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2011年12月30日金曜日

20111226 福本勤先生からのメール、シリーズ報告 (15)「汚染瓦礫は被災地雇用、交付金受理潤い、電力補充、PRECの為に被災地で処理すべき」

福本勤先生からの12/26付けメールを先生の許可を得て掲載します。
内容は、前回(14)に続き、被災地の汚染瓦礫処理方法についてで、広域処理を批判、現地に高効率発電設備付き焼却炉を作って処理すべきと、今年最後の総括をされています。
福本先生に感謝。
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差出人:  福本勤
件名:   汚染瓦礫は被災地雇用、交付金受理潤い、電力補充、PRECの為に被災地で処理すべき。拙文シリーズ(15)
日時:   20111226 9:15:18:JST

セシウム 137Cs等の放射性物質で汚染された可燃性廃棄物の焼却排ガスの処理について15

災害可燃廃棄物は、① PREC(資源・エネルギー、環境の保全・保護<CO2発生量最小化>、コストの最小化② 雇用、③ 交付金受理(被災地潤い)、④ 不足電力補充、⑤ 43都道府県住民受け入れ反対 の上から、 被災地で高効率発電焼却処理 すべき
 
今年は、3.11以来、大変な年でした。災害廃棄物の処理に関して、政府関係者、有識者検討会(① 災害廃棄物安全評価検討会、② 環境回復検討会)委員、専門家のみならず、一般の方々をも対象にと思って(従って些かクドクドと成るべく平易丁寧に)、いろいろ愚見を述べてきました。
今年の最後として、瓦礫受け入れ反対都民府民が大変多い中、一見人聞きの良い、人気取りの「被災地支援、痛みの分かち合い」と発言しての、瓦礫の43都道府県処理依頼 ➔ 受け入れでなく被災地での処理こそ被災地潤い、復旧復興に繋がることを含めて、総括的に記したいと思います。

2011年12月21日水曜日

12月20日(金)18時30分~21時過ぎ:水銀汚染検証市民委員会例会のお知らせ

差出人: 青木泰
件名:  定例会のお知らせとレジュメ:12月22日(木)
日時:  2011年12月20日 17:13:18:JST

皆様へ
 お世話様です。
水銀汚染検証市民委員会定例会のお知らせ
<日程>
日時:12月22日(木)18時30分~21時
場所:豊島区生活産業プラザ(エコ豊島)8階 リフレッシュルーム (自動販売機コーナー)<豊島区健康と環境を守る会で取っています>
住所:豊島区東池袋12015 TEL:0359927011
<議事>
1)経過報告

2011年12月15日木曜日

20111214 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」12/14〜放射性ガレキの処理、山本節子さんのコメントと満田さんの返事

From  満田正
日付  2011121418:46
件名  [tamakannet:112] Re: 放射性ガレキの処理

山本節子様
大切なコメントをありがとうございます。
「たまかんねっと」に記載させていただきます。
焼却炉推進派が、放射性瓦礫問題でますます元気になっておりますが、逆に福島原子炉問題が、除洗や瓦礫処理へと問題のすり替えさえ感じられるのですが、山本節子さんが仰るように原子炉は巨大な焼却炉、その飛灰、残渣についてようやく焦点が当たったようで、このどでかい発電を伴うウラン・プルトニューム焼却原子炉について、速やかに反対勢力の戦線の統一が必要のようです。
そして、焼却という、有毒物質の拡散問題について人類はどのように対処すべきかが緊急の課題でもあります。

2011年12月14日水曜日

20111212 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」12/12〜青梅多摩川放射線量 12/11

From  満田正
日付  2011121212:26
件名  Re: [tamakannet:111]青梅多摩川放射線量

たまかんねっとの皆様
たまかんねっと外の皆様には、BCCでお送りしています。
なお、このメール配信、私の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。

