2011年10月9日日曜日

20111004 福本勤先生からのメール、シリーズ報告(11) 朝日新聞の「除染 東京ドーム80杯相当」の問題記事に関して


福本勤先生からの10/4付けメールを先生の許可を得て掲載します。
福本先生はじめ皆様に感謝。
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差出人: 福本勤
件名: シリーズ報告(11) 朝日新聞の「除染 東京ドーム80杯相当」の問題記事に関して
日時: 2011104 20:08:48:JST

東大教授 森口裕一先生、個人の立場の杉本裕明様、環境省災害廃棄物安全評価検討会委員・国立環境研 廃棄物研究セ長大迫政浩博士様、他
関係各位

セシウ ム 137Cs等の放射性物質で汚染された可燃性廃棄物の焼却排ガスの処理について11915朝日新聞「除染 福島の14%必要 東大教授試算 東京ドーム80相当問題記事

  今回のメール内容は、シリーズ報告「セシウ ム 137Cs等の放射性物質で汚染された可燃性廃棄物の焼却排ガスの処理について(1)~(10)」とは 直接的には余り関係ないのですが(人と人との関係は余り変わらないものの)、間接的には関係があり、後掲の「10月2日の杉本裕明さんからE-mail(青字)などは、今後新聞を読む上でも 人によっては 大いにご参考になるのではないか と愚考しますので、全文を掲載させて戴きます。
 このシリーズ報告を、 山積雑用に追われ、パソコントラブルも重なって、しばらく休んでいましたので、「病気でもしているの?朝日新聞記事の件はどうなったの?」と ご心配の電話などを下さる方が 有り難くも何人か おられました。 そこで、今回は 朝日新聞記事問題だけで かなり長くなりますことから、この問題だけについて送信させて頂くことにした次第です。シリーズ報告(12)は 追って送信させて頂きたく思っています。 ご意見、ご異論をお寄せ戴ければ幸甚です。

  さて、去る915日朝日新聞朝刊1面の記事除染 福島の14%必要 東大教授試算 東京ドーム80相当(添付)が掲載されました。この記事に関して、杉本裕明さん(朝日新聞 敏腕記者)が1個人の立場からということで ご送信の 次のE-mailを 受信しました。                                    
  序に、杉本裕明さんの後掲の9月2日のE-mailに出てくる925読売新聞朝刊1面記事「汚染土除去 最大2800万m3(東京ドーム23」も添付しておきます。
  朝日新聞はどうしたのでしょう?

From: 杉本裕明 Sent: Sunday, September 18, 2011 11:53 PM    To: '福 本  勤'
Subject: RE: ①焼却灰をどこで最終処分するか 周辺環境の焼却排ガスによる137Cs等汚染 資源・エネ・税金無駄遣いのもう一つRDF
(福本様) 
  森口さんへの連絡先もわかりませんから、みなさんに危惧したことをお伝えします。
例のおかしな朝日新聞の記事ですが、森口さんが朝日新聞に提供したデータのいいかがげんさには驚きました。
こんなアバウトな、でたらめに近い「試算」を出すとは驚きです。
書いた記者も幼稚極まりない。除染の実態をしらずに書いているのでしょうが、
こんな記事を期待して森口さんは情報を提供したのですか。
1トン当たり80万円?かかるという「トンデモ試算」にはびっくり仰天しました。
環境省に命令されて、できるだけ高いコストにして除染なんかできないということを、
宣伝したいわけですね。
放射能については、不安をあおりまくるむちゃくちゃな言説がばらまかれ、危惧していましたが、こんどは、政府側から、反対の立場でこんなでたらめがでてきたのかと、がっかりです。
森口さんは、どう考えてこんなものを提供したのか、意図がわかりません。
南川事務次官に頼まれたのでしょうね。杉本裕明
 これに対して、次の杉本さんのE-mailを記入したシリーズ文「セシウ ム 137Cs等の放射性物質で汚染された可燃性廃棄物の焼却排ガスの処理について(10)」を 皆さんに送信しました。

