2012年6月13日水曜日

20120612 満田正さん「福島原子炉包囲網日誌」〜原子炉事故との対置(放射性物質サーチ)


From:  満田正 
日付:  612 (1日前)

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この福島原発に対置する方法としての問題は3つある。
1つは、現場での直接的な安定化廃炉作業である。
2つ目は、地元支援である。
3つ目は、放射能との対決である。
この情報を出すと、色々の反響がある。
それぞれが、それぞれの立場でのそれぞれのアイデアを活かすこと、想像力が問われる時代に突入している。
その中で、放射能との対決について言えば、ようやく、その道具が出揃ってきているように思える。
世間では、除染という言葉でひとくくりにされているが、実際には、除染と移染とは全然意味は異なるし、世間で、言われていることは移染のことである。
そこで、強いて言えば、除染は極めて難しく、私は有効な技術的手法を知らない。あるとすれば、核分裂を促進させることぐらいであろうと思うのであるが、これはさらに分りづらい。そこで、正確には、移染という言葉で、放射能と対決する方法しか考えられない。すなわち、放射性物質を何処かに移動させるという考えである。
ところが、この放射性物質を移動させるという作業が簡単ではない。放射線量が高いとそれだけで接近すると死をもたらす。近づくことすら出来ないというのが、現在の福島原子炉事故の実態である。それでも、何とか、この事故収束に向けての作業を行わなければならないので、放射線量の低いところから整理を行いながら、最終的に原子炉を石棺と言ってコンクリート詰めにするか、直接地下深くで爆発させるしかない。それまでは、原子炉が高熱を持たないように冷やし続けるしかない。このように、廃炉としても、その見通しは立たないというのが実情である。こんな中で、なお、政府は大飯原発を初めとした原子炉を再稼動させようとするのであるから、馬鹿につける薬は無いのである。でも、この馬鹿と付き合うことを強いられているのが現実である。
もう一つ、放射性物質の移染すらできない状況の中で、既に事故で拡散してしまった放射性物質をどうするのだという問題を抱かせる。むしろ、世間ではこれを徐染と言い、正確には移染として騒いでいる。3つ目の放射能の対置とはこれを意識したものである。
拡散してしまった、放射性物質は、ところかまわず、我々の周囲に撒き散らされている。実際に、手に負えない、原子炉は別として、そこから同心円状に地球上に撒き散らされているのである。原子炉の中では、元は、ウラニュームと言いう核分裂物質でも一旦核分裂が始まると、あらゆる物質に化けていくものであるから、一般に核分裂物質と言っても、その内容を確かめることは困難である。困難であるが、出来ないことはないが、そのような測定作業を行うことは殆んど行われない。
しかしながら、拡散してしまった、訳の分らない核物質を把握しておかないと、移染作業すら難しいことになる。ところが、撒き散らされた、放射性物質は、人間を含め生命にどんな影響を及ぼすか分らないし、チェルノブイリ原発事故ではないが、25年間に100万人も死者が出ていると言う説もある。福島原子炉事故はその10倍と言われるのであるから、今後1000万人もの死者が予測される。
とにかく、撒き散らされた、放射性物質を生命体の住むところから遠ざける作業、もしくは生命体自身を遠ざける作業が必要になる。チェルノブイリでは、事故後即座に80km圏内の人々を避難させたわけであるが、日本は、20km圏内の人々をひとまず避難させた。これ自体は全く馬鹿げた政策なのだが、何故、80km圏内とか福島全域の人々を避難させなかったのかの悔いは今でも残る。もちろん、今でも遅くはなく、人々の安全を考えれば、福島全域の人々は避難すべきであると私は思う。
