2010年3月20日土曜日

最終「報告書」完成〜23区廃プラ焼却を検証する〜、協力区議への「謝辞」





 
 23区廃プラ焼却を検証する最終「報告書」が環境総合研究所の手で完成し、3月17日に本件で協力頂いた区議7名宛に発送されました。

 近々、協力区議の方々いずれかのホームページに「報告書」が掲載されると思いますので、掲載されしだいサイトの紹介をさせていただきます。





リンク先一覧:
 1)環境総合研究所公式Webエントランス
   http://eritokyo.jp/index.html

 2)ゴミ弁連公式Web
   http://gomibenren.jp/
 
 3)独立系メディア・エントランス
  http://eritokyo.jp/independent/aoyama-column1.htm

 4)独立系メディア・研究所所報→廃棄物の部分
  http://eritokyo.jp/independent/eri-col1.htm

 
 報告書の内容は以下の3部からなります。

–「東京23区清掃一部事務組合が実施した『廃プラスチック混合可燃ごみの焼却実証確認』」池田こみち氏&鷹取敦氏(環境総合研究所)1-50 pp

– 「廃プラスチック焼却の問題点」村田徳治氏(循環資源研究所)51-63 pp

– 「23区廃プラ焼却による環境への影響を検証する」青木泰氏(廃棄物資源循環学会会員)65-80 pp
 
 * 内容は、3月6日に開催された講演シンポジウムでの配布資料と一部重なる部分がありますが、更に詳細な事項が加えられています。
 
 * 報告書は、約80ページ、電子データと冊子体の2形状。

 本報告書の完成にあたり、23区廃プラ焼却検証市民実行委員会から協力区議の方々へ送られた「謝辞」は以下の通りです。
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謝 辞

 梅の花が開花する一年でもすばらしい時期になりました。
 
 皆様のご協力で、準備してきました23区廃プラ焼却を検証する報告書ができました。皆様に感謝しつつご報告させていただきます。区議会開会中で、お忙しい中だとは思いますが、お目を通していただくことをお願いいたします。
 
 23区の廃プラ焼却は、言うまでもなく、時代に逆行する取り組みで、環境や生命・健康への影響が大変心配されていました。東京23区清掃一部事務組合(清掃一組)では、区民の皆さんや区議会での声を受けて、20年7月にサーマルリサイクル実証確認等検討委員会(サーマル委員会)を立ち上げ、廃プラ焼却後の環境への影響調査に取り組んできました。
 
 3月6日の講演シンポジウムの報告や報告書でもご報告致しましたが、サーマル委員会は、事務局である清掃一組が、「すべて基準内であった」「影響はない」を早々と表明してそれをサーマル委員会の結論としようとしています。結論は23区の区長会や各区の環境部に報告され、一人歩きをしてゆくことになり、参加した区民委員の声は、棚上げにされつつあります
 
 今回皆様のご協力で23区の廃プラ焼却について専門家の方々の報告レポートができました。実証確認試験の詳細な検証。環境報告書や事故報告書から読み取れる廃プラ焼却の危険性。今回の実証確認から外された温暖化問題や雨水中のダイオキシン問題について報告書では、報告されています。

 この報告書をご活用いただき、廃プラ焼却が区民にとってどのような影響をもたらすのかを行政(23区・清掃一組・東京都)や区民の皆様に伝えていただき、廃プラ焼却の見直しに繋がればと考えています。

 これまで、行政主導の実証確認試験は、科学的な見地から客観的・公平に判断した見解が示され、結論を出すに当たって、参考にするということがほとんどありませんでした。今回は皆様区議さんの政務調査費を使ったご協力によりこのような報告書を作ることができました。

 重ねて感謝し報告書の発送に替えさせていただきます。

 2010年3月吉日
 23区廃プラ焼却検証市民実行委員会

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