From: 満田正
日付: 2012年4月23日13:57
吉田さん、満田です。
頂いた資料、今読みました。
結構難しい問題が山積しています。
特に、2009/12/10 九州福岡アサヒビルBF1階での説明会「地域循環圏に関する九州会議(第2回)議事録要旨」は面白いですね。http://kyushu.env.go.jp/recycle/100301a.html
オーソドックスな紋切り型の議事内容が見れて懐かしいです。先ず、そこでの議論のいくつかコメントしてみます。
1)環境省にとって循環圏は永遠の課題ですが、その要素は物質収支、人的収支、そして資金収支です。そこで、何故か生ごみダンボールコンポストが話題になること自身が不思議です。とにかく、ダンボール消費、生ごみ処理、その堆肥利用どれをとっても中途半端です。とにかく、家庭での生ごみ循環は何%処理出来たかを議論しないで、マクロ数字を議論するやり方も可笑しい。ダンボールコンポストは青梅市でもやっているのですが、市民のガス抜きです。悪いことではないにしても、そこに隠された行政の怠慢が怖い。
2)生ごみ堆肥化について臭いの問題を解決できないのは時代遅れですが、何よりも分別が進まないと言うことは、殆んど物質収支に無関心であることです。分別収集は循環圏静脈産業での基本的立脚点、それが旨くいかないのでは話にならない。分別には手間暇コストがかかり、従って、品質が保証される。市場価格を生み出せる。こうした試作が必要です。
3)事業系と一般ごみでは分別に極端な差が生じる。事業ごみは分別無しに扱える場合が多く、分別対象さえはっきりすれば、需要は高い。一般家庭ごみは分別が難しく市民啓蒙指導が必要になる。循環圏での基本は、需給バランスなので、分別すればどこまで循環できるかのモデルが必要である。特に最終処分については、循環圏ではあってはならないことで、循環目標何%とは最終処分量何%でもある。このモデル無しにはスケールメリットは出てこない。物質収支も出さない中でのコスト比較も無意味である。
4)セメント工場での飛灰、主灰の扱いは参考になる。「主灰は工場乗り付けで25,000円/t程度。飛灰は埼玉の工場では60,000円/t。ばいじんは洗った後の水処理にランニングコストがかかるので高くなる。実際にはものによって違う。焼却施設側で異物を取り除いていただければ、その分が少し安くなるということも考えられる。」いわゆる、①焼却場でも、セメント工場でも異物抽出処理を行っているので、②その排水汚泥は異物が混入しているし、③それを埋立て処理すれば、その異物がまた環境に排出される。というような悪循環が繰り返されていることになる。要するにエコセメントよりもその製造工程における廃水処理、排ガス処理が問題となる。