それに放射性物質による被害は生命体全部に及ぼすもので、人間だけが蒙るものではない、人間だって、食物連鎖で全ての生命体にお世話になっているので、配慮すべきは、原子炉周辺全生命体の避難の問題である。人間の都合ではあるが、自分だけが避難すれば事足りるとする考えはないだろうか。この人間の浅はかな知恵は、人類の傲慢さというか、今後、人類が生き延びていく上での大きな足枷と成るであろうとことは予測しえる。
そして、全く、馬鹿げたことに原子炉周辺の殆んどの人々を避難させないで、放射線物質の移染を始めているのが現状である。今更、ビジネスではないが、この移染作業が膨大な富を得るとして色めき立っている。その中心は、メーカを含むスーパー企業であるが、もちろん、スーパー企業には、何次もの下請企業が従い、お互いにこのビジネス戦争を謳歌しようとしているのである。これ、全て、原子炉周辺で、放射性からの危害を受けながら、生活を余儀なくされている人々の犠牲の上に立ってのことである。
言っても無駄であるが、ひとまずは、全ての予算を投じて、原子炉周辺住民の避難場所を用意すべきである。そのためのビジネスならば致し方ない。中途半端に原子炉周辺(200km圏内)に仮設住宅を建てて、人々の苛立ちを倍増させるべきではない。その上で、200km圏内全ての生命体に対する処理を配慮すべきである。それこそが移染作業そのものである。
残念ながら、この移染作業の精緻な方法すらが、まだ充分検討されていない。にもかかわらず、その作業に膨大な予算が投下されて、嘘八百というか、見通しのない移染作業が開始されているのである。放射線に対置するには、第1にその敵を知らねばならない。今、放射線と言う怪物との対置を迫られているのであるから、先ずはその敵を知らねばならない。敵も知らずにいかにして戦争を挑めようか。
もちろん、放射性物質の何たるかも知らずに、放射線からの戦争を強いられていることは致し方なく、その戦略・戦術が試行錯誤であることは避けられない。それでも、なお、敵を知ることは必須である。そのためには、全面的な集中が必要である。現在、放射性物質を知るすべは観測しかない。しかも、放射性物質が放射する線量を測定するしか手段がないのである。それほどに、放射性物質は、微量であり、多種類に分かれており、それぞれの影響が多彩でもある。
チェルノブイリ原発事故の経験で、この観測手法も大きな進歩を遂げている。それは放射線を誰でもが簡易的に測れる手法である。今までに専門家に全面依存してきた測定では、専門家の偽善を見抜けないばかりか、専門家の無能力さについても見抜けない。これを市民科学の勝利とかいい加減に扱う積りは毛頭ないが、誰でもが何処でも敵に対置できることは重要である。そのための道具開発こそが急がれるべきである。
放射線測定器の進歩は今後見逃せない。人々は、この技術に集中すべきである。その1つはアルファー、ガンマー、ベーターの三種類の放射線の存在を知ることである。それぞれが生命体への影響を異なって持つので、その分別は必要である。そして、放射性物質の居場所の特定はさらに重要である。敵が何処にいるのか分からないでは戦いようがない。もちろん、何時何処に潜み隠れているかの突き止めも重要である。しかも、それなりの精度が求められる。今の医療では、放射線の影響がアバウトでしか、分かっていないことではあるが、放射線という敵に対しては、徹底して精査することなくしては、立ち向かうことすら出来ない。
このような敵を見つける(知る)ことが出来て、敵(放射性物質)の排除(移染)が可能となる。
何時何処にどの程度に分布しているかの観測こそが急がれる。
1)生命体に潜り込んだ放射性物質。
2)生命体環境に潜り込んだ放射性物質
3)そして、生命体環境から生命体に潜り込む放射性物質。
この一連の放射性物質の移動メカニズムを知ることで、放射性物質の目的移染が可能である。
放射性物質を何処から何処へ移動させるのか。拡散してしまった放射性物質をどのようにして集め、隔離するのか。
この作業で、人間を含め生命体を無闇に傷つけるべきではない。
満田正 
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関係記事:


