2012年8月20日月曜日

201200814 満田正さん「福島原子炉包囲網日誌」~8/13 (空振り)院内交渉、1)学習会 2)記者会見 3)裁判闘争の戦略会議、報告&感想


3.26政府交渉ネット事務局 http://gareki326.jimdo.com/
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From:  満田正 
814 (6日前)

古田さん、満田です。
キッズウィークエンド、青梅市内の土壌調査、ご苦労さまです。
何れも、協力できていないのですが、大切な活動です。
以下、院内集会の報告ですが、要するに「風の学校」での青木さんの講演が基点となっていますので、最後に書きましたが、一度、皆様で集まるのが良いかと思いますが、どうでしょうか。
このメールは、CCで青木さんと濱田さん、たまかんねっとに転送しておきます。

院内交渉の件ですが、青木さんたちの放射性廃棄物全国拡散阻止!3・26政府交渉ネット事務局が精力的に全国ネットワークを広げているようです。政府と国民の間を取り持つことを目的として、環境省や地方自治体の交渉を重ねてきておりますが、今回はひとつの節目になったようです。

環境省側が、①交渉は1市民団体、年1回の慣例を持ち出してきたこと、②インターネットやマスメディアでの公開をしないこと、③参加人数は10名以内とすること、などですが、服部良一衆議院議員を仲介としていた事務局側は、当然これらの条件を受け入れず、予定された院内交渉は空振りでした。

その代わりではないですが、1)学習会と2)記者会見及び3)裁判闘争の戦略会議がもたれました。
1)学習会は「風の学校」講演依頼の内容の繰り返しですが、段々と難しい青木さんの話も整理されてきたようです。もちろん、参加者40名全員の理解が得られているようには、思えないのですが。要するに、①宮城県と東京都と北九州市との間で結ばれている宮城県石巻ブロックのがれき契約は無効であること、②無効と知りながら契約を推進している環境省、東京都、北九州市は国庫助成金の横領、詐欺罪に当たること、③この詐欺罪を知りながらそれに協力しているもしくは協力した東京都、北九州市はこの横領・詐欺罪に協力することで、共同正犯になることなどが明らかにされています。

従って、刑事告発を準備しているのですが、こうした政府・自治体の動きが相互の連携でなされているとは思えず、このまま告訴しても「知らなかった」として逃げられる可能性もあることから、告訴する前に関係する政府・自治体へ彼らの進めている災害地瓦礫の広域処理は横領・詐欺行為であることの通告(警告文)を早急に発しておくことが必要となっています。

院内交渉、記者会見は、そのために開かれたものですが、主旨から言って、環境省がこなければ、この通告は空振りになった訳です。記者会見も大手マスメディアが登場せず、マイノリティのインターネット新聞社が参加したのみですので、やはり大々的な通告運動が必要となるとの結論です。

先回の院内交渉には大手マスメディア2社が参加し、翌日には、裁判闘争のあることが報じられていましたが、この裁判は、北九州市を中心とした市民の災害地がれき焼却によって、市民が多大な不安、迷惑を蒙ったことを訴える民事訴訟であったわけです。もちろん、告訴状には、いわゆる、がれきの広域処理が横領・詐欺罪に基づくものであることが記載されており、そのことで、環境省、宮城県、北九州市、東京都への警告文になっていることはありますが、今回はこれを徹底させることが確認されました。

学習会では、こうした広域処理の間違い(横領・詐欺罪相当)と同時に、そのがれき処理量の見積もりのいい加減さも指摘されております。いわゆる、宮城県は当初100万トン(可燃ごみ28万トン、木屑29万トン、不燃混合物43万トン)もの広域処理を提示しているのですが、ここには、ブロックごとの記述がない。ところが、東京都と北九州市とで引き受ける可燃ごみ64500トン、2年分で12万トンである。では、残りの可燃ごみはどうするのかという記述もない。

