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2012年3月30日金曜日

20120329 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」データーの整合性

From  満田正
日付  201120123月30日 
Re:    [tamakannet:153] データーの整合性


Mさん

南相馬での小澤さんの闘いを支援する立場から、色々申し上げているのですが、とにかく、状況は厳しいように思えます。




計測器、計測方法、は判りますが計測者が同一人物である必要はないと思います
計測方法は県と小澤さんで話し合えば整合性を取ることが出来ます
計測器はビデオで見る限りでは県のものは特殊です
話し合いに応じないので計測器、計測方法の整合性が得られていません。

送信日時 : 2012年3月29日 17:24
計測者が同一人物である必要はありません。計測方法は計測者は公表しているものです。計測器も同一のものである必要はありません。標準視力で比べればよいだけです。以上は、誰でもが、納得のいくもので、何故市側がその比較を避けているかの問題です。
常識的には話し合いが前提ですが、話し合い出来ないことに異常さを感じます。
ここは、 データーの整合性というよりは、それ以前の問題として話し合いをどう実現するかだと思うのです。
逆に、データの整合性が取れないから話し合えないとするのもその1つですが、青梅市の場合には、住民無視の権力指向が見え隠れします。
南相馬市の実情は分らないのですが、桜井市長がそうした立場にあるとすると、結構厳しいと思ったものです。

20120330 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」〜南相馬の現状(2)

From  満田正
日付  201120123月30日 
Re:    [tamakannet:154] 南相馬の現状(2)

たまかんねっとの皆様
たまかんねっと外の皆様には、BCCでお送りしています。
なお、このメール配信、私の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。

今日の毎日新聞Webで以下の記事が2つある。
その1は警戒区域大熊町の記事で、「町試算によると(3)は山側の12戸23人、(2)は170戸570人しかいない。現在の人口は1万1435人(2月末)で、9割以上が(1)に入っている。渡辺町長は、ほとんどの町民が帰還できないうえ「町を分断したくない」として、全域を「帰還困難」とする対案を国に示す。「賠償も一律として扱った方がいい」と述べた。」
その2はやはり警戒区域双葉町の記事で「一方、福島県双葉町に対しては28日、政府の担当者が役場が避難中の埼玉県加須市を訪れ井戸川克隆町長と面会したが、具体的な再編案の提示はなかった。井戸川町長は再編に応じない姿勢を示している。」
まだ、政府の再編案は具体化されていないと思うのだが、その主旨は、今後賠償金支払いについて、木目の細かい詰めを行いたいということで、それに応じた賠償マニュアルを策定しようとするものである。
すなわち、今までのコミュニティを真っ向から否定するような方策が組み立てられようとしているので、地元の混乱は言葉に表わしようも無い。とにかく、最初に引かれた、20km圏内警戒区域は原発周辺の地勢すら評価しない、お粗末なものであったが、今度それに代わる、それ以上お粗末な賠償マニュアルを作成しようとするものである。
 先ず、この動きが全く不合理であることから記述する。
1)先ずは、20km圏という取ってつけたようなゾーニングを反省することが必要である。
このゾーニングは飯館村で破産しているし、それ以上に、当初の警戒というならば、何故、80km~200km圏とすべきではなかったのか。
2)機械的なゾーニングの間違いは飯館村の間違いだけではなく、政府自らが継続してきた市町村コミュニティを分断してしまったことである。3.11事故は少なくとも行政区としての福島県コミュニティの問題であるので、先ずは福島全域が警戒区域とするべきである。放射能問題ゆえに、行政区の分断はあってはならない。
3)さらに良くないのは、警戒区域としながらも、体系的な観点からの観測網が作られておらず、これでは放射能線量マッピングすらおぼつかないのであるから、ゾーニング事態が実現しない。
という疑問が一杯あるにもかかわらず、ゾーニングの再編を行うというのである。地元地域が諸手を上げて反対するべきだし、その流れが大熊長、双葉町で作られている。今後、沖縄ではないが、金さえまけば作戦で、再編計画が進められる可能性もあるが、地域住民のためにも、ここは原子炉安定・廃炉のためにも頑張らなければならない。
1)とにかく原子炉は安定していないし、安定したという状況すら分っていないのが実情である。交通事故ではないが、こんなときに賠償とか持ち出す政府・東電のやり方がまさに火事場泥棒盗人猛々しい。
2)地域住民は、原子炉がどうなるのかという不安の中に居る。この不安を取り除くことが先決である。その報告が住民に充分説明できたとき、また、その不安を暫定的にも解消できる、避難地域とかの確保が出来た時に、賠償マニュアルはあっても良い。ただ、そのマニュアルが住民とのコンセンサス無しには作ってはならない。
3)3.11を契機として事態は一変している。現在の市町村代表が代表であり続けることは出来ない。賠償マニュアルは、市町村コミュニティの再編を含む重大問題である。すなわち、コンセンサスとは住民投票もしくは市町村長の再選を問うレベルの問題である。少なくとも、青梅市では市長選挙があって、市民は3.11とは無関係に4選市長を選んだ。こうしたことはあってはならないことだ。
先日、私は南相馬ひまわりプロジェクトに参加し、その実情の一端を知った。
それは全てでないことを知りつつもその悲惨さに度肝を抜いた。
今日また、電話やメールのやり取りで、その状況の厳しさを再確認するというよりも、それ以上のことを知るようになった。
人々の構図は明らかに福島とその他域外とに区分けされつつある。
詳しく言えば、警戒区域、計画避難区域であり、指定次第によって賠償金額が違うというものである。道路敷設の前の利権争いが始まっているのである。このことは、政府が原子炉の冷却安定を宣言し、福島原子炉から人々の目を逸らし、今度は、人々に賠償金争いをさせるという魂胆が見え見えである。ここには、除染可能区域、不可能区域などの要因も含まれる。
福島原子炉から拡散される放射能物質は、境界を引けるものではないし、行政区によって隔てられるものではない。木目細かい放射能測定のみが、その危険性を予測できるものである。ましてや、除染の可能性・不可能性なども予測できるものではない。もし賠償金があるとすれば、この危険性に応じて支払うべきであり、単純には、自然放射線量に加算される単位で、賠償金は全ての人々に支払われるべきである。
とにかく、大雑把な放射能測定が参照されるタイミングは過ぎたのであるし木目細かい放射能測定が必要である。到底、公的機関だけでは実現できないことも明瞭である。それは、壮大な国民運動として提起しなければならない。
満田