2012年6月5日火曜日

20120605 満田正さん「福島原子炉包囲網日誌」〜6/2 南相馬ひまわり花祭り


From: 満田正 
日付: 201265

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ずるずると時間が経つばかりで、原発の全体はどうなっていくのだろうかと気を揉む。
それでも、地元、現場は原子炉安定に向けた努力が日夜続けられているので、それを邪魔するような行為は慎むべきである。
として、この原発に対置する方法としての問題は3つある。
1つは、現場での直接的な安定化廃炉作業である。
福島原発行動隊は、この安定化・廃炉作業を高年齢であるシニア世代が行いたいと結成された。
よくよく考えれば、現場作業はそう甘くは無い。
放射性問題はクリア出きるのだが、技術問題、体力問題で果たしてどの程度役立つのか、自分を見つめるといささか、頼りがいが無い。
現役であるためには、日頃の技術・体力継続が必要である。
2つ目は、地元支援である。
とにかく、地元は原発誘致の総責任者であったので、その意思決定は蔑ろに出来ない。政府・東電は金を積み上げて、地元人々の意思を作り上げた。それは、一時の潤沢な生活保障ではあったのであるが、今は、避難民生活。10万規模の避難民が発生していること自体、まさに福島原子炉周辺は戦場である。この緊張感はただ事ではないのであるが、今まさに、その緊張が解けようとしている。1つは、政府・東電がそれを仕掛けているのだが、それを受けて立つ住民側の気力が問題である。地元住民の気力を維持するには、とにかく周囲の支援である。
3つ目は、放射能との対決である。
放射能は見えない、臭わない、触れないの無い無いづくしであるが、少なくともほぼ全国に広がっている放射能という敵に対する対決は、人類が遭遇したかってない規模での戦争である。伝染病や自然災害にはそれなりの解決をなしてきた人類だが、放射能は自ら作りあげながら、自らが制御できないというジレンマに立たされている。もちろん、国家間の戦争・国内戦争(金融利害問題)もその解決をなしているわけではない。もう一つ宿命的に担わされている廃棄物処理問題もしかりである。放射能問題、金融利害、廃棄物問題は、人類が最終的に辿りついた、最大負の文明遺産である。とにかく、福島原子炉からばら撒かれた放射線は、規模といい、その影響といい、対決相手としては、充分である。
闘う姿勢こそ、今問われる。
 
