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2011年5月9日月曜日

5月13日(金)18時〜21時 水銀学習会「資源回収30年・知られざる水銀処理の実態」講師:野村興産 鮎田文夫技術部長、追記:講演録







水銀学習会「資源回収30年ー知られざる水銀処理の実態」

野村興産株式会社 取締役技術部長
鮎田文夫氏 講演録
http://www.eforum.jp/waste/nomurakosan-ayuta-mercury.htm

講師:野村興産(株)鮎田文夫技術部長
日時:5月13日(金)18時~21時
(18時~水銀汚染検証市民委員会 19時~学習会)
場所:池袋勤労福祉会館内エポック103階第㈵会議室
芸術劇場通りー池袋消防署隣 0359529501
主催:水銀汚染検証市民委員会 連絡先:0339151612
資料代:500






2011.05.10 追記: 青木泰さんから「水銀学習会ー今週金曜日です。お見逃しなく」のメールが届きました:








差出人: 青木泰
件名: 水銀学習会ー今週金曜日です。お見逃しなく。
日時: 2011年5月10日 11:50:54:JST

皆様へ

水銀学習会「資源回収30年ー知られざる水銀処理の実態」が今週の5月13日()に迫りました。
今回の学習会はすでにご案内のように野村興産()の取締役鮎田文夫氏にお願いします。
野村興産()は、電池や蛍光灯など水銀混入製品を資源リサイクルしている自治体の方は、北海道のイトムカでの資源処理としてご存知の方が多いと思います。全国の自治体の65%位がここに依頼して資源処理をしているため、水銀処理といえば野村興産というぐらいの位置を占めています。先日(2/26)の講演会で講師をお願いした貴田晶子氏がリーダーを勤めた水銀調査の国家的プロジェクトでも国内の水銀のデータは、野村興産に頼っていました。
 野村興産の前身は、もともとイトムカ鉱山で水銀の生産を行っていたわけですが、水銀混入製品から水銀を取り出す技術は、まったくの別物です。廃棄物から水銀混入製品を分別し、集めた製品から水銀を抜き取り、取り出した水銀を保管したり資源利用する。こうした1連の事業を軌道に乗せるのには、10年以上かかったといわれています。
水銀混入製品から水銀を抜き出すのも大変だったようです。水銀は常温で液体の金属ですが、温度が少し変わるだけで、蒸発したり、固化したりするため、途中の配管内に付着し、プラントの設計が大変だったようです。
 行政は焼却炉で水銀は90%以上除去できるといってきました。
しかし焼却炉では、ごみは、投入から約2秒で煙突から排ガスになって出てゆきます。
「ごみ焼却炉で水銀が取りきれるはずがない」と鮎田氏は言います。
「焼却炉で水銀は取りきれる」を「原発は絶対安全だ」と置き換えると分かるような気がします。
また乾電池は水銀フリー(使っていない)と言われてきましたが、現在流通している乾電池の水銀の混入具合はどうだったのか?調査内容をお聞きしたいと思います。水銀混入製品の分別リサイクルの実情など参考になることの多い学習会です。ぜひご参加下さい。


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青木泰さんから以下お知らせです:
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差出人 青木泰
件名 水銀ー鮎田文夫氏 学習会チラシー改訂版
日時 2011430 16:05:42:JST
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5月13日(金)  講演学習会&水銀汚染検証市民委員会全体会議
資源回収30年・知られざる水銀処理の実態
日時:5月13日(金)18時~21時  資料代500円
場所:池袋勤労福祉会館内エポック10-3階第Ⅰ会議室 
芸術劇場通りー池袋消防署隣 03-5952-9501  
講師:野村興産(株)取締役・鮎田文夫技術部長
主催:水銀汚染検証市民委員会 連絡先:03-3915-1612 

<講師の紹介>
鮎田文夫:野村興産(株)取締役技術部長。入社以来含水銀廃棄物の処理技術にかかわり、10年以上かかり、水銀回収技術を確立。水銀は、温度の変化によって、気体になったり、固着したりと変化が激しく、水銀除去技術の難しさを周知している国内第1級の技術者。焼却炉の除去装置などでは取れないと語る。
大学の専門家の中には、焼却炉の除去装置で97.5%除去できると語る人がいることを紹介すると、笑って問題にしない。実際野村興産には、全国の自治体の約65%から資源回収された含水銀廃棄物が運ばれ、野村興産が出すデータが、国の研究プロジェクトの基礎データとして使われている。
そのため今回の水銀事故や2013年の水銀国際条約に向けての取材で環境省に行ったメディアは、野村興産を紹介され、尋ねてくるという。