同じ問題が岩手県野田村についても、もともと秋田県5万トン、埼玉県5万トン、青森県その他10数万トンを広域処理要請していたものが、それぞれ11800トン、11300トン、4200トンと減らされているのだが、その説明もない。同じく山田町静岡県と富山県と合わせて10万トンだったものが、現状は静岡県8900トン、富山県1800トンに減っている。

以上、こうした数字のが要請しているがれき量は、その数字のいい加減さからも、愛知県下のほとんどの市町村が災害地がれき処理受け入れ撤回をしたように、広域処理が破綻していることが伺える。

2)記者会見
私の見るところ、記者の人々も、この災害地がれき広域処理についての理解は進んでいないようです。たとえば、ある記者は広域処理の「うまみ」についての説明を求めていましたが、宮城県を4ブロックに(石巻、気仙沼、亘理・名取、宮城東部)に分けたうちの石巻ブロック(石巻市、女川町、東松島市)のがれき処理を引き受けた鹿島JV2万~3万円処理費用、東京都6.3万円、北九州市175千円とした処理費用は受ける側では運搬量を含めると当然の費用であるのですが、そこまでして広域化を進める環境省、東京都、北九州市のうまみはない。むしろ、この問題は、「絆」と称して、一挙に列島一元化を図りたい石原慎太郎以下、保守主義者の意思表示であったと思うのですが、この意志を受ける側が余りに稚拙であったと言うほかありません。

としても、瓦礫の広域処理を打ち出したことで、大飯原発を初めとした再稼動は円滑に行われたし、最も危険と言われた福島第第1原発第4原子炉の使用済み核燃料棒の試験取出しがあっという間に処理されたことを考えると、原発推進派の目論みはすいすいと実現できているように思うのです。

3)裁判闘争
今回、災害地瓦礫広域処理が突きつけている問題は、余りに大きな裏勢力の意図とは別に、それを実施する側の無能力さが露になったという以外ないのですが、その事実だけを追っかければ、単純に広域処理推進勢力の不合理さが浮き彫りに出来ると言う特徴があります。
いわゆる、宮城県石巻ブロックの瓦礫全量を鹿島JVに委託契約を結びながら、あたかもその契約がなかったのように、あらたに、そのがれき処理の一部を東京都と北九州市に委託契約し、且つ処理が進行していることは、1つの特定商品に二人以上の顧客に売りつけるという詐欺行為を働いていることになります。現状では、あたかも環境省、宮城県が国庫助成の水増しを狙った詐欺行為ですが、北九州市住民からの民事訴訟が起こり、今、この事実を東京都、北九州市を含め、関係市町村への通告書を提出した後には、関係市町村は知らなかったで済まされない、共同犯罪者になります。

北九州市では住民運動の盛り上がりで、がれき処理の受け入れはなくなると思います。ところが、東京都では、羽村市、福生市、青梅市、瑞穂町で組む第1部事務組合西多摩衛生組合がいちはやく女川町の瓦礫を受け入れて、現在焼却中です。もちろん、これが犯罪であるなどとは露とも思っていないのが実情だと思います。青梅市長もその管理者です。ただちに、西多摩衛生事務組合にこの警告(通告文)を提出したいと思うのです。

東京都では、その他23区の第1部衛生組合(原文ママ)が受け入れを表明し、世田谷千歳焼却場のように焼却実施中の事務組合もあります。多摩地域でも、多摩川衛生組合、町田清掃組合などが焼却のための住民説明会を企画しています。町田清掃組合では今月末に説明会が開かれます。ことは切迫しているので、ただちに行動が必要となります。

院内集会には、たまあじさいの濱田さん(西多摩衛生組合担当)、府中の田口さん(多摩川衛生組合担当)がこられていて、その他町田市、日野・八王子市との連絡も取れそうです。田口さんは「風の学校」の学習会にも参加されていたようです。

これは、「風の学校」の学習会に参加された方々の連絡網が重要になります。
古田さん、早急に打合せが必要かと思いますが如何でしょうか。
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関係記事:



