2011年10月24日月曜日

メモ 20111023: バグフィルターで放射性物質は除去できるか、Twitterより

onodekita onodekita 

バグフィルターで放射性物質は除去できるのか?dl.dropbox.com/u/40607011/%E7… 放射性物質はバグフィルターでほぼ取れるというのは、サッカーのゴールネットで野球のボールを捕獲できるというに等しい暴論である。 はじめからウソとわかっていたが、ここまでひどいとは・・必読


onodekita onodekita 

パンツでおならは防げない-バグフィルターに見るウソonodekita.sblo.jp/article/491075… バグフィルターの構造を知って、環境省に電話しよう。パンツ、靴下でおならが防げるはずがない。それなら、人前でも平気でおならができる画期的発明だ

aaayur zuci
jerico4がリツイート

瓦礫の件を問い合わせると、バグフィルターの安全面の話をされる事が多いです。ネット上の話はあまり信用してもらえない事がありますが、こちらのまとめは参考になります。ライターの方が保安院・ERC広報にフィルターの件で質問されてます。togetter.com/li/194434


出典:
「焼却施設のバグフィルターで放射性物質を集塵可能かどうか...」

関係箇所一部抜粋:

横浜市のこの回答の事ですよね。 http://t.co/zlVj2sn6 バグフィルターではここで指摘されている様に放射能除去は出来ないと思っています。 http://t.co/i7mBbbb7 http://t.co/2fJuA16y RT @itoshunya
toyboy999jp


@toyboy999jp フィルターの件、保安院・ERC広報に質問。以下回答要旨 ①原発内では放射性ヨウ素を吸着・集塵するためにチャコールフィルターとHEPAフィルターを併用している ②セシウムは、通常は原子炉外および外部に放出されないので対応するフィルターは設置していない(続く
nishioka_taka 2011/09/30 11:19:41

@toyboy999jp 続き)③【焼却炉について】セシウムを除去・吸着するには、現状ではフィルターでは無理。水溶性である特徴を利用してSARRYなどのシステムでゼオライトに吸着するしかない。(続く
nishioka_taka 2011/09/30 11:19:44

@toyboy999jp 続き)④焼却炉のフィルターについては確認しないとわからない。ただ、一般的には、セシウムはバグフィルターでは除去できないと思われる。⑤ここから保安院との会話で得た私の解説→セシウムは水と混ぜてゼオライトに吸着させるのが現在の回収方法。バグフィルターでは(続
nishioka_taka 2011/09/30 11:19:47

@toyboy999jp ⑤の続き)バグフィルターでは一部は集塵できても、残りは放出される可能性が高い。ただし、焼却炉にSARRYのような化学処理(水溶処理とゼオライト吸着)すれば、相応量が除去(吸着)できる ■不十分かも知れませんが、以上が保安院への電話取材の結果です。
nishioka_taka 2011/09/30 11:19:48

@toyboy999jp どういたしまして。やはり、技術的にきちんとセシウムを除去(吸着)するには、化学処理が必要みたいですね。でも、保安院が「バグフィルターでもかなり集塵できる」とか言う可能性があるのでご注意を。
nishioka_taka 2011/09/30 11:36:10

.@nishioka_taka バグフィルターで集塵出来ないのは明らかであって、かなり集塵出来ると反論してきたら検証された数値根拠の提示で応戦した方が良いと思います。 検証データは大田区、柳ヶ瀬議員もお持ちとの事なので提示されたデータとの比較検討による妥当性も確認可能です。
toyboy999jp 2011/09/30 11:45:55

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20111023 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」10/22〜放射線測定、青梅市市長選挙、「おうめビジョン」他

From  満田正
日付  2011102322:34
件名  Re: [tamakannet:102] 福島包囲網日誌(10/22

たまかんねっとの皆様
たまかんねっと外の皆様には、BCCでお送りしています。
なお、このメール配信、私の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。

