2010年2月12日金曜日

廃棄物資源循環学会セミナー「プラスチックごみ混合焼却処理と排ガス・環境への影響」〜参加後の感想

昨年の11月27日に廃棄物資源循環学会主催のセミナー「プラスチックごみ混合焼却処理と排ガス・環境への影響」に出席、そのあとで友人たちに送った感想です。

また、この時に佐藤禮子さん、青木泰さんに初めてお会いしました。
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今日の午後「プラスチックごみ混合焼却処理と排ガス・環境への影響」セミナーに出席しました。主催は一般社団法人 廃棄物資源循環学会です。


出席者42名、パネラーは5名。東京23区でプラスチックごみ混合焼却が2年前から始まり、その影響についての話と思い参加しました。内容は焼却は安全をパネラーたち4人が合唱するような感じで感心しませんでしたが、最後のパネラーである区民委員の上田靖子さんが問題点を鋭くついてくれました。参加者の内10人強が女性でその一人、佐藤禮子さん(止めよう!ダイオキシン汚染・東日本ネットワーク代表)が私の前の席にいらして短い会話を交わしました。佐藤さんによると、ここに来ている女性たちはみんな焼却処理に反対なのよ、と。

それと「プラスチックごみは燃やしてよいのかー温暖化を進めるサーマルリサイクル」の著者、青木泰さんにお会いしました!!(帰宅して確認、びっくり)。

半径2キロ以内の所に清掃工場があり、足下から自分の目でいろいろ眺めて行こうと思っています。明日はその清掃工場を見学してきます。

セミナーでごみを実際に処理している人たちも大変だろうなとは感じました。「プラスチック製品は成分をメーカーが公表してないので処理サイドとしては非意図的な生成残留有機汚染物質への対処が非常に困難である」と2番目のパネラー野場氏。目に見えない焼却後の排ガス、濃度も容量も微少で検知も非常にむずかしいことが実感されました。どんな検査を行いどういうデータを行政側は集め公開しているのかを知ることが出来それはよかったです。ただ、その手法や公開データがごみ処理施設から独立した機関によって検証される体制はとられていない。「すべてに規制値以下の結果でした」と言われても何を根拠に「安全だと」いえるのかについて多々疑問が残りました。

以上、取り急ぎご報告迄。

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