20120808-0814 青木泰さんからのメール:8/13 院内環境省交渉と記者会見の件、IWJインタビュー

追記:201200814 満田正さん「福島原子炉包囲網日誌」~8/13 院内交渉 ⇦満田さん全行程参加、報告&感想

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差出人: 青木泰
日時: 2012年8月14日 16:19:19:JST
件名: 2重契約問題でIWJでインタビュー

皆様へ
昨日18時から行われた、IWJ岩上安身による青木へのインタビューの録画をお送りします。
2重契約問題について、既存メディアの報道や掘り下げがない中で、約2時間にわたって取材を受けました。
是非ご覧ください。

インタビュー中のツイートの
まとめ。 

IWJ CH1録画


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差出人: 青木泰
日時: 2012年8月10日 19:17:37:JST
件名:  院内交渉と記者会見のお知らせ

震災がれき広域化問題の記者会見のお知らせ

暑中お見舞い申し上げます。

私たちは、今年3月26日に全国のがれき問題に取り組む1700名の皆さんの賛同を得て環境省交渉を行った326政府交渉ネットと申します。
その後も環境省は5月21日にがれきの見直しを行い、さらに8月7日再見直しのがれき広域化量の工程表の発表を行っています。
環境省と交渉しはっきりさせなければならない問題は、がれき処理の安全性を含め山済みされていますが、今回宮城県と北九州市、東京都をめぐる2重契約問題や岩手県のがれき量の過大報告などがれきの行く末を左右する問題に絞って環境省との院内交渉を行うことになりました。
服部良一衆議院議員の事務所で、環境省の担当者を呼び、ヒアリングするという形をとります。
この院内交渉の後に、院内交渉を行う第2衆議院会館の会議室で、引き続き記者会見を行います。ご案内申し上げます。
院内環境省交渉と記者会見の件
場所:第衆議院会館 地下1F 第7会議室
日時:8月13日(月)
10時0分            1F ロビーで通行書配布。
10時30分~11時30分    質問状への環境省の回答
11時30分~12時30分    政府交渉ネット 記者会見

以上 よろしくお願いします。

 放射性廃棄物全国拡散阻止!3.26政府交渉ネット
<連絡先>
3.26政府交渉ネット事務局
メディアコーディネーター 杉山義信 080-5088-3694
環境ジャーナリスト    青木泰  090-3088-6007

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差出人: 青木泰
日時: 201288 16:33:40:JST
件名: 13日の院内交渉OR学習会のお知らせの件

環境省との院内交渉のお知らせ。

暑中お見舞い申し上げます。

がれきの広域化問題で326以降環境省と交渉しはっきりさせなければならない問題は山済みされていますが、今回宮城県と北九州市、東京都をめぐる2重契約問題や岩手県のがれき量の過大報告などがれきの行く末を左右する問題に絞って環境省との院内交渉を行うことになりました。
服部良一衆議院議員の事務所で、環境省の担当者を呼び、ヒアリングするという形をとります。国会情勢が緊迫しているため、担当者がこれなくなるといった自体も最悪考えられますが、上記の問題他アスベストや水銀問題もあり、同時間を使って院内学習会は行います。
皆さんのお声掛けできる議員さんの出席もお願いしてください。
院内環境省交渉と記者会見の件
場所:第衆議院会館 地下1F 第7会議室
日時:8月13日(月)
10時0分  1F ロビーで通行書配布。
10時30分~11時30分  質問状への環境省の回答
11時30分~12時30分  政府交渉ネット 記者会見
以上 よろしくお願いします。
  
