ごみ探偵団

生きているといろんなことが起こる。すべてがひっくりかえってしまった３１１。それまでは政府のやることでもたいていのことはまあいいかと思えた。今はまあいいかって思ったら殺されちゃうと思ってる。天災はあきらめがつくけど、人災はあきらめがつかない。東電核爆発は人災、その後のすさまじき世の中。放射性物質を一般ごみ焼却炉で燃しても安全なら世界中で燃してるはず。でも燃してる国なんてない。益々高まる焼却処理の安全安心の大合唱！すごい国だ日本は。大バカもの！（２０１１１１０９）

2012年1月31日火曜日

20120131 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」1/31〜福島原子炉安定・廃炉1つの提案

From 　満田正

日付　　~~2011~~2012年1月31日

Re: 　　Re: [tamakannet:126] 福島原子炉安定・廃炉1つの提案

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たまかんねっとの皆様

たまかんねっと外の皆様には、ＢＣＣでお送りしています。

なお、このメール配信、私の判断で、勝手に送らせて頂いています。

配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。

以下は私（満田）の提案ではないが、非常に熱心な福島原発行動隊のメンバーでもある技術士の発案である。

私も賛成なのでコメントをしている。

それを下記に示す。

www.e-kea.org/atom/solar/start.html

ご返事ありがとうございます。

先ず、福島復興３案についてコメントします。

１）・マイナスを取り戻すという除染作業→除染というマイナス作業

・変換まで達成出来ます→変換に挑戦しようとするものです。

・活用できるプロジェクト→協力をお願いできる

以上、改めた方がよいです。

２）・溶融燃料に最短で→核燃料が溶融している原子炉に最短で

・工事は安全なので迅速に出来ます→他の工法よりは安全サイドで工事が可能です。

・水棺は必要が無く、圧力容器の補強も必要ありません→水棺方式によると、圧力容器の点検、補強などが必須ですが、その必要はありません。ただし、原子炉内核燃料棒の状態把握は必須です。これは水棺方式であっても必要な作業です。

・コストが安く迅速に、迅速に施工できます→従って、工事期間は短く、工事費は安上がりです。

以上、改めた方がよいです。

３）・遮水壁の代わりに、湾を閉じてダムにします。ダムにするには防波堤を新設します。

→遮水壁方式より将来の港湾汚染を考えると、海水、低質の放射線汚染の拡散を防ぐためには、速やかに工事が完成出来るより狭い範囲での防波堤方式の方が適切です。

・遮水壁の長さ750ｍに変えて150ｍの防波堤は時間とコストを1/5にできる可能性があります。

→遮水域を狭くすることで、工事期間を短く、工事を縮小でき、遮水効果を高めることが出来ます。

・滞留汚染水は約く20万トンあり滞流水処理の官僚は2020年度に成っています。

→滞留汚染水は約20万？ですが、強力な放射線汚染海水処理を施す必要がありますが、遮蔽方式よりは1/5以下で済む範囲であり、それは今後の技術課題とさせて頂きます。

・処理せずに新潟へ移送すれば、１年で滞留水は無くなり、水でちかづけないところはに近づけるようになり、復旧工事が早く完成します。

→滞留汚染水処理が終わると、海底の低質処理も可能となり、海側からの原子炉安定・廃炉の作業も迅速に

以上あらためた方がよいと思います。

蛇足ですが、私としては、新潟への移送という言葉は使って欲しくない。福島原子炉事故は福島域内で処理する原則を貫いて欲しいと考えています。

以下、技術的課題について

１）原子炉内の状況把握についてはまだ模索状態だと思うのですが、いずれにしても、5000度前後であれば、リモートセンシングの手法しか使えず、それは地下からよりも、上からの方がやりやすいと思います。勿論、もともと、原子炉の状態を知るには、上下左右色々の角度からのセンサーが必要です。

２）各燃料が液体の場合の処理については、私にとっては目処の立たない問題ですが、いわば、核燃料の溶融とは、核燃料が地中に浮いている状態ですので、上下左右四方八方から、冷却を施すことが必要です。この場合の下からの冷却が何ｍなのかについては早く知りたいところです。

３）最終処分場は、除染プラントの行方とも関係するのですが、例えば、現在の原子炉敷地は全面的に最終処分場にするという方針も必要かと考えます。そのためにも、防波堤方式や立て杭300ｍ（300ｍでよいのかについては分りません）、その他最終処分場になるためのあらゆる技術的検討が必要になります。

４）遮蔽ダムと埠頭の建設は、技術的問題よりは、土木工事ですので、意外と工事期間が必要では無いかと思います。もちろん、これを最優先させる必要があり、政策決定は欠かせませんが。

５）新潟が汚染水を受け入れるかどうかではなくて、それは政策決定があったとしても、仮に新潟が受け入れる意志があったとしても間違いだと思っています。放射性物質は拡散させないというのが私の原理原則です。

６）滞留水２０万トンタンカーはタンカー１隻ですが、水深10ｍ×防波堤150ｍ×3.14×150ｍ海岸延長＝70万トンですし、流入量を考えるとそれではすまない。

７）現地でブロック製造企業を見つけることは問題ないですが、そこから家庭なり、現場へ運ぶ作業は、1000万トン÷4トントラック＝250万台トラックとクレーン車。トラック運転などはプロにお願いすることになるので、1日5万円として、1000万円の費用が発生します。勿論、これはブロック業者負担となりますが。