杉本裕明記者様 
1.尊敬する杉本裕明記者様からのE-mailを 有り難く拝受致しました。
 下記の東大の森口先生のデータのいい加減さ」、「でたらめに近い『試算』(朝日新聞915日一面記事)、等々の 仰せのことについて、もう少し具体的に、お思いのままを ご教示賜ることが出来れば幸甚です。
 朝日新聞の記事につきましては、例えば確か4月末日の記事について、技術的な点も含めて、具体的に不味いと思われる点がありましたので、朝日新聞社に電話で質問・助言をしようとしましたところ、「うちの記者がそんな不味い記事を書く筈がない。不味い点があるのなら、具体的に書いて送られたい。」と些か横柄な返事でした。 手紙を書く時間もありませんでしたので、そのままにしたことがあります。 僕がおかしくなったのかなー と些か不安に思っていましたが、今回の杉本様のE-mailを拝受致して 幾らか安心しました。
2.このE-mailの最後に、森様が ご所見を3行ほどお書き戴いているのですが、僕の知人に森姓の方が5人おられ、その一部の方にしかE-malしていません。お前もお知らせ戴ければ幸甚です。  拙E-mailを見られた経緯も お知らせ戴ければ幸甚です。

2週間後の今になって気付いたのですが、この森様は、森治文 朝日新聞記者様のようですね。 ご意見を、歓迎致します。
 
2011年9月19日                福 本  勤 

                              
これに対して森口先生と杉本裕明さんから、夫々 次のE-mailを 19日に受信しました。

福本先生・皆様




文面は杉本様あてになっていましたが、メールのあて先が森口、大迫あてになっておりました。杉本様のアドレスが今すぐ手元にないため、よろしければこの返信を杉本様あて転送下さるようお願いします。
杉本さんが驚かれるのも無理はありません。私が進んで提供したわけではなく、環境省からなんらかの意図をもって頼まれたものでもなく、ある資料に掲載していた1.2m3という数字だけが一人歩きしたもので、記事の大半は記者の創作です。むろん1トン80万円などという数値に私は言及していません。取材は受けましたので、報道すべきレベルの数値ではないことは伝えましたが、あのような報道をされてしまい、不本意極まりありません。
杉本様から、私が環境省から頼まれてそのような試算を発表したと疑われてしまったことも残念ですが、これについては別途杉本様あてに直接ご説明する機会をいただきたいと思います。
万一、環境省がそのような意図をもっていたことが判明した場合には、しかるべく対応しますので、そのような情報がありましたらお知らせ下さい。
なお、このメールは担当記者にも別途送付しておきます。       森口


(福本様)森口さんへの非難や批判が直接の目的ではないので、言葉足らずな部分を訂正しておきます。
この変な記事は、汚染面積を単純に5センチ削ると1億トンになることをニュースにしていますが、こんなアバウトな試算を前提に金額まで試算して公表していいのか、と思ったものですから(森口さんは現地で汚染調査を実際にされているのでしょうか)。
ただただ、「総量」と「額」の大きさだけに記者が飛びつき、森口さんが何の制約もなく、それを容認されたのでしょうか。
汚染地域は1ミリシーベルト以上を一律となっています。空間線量で1ミリシーベルトといえば、土壌濃度はキログラム当たり3000ベクレル程度でしょうか。とすると、いま、民間の埋め立て処分場が受け入れている8000ベクレル以下の焼却灰は1万~せいぜい3万円程度ですよね(言い悪いは別に、最近になって10万ベクレルまでOKになりました)。
こんな実態に触れず、記事は単純な試算をしており、それが1トン当たり80万円となると書いたのです。
さらに1億トンの根拠もはっきりしません。土以外の住宅やコンクリートの道路、川、湖、森林などはどのように評価されたのでしょうか。
記事を読んだだけでは理解できませんでした。やっぱりこれもすべてはがすわけですか?
根拠のはっきりしない記事にある「数字」や「金額」が流布されることを心配しています。 
私は、これまでに休みをとって福島市、郡山市の汚染地域を結構熱心に歩き、除染の実態も見たり、末端で働く人の話を聞いたりしてきました。その実感とこの推測記事とのかい離があるので一言言ったほうがいいのではないか、と書いた次第です。夜中だったこともあり、言葉がちょっときつかったかもしれません。
なお、私は新聞記者ですが、記者の肩書でメールしたわけではありません。
あくまでも個人的な感想を述べさせていただいたまでです。
なお、森口さんが要望されていますが、私も、Aさんの言ったことと、Bさんのいったことが区別して書いていただければ誤解せずによめると思います。焼却をめぐる話は専門性の高いことでもあり、素人記者には十分、理解できない点もあります。もう少し、素人にもわかるように紹介していただければと思います。                                 杉本裕明

