2011年10月12日水曜日

20111009 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌10/9」〜7日福島楢葉町J-ビレッジで放射能測定の研修、「何時でも原子炉20km圏内ででの放射能測定に参加できます」

日付  201110923:37
件名  Re: [tamakannet:100] 福島包囲網日誌(10/9)

たまかんねっとの皆様
たまかんねっと外の皆様には、BCCでお送りしています。
なお、このメール配信、私の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。

7日福島楢葉町J-ビレッジで放射能測定の研修を受けてきました。
修了証書を頂いたので、必要であれば、何時でも原子炉20km圏内ででの放射能測定に参加できます。
測定は5人一組、1人倒れれば、1人が担ぎ出せる体制だそうです。
ただし、東電が必要とし許可された範囲です。
そうでないと、建造物不法侵入などで拘束されると思います。
現在の原子炉の事故状況が明確でない段階での、東電の一方的な情報に依拠する選択は異常です。
しかし、我々にはそれしか方法がない。
1人でも多く、客観性のある情報を入手することが大切です。
しかも、この状況は何年続くか分らないのです。
その間に、政府・東電側が益々、厳重警備、情報管制を強化します。
私は、1人でも多く、福島原子炉を包囲し、原子炉内へ入って行けることを期待しています。
私の「たまかんねっと」で訴えている福島原子炉包囲網はそのためのものです。
福島原発行動隊は、私との立場は異なりますが、原子炉周辺での作業を若者に代わって、60歳以上のシニアが引き受ける受け皿作りです。
私は、その考えに共鳴し、参加登録し、517名中の1人になりました。
今回7回目の研修では研修参加者32名中6人が行動隊メンバーです。
その前に8名が研修受けて居ますので、224名中14名が資格を得たことになります。
東電は、別途、3000名の研修修了者を用意しようとしていますので、行動隊の力は全くの微力です。
微力でも、その力を大きく育てたいと思っています。
そこで研修を受ける人たちは、すべて、現場で働いている人たちです。
若者も多く居ます。
そのような人たちと肩を並べながら、研修を受けるのは凄く緊張することでした。
タイタンスーツや防護マスクなどを着るときには、彼らから一杯教わりました。
まごまごしていると、3日もすれば直慣れるよと慰められました。
完全防護服、防護マスク、酸素ボンベは研修させてもらえず、彼らはそれでは作業が出来ないというものです。
酸素ボンベだけでも、2,30kgあるのではと思いました。
その状態では、作業時間15分が限界だそうです。
私は、研修している作業者の明るい表情に慰められました。
頑丈な人々を前に私の非力さを感じました。
それでは、決して彼らを孤立させるわけには行かないと改めて、決意しました。
先だっても、11月の市長選挙には溝江言彦という最も青梅市の市長に相応しい人材を擁立して闘いたいと決意を新たにした次第です。
おうめぶんぶんの会は若者中心の素晴らしい会です。
青梅市には、青梅人という保守的バックグランドが多いです。
そうした人々が現市長4選を支えます。
私は、2年半の青梅市での生活、議会傍聴などで、現市長の4選は決してあってはならないと思いました。
福島は遠いけれど、風に乗って放射能は青梅市にも舞い降りて来ます。
そのことすら、理解できない現市長は青梅市民の敵です。
福島原子炉は、暴発を防ぐために必至の冷却作業が続けられています。
この人たちがギブアップすれば、日本列島全部が現在の福島県以上の放射能を浴びます。
とにかく、祈るような気持ちで原子炉での作業を続ける人たちへのエールを送りたいのです。
1人でも交代要員を作って、彼らの疲労を軽減したいのです。
青梅市民の気持ちが、その一点でも一致すれば良いと考えます。
また、福島の地で頑張っている人々への連帯が出来ないようでは、人間失格です。
今度の市長選挙ではそうした気持ちが分る人になって欲しい。
私はその市長候補溝江言彦の選挙の先頭に立つことを決意した次第です。
何故、このメールでここまで書く気になったかは、皆様の想像にまかせます。
 満田
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たまかんねっと:

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