2011年1月19日水曜日

水銀-学習会1月21日(昼)- いよいよ明後日です。

青木泰さんから、以下メールが届きました。皆様、水銀学習会、よかったら聞きに来てください。
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皆様へ

いよいよ水銀学習会が、今週金曜日21日()に開催されます。




学習会焼却炉で水銀は除去できるのか
日時:1月21日()13時30分〜16時
場所:飯田橋セントラルプラザ17階会議室(JR飯田橋駅ビル)
レポータ:村田徳治循環資源研究所長
同上  :四阿秀雄元東京都・環境科学研究所研究員
主催:水銀汚染検証市民委員会 連絡先:03-5938-2720 or 03-3915-1612


 1月21日水銀汚染検証委員会としての第1回目の学習会を開催します。(添付もご覧下さい)水銀問題学習会 2011年1月21日(金)13時30分~ 「ごみ焼却炉で水銀は除去されるのか?」
水銀汚染事故の発表後、東京23区清掃一部事務組合(清掃一組)は、十分な調査もせず事業者犯人説をほのめかしました。しかし調査を続けてゆく内に、清掃一組だけでなく、水銀問題に関して、国、焼却炉メーカが、覆い隠してきた事実が、少しづつ見え始めてきました。
今回は、その根幹を成す「焼却炉で水銀は除去できるのか」の学習会です。この問題で日本での実情を知る専門家お二人にレポートをお願いしました
今回の事故を受けて一番肝心な点は、なぜこのような事故が4工場で連続して起きたのかということです。誰もが最初に考えるのは、今回の事故が廃プラ焼却後に起きたため、その影響ではないか?ということです。
それに対して蓋をしたのが、「大量に水銀を投入する」事業者犯人説でした。しかしその事業者犯人説は、有耶無耶になってしまい、23区での水銀混入ごみを可燃ごみに入れないようにという対策だけが、強化されています。
しかし今回の事故の本当の原因を隠し、またどのような製品に水銀が含まれているのかも曖昧にしたまま対策をとることができるのでしょうか?
水銀の検査装置を設置しているのは、東京23区、横浜市、名古屋市だけと聞きます。排ガス規制がないための実情ですが、全国で今も稼動している焼却炉からは、どれだけの水銀等の重金属が、大気中に排出されているのでしょう?この問題の本質を見極めてゆくには、私たち自身がこれまで常識としてきた事を問い返し、調査を進めることが、必要になってきました。
たとえば、
        有機水銀だけでなく、焼却した時に煙突から排出される金属水銀も毒性がある?
        23区の廃プラ焼却によって分別の仕方が曖昧になり、乾電池なども燃やすごみに指導している区もあるが、乾電池は、水銀フリー(含んでいない)ではなかった。
        現在の焼却炉には、水銀除去装置がついていると聞いていたが、付いているのはダイオキシン除去装置で水銀は除去できていないと言う報告が、焼却炉メーカ自身が発表している。
        水銀混入ごみなどの有害ごみを、分別収集し、資源回収している自治体は多いが、排ガス規制や製品規制がないため、有害ごみ収集は、自治体任せになっていてその実態調査すら行われていなかった。
        国連主導の水銀条約の締結-水銀規制の動きの中で、水銀の資源化処理にお金がかかるからと有害ごみの焼却の実験に入ったのが、多摩川衛生組合です。「大気中に吐き出してしまえば、規制がないから問題ない」と8トンもの有害ごみを燃やした同組合のあり方は、日本の現状を表している。
        水銀条約を水俣条約と命名しようという動きがあるが、製品規制や焼却規制に本腰を入れなる必要はないか。

  今回の学習会を出発点にして、今後講演シンポジウムや同様の発表会を通して水銀問題の調査を進めてゆきます。ぜひご参加下さい。
  また水銀汚染検証市民委員会への賛同をお願いいたします。
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