青木泰さんからのメールを添付します。
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差出人: 青木泰
日時: 2015年2月27日 2:36:57:JST
件名: 3.2 タチアナ集会 来週(月)充実の陣容で開演準備 (改訂版)
皆様へ
お世話様です。
いよいよ3.2タチアナ集会が来週月曜日に開催されます。参加賛同の呼びかけです。
拡散お願いします。
甲状腺がんが、117人も発症(疑いを含め)し
原発事故後予測されていた最悪の事態が始まりつつあります。
ところが、環境省から委託された専門家会議(長瀧重信座長)は、「これを被曝によるものではない」
驚く見解をこれまでどおり維持し、
国や福島県が対策を採ることにブレーキをかけています。
彼らは何のためにこのようなことをするのか?どのような人物なのか?何の利害・目的のためにこのような対応を取っているのか?
凡人である私などでは想像のできない対応・姿勢です。
しかし、ごく身近な例では、311直後福島県立医科大学の副学長に就任した山下俊一長崎大教授が取った対応があります。
就任後すぐ、安定ヨウ素剤の服用が必要ないと県立医科大学で準備していた福島県内配布態勢を取りやめさせました。
しかしその一方で、県立医科大学内では、医師など関係者は、安定ヨウ素剤を配布していたのです。
そればかりでなく、山下俊一は、今回の事故前に、甲状腺学会の理事長として、チェルノブイリの原発事故の最大の教訓として、
爆発によって放出された放射性ヨウ素の影響を避け、甲状腺疾患を予防するためには、
事故後すぐに安定ヨウ素剤の配布することが必要と言う論文を発表していたのです。
山下や長瀧二とっては、被曝にさらされ、今後さまざまな疾患に襲われる子どもたちは、
モルモットと同じ実験用の素材でしかないのでしょうか?
政府や御用学者がついてきた嘘は、原発安全論から引き続き、爆発の影響は少ない、被曝による影響はない
続いています。しかしこれ以上付き合うわけには行きません。
今私たちは、
・これまで被曝問題に係わってきた多くの市民、
・そして今焦点になっているチェルノブイリ事故の直接の影響を受けたウクライナの子どもたちが、痛みや鼻血などの自覚症状系の疾患に苦しみ、健康な子どもが少ないという事実に向かい合い、子どもの痛みをなくすプロジェクトを起こし、救済活動に取り組んできた小若さん、タチアナさんたち、
・そしてがれきの広域化問題に取り組み、そこでも国立環境研究所大迫政浩廃棄物循環センター長の「バグフィルターで99.99%除去できる」と言う嘘と戦ってきた
市民、
・ さらにインターネットメディアによって、こうした市民の闘いを支えてきた皆さん。
3.2タチアナ集会に集まり、今後に備えて行きます。
この集会への賛同・参加を改めて呼びかけます。
青木泰
3.2タチアナ講演会に向けて
東京実行委員会事務局
闇の中におかれた子どもたちを救おう
今日本を被っている大きな闇の一つは、被曝による影響が出始めた福島に、御用学者たちが、事実を覆い隠し、懸命な対策が取られることが無く、逆に避難解除策によって、福島に子どもを戻しつつあることです。
これまで100万人に一人が発症するといわれてきた子どもの甲状腺がんが、福島県の健康調査で117人になりました。ところが、今なお日本の専門家会議(長瀧重信座長)は、被ばくによる影響とは考えられないと発表しています。
その理由は、チェルノブイリ原発事故では、「100mSv/年間以下の地域では、被曝による影響は出なかった。」というものです。(以下長瀧説)
しかし福島で起きている事態は、次の原因と結果に裏打ちされた事態です。
・ 原発事故により、甲状腺がんに影響を与える放射性ヨウ素の放出があり
・ 安定ヨウ素剤の服用がなされず、防御策が取られていず
・ 従来にない大量の甲状腺がん発症している
この結果と原因がそろっていれば、事故による被曝が甲状腺がんの原因となっていることが分かります。
科学者ならば、甲状腺がんが大量に発生することは予測の範囲であり、むしろ対策対処方法の検討に入っています。たとえば食中毒の患者が発生すれば、すぐにその供給施設は生産や販売を中止し、火事でも目の前の火災を消火する事が先であり、原因追及はその後なのです。
このような多発には、子どもたちの避難措置を速やかに取り、現行の対策措置や食品基準を見直したりすることが、急務になります。
長瀧説は、こうした対処策に行政が取り組むことにもブレーキをかける役割を果たしています。
しかも長瀧説が最大の根拠とするチェルノブイリ原発事故のよる影響は、事実と違うことが明らかになりつつあります。
日本でも最近相次いで、出版された「チェルノブイリの被害の全貌」(ヤブロコフ他―岩波書店)や「ウクライナ政府報告」(市民研通信)では、長瀧らが言うのとまったく別の被曝実態が報告されています。