あらゆる場所、あらゆる機関、あらゆる人が放射測定を行い、土地の放射線濃度、植物の放射線濃度を測り、その測定値は決まって、従来の放射線量の数倍ならば良い方で、数千倍、数万倍を記憶(原文ママ)している。そして、この測定ブームといってよいのだが、何処に向かうのかを先ず考える。
1)観測は絶対に必要なことで、行政が強制的に推進する必要がある。
2)測定方法は、比較的簡易的なものを全ての住民に貸与し、その後は住民側の心配に応じて、測定対象別(大気、水、土、植物、動物)、測定器の精度の良いもので、核種を含めて測定していく。これは行政による放射能教育でもある。
3)これだけ、ランダムに測定結果が出てくると、必ずや、専門家、権威筋が現れて閾値、基準値を設ける動きが始まる。これはもっとも危険で、警戒すべき動きである。とにかく、住民の測定ブームは止めてはならない。
4)住民の測定結果の乱立は、その処理が大変ではあるが、現在のデータマイニング技術からすれば、大きな問題ではない。先ず、住民測定データのマイクロデータ化が必要である。
5)以上のことを踏まえて、データーマイニング技術を用いて、放射能汚染の将来の姿を描くべきであり、本来は放射能だけではなくて、水銀、ダイオキシン等有害物質についても、当然に測定されるべきであった。勿論、今からでも遅くはない。
以上は、当面の指針であるが、今後、この測定ブームの収束、もしくは規制値、閾値設定の動きを阻止しなければならないが、問題は、福島原子炉が安定でも何でも無いことである。もし、再度の暴発があれば、今まで以上の放射能が降り注ぐので、そのための準備も必要である。
その1つとして、測定データの時系列整理が必要で、そのツールは限られている。時空間JISのツールを使うのである。
話は変るが、現在青梅市市長選挙に24時間の闘いである。「たまかんねっと」とは別に「おうめビジョン」のブログを立ち上げている。是非見に来て欲しい。その上で、支援の輪を広げて欲しい。
支援の方法といっても、青梅市在住の人を1人でも多く探す以外ないわけで、現状、3万人の支持者を集めたいと思っている。 
ある人の予想によれば、わが市長選立候補予定の溝江言彦(みぞえ・ことひこ)は2千票が良いところだと言うのであるが、現役市長の支持者は固くて2万5千名、共産党候補が5千票だとしても、有権者数11万名、天気が良くて投票率が6割だと6万6千票の有効投票、3万6千票が宙に浮くことになる。わが陣営に勝算有とはこのことである。 
とにかく、人手が足りない、資金が足りない、知り合いも少ない、としても有権者を信じての闘いである。何でも良いから、エールを送って欲しい。
既に勝手連の動きは始まっている。
選挙事務所の住所は以下の通りです。 
東京都青梅市河辺町5-8-4ゴールド河辺1階
おうめ100年ビジョン具現化委員会(略しておうめビジョン)
として借りています。
河辺口南口を降りると、ロータリーの真反対側で、看板が立つと、目立ちます。
会員加入金(1万円)、寄付金の振込先は、以下の通りです。
自由に会員募集、寄付金をお願いしてください。
> ゆうちょう銀行:おうめ100年ビジョン具現化委員会(オウメヒャクネンビジョングゲンカイインカイ)
>          口座番号普通預金:1005099660761
> 青梅信用金庫:おうめ100年ビジョン具現化委員会代表 満田正(オウメヒャクネンビジョングゲンカイインカイダイヒョウミツダタダシ)
>          口座番号無利息型普通預金:仲町支店0010739942 
メールアドレスは以下の通りです。
メールアドレス:ome_vision@yahoogroups.jp <ome_vision@yahoogroups.jp
振込みがあり次第、メールアドレスを確認し、メーリングリストに登録します。 
ブログは以下の通りです。
 ブログ→  http://omevision.exblog.jp/
満田
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おうめ100年ビジョン具現化委員会:2011年10月

omevision.exblog.jp/m2011-10-01/ - キャッシュ
創刊号』〜溝江言彦 氏との対談〜. [ 2011-10-19 15:01 ]. 政治団体おうめ100年ビジョン具現化委員会 ... これは、先ず、青梅市の選挙管理委員会に行って事前運動に当たるかどうか批評を求めます。 また、皆様の意見を聞いたうえで、とりあえず、5万部の ...
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たまかんねっと:

関係記事:
2011  0904 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」9/2~山梨県の放射線量測定データ(7/22-...
20110827 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」8/23-2Yさんとのやりとり+「福島第一原...

20111018 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」10/18〜青梅市市長選挙、溝江言彦氏、文科省航空モニタリング、他

From  満田正
日付  2011101818:12
件名  Re: [tamakannet:101] 福島包囲網日誌(10/18

たまかんねっとの皆様
たまかんねっと外の皆様には、BCCでお送りしています。
なお、このメール配信、私の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。

11/13日投票日の青梅市市長選挙の準備も忙しい。杉並区の情報政策官、台東区のCIO補佐官、慶応SFC研究員である溝江言彦を擁立を決めたのだが、選挙準備を含めて、バタバタである。1116日には青梅環境フェスタ2011の開催も大変だった。何もかも私にとっての初めての経験、だから青梅市に住んだのだが、されど青梅市は余りに問題を抱えこんだ爆薬庫でもあるのだ。
その青梅市がボッパルト市から送られてきた懐中電灯の配布不手際があって竹内市長は議会で追及されて、結局1市民(私)が提案したいわき市への懐中電灯を提供することになった。今までは余り関係のない二市ががっちりと手を結んだ瞬間である。ただ、今後の展開は新しい市長の手腕である。果たして、新しい組長は誰だろうと様子を伺っていたのだが、竹内市長が出馬するという。それは無いだろうと私は奮起した。
ところで、福島原子炉事故以来、風によって日本列島にばら撒かれた放射性物質の観測が本格化してきた。一時は、文部省の地上調査が発表されて、そのいい加減さを馬鹿にしていたのだが、最近は航空機による観測である。知恵者は必ず居るものだ。若干の誤差が伴うが、この調査は、網羅的かつ地上で測るよりも充分に相対値としての信頼がおける。心配なところは地上で精密測定をやればよい。問題は、莫大な費用が発生することだ。除染ビジネスの幕開けでもあるのだが、日本列島の最初の放射性物質の分布が出来れば、続いては、地上での木目細かな測定である。こうすれば、次の事故に対応できる。勿論、事故はあってはならないのだが。
とにかく、この航空機による観測調査では新たな状況が浮かび上がってくる。
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1910/2011/10/1910_100601.pdf
最近、栃木県の落ち葉堆肥汚染以来、予想はされたことだが、とにかく、奥多摩や台東区の例に見られるように信じられないような放射能汚染地区が広がりを見せている。
 