 その後お二人の間でやり取りして戴き、10月2日に杉本裕明さんから次のE-mail(青字)を戴きました。     文中朱字は、福本が無断で記入したものです。 杉本裕明さんの文中で、読みやすいようにと思って、福本の独断で ひらがなを 漢字に変えた箇所もあります。

福本様、森口様
                     杉本裕明
あの後、森口先生とメールを交換し、電話でも少しお話し、事情が飲みこめました。
森口さんがその記事に対し、記事を書いた森治文記者に抗議したことや 経過をしり、
森口さんには何の問題もないことがわかり、これ以上書かないほうがいいと思っていました。
ところが、同じ森記者が懲りることなく、また、でたらめ記事を書いているため、環境省の説明と記事との相違を他の方にもきちんと説明しておいたほうがいいと判断しました。 ここで書いているのは、朝日新聞記者としてではなく、あくまでも1市民としての感想ですが、これまでの森口さんとの関係など一部については、記者として経験したことを参考のために付け加えてあります。

福本さんが汚染物質の対策としてごみ焼却と発電、その後の新しい処理方法を提案され、議論はこなれているとは言えませんが、森口さんが説明されたりして、有意義な話を読ませていただいていました。 森口さんの調査をもとにした記事が朝日新聞に大きく出ていました。9月15日付朝日新聞(1面)。内容は、森口さんの試算で、毎時1マイクロシーベルト以上の除染対象の可能性のある面積が2平方キロ、5センチの除染で1億トンあることがわかったというもの。行き場のない汚染土壌のカラー写真をつけ、1面トップの言い扱いなので、読んでみましたが、読むに耐えないひどいものでした。

たとえば、のっけからこんな疑問がわきました。
処理にかかるお金を試算し、六ヶ所村の貯蔵施設にかかったコストで計算し、トン当たり80万円、計80兆円かかると書いています。
環境省が10万ベクレルまでなら搬入可能とした管理型処分場なら、トン当たり1万5000~せいぜい3万円といったところなので、あまりに実態を知らない架空の数字だと思いました。
年間の追加被曝量を1ミリシーベルトに抑えるため、森口さんは、毎時1マイクロシーベルトの分布域を調べたと、記事にあったが、毎時1マイクロシーベルトなら年間の被曝量は8・7(福本記:1×24×365=8.768.8)ミリシーベルトになります。小学校低学年で習う算数もできていないことから、この記事のでたらめさがわかります。普通この記事を読んだら、「森口さんは本当に東大教授なのか?」と誰もが疑いを抱くことでしょう。
除染は、森林も同様に5センチ剥ぎ取ると仮定しています。木が林立する中で、どうやって剥ぎ取るのか。そんなことが可能なのか?
私は、一読者としてここまで読んだ時点で、この記事は、架空の話(いわゆる「与太記事」)だと思いました。これを読んだ被災地の住民は驚き、こんなに大変なのか、お金がかかるのか、と感じることでしょう。
一方で、喜ぶのは環境省だと思います。何しろ巨大な数字と金額を東大の教授が保証してくれたのだから、概算要求に利用できます(財務省への説得材料。官僚は折衝のときに、こうした記事をよく使います)。それで、森口さんを使って、「与太記事」を書かせたのか、と考えました。森口さんは国立環境研究所のセンター長の際、人物、研究内容、説明責任の果たし方など、非常に信頼していたので、驚きました。さらに記事には森口さんの簡単な談話がついていたので、記事全体の内容についても当然、OKサインを出しているものと考えていました(普通は、専門家が資料を提供してくれた場合、記者は原稿を見せて、一つ一つ確認をとっていきます。それがないと必ず、あとでトラブルになりますから)。
 ところが、森口さんに尋ねると、全然違うという。どこかから資料の一部を手にした森記者が、創作して書いたものだというのです。談話を求められた森口さんは、そんな いいかげんな記事が出ると困ると抗議したそうですが、森記者は耳を貸さなかったというのです(取材ルールの逸脱)。

