皆様へ、
先月25日に私たちは、水銀汚染検証市民委員会を結成しました。
<事件は現場で起こっている>
先日開催された「水俣病と世界の水銀問題」国際シンポジウム(化学物質問題市民研究会)では国連環境計画で2013年までに水銀条約を締結することが決定し、すでに政府間交渉委員会が動き出していることが報告された。(下記池田こみち環境総合研究所副所長の報告参照)
日本政府は「水俣病被害を二度と繰り返さないために」会議を日本で開催し、(来年千葉幕張で開催)この条約を「水俣病条約」とすることを提案している。
ところが親(国)の心子(自治体)知らずである。
そうした折も折り、今年6月から7月にかけ東京23区清掃組合の清掃工場から水銀を大気中に高濃度で排出する事故が5件も起きた。
三多摩地区の多摩川衛生組合では、水銀輸出禁止などの動きを受け、水銀等の有害物の分別処理費の高騰を見込み、8トンもの有害物を焼却炉で燃やす実験をしていたことが、今年9月に発覚した。
今まで有害物として分別していたものを大気中にばら撒き、焼却灰や飛灰中に回収したものは、もう一度エコセメント工場で燃やし、大気中にばら撒くという。
環境中に放出された水銀は、消えることなく生物濃縮で人間の口に入り胎児に蓄積される。
それだけでなく、焼却炉から排出される水銀は、それを吸った周辺住民の脳などに直接の影響を与える。
燃やして目の前から消えてしまえば”安心”としてしまう現場での廃棄物処理。
<私たちは自ら自分たちの健康・生命を守っていくしかない>
別紙呼びかけを各団体・個人で検討いただき、ぜひ賛同していただきたいとお願いします。
参考その1
池田こみち氏の報告
−水俣病と世界の水銀問題国際シンポジウムに参加して−
http://eritokyo.jp/independent/ikeda-co1138.htm
http://eritokyo.jp/independent/ikeda-co1138.htm
参考その2
水銀セミナーのお知らせ
平成22年12月16日(木) 環境省主催
水銀条約に関する公開セミナー
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日時:平成22年12月16日(木)13時30分〜17時
場所:全日通霞ヶ関ビル 8F 大会議室
東京都千代田区霞が関 3-3-3
プログラム(予定):
傍聴: 本会議は公開です。傍聴(無料)。申し込みが必要です。(12月9日(木)17時必着)
詳細は平成22年11月18日 環境省報道発表資料をご覧ください。
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