話は変るが、西宮市「たまかんねっと」同士からの嬉しい連絡である。
「本日二日間のエベント終了しました。
天侯にも恵まれ、初日120名、本日の小規模集会と併せてのべ150名
と目標を上回り、義捐金10万を拠出できました。
歌手のねねも平和、さよなら戦争というこれまでのテーマからさよなら原発
に変えて歌っていました。満田さん提供の福島原発周辺の汚染調査の写真は
社協のバスボラと津波被害の写真では表せないところをぐっと引き締めてく
れたと感謝しています。
西宮副市長は実際に参加してくれました。谷本君はステはり経験もないはず
なのに短時間に写真はりを手際良くやってくれました。ぜひ一度青梅市長選
の戦いを現場で見せてあげたいと思っています。それではお礼まで。」
満田
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たまかんねっと:

関係記事: 
2011  0904 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」9/2~山梨県の放射線量測定データ(7/22-...
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2011年10月23日日曜日

20111023 青木泰さんからのメール〜週刊金曜日掲載記事のPDF&水銀報告書&例会<10月28日>について









差出人: 青木泰
件名: 週刊金曜日掲載記事のPDF& 水銀報告書&例会<10月28日)について
日時: 20111023 16:06:27:JST
皆様へ
御世話様です。
1) 放射性廃棄物(がれき、汚泥、剪定ごみ)の焼却関連
先週号の週刊金曜日に掲載した「放射能汚染ーがれき、汚泥、剪定ごみを燃やしてはいけない」のPDFを添付でお送りいたします。活用してください。*1)
また月刊廃棄物に掲載した分も添付しておきます。*2)
放射能汚染廃棄物〈がれき、汚泥、剪定ごみ〉の焼却反対の活動にお使い下さい。
なお現在発行中の列島廃棄物にもこの関連問題を掲載し、
「バグフィルターで放射性物質が除去できる」に対しての反論は、私のブログ http://gomigoshi.at.webry.info/ に記載しています。
参考にしていただければ幸いです。
2)水銀報告書「清掃工場の連続水銀事故の検証と課題」完成しました。
  23区の水銀事故問題をきっかけに水銀問題を調査してきました。ようやく報告書が出来ました。お知らせいたします。1冊千円です。<本文71P,資料53P>目次は、添付参照(*3)。約1年かけて環境総合研究所のご協力を得ながらまとめたものです。〈本文P71,資料P53〉村田徳治循環資源研究所の村田徳治所長には、2回の講演会と学習会、環境総合研究所の池田こみち副所長には、2回の講演、シンポジウムの講師をそれぞれお願いし、野村興産の鮎田技術部長の学習会の膨大な講演録ーたぶん日本の水銀問題史上も貴重な講演ですーなどもまとめていただきました。
3)バグフィルターで放射性物質は除去できるか?
 報告書が完成した「清掃工場の連続水銀事故の検証と課題」〈発行:水銀汚染検証市民委員会、編集: 環境総合研究所〉の中にも、バグフィルターに関連して「水銀汚染検証市民委員会」として記載しています。
 ここでは、従来水銀はバグフィルターで97.5%除去できるとさも測ったかのように行政サイドが流布していたのを
*「金属水銀は、バグフィルターで除去できない」(循環資源研究所村田徳治)
*二十三区の清掃工場に焼却炉を納入しているいくつもの焼却炉メーカ自身が、「金属水銀は、従来の電気集塵機やバグフィルターなどの除塵装置で除去するのは困難である。」と特許で述べ、
*また水銀リサイクルに取り組む業者からは、焼却炉で取れるというのは学者の話で、簡単に取れるなら苦労はいらないなどの話も聞き、
この報告書では、完全に否定しました。
 今問題になっているセシウムは、融点が水銀に次いで低く、27~28で、沸点が700前後の金属物質です。これらの値からすると水銀の挙動は、ごみの焼却炉の中に投入したセシウムにも参考になると考えています。
ただ焼却炉に物質が投入されたときに、物質はガスと粒子状になりますが、セシウムの場合、金属水銀のようにガス状になるのか、どうかについては、専門家の中でも、見解が分かれています。「焼却炉のHCL雰囲気の中では、Csclなどの粒子状の形態をすぐ取るのでは?」「否ガス状で存在する。」
 ガス状になれば、金属水銀と同様バグフィルターでは除去できず、粒子状の形態を取った場合でも、もちろん全部取りきれるわけではなく、われわれが呼吸によって吸い込む空気を直接汚染するため、極少量が排出される場合でも内部被曝に繋がるために危険です。
水銀問題に続き放射能汚染問題が降りかかり、バグフィルターについては、報告書や先に紹介した小論にかなり書きました。
 報告書を入手していただければ、今回お送りするPDFを含め、ネット上でごらんいただくことが出来ます。よろしくお願いいたします。
 4)次回水銀委員会例会のご案内

