2011年7月19日火曜日

20110719 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」7/9〜山田恭輝氏の福島原発行動隊

From満田正
日付2011年7月9日22:20
件名福島原子炉包囲網(7/9)日誌

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福島原子炉包囲網への大きな一歩が山田やすてる(恭輝)氏の福島原発行動隊です。勿論、私の知らないところでの動きですが、7月4日には5名が原子炉視察を決めています。現在420名が登録中です。
http://bouhatsusoshi.jp/
この情報は福島のA氏から齎されました。
以下、そのやり取りです。

A氏
満田様お世話になっております
今度、福島原発行動隊とゆうボランテア団体が組織され細野大臣と東電の許可得て来週現地いりするそうです、60歳以上の技術者。技能者を中心に430人がガレキ処理や放射能処理を行うそうです。代表の山田やすてる氏は72歳60年安保の社青同の副委員長で東大後住友金属で環境などをやっていたそうです。ホームページに乗っておりました。取り合えずご連絡いたします

A様
ご連絡ありがとうございます。
面白い展開ですね。
現在の政権内部に60年の組合、出身者が多いようです。
60年は、社会党青年部が、社会党から独立するのに若干時間があったようですが。
所謂、全学連から、潜入戦術を掲げて、分かれていったグループです。
江田五月などはその後の世代ですが、政権内での新たな動きとして注目したいです。
彼らと私とでは、その後、大管法、原潜、ベトナム反戦等の流れで相変らず、大学闘争を継承していたものと、組合主義を掲げて、総評、連合などへシフトして言った違いもあると思いますが、国を思う気持ちは差は無いようです。
70前後には、全共闘ではその亀裂は更に進んで、大学闘争と政治闘争、私は大学闘争を選んで、確か70年前後には、大学闘争の中には、60年代の連中はほとんどいないようでした。今度、福島原子炉で、お互いの顔が見ることは良いことです。
今後の展開を見ていく必要がありますが、一番重要なのは、70年前後の世代の動きです。
ひたすらに学問・大学批判を行いながら、大学・学問から離れてしまった、シニアが今何を考えるかです。
今ほど、学問・大学の存在が問われている時期はありません。
今ほど、全共闘が何だったのかを問われている時代はありません。
過去の戦いへのノスタルジアではなくて、闘いの基本が、政治ではなく、人の生命・生活にあったことを思い起こすべきです。
現在、福島原子炉で問われている問題は、その管理処理を福島の人々に委ねるところまで、拡大しなければなりません。福島原子炉への包囲はそのための助っ人部隊であって、現政治権力への助っ人ではないはずです。いずれにしても、シニア世代が動き、現地に入ることは良いことです。そして、その世代が、どのような継続、繋がりを築いていくかが次なる問題です。

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