昨日、朝から多摩川沿いの放射線量の測定を行ってきました。測定時間は自転車で約5時間です。
7月に行って以来の測定ですが、もしかしたら、測定器異常ではないかと半信半疑で測定を続けました。
1)見た目でも偏差値が小さくなりました。これは汚染が平均化されたことです。
2)7月には、0.1μSv/h以下の放射線量が見られる地域が多かったのですが、その地域はほぼなくなりました。
3)平均値は0.15μSv/hで7月よりは0.01ポイント高いですが、青梅市全体で放射線量が高くなっている証拠です。
4)二塚処分場の観測を続ける「たまあじさい」グループも地域は限定されますがこの種の報告をしています。

20111210 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」12/10〜放射性物質粉塵、焼却炉によるがれき焼却..

From  満田正
日付  201112102:40
件名  Re: [tamakannet:110] 放射性物質粉塵

たまかんねっとの皆様
たまかんねっと外の皆様には、BCCでお送りしています。
なお、このメール配信、私の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。

焼却炉による瓦礫焼却で、果たして、放射性物質が処理できるのかという疑問がある。 
高温での焼却は、極度に微細粒子を生成させるので、果たして、たとえ高性能なバグフィルターであっても、そうした微細粒子や気化状態での物質を完全除去できるのか、私は疑問を持つものである。
勿論、焼却処理では、その瓦礫の多くは気化状態で、炭酸ガスとして空気中に放出される。放出されるガス(気化状態)の中には、果たして、炭酸ガスだけなのかも疑問がある。排ガス成分の徹底した分析は未だに無いのではないだろうか。例えば、瓦礫に混在した水銀などは焼却で気化状態で大気中に放出されるというデータが存在するではないか。焼却炉高温ガスでのガスクロマトグラフィーについてその分析結果を私は知らない。

2011年12月5日月曜日

20111204 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」12/04〜東電福一原発 異常事態連絡(事業者報告)アーカイブ、他

From  満田正
日付  201112421:03

たまかんねっとの皆様
たまかんねっと外の皆様には、BCCでお送りしています。
なお、このメール配信、私の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。

Kさん
貴重な情報をありがとうございます。
全ての情報に興味があります。
というよりは、欠くことの出来ない情報です。
一応のおさらい。
1)福島県知事佐藤雄平以下、原子ムラの素性の報告についてはへきへきしていますが、でも必要なことでもあります。
2)プロダクト・アウト/マーケット・イン/カスタマー・インの流れは重要です。3.11以降の変化としては大きいものの一つです。
3)3.11にわが身可愛さに逃げた多くの人々、その心情は理解します。社会全体がそのように考え、それに反抗する人々を許していないからです。

20111203 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」12/03〜福島原発行動隊モニタリングチーム、行動隊広報部による福島原発状況の報告、他

From  満田正
日付  20111232:04
件名  Re: [tamakannet:107] Re: 青梅市満田氏からの報告

たまかんねっとの皆様
たまかんねっと外の皆様には、BCCでお送りしています。
なお、このメール配信、私の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。
また、「たまかんねっと」に登録できていない方は、出来る限りの「たまかんねっと」への登録をお願いします。
私は、福島原発行動隊のモニタリングチームに入っていますが、行動隊では、地域のモニタリングチームを強化するための、地域研修会を行っています。最近千葉で第1回目が行われました。基本的には、東電から提出された、研修マニュアルに基づくものです。勿論、私も講師になることが出来ます。よろしければ、多摩地域の何処かで研修会を行うのも良いかと思います。
同じく、福島行動隊では、広報部が福島原発状況の報告を出し始めました。福島原子炉包囲の主旨とは異なる、マスメディア、東電サイトのものですがそれなりのまとまりもあります。以下一部報告します。

20111129 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」11/29〜低炭素研究会宛、青梅市長選の結果と説明