日時  10月28日(金) PM 630915
場所  豊島区生活産業プラザ 「エコ豊島」 8Fグループ活動室
当日水銀報告書入手できます。複数冊ご希望の方は、ご連絡下さい。

青木泰

追)報告書の注文先は
池田 こみち  Komichi Ikeda
   環境総合研究所   Environmental Research Institute (ERI)
     142-0064 東京都品川区旗の台6-1-4-201
     03-5942-6832 tel  03-5751-7464 fax
     E-mail: ikeda@eritokyo.jp
     WWW : http://eritokyo.jp/


 *1)「放射能汚染ーがれき、汚泥、剪定ごみを燃やしてはいけない」 青木泰、週刊金曜日 2011.10.14 28-29 pp
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0Bz2-gPAwzHgNNWYzYTU3NjItNDg3My00NjM0LTg5ZDktMzZmYTgxYmVhMzY1&hl=en_US*
*2)「放射能汚染災害廃棄物の焼却ー放射性物質を拡散する世界の禁じ手!」環境ジャーナリスト 青木泰、月刊廃棄物 2011年10月号 54-57 pp 
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0Bz2-gPAwzHgNNmEzMmNlYjUtNzk1ZS00M2M3LWIxNzItZWU3MzBiNzYwZDc2&hl=en_US 

*3)水銀報告書 目次
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0Bz2-gPAwzHgNZTE4MzRjYWYtODRhZC00YmZkLThjNWQtN2ZlNjRlYmQ5NjA5&hl=en_US




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関係記事:

2011年10月17日月曜日

メモ 20111017:資料6-3「一般廃棄物焼却施設の排ガス処理装置におけるセシウム、ストロンチウムの除去挙動」と環境省第三回「災害廃棄物安全評価検討会」議事録

資料6-3:一般廃棄物焼却施設の排ガス処理装置におけるセシウム、ストロンチウムの除去挙動」京都大学 高岡昌輝

この資料は、6/19日環境省「第三回災害廃棄物安全評価検討会」で配布されたものです(第三回資料5/6 [PDF:1,763KB] 、4-7pp)。環境省は 、311東電福一原発爆発で放出された放射性物質付着の震災がれきの処理に関して、当初福島県の、その後は他地域の各自治体にある一般ごみ用焼却炉で燃しても安全であると発表して来ました。環境省がその主張を裏付けるために提出した資料です。

私は最近この資料を目にして、以下の疑問を感じました。

1。実験日が2009年秋というだけで実際の採取日、採取回数の実際の日付はない。
2。セシウムとストロンチウムは、2009年に「A自治体」の焼却炉で採取とあるのですが、2009年は福島原発事故以前であり、放射性物質の挙動試験をできるほど放射性物質は一般のごみ用焼却炉に存在するものなのでしょうか?
3。なぜ2009年にこうした実験を行ったのか、その時点での目的は書かれていません。
4。A自治体の焼却炉の詳しい仕様も記載されていません。
5。このレポートは、福一爆発後に飛散した放射性物質の付着したごみやがれきを燃しても安全である(気化した放射性物質は焼却処理しても大気に漏れない)を立証できるほど、十分な内容のものなのでしょうか?試験された採取排ガス量もわずかなもので、なんだか、無理やり作り出したレポートのように思えてなりません。国はこんな文献しか用意できなかったという証でもあるなら、恐ろしいことだと感じます。

何だか変な資料だな、安心できないなと感じていた時に、第三回検討委員会の議事録を閲覧することできました。以下、委員たちの間のやりとりを抜粋します。議事録を読んでもわたしの疑問は解消されませんでしたが、委員達が高岡氏のデータについて、これで十分な知見が得られたとは思っていなかったことが伝わって来ました。


にもかかわらず、その後「セシウムがバグフィルターで99.99%以上取れる」という印象がなんとなく広められて行きました。23区一組の「放射能汚染された焼却灰の処理について」10/13日区民との意見交換会でもこの高岡氏の資料に基づいた説明がなされ、「大気には漏れていません」と言われました。あたかも十分証明済であるかのように。ああ、恐ろしい。
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Alternative Media  独立系メディアE-wave Tokyo
災害廃棄物安全評価検討委員会(第3回)議事録(PDF 499KB)