この記事が出た後、9月25日の読売新聞は1面トップ(福本記:環境省試算「汚染土除去 最大2800m3=東京ドーム23杯分)で、環境省の「環境回復検討会」に出される予定の資料の内容を伝えました。森林は落ち葉などの処理にとどめ、それを森林全部で行うと他の地域の土壌も含め最大で2808万立法メートル。面積は2419平方キロなどと、資料に基づいて正確に書かれてあります。28日にあった検討会にこの資料が出され、朝日も含め、各紙が読売新聞を後追いしました。朝日は「完敗」しました。
ただ、この検討会の内容は、私にとっては 到底 容認できないものです。環境省のこれまでの環境行政の基本ルールから大きく逸脱しているのです。 これを書くと、かなりの分量になるのでまたの機会にします。

この後、また変な記事が朝日新聞に載りました。9月29日の7面。見出しは「汚染土壌の中間貯蔵施設 『9千万立方メートル必要』」。環境省の南川秀樹次官が記者会見で、中間貯蔵施設の規模について、「多めに見積もって幅3キロ、奥行き3キロ、深さ10メートル」と述べ、約9千万立法メートルの容積が必要との見方を示した、と、また、森記者が書いています。
 私は、環境省の担当部局に、この記事の真偽を尋ねました。担当者は「記者会見でこの内容を言ったのは間違いないが、次官の言った内容は間違いです。誰もその後、真偽を尋ねなかった。が、聞かれたら、事務方が当然否定してました。朝日以外にどの社もこの発言を取り上げませんでしたよね」。検討会で最大2878万立法メートルと公式に出しておいて、事務次官がなぜ、9000万立方メートルなんて数字を持ち出すのだろうか。
森記者は「厚いコンクリート壁で囲った区画をいくつも造る分、容量が減るうえ、―――」なんていろいろ推測を交え、「余裕を持たせる必要がある」と書いています。私もずいぶん全国の処分場や貯蔵施設を見てきましたが、容積の3分の1しか入らない施設とは初耳です。これも記者の「捏造」といってでしょう(福本記:「と言っていいでしょう」?)
 たぶん、1億立方メートルの記事を書いたあと、読売新聞に正確な記事が出てあわてた。デスクからも「どうなっているのか?」と詰問された。困って事務次官が言った「3キロ、3キロ、10メートル」に飛びつき、自分で9000万立方メートルとはじき出し、1億立方メートルの記事があながち間違いではないと繕おうとしたのだと推測しています。
 どんな素人の記者でもこんな信憑性のない発言を記事にすることは絶対にありません。いわば、この記事は朝日新聞社の上司に、以前の記事の正当性を言わんがための『社内向け』記事だと推察します。
なぜ、南川次官が記者会見でこんなウソをついたのかについては、私なりに回答がありますが、ここではやめておきます。
しかし、こんな「与太記事」を読まされる読者はたまったものではありません。

しかも、ご丁寧なことに、10月1日付の朝日新聞の2面をみると、除染の大変さを説明する部分に、「幅3キロ、奥行き3キロ、深さ10メートルの超大型規模施設が想定され」と書かれています(匿名の記事だが、だれが書いたのだろうか)。南川次官が話し、森記者が書いた「ウソ」がこうして既成事実化し、独り歩きしています。喜んでいるのは、南川次官とゼネコン、ゼネコンとつながる民主党議員でしょうか。                          【福本 注)10月1日朝日新聞2面の大きい記事「解除の先 遠い日常」の最後に、「除染作業で取り除いた土の置き場も決まらない。中間貯蔵施設を福島県内に設ける方針だが、「幅3km 、奥行き3km、 深さ10mの超大規模施設が想定され、手をあげる自治体は現れそうにない。」との記事が掲載されています。


森口さんについては、談話が載ることを了解したのなら、ちゃんと原稿の全部に目を通し、細部にわたって了解しないものは掲載を認めないという強い姿勢をもってほしかったと思います。記事が出たあとで訂正やお詫び記事を出させるつもりなら、正式に広報室を通じてしかるべき対応を求めればよかったと思います。あの記事ではだれが読んでも森口さんの試算だと思ってしまいます。かつて、オピニオン面で、私が森口さんにインタビューした記事が載ったことがありますが、事前に原稿を見てもらい、チェックと修正を重ね、記事にしたことはご存じでしょう。記事というのはそういうものだと思います。