タチアナさんをお迎えした今回の講演シンポジウムでは、この長瀧説への疑問を、あらゆる点から検証します。
<実際は何が起きていたのか?>
今回の集会では、まずこの間6回にもわたりウクライナを訪れ事態を調査してきた小若順一さんとチェルノブイリ事故のときには、妊娠中でその後3人の子どもを出産し育ててきたタチアナさんに、ウクライナでの被害の実態を報告していただきます。
<長瀧説の検証>
また講演シンポジウムでは、このほど「チェルノブイリ28年目の子どもたち」(岩波ブックレット)を上梓された白石草さん、寺澤医師も参加していただき、シンポジウムを進めて行きます。
甲状腺がんの実態調査に係わってきた寺澤政彦医師からは、専門家会議が示している「被曝によるものでない」と言う見解に、鋭く迫るレポートをいただき疑問を投げかけます。
シンポジウムの中では、
・ ウクライナからの被害の実態報告
・ 現に日本で起きている被害の実態
・ 専門家会議の問題点
を整理しながら、今起きている実態を解明し、
私たちが何ができるのか。何から始めるか。何を目指すのかなどについて話し合っていただく予定です。
今4年前に始まった小若順一さんらの「子どもの痛みをなくす」取り組みは、タチアナさんという協力者を生み、今回はタチアナさんの協力によって、チェルノブイリの実態に大きく光をあて、その検討の中で福島やウクライナの子どもを救う道筋への議論が始まりつつあります。
ぜひご参加・ご賛同ください。
ご連絡:場所の変更
衆議院第2議員会館から衆議院第Ⅰ議員会館多目的ホールに変更
:講演シンポジウムに、アワープラネトTVの白石草も参加されます。
:第2部の交流会には、鎌仲ひとみさんも参加されます。
:場所の詳細、国会議事堂前(丸の内線)か永田町(有楽町線)で降りて、歩いて3~6分前後です.3つの議員会館が並んでいます。
国会議事堂前(丸の内線)からは、
・ 衆議院第1議員会館、
・ 衆議院第2議員会館、
・ 参議院会館
・ と並んでいます。永田町(有楽町線)で降りるとその逆です。
「チェルノブイリを生きたタチアナ母子の
福島へのメッセージ」講演シンポジウム
<式次第>
12:20 開場
13:00 Ⅰ部 開演
歓迎の舞 萩原ほたか 笛 森田梅泉
13:15 講演
痛みをなくすプロジェクト代表 小若順一
タチアナ・アンドロシェンコ&サーシャ
14:30 休憩
14:40 講演・シンポジウム
タチアナ・小若さんに加え、
アワープラネトTVの白石草さん、寺澤政彦医師も参加
(コーディネータ:岩上安身IWJ代表・予定)
16:30 終了
17:00 Ⅱ部 交流会 (鎌仲ひとみ、蔵田計成ほか出席)
賛同は、個人1000円、団体2000円いただきます。
3・2タチアナ集会 賛同人 (2月24日現在)
鎌仲ひとみ(映画監督)
アーサービナード(詩人)
蔵田計成(ジャーナリスト)
白石草(アワープラネットTV)
田島直樹(放射線被曝を学習する会、共同代表)
温品淳一(同上)
菅井益郎(国学院大学教授・公害環境史)
金子千保(米国バーモント在住)
吉野由美(神主)
広崎秀行(住職)
吉田みゆき(春を呼ぶ会・盛岡市)
佐々木慶子(福島市・沈黙のアピール)
森園かずえ(郡山市・原発要らない女たちの会)
駒崎ゆき子(郡山市議)
神津ゆかり(長野県・松本市)
内海 洋一(滋賀県放射性チップを告発する会)
寺川泉(神戸市)
松本なみほ(同上)
奥田富美子(大分県臼杵市議)
<東京都>
佐倉直海(LLP国際環境農業開発事業組合副代表)
萩原春代(生き生き学習法研究会代表)
佐藤れい子(元干葉県立衛生短大非常勤講師)
矢口節子(豊島の健康と環境を守る会)
村瀬敬子(西東京市)
青木泰(環境ジャーナリスト)
旗利彦(元都立高校教師・小平市)
陣内泰子(八王子市議)
奈須りえ(元大田区議)
壷井香雪(ギャンディーズ)
内野真里(社団メディカルレディースサポート理事)
近藤波美(デザイナー)
吉田紀子(ごみ探偵団)
鈴木武彦(杉並区)
中村郁江(葛飾区)
石崎大望(杉並区)
高橋進(立川市)
<埼玉県>
辻仁美 (ギャンディーズ)
桂紀子(さいたま市)
中野昌子(白岡市)
川根眞也(内部被曝市民研究会)
塩崎雅一(三郷市)
森田伸明(さよなら原発@東村山)
<神奈川県>
瀧川きみえ(榊奈川ネットワーク運動・横須賀市)
武井由紀子(弁護士・横浜市)
杉山義信(・横浜市)
榎本めぐみ(横浜市)
西岡政子(横浜市)
<団体>
NPO法人ごみ問題5市連絡会
内部被爆を考える市民研究会(川根眞也)
豊島・健康と環境を守る会
放射性物質拡散阻止!326政府交渉ネット
滋賀県放射性チップを告発する会
(2015年2月24日現在)
<お問合せ>
048-851-1212(食品と善らしの安全基金)
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