南相馬にはひまわり種まき隊という荒地にひまわりを植えて、人々の気力の充実と地震・津波・放射能で荒地と化し放置されている農地の復活、言うなれば、福島の復興を願う素晴らしい集団がある。
6月1,2と東京からバス仕立てで、そのお手伝いに赴いた。
50人乗りのバスに、17人と贅沢な旅行のように見えて、実は車中泊、高放射線量地域のバスでの巡回・作業という極めて、時代先取りの11日作業というもっとも効率的なサポート事業である。いわゆるアフリカの自然動物園でのバス観光を想像する。何時か、地球が放射能で滅びる最後には、こうした光景が予想される。ただ、効率が良いことは人がこき使われるという意味で、結構疲れた1日であった。
ともあれ、心配された雨も降らず、逆に蒸し暑いかんかん日和での農作業(ひまわり・菜種・ケナフの種まき、除草)は、車中泊というハンディもあって、結構全員顎が出た感じである。
既に、3.25の今年第1回ひまわり種まき祭で、その全体像は掴んでいたものだが、今回はバスで移動を余儀なくされる三箇所の種まきと除草作業、移動することはその分疲労が伴う。その上に、今回のメーンは今まで立ち入り禁止地域であった小高地区の見学を兼ねていた。原発から20km圏内に位置することで、機械的に立ち入りを禁止されていたのではあるが、線量が低いということで昼間の立ち寄り程度の立ち入りが許可されるようになった。
既に、ここでも述べたことだが、立ち入り許可が出たときに、立ち入った人が1週間もせぬうちに病気でなくなったと聞く。もちろん、放射能の直接影響であることは無いのだが、それほどに1年を経ても全然片付けられていない、津波の被害の大きさは気も狂うばかりの景色である。その母親は、その息子の死を追うようになくなったという。
これは、20km圏内というだけで機械的に立ち入り禁止となった、小高地区の悲劇であるし、逆に、その周辺20km圏外は、避難命令も出ないにも関わらず、放射線量が0.23μSv/h以上の地域が殆んどというとてつもない悲劇が進行しているのである。この20km圏外に避難したのはこの子高地区の人々であるが、言うなれば、放射線低線量地域から高線量地域へ避難したことになる。
もちろん、20km圏内の避難はこうした放射線量の問題よりは、原子炉暴発の危険を予想してのものであり、逆にそうであるならば、避難命令が200km圏内に対してあるべきであると考えるのだが、そうではなかった。これは、政府の放射線被害に対する見識の甘さから来るもので、爆発だけが事故であって、放射線拡散が事故ではないと考えたからに他ならない。
そんなことを住民は自分達がモルモット代わりに人体実験されていると不満をぶちまける。この声が政府・東電に届いていないのかいないのか(原文ママ)、返事は未だに無いようである。
一部に、これは桜井市長の商工業者の圧力を受けての勝手な方針でもあるようである。住民が強力な行政のリーダシップが無い中では危険があっても避難する動きはし難い。それを良いことに、住民を犠牲にしての政府・東電との交渉が行われている。先日の東京新聞(61日)で「人口約六万五千人の南相馬市でも、同予算の二百七十七億円を大きく上回る四百億円で、竹中工務店を中心とした共同企業体(JV)に一括発注した。自治体の担当者にとってはとてつもなく大きな事業規模。端数のない数字からは、本当にきちんと見積もりをしたのか疑問もわいてくる」と報じている。
いわゆる、徐染作業という名目での、予算の大判振る舞いが行われているのである。
これは、原発誘致にも優る住民を犠牲にしての政策である。原発誘致よりも酷いのは、住民の人体実験を前提としての話である。原発誘致には、住民側に危険信号が知らされ難い状況があった。現在は、確実に放射能被害が予知されている事態である。例えば、チェルノブイリ事故後25年間で、100万人の死者が出たとの医者の調査研究も発表されている。もちろん、原子炉の再暴発の可能性は大きく報じられている。にもかかわらず、徐染作業を前提にこの放射線量の高い地域に住むことを要請している。
桜井市長は、住民にとっては悪魔に近い存在に写るだろう。それを支える商工業者の罪も大きい。
ひまわり種まきプロジェクトは、こうした住民が追いこめられた状況の改善のための苦肉の策として、直には退避して欲しいという意見を述べつつ、ひまわりの作付けという協働事業を行っている。もちろん、ひまわりの徐染効果やひまわりの種による油生産も期待してのことである。
今回は、ひまわりよりも成長の著しい、ケナフという植物の種まきも行った。ケナフは4000年前のエジブトで栽培されて、布製品として利用されていたそうである。その証拠にはケナフの繊維で作られた布がミイラには被せてあるそうだ。ひまわりは3,4ヶ月で精々1mの背丈だが、ケナフは5,6ヶ月で3m以上の背丈になる。温暖化防止でブームにもなったが、何故か現在栽培されている地域は少ない。今回は、福島の徐染作業に役立てないかの実験である。しかもその花は綺麗だし、繊維を取り出せば布や紙にも利用でき、炭も作れる。
今回のイベントの最大の感動は霊山太鼓の演奏である。大太鼓と2つの小太鼓、笛と鐘のアンサンブルは通常の太鼓演奏のアンサンブルであるが、大太鼓の演奏は素晴らしいの一言である。とにかく桐の木で作られた撥を振るうのだが、桐の木は軽いので、勢い腕の振りを太鼓に伝える動作が見事である。すなわち、その撥は20cmも無いほど短く、見た目では腕で太鼓を打つようである。腕の振りは、目まぐるしく変化する。それでいて、太鼓の音の迫力は、野外での演奏にも関わらず、会場に響き渡る。
途中に、桐の木の破片が飛んだのは、その腕の振りの鋭さを物語る。私の想像する撥は、樫の木のような堅い木であるので、桐の木とは流石に驚いた。最後には、住民が演奏にあわせて、盆踊りを楽しんだのも印象的である。昔、祭りは日頃の鬱憤、辛さを吹き飛ばすために仕組まれたものである。その1つの流れがようやく出来たようにも感じられた。その上で、霊山太鼓は隣の市、伊達市からの遠征である。共に、放射線の高線量で苦しむ人々が手を繋ぐ一瞬でもあった。伊達市の霊山保存会も様々の地域からの出演だそうである。演奏を代表しての女性リーダは、「心がひとつになった」と声を高めた。それは伊達市と南相馬市の連携を示したものだ。
確かに、両市とも東京では信じられないような高線量地域である。誰もがそれを知りつつなかなか近づこうとしない地域である。行動隊のあるメンバーは高線量地域でも1.0μSv/hの多いいわき市と1.0以上が多い南相馬市と比べて、「天国と地獄」と比ゆした。
最後に、こうした高線量を公式に報道しないことをひまわり種まき隊の代表小澤氏は非難する。
3.11以来、放射線の大気汚染、土壌汚染、植物汚染を系統的に測定している代表にとっては、その事実を公表できない市役所、国、報道機関への怒りは尽きない。放射線汚染での対処方法としては先ずは観測ありきの代表の姿勢については、私は諸手を上げて賛同する。その上での、瓦礫処理である。その上での医療検査である。精度の良い、時系列に添っての観測値こそ、今南相馬での必須事項である。
最後に、10km圏付近で牛が遠くで草を食んでいた。それは田作がはられて立ち入り禁止区域であるが、その入口には、牛の骸骨が並べてあり、「牛の薬殺を止めよ」との看板が印象的であった。
写真は中海と化している南相馬市小高地区