以上
政府交渉ネット
当日の連絡先:07055855569 

青木泰
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2012年7月26日
環境大臣 細野 豪志 様

震災がれきの広域処理問題に関する通告書

放射性廃棄物全国拡散阻止!3.26政府交渉ネット主催
           7.26緊急院内学習会参加者一同


私たちは、国が震災がれきの広域処理の方針を決定して、地方自治体に要請を始めた当初から、震災がれきには放射性物質をはじめアスベストやダイオキシン類等を含んでいる可能性があることから、全国の仲間とともに広域処理には反対して参りました。
この度、この広域処理をめぐって、宮城県下で震災がれき量を二重カウントし、被災地への交付金を二重に詐取するという重大な疑惑が発覚しました。
東京都は宮城県女川町からがれきの10万トン(見直し後は6,1万トン)の受入れを今年3月から開始し、また、北九州市は宮城県石巻市からがれきの受入れを前提とした試験焼却を今年6月から始めています。
この女川町や石巻市、そして東松島市をエリアとする石巻ブロックで発生したがれき(685、4万トン)については、昨年9月16日に宮城県がプロポーザル審査によって全量を鹿島JVに業務委託してきました。その委託契約の内容は、「石巻地区における災害廃棄物について、選別、破砕、焼却等の中間処理を経て再資源化及び最終処分を行うものである。」とされ、契約金額は1923億6000万円、がれきの処理量で計算するとトン当たり約3万円です。津波堆積物(200万㎥)の処理量も含めて概略計算すると、トン当たり約2万円です。
この契約によれば、宮城県内のうち石巻ブロックで発生したがれきについては、約2~3万円で焼却などの中間処理を含め、最終処分まで鹿島JVが請け負って処理することが決まっており、県外に広域処理する必要はそもそもなかったはずです。
しかしながら、東京都は女川町のがれきを今年3月から引き受け、東京都では東京二十三区清掃一部事務組合に委託して焼却処理を始めてきました。その経費は、処理費、運搬費、コンテナ使用量、管理費を含めて概算すると、がれき1トン当たり6.3万円かかることになっています。また宮城県は、北九州市の試験焼却に当たり、80トンのがれきを鹿島JVに1400万円の運送費をかけて支払わせており、その経費はトン当たり17万5000円という法外な額になります。ところが宮城県は、北九州市からの受け入れ表明に応じて、鹿島JVに処理委託をしていた石巻ブロックのがれきの中からその一部を北九州市に運ぶという、常識では到底考えられない不適正な措置を行ってきました。東京都においても然りです。
当初の鹿島JVとの業務委託契約であれば、トン当たり2~3万円ですむはずの処理費が、その2~8倍の経費をかけて、しかも鹿島JVへの業務委託費も国の交付金で賄われることを考えると、東京都及び北九州市への広域処理委託は、宮城県による交付金の二重詐取に当たる犯罪行為ではないでしょうか。

貴省は、
1、宮城県が、一度民間企業に委託していたがれきの処理を、広域化を名目にして、2重カウントし、東京都や北九州市に処理委託しようとしていたことについて、事実を知っていましたか。またその件について是としますか?
お尋ねします。

2、民間企業に委託していたがれき処理を、契約変更する正当な理由がなく、広域化に回すという宮城県の今回の処置は、契約違反であるばかりか、がれき処理に当たっての交付金を無駄に使い、二重に詐取することになります。
この点について、どのように考えておられますか。

3、女川町及び石巻市のがれきの広域処理に当たっての交付金が、すでに貴省から支払われているとしたら、その分を取り戻すつもりはありますか?またまだだったら今後の支払いを拒否するつもりはありますか?

4、岩手県の野田村では、埼玉県や青森県、秋田県に受入れを依頼した総量は、マックスで約20万トンにもなり、広域化必要量1.8万トンの約10倍という報告もあります。広域処理しなければならないがれきは、なくなっているのに今も巨大な量を委託したままだという事例は、この野田村に限らず、静岡県や富山県に委託している岩手県山田町の事例でも報告されています。
すでにがれきは、厄介物であると同時に処理すれば、値段の裁定もなく交付金が支給される「有価物」に変わってきています。
しかしそれが税金で支給されることを考えたとき、利権の道具にすべきではありません。お考えをお聞きします。

5.これらの事実を環境省にお伝えし、もし本警告書による通知を知った上で、宮城県や岩手県からの申請に交付金を支給したときには、貴省の担当責任者が詐取の共同正犯となる点をお伝えし、今からでも適正な手続を執行するよう強く警告します。