第三回 資料6-2、6-3関係
32-37pp

ーーーーーーーー以下関係箇所抜粋ーーーーーー
32 
(前略)

続いて、資料6-2をお願いします。 
事務局 引き続きまして、資料6-2をご説明させていただきます。 
 こちらはA焼却施設周辺及び煙道排ガス調査結果ということでございまして、汚泥処理施設 からご提供いただいたものをご紹介させていただきます。 
 調査時期は、汚泥等に関しましては平成23年5月16日、煙道排ガスにつきましては5月25 となっております。 
 まず、汚泥等につきましては、表の中の汚泥を見ていただきますと、セシウム134では4,700Bq/kg、セシウム137では5,140Bq/kgとなっております。 

- 33p-
こちらの施設の煙道の排ガス調査でございますが、どこでとったのかというのは裏面のほうにございまして、煙道のほうからガスを引っ張って、冷却管を通しましてろ紙を通して、それで凝縮した捕集水①②をとりまして、その後に活性炭①②を通しまして、最後にろ紙を通すというようなものでございますが、今も申し上げましたろ紙から捕集水①②、活性炭①②、ろ紙②に関しまして、いずれもセシウム134137、ヨウ素131を含めまして不検出となっております。検出下限値につきましては、右側の備考に書いてあるとおりでございます。大体セシウム1340.21から0.23Bq/㎥、セシウム1370.15から0.20Bq/㎥、となっております。 
なお、排ガス処理装置につきましては、当該施設ではバグフィルターの後、脱硫、減湿等の排煙処理を行っているということでございます。 
大垣座長 処理の実態の一例ですね、調査結果です。 

 それでは、続いて大迫委員から資料6-3について説明をお願いいたします。 
大迫委員 それでは資料の6-3、ご覧いただきたいと思います。 
 これは京都大学の高岡先生からご提供いただいたデータでございます 
 前回、前々回、一般廃棄物の焼却施設においての排ガスの除塵効率、バグフィルター、あるいはその後の湿式スクラバーを含めた形での除塵効率でありますとか、その際のセシウムと同じアルカリ金属であるナトリウム、カリウムの除去効率ということに関して資料を提出させていただきました。 
 さらに、その際に、セシウムそのものでどのような状況になっているのか。あるいは、ガスとして抜けている部分はないのかというところの疑問があったわけでございまして、そういったところに答えていただけるようなデータということで、高岡先生からご提供いただいております 
 これは2009年に測ったデータでございますが、A自治体の300t/dayのストーカ炉ということで、そこに図の1にサンプリングセットがございますが、先ほどのご説明と同様でございますが、煙道から等速吸引でサンプリングしているということで、ここの図にありますように、縦の煙道の壁の内側のところにカスケードインパクターという装置をつけておりまして、ここで粒径別の粒子が捕集されるということになっております。そのあとのガスは、空の瓶で、ここで水分等もトラップし、また、後ろのほうでガス態として抜けてくるようなものも含めて吸収させるというようなやり方になっています。 
 結果でございますが、その次を開いていただいて、サンプルの一例としてろ紙上にこういうカスケードインパクターで集められたろ紙上の様子がかいてございます。 

- 34 p -
それから、図の3に、ここでは、ろ紙上に集められた煤塵について、それを超音波抽出という形で、水に溶けるものと溶けないものということで、非水溶性と水溶性という形で分けて分 析しておるということであります。 
 その次のページ、結果ですが、表の1、表の2があります。表の1がセシウム、表の2がストロンチウムということです。誤解のないようにお願いしたいのは、これは安定セシウム安定ストロンチウムということで、放射性物質ではありません通常の一般廃棄物の中に含まれているものの挙動でありまして、放射性であってもなくても基本的には挙動は変わらないという理解であります 
それで、表の1の見方でありますが、一番左のほうにStage1から、ずっとバックアップフィルター、それからガスという形にありまして、Stage1が一番粒径が大きなところで、次第に粒径が小さくなっていくということでありまして、通常、煤塵は平均粒径と、重量から言いますと、数十ミクロンというふうにも言うわけですが、それよりもさらに小さいところのサブミクロンのところまで粒径別にとっているということであります。その粒径別にバグフィルターの前と煙突ということで、この表を縦に半分に割っていただいて、左側がバグフィルター前、それから右側が煙突出口というところで、煙道からとっているということで、このバグフィル ター+後段の湿式洗煙とも含めた形での総合的な除去を見るような形になっているということでございます。
そこの粒子というところに非水溶性と水溶性というのがあって、縦にいろいろとデータが粒径別に見てとれるかと思います。例えば水溶性のところで見ると、粒径の小さいところのほうがむしろセシウムが含まれている量が多いということが見てとれるかと思います。それは多分塩化セシウムのような溶けやすい塩の形で捕集されているのではないかというふうに思われます。 
それから、一番下にガスというところがありまして、これは気体ですが、ガス態として捕集された部分が0.014μg/㎥という形で捕集されているということであります。 
煙突側のほうはすべてNDでございまして、今回、このデータを解析するに当たっては、定量下限値の2分の1存在していたと仮定して、数値を整理していただいているという状況であります 
そのページの一番下のところを見ていだければ、分かるわけですが、排ガス処理装置全体で総合除去効率は99.99というふうに計算をされるということであります。これであればバグフィルターだけじゃなくて、湿式スクラバー等を含んだ形の総合除去効率ということになる