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関係記事:




2012年6月2日土曜日

「東京たまエコセメント工場からの多摩川セシウム漏出を止めたい」つなみさん、kosekomeさんブログ記事紹介と関係ツイート

追記(20130613): 
残念なことに、現在「放射能ごみ・まとめ@tsunamiwaste」さんのブログは削除されていて関係記事が参照できなくなっています。
本件に関して、代わりに、@kosekomeさんの以下サイトをご参照ください。

※東京たまエコセメント問題


たまエコセメント工場から多摩川セシウム汚染?
東京都23区外、市町村部を三多摩と呼ぶそうです。この地域のごみ処理は独特です。
放射能ごみ・まとめ @tsunamiwaste
http://tsunamiwaste.ldblog.jp/archives/cat_404003.html



東京たまエコセメント工場からの多摩川セシウム漏出を止めたい
多摩川への垂れ流しを止めるために東京都へ陳情します
@kosekome





2012年06月01日(金)

RT @kosekome: 東京たまエコセメント工場からの多摩川セシウム漏出を止めたい : 都議に要望書を嘆願してきました。 http://t.co/wtcbgvTu
posted at 21:45:24

2012年05月23日(水) 



@tsunamiwasteさん、日の出関連、連投ツイと画像拝見、多謝感激。図示の偉力大!東京都の水源地に巨大処分場2カ所作る犯罪行為、それに懲りずエコセメ工場迄。谷戸沢=土壌&地下水深刻汚染、二ツ塚=焼却灰・飛灰埋立て時撒き散らし、エコセメ=ブラックボックス。@kosekome
posted at 14:07:23
RT @tsunamiwaste: えー公開してないスライドあるからPDFにして配布しようよ(涙) RT @kosekome@tsunamiwaste 素晴らしい連ツイでした。もう資料要りませんw 時間あったらまんま【まとめ】ます。アドレス配った方が早いかも。
posted at 13:55:33
RT @tsunamiwaste: 日ノ出町は多摩川の水源地。八王子水再生センターの下流にも、大勢の都民・神奈川県民が住んでいて、多摩川の水を利用している。あなた方に影響する問題かもしれないよ! http://t.co/JeFMl7Ck
posted at 13:43:14
RT @tsunamiwaste: 東京都市町部にお住まいの方、この地図を見てみて。あなたが出しているゴミが、日ノ出エコセメント問題を引き起こしているかもしれないよ。あなたの払った税金が、間接的にエコセメント工場の運営に使われているよ。関心をもってね! http://t.co/mONXiSGM
posted at 13:43:05
RT @tsunamiwaste: 日ノ出エコセメント工場を運営する「東京たま広域資源循環組合」は情報公開条例がなく、秘密主義で有名。どんな焼却灰をどのように焼却してるかもわからない、調達契約もわからない、ほとんどブラックボックスみたいなところ。一応、東京都市町部の25市1町の税金で間接的に支えられてますが…
posted at 13:42:43


20120527 多摩エコセメント:暴利の構造、関係ブログとツイート



2012/05/27
多摩エコセメント処理の概算見積の裏側と太平洋セメントの莫大な利権・関東ゴミ処理問題。汚染瓦礫・汚染灰(下水汚泥)広域処理や、北九州市で瓦礫処理に断固拘る理由。