<連絡先>
3.26政府交渉ネット事務局
メディアコーディネーター 杉山義信
TEL:080-5088-3694
http://gareki326.jimdo.com/
問い合わせ先
http://gareki326.jimdo.com/お問合せ/


2012年7月15日日曜日

20120714 満田正さん「福島原子炉包囲網日誌」〜" 山田真(小児科医)講演「福島を切り捨ててはならない 」が紹介されました。ここでコメントします"


From:  満田正 
714 (8日前)

To tamakannet 
たまかんねっとの皆様
たまかんねっと外の皆様には、BCCでお送りしています。
なお、このメール配信、私(満田)の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。

 「福島を切り捨ててはならない」/山田真(小児科医)講演 http://qc.sanpal.co.jp/info/1520/ 抜粋が紹介されました。ここでコメントします。
山田真(小児科医)講演記事、感激を持って読ませて頂きました。
私も、また、「たまかんねっと」を通じて、昨年3月以来、訴え続けていることでありますが、現実は、表題どおりに厳しいです。
ところで、私も60年安保闘争以来、権力との接点を見てきたものとして、現在ほど、権力との闘いが、要請されている時期はなかったと思います。日米安保条約改正、大学闘争を経て、もう、40年の歴史を経てしまったのでありますが、その間の平和はまさに嘘であったように、福島原発事故は、あらゆる戦後体制をひっくり返す大カタストロフィーとなったような気がします。
外国から聞こえてくる声は、まさに日本・福島が、世界を変える雰囲気です。逆にそのことは、福島の人々が如何に悲惨な状況に置かれているかを示すものです。私もまた、福島を目指すものですが、自分の微力を感じながらの毎日です。
講演記事の中で、気になったことの何点かを書いておきます。あくまでも個人的視点でありますので、一瞥くだされば、幸いです。
1)「私の持っている測定器は10万円ほどの器械」、現在、放射線線量計はどんどん、安くなっています。1万円台のものも出ています。救援センターであるから、危険信号を伝える計測器の普及には努力して欲しいです。
2)「放射能について国はいいかげんな計測しかしていない」、現在、常識ですが、政府・東電は、放射線量を小さく知らせるのに躍起です。この実態を見抜くには、日本人全てが、ガイガーカウンターによる放射線量監視を行うという姿勢が必要です。例として、私は、いわき市ボランティアを行うに際して、東京都青梅市・福島いわき市間の放射線量を次のように測定しています。以下は、一例です。
2011/07/18(晴れ)空気中放射線量(RADEX1503、単位μSv)
()内は復路の測定値
AM708青梅総合神社前0.140.200.18
AM708東青梅駅0.130.14
AM711東青梅駅待合室0.1119日PM21:  東青梅0.09
AM7: 河辺駅0.110.1219日PM2125河辺0.09
AM7: 小作0.1219日PM21:  小作0.070.08
AM7: 羽村0.080.1019日PM21:  羽村0.080.10
AM7: 福生0.100.1119日PM21:  福生0.10
AM7: 牛浜0.0819日PM21:  牛浜0.070.080.10
AM7: 拝島0.070.0819日PM21:  拝島0.070.080.10
AM7: 昭島0.0919日PM21:  昭島0.10
AM7: 中神0.090.1019日PM21: 中神0.09
AM7: 東中神0.110.1219日PM21: 東中神0.09
AM7: 西立川0.110.1219日PM2103西立川0.080.090.10
AM730立川0.080.1019日PM  :03立川0.060.070.100.11
AM7: 国立0.070.0819日PM2050国立0.070.080.12
AM7: 西国分寺0.0819日PM2030西国分寺0.080.090.10
AM7: 国分寺0.07
AM750三鷹0.08
AM8: 中野0.10
