2011年8月23日火曜日

20110822 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」8/22〜政府・東電戦略は福島切り離し、それに対抗するには福島に向かう行動を


From  満田正 
日付  201182217:28
件名  [tamakannet:75] 福島原子炉包囲網(8/22)日誌

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同志H殿
相変らず、音声が出なくて、Ustream.tvなどは見ていないのですが、いわき市の問題は今後の問題です。
余りにも有名になった、児玉龍彦氏、小出裕章氏の名前だけで、放映制限が為されるようになったようです。
私が恐れたように今までの反原発運動と同じ事態が生まれたものと考えます。
私にとって、最も恐れることは世論の分裂です。
現状、世論調査では74%もの脱原発派が、生まれているようです。
その勢力は福島県内外問わず、平均したものと考えます。
少なくとも福島県を境界とする世論形成はなくなったと考えています。
ところが、政府・東電戦略は福島県切り離しに躍起です。
福島原子炉包囲網はこの戦略対抗する唯一の戦略です。
放射線線量、放射線被害は、現在、一律に広がっています。
最終的には、日本列島全域での線量。被害の調査が必要です。
児玉龍彦氏、小出裕章氏一部有名人だけを突出させる方針は、今までの反原発運動の姿です。
それは、政府・東電の方針でもあったのですが、結果的には、原発反対派は全体の世論形成とは逆に大学や、研究所に閉じ込められたのです。
すなわち、世論形成がマスメディアを使っていることが最大の問題です。
政府・当電にとってもマスメディア戦略がすべてです。
私たちは、マスメディに依らない、世論形成を仕掛けなければならない。
その第1は行動です。とにかく、福島に向かう行動です。その動きを緩めてはならない。今日よりも明日、今月よりも来月の福島詣でが増えなければならない。明らかに、福島原子炉処理人数は圧倒的に増えているようで、当所の千人が数千人規模に増えて、自動車の往来数も半端でなくなっています。しかし、それに比して、ボランティア活動は確実に減っています。しかも、それは福島地域が放射線汚染が酷いという理由によるものです。すなわち、「福島原子炉事故を福島県の人々と政府・東電の手に委ねる」雰囲気が高まっているのです。そして、一部の先進的人々が反対を遂げているという雰囲気にこの雰囲気を壊すには誰も彼もが福島に向かうしかないのです。今度823日の行動を迎えてくれるTeam結のメンバーは中に幼児、妊婦を抱えて闘っているメンバーも居るようです。余所者に最も反感を持つのは、福島を特別扱いする人々に対してのようです。この反感を信頼に変えるのは、彼らと一緒に行動する以外ないのです。
その2も行動です。それは福島で無く、自分の地域・職場における行動です。児玉龍彦氏、小出裕章氏が、東大、京大でどのような活動をしていくのか。現在の政府・東電を支えているのは、東大・京大と言っても過言ではありません。彼らの行動をマスメディアを通してでなく、京大・東大キャンパスを通して知ることが重要です。
その3は、ネットワークです。この2つの地域、1つは福島、1つは自らが住む地域との連携をどのように深めるかの課題です。福島出身者で、福島圏外に住む人々の存在は重要です。その人々が核となり、ネットワークが広がるのです。勿論、福島に住む人々と知り合う人々の存在も重要です。そのネットワークにおいてこそ、信頼される関係、信頼される情報が齎されるのです。
その4は、徹底して、マスメディを批判する観点・視点を養うべきです。マスメディは決して、真実を伝えないとまで、疑うべきです。マスメディアが伝える記事・情報を批判できた時に、初めてマスメディアの記事・情報の中に埋もれた真実を知ることが出来ます。マスメディアの記事・情報の横流しは最も危険です。私は、より難しい判断ですが、インターネットについても同様の視点を持っています。
その5は、自らが、体験した情報、自らが信頼できる人々の情報・体験を最優先して選択し、それを行動規範に掲げるべきです。周囲に10人は10人とも宗教や政治思想に固まった集団は珍しいものです。恐れずに、自らを信頼し、自らの周囲、地域を信頼しましょう
以上、私の行動規範です。
満田
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