From  満田正
日付  2011112911:27
件名  [tamakannet:106] Re: 青梅市満田氏からの報告

低炭素研究会の皆様
川口理事長より、報告のありました、青梅市長選挙の結果はその通りですが、結果だけでは余りに唐突ですので、若干の説明を添えておきます。
私は、青梅市に来て、3年半ですが、その間、議会傍聴を欠かせませんでした。
結局、政治嫌いの私が、政治の汚さを知り、どうしてもその膿の原因を断たねばと思ったのは昨年の今頃です。
実際には、今年の11月に市長選に立候補する市長候補を探したのですが、適正な人材が見当たらず、半ばお手上げの状態でした。
この間、先ず多摩地域の全市町村がおんぶに抱っこの二ツ塚処分場を管理する東京多摩広域資源循環組合には、情報公開条例も無く、その運営のチェックすら出来ないことを知り、多摩地域全域の人々が、当然、この循環組合の情報公開条令の制定に動くものと署名運動「たまかんねっと」を始めました。
この署名運動は、従来型の署名運動ではなくて、責任随伴型の署名を展開したものですから、複雑さ、厳しさもあり、賛同者が少なく、逡巡が募りました。署名者の1人、川口理事長も動き切れなかったものと推察します。

20111127 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」11/27〜福島原発行動隊有志によるいわき市久ノ浜地域ボランティア(徐洗)作業に参加

From 満田正
日付 2011112710:02
件名 Re: [tamakannet:105] 福島包囲網日誌(11/27

たまかんねっとの皆様
たまかんねっと外の皆様には、BCCでお送りしています。
なお、このメール配信、私の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。

今日は、福島原発行動隊有志によるいわき市久ノ浜地域ボランティア(徐洗)作業に参加してきました。
大体の想像はしていたのですが、徐洗は極めて原始的です。
①家周りの放射線測定を行う。1回目の時には私以外誰もガイガーカウンターを持っていなかったのですが、今回は5,6名。
②線量の高いところ(ほぼ0.3μSv/h以上)の土や草を除く。特に側溝の濃度が高い(0.5μSv/h以上以上)。従って泥を掻き出す。
③掻き出した泥や土、草は土嚢に入れて、後で地域の人が運び出す。結構な量になる。

20111123 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」11/23〜青梅市市長選が終わりました。

From 満田正 
日付  2011年11月23日22:08
件名  Re: [tamakannet:104] 福島包囲網日誌(11/23)

ようやく、青梅市市長選が終わりました。
竹内市長4選阻止を選挙戦でしたが、残念ながら惨敗です。
反省の弁は、無いのですが、徐々に悔しさが、蘇ってきます。
福島原子炉包囲網行動を一時中止しての、この1ヶ月ばかりの闘い、それが、福島包囲網への近道とも感じたのですが、やはり河辺は厚かった。
それでも5000余もの支持を得たのですから、結果はともあれ、青梅市を揺るがしたことだけは褒めてよいと思います。
今後、福島原子炉包囲網のための活動を開始します。

20111028 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」10/28〜東京多摩広域資源循環組合の議会傍聴、放射性物質の瓦礫問題

日付 2011102821:39
件名 Re: [tamakannet:103] 福島包囲網日誌(10/28

満田です。
今日は濱田さんの連絡で東京多摩広域資源循環組合の議会があり、放射能物質の瓦礫問題が議論されるというので、河辺の政治団体「おうめ100年ビジョン具現化委員会」事務所を抜け出して、小金井市にある東京自治会会館に赴きました。循環組合はメーリングリスト「たまかんねっと」での情報公開を要求するための署名運動を始めている相手です。
私が着いた時には、議会は始まっており、事務局の活動報告の後でした。ある議員が瓦礫問題で質問していました。質問の内容は、焼却時の瓦礫の放射線量、その処理方法、処分場を中心とした日出町の放射線量の測定結果の公表などでしたが、おざなりの答弁で、質問にした議員も、出席した議員も満足したようです。