AM8: 四谷0.07
AM8: 御茶ノ水0.070.13
AM8: 神田0.080.10
AM8: 秋葉原0.10
AM8: 御徒町0.100.11
AM930上野0.10
PM630四倉デイステイ奥内0.330.40
PM6: 四倉デイステイ奥外0.270.28
PM6: 四倉デイステイ庭0.781.071.20
PM6: 四倉防波堤0.300.58
PM6: 四倉防波堤海岸砂表面0.590.54
PM6: 四倉防波堤芝生0.86
07/19(雨)
AM7:00工場0.270.18
AM8:  波立デイステイ0.250.350.48
AM8:  久ヶ浜0.110.140.15
AM8:  末続0.300.32
AM8:  広野町0.280.330.37 
AM8:  火力発電所周辺0.410.630.91
AM9:00 立ち入り禁止地域0.700.670.69
AM1000 大滝温泉0.30
AM10:  広野町役場0.420.25(役場職員へのヒアリングでは、定点観測で0.40程度)
PM1220 四倉港0.120.14
PM12:  いわき市雑居ビル内0.100.11
PM1403 常磐道中郷P0.15
PM1435 常磐道友部P0.120.140.17
PM14:  常磐道石岡0.18
PM14:  常磐道土浦0.180.21
PM14:  常磐道利根川0.18
PM14:  常磐道入潮南0.11
PM14:  常磐道千歳大橋0.080.12
PM1749 新越谷0.08
PM17:  東浦和0.11
PM17:  南浦和0.080.09
PM17:  武蔵浦和0.080.10
PM17:  西浦和0.080.07
PM17:  新坐0.050.07
PM17:  東所沢0.080.10
PM2025 新秋津0.080.07
PM20:  新小平0.080.07
PM20:  西国分寺0.080.090.10
PM2135 青梅0.080.10
3)「縫うよりは捕まったほうがいい」、私の今は亡き友人も早稲田闘争で両足骨折、私自身も三里塚で左足鎖骨を骨折したもですが、野戦病院では歯が立たず、公の病院に収容されましたが、お陰さまで、公安の監視がしっかりと付きまといました。やはり、「娑婆にいるよりは獄に繋がれたほうが良い」というのも別の真実です。
4)「水戸さんが生きていたら今回の原発事故は起きなかったかもしれない」は少し言い過ぎではないでしょうか。鬼籍に入られた、水戸さん、高木さん、などの素晴らしい反原発闘争には、頭が下がる思いです。ただ、54機もの原発をわが国にもたらした事情は、高度成長下で、学園闘争、特に権力との地域での戦いを展開した日大闘争を見殺しにしたことではないでしょうか。
5)「密室治療は恐ろしいと思うそんな経験をしてきた」、キューバのグアンタナモ基地に見られるように、戦い、捕虜になることは悲惨です。私は、極力逮捕を免れて来ましたが、公安ファイルはそれ以上に厳しいものと推察します。獄中改善は当然ですが、いかに獄中者を減らすかの闘争が大切です。
6)「広島の被曝者の資料しかなく、広島の被曝の仕方と医療の被曝はスタイルが違う。だから、広島を資料にして危険だ、と言われても耳を傾ける必要がない、と言うのが日本の科学者の態度」、最近、ドイツの科学者が来て内部被爆の重要性を訴えていたのですが、そのときに、並行して演壇に立たれた広島大の沢田教授が40年目に公開された広島原爆手帳を元に、内部被爆(遠隔被爆)の重要性を指摘されました。日本人としての義務を果たされたようです。要するに、日本人の悪いところは、隠蔽・偽善体質の官僚・権力機構をめんめんと許してきたことです。
7)「自主避難する人を非難する人がいるが、それはおかしい。避難する人たちは基本的に正しい」、そのとおりと思いますが、今必要なことは、原子炉周辺からの強制避難ではないでしょうか。太平洋戦争(第二次大戦、大東亜戦争)に関しては、都市住民数千万人が強制避難させられました。福島原子炉は今そのような危険な時期にあると理解すべきではないでしょうか。