- 35 p -
わけですが、じゃあバグフィルターの部分だけということで、どう考えるかということで、例えば、バグフィルターの前のガス態としてとらえられていた0.014という部分が、仮にこれがバグフィルターを抜けていったと仮定すると、バグフィルターの部分の除去効率というのは、上の行にありますが、99.87%というような除去率になるのではないかと推測をされているということです。バグフィルターの出口ではとらえておりませんので、ガス態としてとらえていただいているということで、このガス態が抜けるのではないかという仮定のもとにバグフィルターの除去効率もある程度推測できるということで、その場合でもあっても、99%以上を確保 しているというようなことが、ここで理解できるかと思います 
また、ストロンチウムも同様に見ていただければ、総合除去効率が99.98%、それから、99.88%というのがバグフィルターでの除去率になるのではないかというような推測をしておられます。 
以上です。 
大垣座長 ありがとうございました。 

 それでは、事務局から、今日、ご欠席の大塚委員からコメントが寄せられているということで、ご紹介をお願いいたします。 
適正処理・不法投棄対策室長 大塚委員からのコメントでございます。大塚委員から、これを読み上げていただきたいということでございますので、読み上げさせていただきます。
焼却による放散が懸念されるため、処分後の長期的な目標である10μSv/年を用い、また、バグフィルターに限定することが望ましいと思われます。 
二つ目として、技術的なことに関して、恐れ入りますが、除去効率を99.9%という報告については、PM2.5に関するものであり、放射性物質に関するものではないですが大丈夫かという点はいかがでしょうか。90%の除去効率については、想定外のことが起きる可能性はないでしょうか。 
もう1点ございます。リサイクルという語は、前回の会議で座長もやめたほうがいいと言われましたが、風評被害防止のため、基本的に使わない方向にしていただけると、ありがたく存じます。 
以上でございます。 
大垣座長 ありがとうございます。 
 それでは、今、幾つかの資料をご説明いただきましたが、先ほど、企画課長からお話がありましたように、焼却できる集塵機の種類について、まず議論をしたいと思います。焼却できる

- 36 p -
集塵機の種類、先ほど電気集塵機等を含めて、ご意見、ご質問ございましたらお願いいたします。 
 先に今の大塚委員からのコメントの回答をしていただけますか。三つあって、最初はよろしいですね。99%の確実さというか、それはPM2.5ベースじゃないのかというご質問がありましたが、いかがですか。 
大迫委員 前回、ナトリウム、カリウムに関しては99.5でしたか、そういう数字、若干煤塵とは違って、落ちるのではないかという話をさせていただきましたが、今日、高岡先生のデータで、ガス態という形で測定されていたので、その分が抜けるということを仮定した場合の99.8ということですから、99.9ということをいえば、少しそれは過大かなというような感じがしますので、99%という除去率という点では、今のデータを見ますと、確保できているということになります。 
これはシナリオ評価のところで出している、これも99%という数字だったかと思いますが、それとは現時点では一致しているということかと思います 
大垣座長 ありがとうございます。 

それでは、特に集塵機の種類についてご意見はございますでしょうか。
酒井委員 今日、ご紹介いただいた下水汚泥の例、それから、高岡先生の例、拝見いたしますと、いずれもバグフィルター設置ですが、あとに、いわゆる排煙処理として湿式洗煙を組み合わせた排ガスの処理システムになっているようです。加わて、高岡先生の実験では、触媒脱硝ということで脱硝装置の段階での一定の吸着除去というのもあり得るかもわかりません。そういうことを考えると、この議論を集塵機単独で機能性を議論するというのは、やはり基本的にはよくないのではないかというのが意見です そういった意味では、2ページ目の可燃物の焼却の1行目というところは、「十分な能力を有する集塵機が設置」という、そういう限定的なものではなくて、集塵機や付加的な排ガス処理装置が設置されているということに少し拡大解釈をしていくことはあったほうがいいのではないかと思います。 
何より重要なことは、非常に限定的な情報の中で、大迫委員とかほかの先生方からも貴重なデータの提供が始まっておりますけれども、基本的には廃棄物の処理過程における、こういう放射性物質の挙動に関する知見は極めて限定的だという認識をまず持たなければならないのではないかというふうに、一委員としては思います。 
今日、お示しをいただいたいろんなシナリオに基づく評価計算のところの設定パラメータ

