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2012年2月23日木曜日

20120218 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」2/18〜"Swimyというメーリングリストへの私の投稿です"

From  満田正
日付  20112012年2月18日 
Re:     [tamakannet:134]福島第1原子炉概要

たまかんねっとの皆様
たまかんねっと外の皆様には、BCCでお送りしています。
なお、このメール配信、私の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。

Swimyというメーリングリストへの私の投稿です。
前項関係もあるので、やり取りを少し載せます。
横レスです。
広瀬隆さんへの批判文書の意味も分らないではないですが、福島第1原子炉は安定なんてしていない。
こんな時期に政府・東電がきちんと情報提示をしていれば、それに基づいた広瀬隆の論調も変るのではないでしょうか。
信頼できない政府・東電が安全だと言えば、当然安全ではないと言い切る人が居ても、当然です。
それに広瀬隆はジャーナリストとして、一般人が手に出来ない、情報の山を築いています。
今、政府・東電を信じるのか広瀬隆を信じるのかといえば、広瀬隆に軍配が上がるでしょう。
確かに福島第1原子炉の状況は決して確定できるものではなく、それ故に不安定である、危険であることを前提に人々をリードするのが、政治家の役割であり、原子炉に関係する人々の役割です。福島第1原子炉事故で経験したことは、まさにそのことではなかったのかと思います。
チェルノブイリの経験に見られるように、今まですら、この25年間で100万人の犠牲者が出たという報告があります。今後、燃料棒の取り出しは100年後だとチェルノブイリの原子炉管理者が言っています。さらには、現在も放射能漏れが激しく、炉内ではシャワーで塵を落とし、床で固化する方式を取っているようです。以上は國際科学センター、ウクライナ科学技術センター、日本政府主催の福島復興除染・環境修復技術シンポジューム及びセミナーで報告されたものです。今後、数百年に渡って、こうした状況を維持することは、私にとっても信じられない事態です。広瀬隆が、どんなに言い過ぎても言い過ぎることは無いのです。
その会議に参加しての感想は、チェルノブイリ、スリーマイル、広島・長崎、日本だけでも54基の原子炉・原発を実施しながら、こうした事故が起きるとお手上げの状態だと言うことです。これだけの経験・ノウハウを経ても何らの根本的な対処の方法が無いことが分りました。だから、今後も原発を稼動させながら、経験・ノウハウを蓄積するという推進派の主張には全く納得いかないものです。今までにノウハウの蓄積がなかったものを如何して、今後、経験ノウハウを蓄積できるのかと思うわけです。
「今は不毛の原発推進対脱原発の対立は止め」ではなくて、この対立は益々、激しくなり、益々重要さを増すものと思います。この対立を妥協させるものではないですし、それほど、原発については何も分かっていないし、福島第1原子炉が現在あるように原子炉事故が起きてしまえば、ギブアップなのです。
私は、飯田哲也の代替エネルギー、小出・児玉の除染すらが、福島第1原子炉から人々の目を逸らさせる、目くらましに成りかねないと危惧するものです。出来れば、福島第1原子炉第2、第3の原子炉事故に備えて、100km県内の人々を一時疎開させるか、疎開の準備を政府は提案すべきだと思います。そのことによって、福島第1原子炉への国民的注目を集めておくことです。勿論、政府は早く国民から福島原子炉事故を遠ざけたいでしょうが。
要するに、火事場泥棒のように、除染、エネルギービジネスを期待し、跋扈する自治体、企業による復興ビジネス、復興景気などの目くらましは、日本の将来を延々と危うくするものです。広瀬隆が講演での口癖でしょうか、これだけ脅してもまだ気がついてくれないと、どんどん新たな情報を提供していく姿を見ると、彼も必死だと言うことが分ります。
確かに、政府・東電・原子力村の事情に通じることは必要なことですが、そのことは、多くの人々が放射能に怯えた状況を一歩も解決出来ない。我々に必要なことは、我々の手で、福島第1原子炉の状況を的確に把握し、その対処法を我々の手で把握することです。政府・東電・原子村が原子炉専門家集団であることはとっくの昔の話です。今、必要なことは、54基もの原子炉を開発・建設・維持してきた多くの技術者、それを批判的に見てきた多くの国民的知恵を結集するべき時です。
福島原子炉包囲網、福島原発行動隊は、細々ながら、でも大胆にこの問題に真っ向から立ち向かおうとしています。

Aさん
そうですね。しかし、政府も東電もまともな反論はできないでしょうね。
Y様の問いかけからははずれるのですが、何人かの友人に転送したところ2通の返信メールがありましたのでご紹介します。その1つは広瀬隆氏と言う男は困った性格の男ですね。自分が本当の原子力の専門家でもないのに(自称専門家と思っているかも知れないけれど)危険を煽り立てるだけで自分では何も建設的な提案を出来ない、最も無責任なタイプの男だと思いますね。起こった事故に対して、どうすれば終息出来るのかを提案するのであれば良いですが、ただ危険だと言っているばかりの人間で、一番困る種類の人種ですね。元日立の技術者も加わっているのも困ったものです。自分が考えている筋書きに都合の良い事象を集めて色々と推測している訳ですから。講演を聞いた人たちは、その結果どうするのでしょうね。」でした。私の周りの60歳台の人にはこのような考えの方が多くいます。
私は3.11以前から原発の危険性を狂人扱いされも訴え続けてきた広瀬氏の危機感・
心情もわかるのですが、今は不毛の「原発推進対脱原発」の対立は止め、今回の事故の検証をきちんとするのと並行して今後のエネルギー政策を色々な立場から議論すべきと考えています。3.11以降の政治家・官僚・電力会社役員の対応・言動、その無責任さにあきれはてていた時に、エネルギー政策研究所飯田哲也氏の提言・主張に出会い、従来型の硬直した反原発主義者にない柔軟な考え方・アプローチに魅力を感じました。彼は京大で原子核工学を専攻し神戸製鋼所に入社後はキャスク等
の放射性廃棄物関係で原発とかかわってこられ原子力ムラの内情も熟知されており、その後新エネルギーの分野に転身されたようです。同氏の提言を上述の反応メールをくれた友人にぶつけているところです。もう1通は「東京新聞は(だけが)、原発事故以降、一貫した反原発キャンペーンを行ってますね。経団連と創価学会がスポンサーの3大新聞は、やはり論調が違ってますね。毎朝、東京新聞の記事を読んで頷いてます
とありましたので私も東京新聞を購読することにしました。

Yです。
こういうビデオが出回っているのだから、作ってきた側もこれと同じ
レベルで反論してくれないと、国家が信用されないだけでなく、日本
国民も信用されなくなる感じがします
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(広瀬隆氏のビデオこの記事中にあり↑↑↑)
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