20111204 青木泰さんからのメール:「がれきは地元での処理とそれへの応援を」

青木泰さんから以下メールが届きました。青木さんに感謝:
ーーーーーーーーーーー
差出人:  青木泰
件名:   がれきの処理は、地元での処理とそれへの支援を
日時:   2011年12月4日 23:46:26:JST

皆様へ
 お世話様です。
 がれきの処理について、いろいろ話されていますが、少しメモを書きました。
添付の資料もご覧ください。
がれきは地元での処理とそれへの応援を 
がれきは東北被災3県で約2400万トン。福島県288万トン、岩手県499万トン、宮城県1595万トンで全国の一般ごみの1年分の約半分量であり、他府県での引き受け処理が当然のように話されている。
しかし本当だろうか?仙台市は震災直後から、がれきの処理に取り組み自前で完了させる目途をつけた。

20111204 福本勤先生からのメール、シリーズ報告 (14)I.「Csはガス状で存在しない」の理論 実証試験で確認。II.可燃災害廃棄物は全部 被災3県内に大型発電設備付焼却施設数基を設置して処理すべき。

福本勤先生からの12/212/4付けメールを先生の許可を得て掲載します。

内容は:

I.「134CS &137Csは ガス状で存在しない」の理論:実証試験で確認
京大高岡教授から新たに入手したデータ(2011年9月8日~11日に福島県郡山市富久山クリーンセンター焼却施設で、排ガス中の放射性セシウム134Csと137Csの濃度測定)を検証。結論は「..『134CS も137Csも ガス状では存在しない だろう』、『134CS  & 137Cs含有微粒子の捕集効率は99.9 ~100% だろう』 と言えると思います。100%はあり得ないように思いますが、検出下限値がある以上 確認の仕様がありません..」と。(I.4、参照)。

Ⅱ.可燃性災害廃棄物は全部 被災3県内に  PREC※4)の上からも大型高効率発電設備付焼却施設数基を設置して 処理発電すべき
「1.瓦礫・災害廃棄物の処理処分は被災地復興に不可欠で、被災地外の自治体の協力態勢作りが必要と言われていますが、莫大量の災害廃棄物を 資源・エネルギー大量消費、 137Cs 等拡散の恐れ、CO2大量発生のもと 全国43都道府県の遠方にまで運んで 処理処分するのが、果たして 被災地復興の大前提になるのでしょうか」と広域処理に疑問を呈され、被災地での処理を提言されています。

福本先生に感謝。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
差出人: 福本勤
件名: Csはガス状で存在しない」の理論 実証試験で確認。 可燃災害廃棄物は全部 被災3県内に大型発電設備付焼却施設数基を設置して処理すべき。
日時: 2011122 13:09:41:JST
福本先生追記:茶色字箇所
日時: 2011年12月4日 2:14:02:JST

セシウム 137Cs等の放射性物質で汚染された可燃性廃棄物の焼却排ガスの処理について14
Ⅰ.134CS 137Cs ガス状で存在しない」の理論: 実証試験で確認
Ⅱ.可燃性災害廃棄物は全部 被災3県内に  PREC※4)の上からも大型高効率発電設備付焼却施設数基を設置して 処理発電すべき

2011年11月30日水曜日

わたしがごみ問題に首を突っ込むようになったのは

 ジェリコ 吉田紀子 
なつかしの「つなみさん」が知り合ってすぐにまとめてくれたもの。
わたしがごみ問題に首を突っ込むようになった理由。当事も今も気持ちは同じ。
⇨原発震災廃棄物・広域処理問題: 震災以前からゴミ問題に取り組んでいる人に話を聞いた 

資料:震災がれきの可燃、不燃割合(発生量、性状)

1。
出典:
[PDF] 
東日本大震災からの復興に係る 公園緑地整備の基本的考え方 中間 ...
ファイルタイプ: PDF/Adobe Acrobat - クイック ビュー
2011年10月6日 – 5. Ⅱ 東日本大震災における災害廃棄物の概要. 1 災害廃棄物の発生量及び搬入状況. (1)「沿岸市町村の災害廃棄物処理の進捗状況」(平成 23 年 10 月 4 日現在 環境省) による. と、岩手、宮城、福島 3 県の災害廃棄物推計量は合計約 ...

