iwakamiyasumi 後藤さんの回答の続き。「設計思想を超える事態があり得ると認めたのが、94年くらい。しかし、乗り越えられると考えていた人たちと、心配した少数の人がいた、ということ」。- iwakamiyasumi 朝日新聞の山田記者。後藤さんの回答。「格納容器が安全の最後の砦ではない、という認識は、会社として共有されているか、という質問ですが、これは、設計者個々人で違うと思う。ある人は、そんな大きな地震が来ると思わず、また、きても耐えられると考える」
- iwakamiyasumi 後藤さんの続き。「今、関係者はものすごく努力をしていると思います。私が批判をすべきではない。しかし、一点だけ、情報の開示を、後追いではなくすべき。これまで、できていない。技術の評価ができていないため」
- iwakamiyasumi 後藤さんの続き。「無闇に危機感を煽るのは望ましくない。しかし、人命がかかっていることに、最大限配慮するのは当然。時間経過が大事。事故はいろいろな形で展開していきます。政府は被害を最小にする手をうつべきだと思います」
- iwakamiyasumi フリーの横田一さんの質問。菅政権に対して。後藤さんの続き。「こういう厳しい状況で、私も悩んでいる。しかし、私たちのダメージが最小になることを願っている。私のできることは 技術者として、解釈すること。その観点から見て、わかっている人間がコントロールしていないのではないか⁈」
- iwakamiyasumi 後藤さんの続き。「地震のとき、ダメだろうと思っていたが、柏崎の事故の時に、無理だと確信した。さらに今回の事故で黙っていられなくなりました」
- iwakamiyasumi 外国人女性記者の質問。何かあって、批判を? 後藤さんの回答。「私は掘削船の設計をしていた。その後、格納容器の設計に。格納容器は、事故の最後の砦だと思っていた。しかし、実際には、砦にならないと気づいた。地震やシビアアクシデントのような事がおこれは、システムが作動しなくなる」
- iwakamiyasumi 上澤さんの続き。「プルトニウムの被爆の毒性は、倍になる可能性もある」と。プルサーマルの危険性。
- iwakamiyasumi 上澤さん、追加。水素爆発。一号機の場合、建屋の壁を壊した。三号機は、建屋の骨組みまで吹き飛ばした。ポンプ車まで吹き飛ばされ、影響が出た。プルサーマルは、燃料の融点、メルティングポイントが下がる。炉心の溶融が起こりやすくなる。プルトニウムを使うため、毒性が高まる」
- iwakamiyasumi 東京新聞の中山さんという女性記者の質問。後藤さんの回答。「考えたくないシナリオ。時間はかかる。ブラントの内部はわからない。スリーマイル島の事故は、内部状態がわかるまで、10年も経ってわかった」
- iwakamiyasumi 生島ヒロシさんの質問。メルトダウンの現実化の可能性について。後藤さんの回答。「完全なメルトダウン、炉心が融けて、底に溶融物が溜まる状態。スリーマイル島の事故では、その状態で長い間放置されたが、なんとか圧力容器の底が抜けずにすんだ。もう一つは、水と反応して水蒸気爆発が起こる可能性」
- iwakamiyasumi 私の質問。厳しい爆発は? 三号機は?後藤さんの回答。「三号機は、一号機より。より大量の水素が漏れた。ブラントの出力の違いもある。プルサーマルの、BOX燃料は、プルトニウムを含んでいるから、より厳しいのではないか。燃える温度も低い」
- iwakamiyasumi 他の外国人記者の質問。後藤さんの回答。「私自身は、格納容器の開発部門にいた。強度の研究をしていた。内圧が低下して、外圧が強まったとき、コントロールするための弁がある」
- iwakamiyasumi 外国人記者の質問。後藤さんの回答。「津波が来て、海水系の冷却システムがダメージを受け、同時に、電源が喪失した。水素のリコンバイナーは、PWRでは、通常着けない。6時25分、二号機の燃料棒が露出した、水を注入するポンプの燃料がきれていて、水位の低下を食い止められない」
- iwakamiyasumi 後藤さんの続き。「レントゲンを、同じく箇所、数回浴びる人はいません。病気の可能性があって、止むを得ずやること。たとえ少量でも、放射線を浴びることは、ガンなどの可能性を高める」
- iwakamiyasumi フロアからの質問。政府は、現在の被爆レベルを、除染が必要なレベルと言っているが、マスコミに出る御用学者は、レントゲン数回分程度と言っているが。。後藤さんの回答。「被爆の専門家ではないが、放射線を浴びることと、放射性物質が付着して、浴び続けるのは、違います」
- iwakamiyasumi 後藤さんの続き。「私は元々東芝で原子炉ブラントの研究をし、格納容器の研究でドクターをもらった」と、自己紹介。
- iwakamiyasumi 後藤さんの続き。「原子炉の問題と、格納容器の問題と、二つ問題がありますが、津波で先に海水系の冷却システムがダメになりました。そのため、原子炉の問題より先に格納容器の圧力温度が上がってしまった」
- iwakamiyasumi 会見中継中に、新しい情報がもたらされた。東京電力の発表で、NHKが報じた。「2号機の燃料棒が露出していて、空焚き状態である」と。
- iwakamiyasumi 後藤さんの続き。「電源確保、そして、ポンプが稼働しているか、冷却ができているか、その繰り返し。一部水位がわからず、はっきりしないところもある。水位計が、正しい値を示しているかどうか、わからない。全体の状況から、終息に向かっているとは言えない」
- iwakamiyasumi 後藤さんの続き。「もう一つは、原子炉の冷却の問題。外部電源が喪失し、非常用のディーゼルの立ち上げにも失敗してきている。一番大事なことは、原子炉の内部の水面が燃料棒が露出しないレベルで維持されていること。それが維持されていれば、安全。必要な電源を確保できているか?」
- iwakamiyasumi 後藤さんの続き。「燃料棒が露出すると、水素が出る。格納容器を守るために、ベントをして、再び栓を閉じ、その時に水素が出ます。これが、爆発の原因。設計上は、チッソガスが充填されている。ベントするとき、チッソが出て、格納容器の中に酸素が入ることがある。そうなると格納容器内部で爆発が」
- iwakamiyasumi 後藤さんの続き。「通常であれば、格納容器の0.5%分だけ、水蒸気とともに外に漏れる。それが基準以下なら敷地境界内では、大丈夫という。計測すれば、どれだけ圧力がかかっているか、わかる。それがわかれば、どれだけ放射能が漏れたか、わかる。実際、圧力が高まっているので、ベントしている」
- iwakamiyasumi 始まりました。もと東芝の技術者の後藤さんの話。「今日の福島第一原発3号機の水素爆発について。噴煙を見る限り、厳しい爆発である。建屋は吹き飛んだが、格納容器は機能を維持している。しかし、損傷の可能性もある。24時間、圧力鍋を計測し、外に放射能が漏れているか、測る」
生きているといろんなことが起こる。すべてがひっくりかえってしまった311。それまでは政府のやることでもたいていのことはまあいいかと思えた。今はまあいいかって思ったら殺されちゃうと思ってる。天災はあきらめがつくけど、人災はあきらめがつかない。東電核爆発は人災、その後のすさまじき世の中。放射性物質を一般ごみ焼却炉で燃しても安全なら世界中で燃してるはず。でも燃してる国なんてない。益々高まる焼却処理の安全安心の大合唱!すごい国だ日本は。大バカもの!(20111109)
2011年3月14日月曜日
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