福本さんが言っておられる処理方法は、今後、除染をどう進めていくのか、焼却灰と下水汚泥をどうするのか、という二つの課題に分けて、環境省に設置された二つの検討会で議論されていますが、いずれも非公開で、出された資料や議事論点を読む限り、環境省がかなり強引な方向に持って行こうとしていることがわかります。 国民が監視できない状態にしたまま、国民の健康にかかわるこんな重要な問題が こっそり決められていることに対し、憤りの気持ちでいっぱいです。

私は、「NPO法人 持続社会を実現する市民プロジェクト」を立ち上げていますから、今後はこの団体のホームページでこうしたマスメディアの問題点も論じていきたいと思っています。
  以上10月2日付け杉本さんメ-ル。 

これに対して、森口先生から 次のE-mailを戴きました。

福本様
  細かなことを書き始めるときりがありません。杉本記者が以前から私を信用して下さっていたこと、今回も誤解が解けたことは明確ですので、杉本さんとのやりとりについて、とくに付け加えることはありません。5月に別の記事で森記者が森口のコメントを載せた際、掲載前に確認の電話をくれていましたので、今回、よもやあのような記事を書くとは思わず、警戒が足りなかったことは杉本さんの指摘どおりです。前夜、1面でいきますから、の通告だけでした。
森口が9/14の環境省の会議に提出した資料は全く別のもので
http://www.env.go.jp/jishin/rmp/conf/01-mat6.pdf
9/14の会議に森口がそのような資料を提出しなかったことは、環境省の副大臣、政務官の会見
http://www.env.go.jp/annai/kaiken/h23/fs_0915.htmlでも明言されています。その際、環境省としても精査、把握して
いかねばならない、とされていたものが、9/27の会議に提出され、その会議には私も1m3という報道のもととなった資料がどのような経緯で作成されたかを説明した資料を提出しています。
下記のファイルでたまたま1つにまとまっています。
http://www.env.go.jp/jishin/rmp/conf/02-mat4.pdf
 なお、実際に除染で出る処理対象物が1億m3というのは、空間線量1μSv/h以上のところ約2000km2に対する数字としては過大だと考えていますが、昨日、細野大臣は福島県との会合で、年間15mSv(空間線量では0.230.99μSv/h相当)の地域の除染についても、国の財政支援に前向きな発言をされているので、結果的に、環境省が27日の会議に出した数値よりも、除染の規模は大きくなる可能性が高いと考えています。
飯舘村での除染に精力的に取り組んでおられる田中俊一氏も6000m3という推計を出しておられます。   
 森口


10月4日のE-mail は以上。


()環境技術実践機構 理事                            
日本サステナ㈱取締役 環境保全工学研究所 代表          
   中国 清華大学  客員教授          
京大工博  福  本    
環境保全工学研究所 658-0001神戸市東灘区
森北町4-15-16 TEL078-411-9606
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20110915 朝日新聞、20110925 読売新聞 記事
https://docs.google.com/document/d/1Fmbkd5zKspn88uJ-WJZq-zS9GeXliTVWqhDBi6aN0io/edit?hl=en_US

 asahi.com(朝日新聞社):除染対象、福島全土の7分の1 専門家が最大 ...
www.asahi.com/national/update/.../TKY201109140739.ht... - キャッシュ2011915除染土壌の体積は東京ドーム80杯分に相当する1億立方メートルに上る計算だ。 ... 森口教授は、除染の考え方や手順などを盛り込んだ除染基準をまとめるために環境省が14日に初会合を開いた有識者による「環境回復検討会」のメンバー。 ...

福島除染土、最大2800万立方m…環境省試算 : 科学 : YOMIURI ...
www.yomiuri.co.jp › 科学 - キャッシュ2011925東京電力福島第一原子力発電所の事故で放射性物質に汚染され、除去が必要となる土壌の量と面積について、環境省の ... 年間5ミリ・シーベルト以上のすべての地域を対象にすると、東京ドーム23杯分に相当する約2800万立方メートル、 ...

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