2)関係Twitter-Twilog ホーム » @jerico4 » 2012年05月27日より

多摩エコセメント処理の概算見積の裏側と太平洋セメントの莫大な利権・関東ゴミ処理問題。汚染瓦礫・汚染灰(下水汚泥)広域処理や、北九州市で瓦礫処理に断固拘る理由。 http://t.co/Ml6P86TA
posted at 11:04:07
@Portirland @RRof3R @tigercatver2 多謝。①「エコセメント」=ごみ焼却灰を主原料に約50%使う。②普通セメント=ごみ焼却灰比率3%位、その他廃棄物を原料や燃料に大量に使うが、エコセメとは定義されてないと思う。御ブログ②の意味で書いて下さったと理解
posted at 11:09:13
@Portirland @RRof3R @tigercatver2 (承前)が、今は、セメント工場は廃棄物受け入れ先になってるので、どのセメントもエコセメントのようなもの。「エコ」が泣いてる、エゴセメント。
posted at 11:11:06
@Portirland @RRof3R @tigercatver2 多摩エコセメント工場は①多摩地区25市1町のごみ焼却炉の焼却灰だけ使用。下水汚泥焼却灰は受入れていない。ごみ焼却灰の放射能汚染発覚後も、東京都は8000Bq/kg迄使用許可し、エコセメ工場止めなかった。悪質。続
posted at 11:16:25
@Portirland @RRof3R @tigercatver2 承前)多摩エコセメント工場は②下水汚泥焼却灰は受入れてない。多摩地区下水汚泥焼却灰は3.11前迄民間セメント会社に搬出、汚染発覚後はセメント会社受入れ中止、昨年秋迄下水施設で保管。東京斡旋で今は中防に埋立て。
posted at 11:19:29
@Portirland @RRof3R @tigercatver2 多摩エコセメントは既得権益者には錬金術だったのですね。表向き赤字吹聴(そう思ってました)、税金吸上げ、実は関係者には丸儲けの仕組み。それを昨夜初めて知りました。みなさまに、深く御礼。
posted at 11:23:46

RT @Portirland: 多摩エコセメは、数字を見る限り暴利です(^^)@jerico4 @Portirland @RRof3R @tigercatver2 多摩エコセメントは既得権益者には錬金術だったのですね。表向き赤字吹聴(そう(cont)http://t.co/xCq76MwZ
posted at 16:01:20

エコセメント裁判:5/17東京高裁傍聴、感想ツイート、他

2012年5月17日(木)東京高裁でエコセメント裁判控訴審を傍聴しました。
その感想と日の出関係のツイートです。

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Twilog ホーム » @jerico4 » 2012年05月16日

2012年05月16日(水) 17 tweets


ごみ探偵団: エコセメ裁判:①5/17(木)10:30~ 東京高裁 812法廷 口頭弁論 ②STOP エコセメント... http://t.co/NWafSfS0
posted at 14:35:11



ごみ箱から食料集める「フリーガン」、過度な消費に反対 | 世界のこぼれ話 | Reuters http://t.co/tD5YDGzg
posted at 20:23:12


@RRof3R @kosekome @tsunamiwaste @emanon_uk 多数貴重情報とツイ多謝。今日エコセメ裁判控訴審、東京高裁812法廷で傍聴。東関東自動車道、工事と事故で大渋滞、原告影響受け開廷に間に合わず弁論陳述できず。原告側裁判長に嫌みいわれ気の毒でした。
posted at 23:03:28

5/12 日の出町ごみ処分場・エコセメント工場見学会 参加者感想ツイート

日の出町二ツ塚にあるエコセメント工場の見学に参加しました。↓↓↓


参加者たちの感想ツイートです:


