も驚き。北朝鮮のプルトニューム貯蔵量の100倍以上です。これらからすると、北朝鮮、イランのプルトニューム貯蔵で、アメリカと組んで経済制裁に加わる日本のモラルと言うか、主体性の無さにも驚きです。
11)映画配給会社の関沢さん、映画配給の熱意、協力したいものです。ちなみに、青梅では、「みつばちの羽音と地球に回転」につづく上映会は、「幸せの経済学」です。
12)「第4の革命」の映画監督フェヒナーさん、結構なロマンティスト、彼との連携を図りたい。彼が求めていることでもあります。「日本で代替エネルギー100%を実現しなくてどうするんだ」と。2050年までに実現とは、河野太郎の発言でしたが。この目標は動きますね。世界で月間700台の自動車生産、これを風力は田生産イ(原文ママ)きり変えれば良いというダイナミックな発想面白い。
13)主催者淡水の滝沢さん、静かなる闘志。一緒に組めます。今度、2.24の地域学習会に来てくださるようです。彼が提案する横浜南部市場ソーラ発電計画、何処か孫正義のメガソーラ発電に似ています。
14)そして、関東学院大学OBエネルギー研究会、2.24地域学習会の提案はグットタイミング。K1さん、K2さんの参加はありがたい。メーリングリストにも加わってもらいましょう。
15)映画については、睡魔に襲われて、また遠くて字幕が読めず、批評が出来るとこまでは行かないですが、アフリカの例で、エネルギー格差を是正するには、アフリカでの太陽発電は凄く有効。これが電力南北格差の起爆剤になれば、第4の革命も可能性がある。ヨーロッパは平坦地で、日本のように風向きが一定のところ、また、太陽光線の弱いところ。日本でこのモデルはそのまま使えないが、ドイツ、スエーデンなどでの電力自由化は当然あるべき姿、東電の独占は社会悪の根源。太陽光発電の組み立ては至って簡単であるが、材料費が相当高いのどうするのだろう。
以上です。
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  1. 第4の革命 – エネルギー・デモクラシー - ユナイテッドピープル株式会社

    www.unitedpeople.jp/archives/262 - キャッシュ
    一方、原発事故後、世界に先駆けて脱原発法案を閣議決定し、世界を驚かせたドイツで大反響となったのが映画「第4の革命 - エネルギー・デモクラシー」だ。異例の13万人を動員し、2010年ドイツで最も観られたこの映画は、再生可能エネルギーの取り組みに...



    1.14脱原発先進国ドイツに学ぼう「第4の革命」上映会 - さよなら原発 ...

    611kanagawa.org/index.php?... - キャッシュ
    2012年1月7日 – 1.14脱原発先進国ドイツに学ぼう「第4の革命」上映会, 01/07 19:38. 関東学院大学OB エネルギー研究会 脱原発先進国ドイツに学ぼう 関東学院大学OBエネルギー研究会協力「第4の革命」上映会 2012年1月14日(土)15:30~ 場所 「情文 ...
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