7P 
宮城県:可燃ごみ29.4% 不燃ごみ70.6%
粗大・混合ごみ46%、木くず28%、コンクリートがら20%、その他
8P
岩手県:不燃系混合物26%、可燃系混合物24%、コンクリートがら21%、金属くず15%、柱材・角材12%

2。出典:
[PDF] 
今後における海岸防災林の再生について 中間報告骨子案 参考資料
ファイルタイプ: PDF/Adobe Acrobat - クイック ビュー
2011年5月10日 – ため、アスベスト、PCB等各種有害物質の. 発生が懸念. 岩手県. 宮城県. 福島県. 3県合計. 災害廃棄物の量. 600万トン 1600万トン ... 被災 県 がれき発生量. 全. 般廃棄物. 木片については、他の廃棄物との化学反応. 等によりメタンや硫化水素が発生する恐れ. (結果として、黒色の水が ... 廃棄物に該当するか否か(=有価物)は、その物の性状、 通常の取扱い形態、取引価値の有無及び占有者の. 意志等を総合的に ...

29P 岩手、宮城、福島
岩手県  宮城県   福島県   3県合計 
災害廃棄物の量    600万トン 1600万トン 290万トン 2490万トン 
うちコンクリートくず 320万トン 890万トン 160万トン 1370万トン 
130万㎥  360万㎥   60万㎥   550万㎥

31p ○ 今回の震災で発生したガレキのうち約6割を占めるコンクリートくずをはじめ、 

3。
出典:シンポジウム「東日本大震災の災害廃棄物の処理処分」
廃棄物資源循環学会埋立処理処分研究部会
東日本大震災で発生した廃棄物
北海道大学大学院高額研究員

16p 岩手県の災害廃棄物発生量と性状(円グラフ)

「福本さんとは?」の知人からの問合せに返事

知人から福本勤さんとはどういう方ですか?教えてくださいとメールが来ました。以下は、その返事です:
ーーーーーーーーーーー
件名: 福本さんとは
差出人: 吉田紀子
日時: 20111126 15:06:57:JST

お返事ありがとうございます。

福本勤先生(環境保全工学研究所代表。京都大学 工学博士、中国・清華大学 客員教授)は、青木泰さんを通して知りました。たしか、2010年3月頃、青木さんが廃棄物資源循環学会の会合で福本先生の質問を聞かれ、自己紹介をされたと。そのことを当日の池袋の勉強会で聞きました。その後、青木さんに頼まれ、福本さんにメールで問合せをしたことがあり、先生のホームページを知りました。お願いして「ごみ探偵団」で紹介させて頂きました。福本さんがダイオキシン問題後の法改正を含む学者と国のずさんさ、酷さについて具体的に書かれ、声を上げて来た人だと感じたのです。

20111125 福本勤先生へのお願いメール:「震災がれき広域処理はばかげてる」「先生、そのこと書いて下さい」

件名: 震災がれき東京含む広域処理反対についてのお願い
差出人: 吉田紀子
日時: 20111125 12:22:45:JST
宛先: 福本勤

福本先生

昨日はありがとうございました。先生のお考えを電話で直接お聞ききすることができてありがたかたったです。

私は、岩手県と宮城県の震災がれきの広域処理に反対しています。

福本先生も、「震災がれきをわざわざ遠くに運んで処理する必要はない。東京に運んだり、神戸に運んで処理する必要はない。現地で処理する方がよい」とおもってらっしゃるとわかり、ぜひそのご意見を書いて頂きたく、何卒よろしくお願いいたします。