- 37 p -
にいたしましても、机上の仮定の数字がやはり多いわけで、これをいかに現実の事象との間を埋めていくかということが、今の時点としては一番重要なことではないかなと思っております 
大垣座長 ありがとうございます。 
今、ご指摘の点は、最後のコメントはコメントとしてですが、資料5-1の2ページの2の可燃物の焼却についてのところの表現の仕方でありますが、ほかの方、ご意見いかがでしょうか。 
酒井委員 「集塵機や付加的な排ガス処理装置」という発言をさせていただきましたが、活性炭吸着機能を持っている施設も相当多いと思いますし、また、湿式洗煙を持っているところも一定割合であるようでございますが、そこは総合的に考えるべきだという意味であります。 
大垣座長 この文章のところは、集塵機が必ずあるべきであるということで書いてあると理解していますが、どうぞ。 
企画課長 確かに集塵機というのは、ちょっと狭い意味になってしまいますので、十分な能力を有する排ガス処理装置というような書き方には、少なくともそうする必要があるかなと思っております。排ガス処理装置の中に集塵機が含まれていると、こういうことだろうと思っています。その上で、では、十分な能力を有する排ガス処理装置というのは一体何なのかというところでご議論いただければと思います。
大垣座長 ということですが、そうすると、第1パラグラフのところは、今のような表現にして、第2パラグラフは、今度は一つの具体的な表現になりますが、集塵機としてバグフィルターを設置しているのは焼却可であると書いてありますが、これでよろしいですか。他のシステムはモニタリングしながらという感じの表現にまとめてあるわけですが、よろしいですか。 
 特になければ、集塵機に関する議論は、ここまででよろしいでしょうか。後ほどもしお気づきなら、またどうぞ。 
 それでは、集塵機の種類についての議論以外の部分、資料5-1でありますが、ご意見をいただきたいと思います。いかがでしょうか。
(後略)
ーーーーーーー抜粋終わりーーーーーーー











 ジェリコ 











環境省が放射能汚染がれきを燃しても安全と言うために最初に出した参考資料はこれ  試験、放射性物質と関係無し。わずか4工場で3ー4回の採取、1998年と今回」を比較。そのデータで結論を一般化。加えて、「今回」の年月日の記載論文中に無し
 ジェリコ 
環境省 6/19第三回災害廃棄物安全評価検討会 資料6-3:4-7pp ⇨焼却炉「A」でCs, Srの挙動実験?2009年秋。これ311東電核災害前、放射性物質飛散前。この試験の目的不明。実際の試料採取日/回数不明。文献の信憑性ありか?

311以前は、低レベル固体放射性廃棄物の焼却は、こんな厳重な装置で行われていました。それが今は一般のごみ用の焼却炉で燃しても安全だとは!?
クリック↓↓↓↓↓

概要. 雑固体焼却炉. セラミックフィルター室. 原子力施設では多量の可燃性雑固体が発生します。日本ガイシでは、これらの廃棄物を安全に処理する可燃性雑固体焼却装置を日本全国に納入し、原子力発電の推進に大きな役割を果たしています。 ...
  • 「高い除染係数
    2段のセラミックフィルターと高温HEPAフィルター()の採用により、高いDF(排ガスの除染係数)を有します。
    ※HEPAHigh Efficiency Particulate Air)フィルター:
    大気中から浮遊微粒子を除去する高性能フィルターです。0.3μmの微粒子に対して99.97%以上の捕集率があります。」
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onodekita onodekita

その時は「国からバグフィルターで拡散を防ぐ事が出来ると言われている」ということでした。 今回は電話で環境省に質問してみました。 「科学的には確かめていない」という驚きの回答でした。 onodekita.sblo.jp/article/489058…

院長の独り言 
20111017
ガレキ処理の自治体アンケート・・狡猾な罠
http://onodekita.sblo.jp/article/48905817.html#comment
ーーーーー上記サイトより以下転載ーーーーーーー
先生、いつもブログやツイッターでの情報、ありがとうございます。

10/18フィルター?さんのコメントを見て、環境省に電話してみました。
環境省(直通)03-5501-3157 岩川さん
(検討会担当の方らしいです。とっても頭がよさそうな方ですらすらと説明してくださいました。福島のがれきも見に行かれたり勤勉な職員さんのようです。が。。。)

煙突から出る煙
放射性セシウムは排ガスが冷却された後には、ほぼ粒子態としてばいじんに吸着していると考えられる(根拠:2009 京都大学高岡教授によるとバグフィルタ前の200の温度でセシウムは粒子態で99.9%、ガス態で0.1%存在とのこと)したがって、ばいじんの規制値を満足していれば、線量限度を定める告示の基準よりも排ガス濃度は十分低くなる。

災害廃棄物安全評価検討会が計8回行われている。
排ガスの測定結果からみても実証されている。
(環境省のHPに載ってます)
 
