水銀問題学習会 ごみ焼却炉で水銀は除去されるのか?
日時:1月21日(金)13時30分~16時
場所:飯田橋セントラルプラザ17階会議室(JR飯田橋駅駅ビル)
レポーター:村田徳治 循環資源研究所長
:四阿(あずま)秀雄 元東京都・環境科学研究所研究員
主催:水銀汚染検証市民委員会 連絡先:03-5938-2720 or 03-3915-1612
資料代:500円(ただし2010年11月25日集会の資料をお持ちの方は、300円)
昨年の東京23区の4つの清掃工場で自主規制値を越える水銀が排出された水銀汚染事故を受け、11月25日に水銀汚染検証市民委員会を立ち上げました。
水銀は、国連では、環境中への放出を規制する水銀条約の締結(2013年)をめざし、政府間交渉にNGOを含め検討に入っています。水銀は有機水銀だけでなくごみ焼却場から排出される金属水銀も脳や身体に有害な物質です。
事故原因について、清掃一部事務組合(清掃1組)は、水銀除去装置が、正常に働いていたと仮定し、「1時間に200gの大量の水銀の不法な投棄がなければ、自主規制値を越えない。そのような大量の投棄は事業系と考えられる」という事業者犯人説を発表しました。しかし犯人は見つからず、事故当時、水銀除去装置が正常に働いていたかの確認すら行っていなかったことが、分かりました。
事故の検証の基本を違えるようでは、事故の再発を防ぐことはできません。
ではこのような事故がなぜ起きたのでしょうか?
23区の廃プラ焼却の結果、分別の規律が壊れ、他の自治体では、有害ごみとして分別収集している電池等の水銀混入ごみが、大量に燃やされ始めたからと考えられます。
調査の結果、国内に流通している電池は、ボタン型電池のみならず、乾電池も水銀が混入している(ものがある)事が分かりました。
それだけでなく、金属水銀については焼却炉の除去装置では、取ることが難しく、焼却炉メーカですら現状の焼却炉では取りきれないと発表している事が分かりました。
そこで表記の学習会を取り急ぎ企画しました。
学習会のレポーターは、ごみの化学の専門家で、著作の中で水銀問題も取り上げている村田徳治循環資源研究所所長と東京都の環境科学研究所の研究員だった四阿(あずま)秀雄氏にお願いしました。
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