8)「福島では放射能が不安だと言うとバッシングを受ける状態になっていた」、市町村長を中心に福島帰還を宣言したり、工作が行われている中で、人々は益々無口である。この「声なき声」を良いことに、政府・東電を中心とした、原始村は徐染・帰還を一貫して訴えている。今、福島の人々は抵抗している。この火を消してはならない。
9)「山下としては自分たち以外の健康診断はやらせない」、福島の人々だけではなく、日本人の医療神話が、この山下(福島では騙したと言うようだが)の横暴を許している。それに東大アイソトープ研究所の児玉龍彦教授も加わる。政府・東電を中心とした、原始村など、権力総動員しての、福島封じ込め体制である。当然、この闘いは、戦後から引き継がれるものである。
10)「避難先も1位は山形で、2位は米沢で、3位は新潟、4位北海道という順序になっている人が多い」、人々の気持ちは複雑である。今の所、周辺地域への避難は多い。としても、伊達市や郡山のように、近場で、放射線量の高い、原子炉暴発の危険地域への避難者が多い。福島県含め、原子炉周辺200km圏内の強制退避が必要であるし、今は、人々の感情を量るときではない。そうすれば、権力の思う壺としか言いようがない。
11)「福島という名前で差別されるということを実感している人たちが多くなっている」、よく聞く話である。福島県内でも、指定地域かそうでないかでいざこざが絶えない。それは、一見民主主義のように見える、政府の住民の自主判断を強調し、機械的な線量線引きの結果である。今は、日本中が放射性汚染されていると見てよい。そのことを前提に、放射線量の高い地域からの、強制退去、そして、原子炉周辺からの強制退去が必要な時期である。
12)「放射能の健康被害について告発した人たちは、ことごとく抹殺されてきた。今回の福島についても最初から被害隠しが行われている」、だから、闘いは始まっているのだが、我々は非力である。しかし、福島県地元「声なき声」は強力である。この1年猶予も耐えて来た人を支えねばならない。首相官邸デモ、代々木公園デモ、以上の体制を福島原子炉周囲に築かねばならない。
13)「甲状腺癌については隠しきれなかったということだが、日本では甲状腺癌さえも隠そうとしている」、チェルノブイリでも長い闘いが繰り広げられ、今もそれは続けられている。アメリカスリーマイルだってそうだ。日本でも、広島・長崎・ビキニ等被爆以来の戦いがある。それらは、あらゆる戦いの原点でもある。だから、福島原子炉暴発、今後の暴発を含め、日本人、福島の人々は地球上を巻き込んで、戦いを拡大しなければならない。それだけが、隠蔽・偽善体質を持つ、政府・東電、権力機構の犯罪を暴くことになる。
14)「渡利地区は橋頭堡のところであり、渡利地区を認めさせることができれば、もう少し避難地区を広げられる」、私も渡利地区に行き、人々の感想を聞いた。徐染作業中であったので、人々は安心を装っていたようであるが、実際には徐染作業の効果は出ていない。ガイガーカウンターの数値を示しながら、住民との話しを行い、徐染作業の問題点を述べた。同じ問題を福島市役場にも投げかけた。彼らには、回答はない。この数値は、福島駅前だって、同じ数値を示している。これは1地区の問題ではなくて、福島全域、原子炉周辺全域の問題である。
15)「福島の問題は福島だけの問題ではない。私たちは、沖縄、広島、長崎、第五福竜丸を切り捨ててきたという歴史を今こそ断ち切らなくてはならない」、そのとおりです。福島を切り捨ててはならないのです。それは、地球上がひとつになるチャンスでもあるのです。 
満田正
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第8回定期総会講演 「福島を切り捨ててはならない 」 山田 真(小児科医 ...

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2012年5月20日 – 放射能を感じることが重要. 今この会場の線量は0.06マイクロシーベルト。放射能はその存在を忘れてしまいがちだが、私たちのまわりにはいっぱいある。忘れてしまうと国や東電の責任を免罪してしまう。私は線量をいつも計るようにしている。



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