2011年10月7日金曜日

資料:「第3 、4回 放射性物質を含む廃棄物への対応(前、後編) ―独立行政法人国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター センター長 工学博士 大迫政浩氏―」月刊廃棄物2011年8、9月号


シリーズ
がんばろう日本!災害廃棄物にどう立ち向かうか~復興を目指して~
3回 放射性物質を含む廃棄物への対応(前編)
独立行政法人国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター センター長 工学博士 大迫政浩氏
2-4pp 月刊廃棄物 2011年8月


シリーズ
がんばろう日本!災害廃棄物にどう立ち向かうか~復興を目指して~
第4回 放射性物質を含む廃棄物への対応(後編)
独立行政法人国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター センター長 工学博士 大迫政浩氏
月刊廃棄物 2011年9月
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0BzopYmjFsal1MzJiNTU4OWMtMzBlMy00ZDE1LTk5YTMtMWRiMzViYTBhZDU3&hl=en_US

月刊廃棄物 目次
http://www.nippo.co.jp/rd/









月刊廃棄物2011年最新号、廃棄物、環境保全、再資源化


www.nippo.co.jp/rd/ - キャッシュ
月刊廃棄物 日々、深刻となる廃棄物問題。 ごみ処理・リサイクルの実際的な解決方法を 具体的に紹介する廃棄物問題の総合誌。 日本のみならず、海外の情報 ...独立行政法人国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター センター長 工学博士大迫政浩氏― ...
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管理人の私的感想 (20110909記)

9月号の最初のページに以下言明があるのですが、これが全てを語っているという気がします。但し、1)ー3)の点の大迫氏の主張に関して、大迫氏はそれを裏打ちする実態把握もしていなければデータも文献も十分もっていない。国と大迫氏のような学者たちが振りまいて来た安心安全を喧伝する恣意的なデータに基づいて以下の言説がなされているに過ぎない。

廃棄物に含まれる放射性物質の濃度は相対的に低いのですが、焼却処理などの過程で濃縮します。1)排ガス処理で十分な除去性能が確保されているので、煙突から拡散して汚染を撒き散らしているということは全くありません。2)周辺環境の放射性物質を一箇所に集めて分離濃縮しているのです。ある意味で積極的に濃縮、減容化したものを一括して管理していくという考え方も合理的といえます。3)詰まり今後は、焼却灰に濃縮して。。。。
(注1:。。。。以下、書き取り省略、注2:1)ー3)のナンバリングは便宜のため管理人が挿入、原文にはない)

大迫氏は7/5日に取材を受けています。

不思議なのは、焼却炉の焼却から生じる問題について8月号も9月号も殆ど触れていない。ただただ1)のような書き方で、煙突からの放射性物質の飛散はないと言い切ってしまっている。記事の大半は焼却灰の埋め立ての問題か下水汚泥の処理の問題、さらにこの10年近くで駄目駄目技術と見なされた灰溶融炉の利点の売り込み。要するに、真に廃棄物の専門家に説明を求めている肝心な点について、すべてはぐらかされています。①気化したガス状放射性物質のバグのすり抜け、煙突から大気へ、②煤塵の実際の捕捉率、既存焼却炉のバグの扱いの困難さから来る不具合の数々、③処分場そのものが有害物質等で地下水汚染や環境被害をもたらしてきたし今も各地で問題点が指摘されていて公表の数値も運営方法も信頼されていない実態がある。その点は一切ふれず埋め立てても平気などとんでもない、と感じます。

環境省の8/27日第6回非公開会議後に出た資料が大迫氏の記事での発言に沿った方針内容になっています。資料、ざっと読みですが、そう感じました。

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