野村興産(株)1979年入社。
1979年~1989年に同社イトムカ鉱業所にて、含水銀廃棄物処理技術開発担当。
1980年公害資源研究所アマルガム冶金研究
1991年~本社技術部勤務。
発表論文は
「イトムカ鉱業所における使用済み乾電池・蛍光灯のリサイクル」
「イトムカ鉱業所における含水銀廃棄物のリサイクル」他多数

野村興産:北海道の水銀鉱山であるイトムカ鉱山が、1973年閉山したのに伴い、水銀鉱山の技術と設備を受け継ぎ、含水銀廃棄物を主とした産業廃棄物の処理を開始。1980年代から乾電池のリサイクルに取り組み、1990年代には、蛍光灯の水銀回収―ガラスリサイクルにも取り組む。水銀回収リサイクルの国内のトップメーカ。


<講演内容> (予定)
1)野村興産(株)の事業内容ー特に水銀混入製品、乾電池、蛍光灯の資源リサイクル
自治体からの回収実態(地域、大小規模、資源リサイクルの種類、各量、ほか)
産業からの回収実態(産業種類)
回収水銀の貯留、販売等資源化利用の実態
2)資源リサイクルされない水銀製品の行方
一般廃棄物の中の水銀製品にはどのようなものがあるか?
焼却処理している自治体-回収した水銀の資源化は?
埋め立て処分している自治体―乾電池、蛍光灯等の処理は?
3)野村興産(株)での水銀回収技術と周辺技術
製品混入水銀の何%回収?
確立に10年かかった理由
ごみ焼却炉メーカが言う「ごみ焼却炉で金属水銀は除去できない」へのコメント
4)使用済み乾電池の実態調査―結果について(毎年実施)
乾電池に含まれる水銀含有量は?
5)国際水銀条約についてー水銀資源業者としての意見 他


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東日本大地震ー津波そして原発事故と続く大災害が襲って来ました。福島原発はついにレベル「7」となり、収束工程表は出されたものの、余震は断続的に続き、今後の放射能被害の行方はまったく予断を許しません。国や東電は、原発は「絶対安全」と言い続け、事故が起これば「想定外」と逃れ、食べ物や水に高濃度の放射能汚染が見つかると、「直ちに健康に影響を与えることはない」と根拠のない楽観論を振りまき、いつの間にかチェルノブイリと同等の危険レベルになっていました。これらの対応は、ごみ焼却炉で、ダイオキシン汚染や重金属汚染について行政が取ってきたと同じ対応です。
水銀問題に返って、昨年6~7月の足立をはじめとする4清掃工場の水銀汚染事故は、9月に再び足立、2月には目黒清掃工場と続き、もはや業者による不法投棄論は、根拠を失いつつあります。「焼却炉では金属水銀は除去できない。」村田徳治氏の私たちの学習会での指摘が事実としたら、水銀混入製品が燃やされている町では、水銀蒸気が大気に垂れ流されていることになります。
先日桜の開花時期に、鳥がついばんで落とす桜の花びらとがくの調査をした報告が届けられました。豊島清掃工場の周辺で最高37%、東村山市の秋水園清掃工場の周辺で14%~18%の異性体が見つかりました。未来を担う子供たちには、放射能の危険性に加え、ダイオキシンや水銀という危険物質の洗礼を私たちは与えてしまっています。
東京の水銀事故をきっかけに、事実を突き止め、これ以上の環境汚染をストップさせてゆきたいと思います。水銀の回収にかかわり、30年。今回の水銀問題でもメディアの取材で仕事ができないとこぼしていた野村興産の鮎田文夫技術部長のお話を聞く機会を設けることができました。
質疑を含め、2時間弱日本の水銀問題の実情ー裏表を語っていただきます。
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廃乾電池・廃蛍光灯・水銀・廃試薬・廃薬品の処理処分リサイクル。日本唯一の水銀リサイクル処理企業。野村興産株式会社。







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水銀関係過去記事 2010年7月〜:

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