・第四回災害廃棄物安全評価検討会
資料1/5のP5~資料3
資料5/5のP2~参考資料1

・第五回災害廃棄物安全評価検討会
資料2/6のP1~資料4

いろいろ説明してもらいましたが...
「計算上どんなに影響が小さいと言っても、放射性物質はないほうがいいに決まってるんだから汚染されていない地域(西)でのがれき処理はやめてほしい」と提案しましたら、意見は伝えておきますとのことでした。
Posted by korokotarou at 20111018 16:58

⇧管理人のつぶやき:
1)京大 高岡昌輝氏の「99.9%」はここでも一人歩き。
2)第4回資料1/5/第5回資料2/6
排ガス試験:7月福島県の2カ所の清掃工場で、8月福島県の1カ所の清掃工場で。条件①生活ごみ焼却、条件②災害廃棄物混焼(災害廃棄物混焼時の混焼率1割又は2割)。条件①と②でそれぞれ試料採取回だけ(約時間でNm3の吸引)、それを分析、これが「実証試験をしました」の実態。
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Terry's Café Americain バグフィルタ/環境省のペテン

terrylazybee.blog51.fc2.com/blog-entry-199.html - キャッシュ
資料6-3「一般廃棄物焼却施設の排ガス処理装置におけるCs、Srの除去挙動」 http:// www.env.go.jp/jishin/attach/haikihyouka_kentokai/03-mat_5.pdf 放射能汚染された瓦礫を焼却しても、バグフィルター等の既存設備で、放射性核種をほぼ100%除去 ...
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満田正さんのコメント:


差出人: 満田正
件名: Re: 環境省資料
日時: 2011年10月19日 9:11:08:JST

資料みました。
環境省のデータで問題なのは、3リューベ程度の排気吸引でセシュームが不検出という問題です。
不検出は20ベクレル以下と言われていますが、このレベルでは検出されるはずが無いというのが結論です。
もし本格的な排ガス測定を行うのであれば、連続吸引を繰り返し、先ず、その放射能線量を測定し、結果として、セシュームのベクレル値を推定するやり方でないと駄目です。現在文部省が行っている、航空機測定に近いものです。
大気に放出されたセシュームが雨となり、地上でろ過されるという広大なメカニズムについては、一度精査する必要があります。
ホットスポットはその現象ですから。
現在、除染ビジネスが横行する中で、焼却炉メーカーも必死ですが、焼却炉御用学者も必死ではないでしょうか。
東北に100兆円もの除染ビジネスが発生するものですから、この動きを止めるのは、再度の原子炉暴発か、反原発・脱原発でなくて、余程国民的福島包囲網が出来上がらないと無理ですね。

満田

----- Original Message -----
送信者 : ジェリコ
宛先 : 満田正
送信日時 : 20111015 0:09
件名 : 環境省資料

満田様

今日こんな資料を見つけました。
以下、見て頂きたく、何卒よろしくお願いいたします。

ジェリコ
ーーーーーーーーーー
環境省の委員会で放射性物質が付着した瓦礫を燃してもバグで取れることを立証するために添付された資料です。

災害廃棄物安全評価検討会(第3回) 6/19

資料6 一般廃棄物焼却施設の排ガス処理装置におけるセシウム、ストロンチウムの除去挙動
資料3、4pp 
http://www.env.go.jp/jishin/attach/haikihyouka_kentokai/03-mat_5.pdf

私はこの資料はなんだか変だと感じるのです。

1。実験日が2009年秋というだけで実際の採取日等の日付はない。
2。セシウムとストロンチウムは、2009年に「A自治体」の焼却炉で採取とあるのですが、2009年は福島原発事故以前であり、放射性物質の挙動試験をできるほど放射性物質は一般のごみ用焼却炉に存在するものなのでしょうか?
3。なぜ2009年にこうした実験を行ったか、その目的も書かれていません。
4。技術的な内容については私はわからないのですが、ガス処理装置で除去できたという結論だとはわかります。
5。でも、この紙ペラが、福一爆発後に飛散した放射性物質の付着したごみやがれきを燃しても平気、安全を立証できるほど、信憑性のある内容なのでしょうか?なんだか、無理やり作り出したレポートのように見えてしょうがないのですが。国はこんな文献しか用意できなかったということでもあるのですが。

ごちゃごちゃかいてすみません。お時間のある時に満田さんのご意見をお聞かせ下さい。

この文献を盾にとって、昨日は23区一組が煙突から放射性物質は漏れていないと言い、Twitterでもどや顔で「セシウムが気化して漏れてるというデマを流している人たちがいます」などというやからがいます。以下もご参考まで。

http://togetter.com/li/200353

@kumaboon @tonburidom @irukatodouro @renaart 挙動については国立環境研究所にいただいた資料に書かかれてるんでURLがないのですが、捕集試験なんかはこちらのデータがありますね。http://t.co/ron1aFgj

@irukatodouro @kumaboon @tonburidom @renaart まず実測と柏市が行った調査結果です。http://t.co/b0fHinRX 排ガスについては検出限界以下。もちろん超微量には含まれてるでしょうが周辺の空間線量を高める量ではありません。