東京都は、国の意向の旗ふり役となり、既に10月下旬に岩手県宮古と引受協定を結び、11月初めに1000トンを運んで来て焼却含み処理して埋め立てを開始してしまいました。昨日は宮城県女川のがれきを引き受ける協定にも合意しことが報道され、女川からのがれきは東京23区と26市の地方自治体の焼却炉で処理される予定です。

東京都、23区、一組関係者の引受の口実は被災地のためにです。でも実態は異なるようで、金のためだと考えられます。震災がれきの処理費用は国が賄うのでとりっぱぐれがない。また国の事業なので利益率が高い。

さらに問題なのは、岩手と宮城のがれきの放射能汚染レベルは東京に比べて低いので、運んで来て処理しても全く問題ないとの国や行政の説明及び資料が、広域処理の根拠として使われています。

国は、震災後、4月頃に全国の地方自治体に震災瓦礫の受け入れを打診、引受可能な処理能力を聞きました。その後放射能汚染問題が明らかになり、引受を断る自治体が多数になリ、広域処理の動きが止まっていました。それが8月頃から国の要請が復活し、再度の引受依頼活動を行ってきました。そのために、岩手と宮城のがれきの放射能汚染レベルを調べ、資料を作成しましたが、わずか2回、2日だけの恣意的なデータのまとめ方です。にもかかわらず、この2件の放射能汚染は問題にする必要はないの説明を意図的に使い、広めています。細野環境大臣、野田首相みずから全国での引受を訴え、それに関係者がのれるような図になっています。すでに東京は見事なモデル役を演じています。

放射能汚染レベルの低い2県のがれきは、汚染度が低いのであればなおさら現地処理が最善であると思われます。東京は既に高汚染地帯です。日々大量のセシウム焼却灰が下水汚泥とごみ処理焼却から産まれ、埋立てられています。震災がれきを東京で処理すればさらに汚染焼却灰の嵩を増やすだけであり、移動に伴う汚染の拡散、処理施設近辺の汚染も増し、労働環境も悪化します。搬送費用、放射能測定等の費用により岩手県の瓦礫処理のコストは阪神淡路の時の3倍と言われています。現地処理により、被災地にお金と人と技術が集まるような仕組みを作れば、放射能汚染の拡散は防げ、現地は潤い、いいこと尽くめと思われるのですが。

また、震災がれきを未だ放射能汚染に曝されていない西日本や北海道に運んで処理することは、放射能汚染の拡散を拡大に努めるのと同じで、ナンセンスとしか言いようがありません。今全国で震災がれきの広域処理反対を訴えている一般の人々がいます。今迄ごみ問題とは無縁だった人たちが、放射能汚染の拡大を止めないと日本には住める所がなくなると感じてそれぞれの場所でできる形で反対の声を上げています。

以下が、関係情報です。何卒よろしくお願い申し上げます。

感謝 吉田紀子
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がれき処理受け入れ、全国知事に要請 野田首相
朝日新聞 - ‎Nov 21, 2011‎
野田佳彦首相は21日、首相官邸で全国都道府県知事会議に出席し、東日本大震災の被災地のがれき処理について「広域処理について一部の自治体からご協力いただいているが、安全性の確保に万全を期すので、さらなるご協力をお願いしたい」と述べ、全国の知事に受け入れを ...
http://www.asahi.com/politics/update/1121/TKY201111210684.html

災害ごみ受け入れ、府市長会に協力要請 山田知事 京都
MSN産経ニュース - ‎9 hours ago‎
東日本大震災で発生したがれきなどの災害ごみの処理問題で、山田啓二知事は24日、府市長会(会長、小田豊長岡京市長)に対し、安全基準確保などを条件とした受け入れへの協力を求めた。 10月に実施した環境省の調査で、府内の複数の自治体や事務組合が、国の安全基準 ...