2012年6月1日金曜日

20120531 満田正さん「福島原子炉包囲網日誌」〜福島4号炉、ワイデン議員福島視察、原発再稼働と廃炉問題


From: 満田正 
日付: 2012年5月31日 

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福島4号炉の問題は私にとっての最大の関心事である。
今回東電が打ち出した、収拾策で4号炉の使用済み燃料棒の取り出しを1年早めるという方針が報道されました。
これは、3年以内に使用済み燃料棒の取り出しという前提を前倒ししたもので、一安心というところである。
ただ、この作業中に大きな地震が起きたらどうするのだと不安もあるのですが、この不安は避けて通れない。
リスクは大きいが、必要な作業です。
4号炉の水素爆発以後の醜い姿が、日ごとに綺麗になっていく。爆発によるがれきを撤去する作業が進んでいるためだが、これも使用済み燃料取出しには必要な作業である。
最大の関心は、4号炉の傾きというか、地震による4号炉の崩壊の危険性である。東電は、コンクリートや鉄骨での補強が終わっていると説明している。この補強が強度20%アップというのだが、それがどのような効果を生むのかについて、建築構造屋に聞いてみたが答えは無い。メールでのこの補強の杜撰さを強調する人も居るが、実際には分らない。
最近ワイデンというアメリカの上院議員が福島視察を行い、その危険性を帰国後強調している。客観的に見れば、4号炉の危険性は当然であるし、少なくとも福島県民は全員避難すべきところである。この方針を出すことで、日本の国家総動員体制が出来上がり、再生日本が蘇ると私は見ているが、その気配は一向に無い。
ワイデンが、米国民を同じく、総動員させるパフォーマンスを演じていることは彼の立場から当然であるが、このパフォーマンスを日本では利用できないもどかしさはある。聞くところによると、ワイデンは東電との会談で、この危険性を訴えたようである。東電は、自ら行った補強工事を前提にその訴えを退けた。当然、ワイデンの面子も無いわけで、帰国しての彼のパフォーマンスは勢いを増したとも言われる。
そうもあろうか、東電の福島原発4号炉使用済み燃料棒の取り出しが7月から始まる方針転換がなされたのである。
ただ、我々は、福島原発を管理出来ていない立場から、常に最大リスクを考えておくべきである。
すなわち、今でも福島原子炉200km圏内住民は、避難すべきであるという主張に変りは無い。
この見解は4号炉の使用済み燃料が全部取り出されて解除されるべきものであるし、安全を考えれば、1~3号炉の安全廃炉が済むまでは、解除するべきではないと考える。
逆にこうした、大規模避難方針は、福島原発管理に向けての行動が前提であり、勇気ある人が、その管理任務につくべき準備も必要である。
この二つの大規模行動が、日本の将来を安全な方向に促すだろうと考えている。
こういうことで無いならば、現在の福島原子炉管理という特権を使っての権力(一部の人間、原子力村)による様々な工作を許すことにもなりかねない。
特に、原子力村は原発再稼動には必死の努力を重ねている。再稼動は決して予断を許すものでないが故に彼らは必死である。原子力村の意を受けて政府も必死である。本来は、その仕掛けを作った自民党などが賛成しそうなものだが、ここは野党の気安さ、達観している。というよりも原発再稼動は、現政府の長期政権に繋がりかねないと姑息に考えていることだ。
原発再稼動を強引に展開すれば、反原発・脱原発にとって極めて有利な状況を生み出すようにも思える。しかし、そのように甘くないというのが実情である。確かに原発再稼動強行突破は、一時的な国民運動を巻き起こすに違いない。それが、どの程度の地力を得ているかは、予測できないのである。
ここは、段々と、原発推進派と脱原発派との決戦が近づいているようでもある。
先日には、原発稼動ゼロデーがあって、祝福ムードであった。今度、大飯原発再開への決定が、正念場を迎えつつある。原発問題から国民関心を瓦礫処理へとシフトさせる策略は見事成功したように見えても、実は、政府はまだ心配なのである。いわゆる、一応民衆派を名乗ってきた、現政権にとっては非常に辛い。大飯原発再稼動ですら危ういところにいる。
こうした政治力学では政治判断の引き伸ばしは究極の決戦を生み出して、事態を混迷させる。私は、このカオス状況、このカタストロフィー到来こそ、次なる時代への幕開けであると思うのであるが、次なる幕開けは、現在では、東北中心型か、大阪中心型の選択が迫られている。
ということはさて置いて、決戦とは別に福島原子炉管理問題は、避けて通れない。
私は、福島原子炉を管理することが、日本の政治の行く末を決めると考えている。
そこには国家の根本についてのいろはが含まれている。
明らかに、世界は原爆を制することで覇権が決まったように、現在は原発を制することで、覇権が決まる。
世界に冠たる日本経済界がそのことに気がつか無いはずが無い。
それが廃止に向かうかどうかではなくて、その決定権を誰が有するかである。
世界的な視野からすれば、原発は再稼動の方向に向いている。
ドイツの脱原発方針を我が意を得たように話す人も多いが、ドイツは果たして、フランスを押さえてEUすら覇権を維持できるかの瀬戸際である。
しかし、廃炉問題を解決することなく、地球は破滅の道に向かうしかない。
キリギリスで、夏の祭典を謳歌するのか、人類のためにこの魔物の扱いを速やかに廃炉するかである。
日本がその決定権を持っているように思えるのであるが、我田引水であろうか。
  1. 上院エネルギー委員会のロン・ワイデン議員「福島第一原子力発電所の ...

    jishin.b5note.com/xn-cesq99l/4504/ - キャッシュ
    上院エネルギー委員会のロン・ワイデン議員が、藤崎一郎駐米大使にあてた4/16付けの書簡によると「福島第一原子力発電所の原子炉建屋が再び地震や津波に見舞われれば、崩壊し、当初事故よりも大規模な放射性物質放出が起こる恐れがある」とのこと。
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