"23 宮城県女川町の災害廃棄物の受入処理について" 20111124 164057 | 東京23区のごみhttp://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/fd79ff55f6ece178a653b7523ad6d7bb 千代田区広報/都環境局HP/23区一組HP/各区HP

"宮城・女川のがれき10万トン受け入れへ 東京都 《12月上旬から都内で住民説明会を実施し~》"  20111124 130126 | 東京23区のごみhttp://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/5c52d3dbacd09f521ffc7494ccbce418 テレビ朝日/MSN産経ニュース/47NEWS/朝日/FNN/日刊スポーツ

女川町の災害廃棄物の処理、東京23区と多摩地区の焼却炉で受け入れの見通し
(2011-11-19 08:27:51 | 東京23区のごみ)
女川町の災害廃棄物の処理、東京23区と多...

【震災】岩手のがれき焼却灰 都内で埋め立て開始
(2011-11-08 17:10:45 | 東京23区のごみ)
写真はテレビ朝日「震災】岩手のがれき焼...

震災瓦礫の処理費用膨張 阪神大幅に上回る http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201111170069.html 阪神大震災の瓦礫処理費用総額約3246億円、処理単価約2万2千円/t。岩手県の場合、当初見通し総額3千億円、1t当たり阪神の3倍弱6万3千円。宮城県は総額7700億円、阪神の2倍超の約5万円/t

東京都と東電子会社が被災地がれきビジネスで焼け太り 税金から都1億円、東電140億円 /朝倉創 02:08 11/15 2011

メモ 震災瓦礫広域処理の別の事情:元産廃Gメン石渡正佳氏ブログ ① 20111108 震災ガレキ処理の行方http://i-method.info/details1056.html ② 20111115 Facebookコメント更新 http://i-method.info/index.html#label2

原理的に間違っている国の汚染瓦礫処理と私たちの提案  http://www.eritokyo.jp/independent/aoyama-fnp10177...html 

廃棄物資源循環学会 災害廃棄物対策・復興タスクチー  http://eprc.kyoto-u.ac.jp/saigai/report/files/IncinerationTestingReport%20of%20DisasterWaste110802.pdf 岩手のがれきの焼却試験レポート。47ページもある立派な報告書だが、試験回数は2日、排ガス採集は4時間だけ。どなたか専門家にこの資料の有効性についてお聞きしたいです。

【事務連絡】東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理の促進について/環境省 
(2011-11-04 20:20:37 | 放射能・災害廃棄物)
写真は「東日本大震災により生じた災害廃棄...

環境省の再調査 岩手・宮城の災害廃棄物、受入撤回、受入ゼロ、受入拒否の市町村続出か?!
20111025 204001 | 放射能・災害廃棄物

2011年11月25日金曜日

11/18、11/25に福本勤先生からメールを受け取りました。

11/18、11/25に福本勤先生からメールを受け取りました。
放射能汚染がれき処理に関して、環境省有識者会議の委員や関係者宛に福本さんが書かれ、送ったものです。許可を得て「ごみ探偵団」に掲載しました。ご参考にして頂ければ幸いです。

20111124 福本勤先生からのメール、シリーズ報告 Cs等の放射性物質汚染可燃性廃棄物焼却排ガス...

20111118 福本勤先生からのメール、シリーズ報告(12) Cs化合物等はガス状では存在しない。...

内容は:
1。セシウム化合物等はガス状では存在しないとの仮説とその説明
2。焼却炉の運営の実態。
3。環境省資料批判
等です。

福本先生は焼却派です。が、焼却処理の運営実態を批判し、学会とメーカーと国の癒着による弊害を指摘してきています。私は、今のごみ処理の実態を聞きかじってしまったので、焼却反対派です。福本さんと昨日電話で話しました。「私は焼却反対派ですが、ごみ探偵団への掲載許可頂けますか?」と尋ねたら、「焼却反対でもいいのです。いろんな意見があることが大事なのです」、と。

以上、よろしくお願いいたします。
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