避難区域再編:全域「帰還困難」指定を…大熊町長要求へ

毎日新聞 - ‎Mar 28, 2012‎
東京電力福島第1原発事故に伴う避難区域の再編計画で、福島県大熊町の渡辺利綱町長は28日、町全域を長期にわたって立ち入りできない「帰還困難区域」に指定するよう国に求めていく考えを町議会に示した。町議会や町民の意向を聞いて4月中に町の案としてまとめ、国と ...

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関係記事: 


2012年3月28日水曜日

20120328 Twilog 産廃と一廃のごみ量データ両併記:「ウラン鉱山跡措置と産業廃棄物に関するアンケート..:産業廃棄物と処分場について①:5. 産業廃棄物の処分について」75p;IAEAの除染に関する最終レポート.61p。5.7 Waste Management 廃棄物管理 51-72pp

http://twilog.org/jerico4/date-120328 から以下抜粋: 

2012年03月28日(水) 


"チームは、これら各県で利用可能なインフラストラクチャが、日常業務の一廃ストリームに対してだけでなく、災害がれきと除染から出る追加ごみ量に使用される場合、どの程度で飽和されるかについて、見積ることが重要だと考える”61p(iaea除染レポ http://t.co/4FhXI11J
posted at 15:13:19
"注視すべきことは、福島県、宮城県、岩手県の一廃用インフラが最も津波の被害を受けており、また、千葉県と茨城県のインフラも、程度は低いがやはり津波や汚染の影響を受けていながら、日本の総人口のわずか4.4%から11.6%のニーズに応じるものでしかないということ" (iaea除染レポ)
posted at 15:09:52
"しかし、廃棄物のこの追加の負担を処理するために、日本全国にある一廃用のインフラを利用することはできない。あり得るのは、影響を受けた近隣の都道府県で利用可能な施設設備が、主な対象になるということ" (iaea除染レポ)
posted at 15:08:15
"そのような仮定が正しければ、クリーンアップからの災害廃棄物や汚染物質の総量はほぼ日本全体の一般廃棄物の年間排出量に等しいことが明白" (iaea除染レポ)
posted at 15:04:11
"災害廃棄物の総量見積り25百万tと理解。処分汚染災害廃棄物の割合は、2.3百万tが報告されている福島県を除き、現時点ではIAEAのチームには不明。クリーンアップキャンペーンからの汚染物質の最大量は29百万m3と推定。 1t/m3の嵩密度を仮定..汚染物質の質量は29百万t"
posted at 15:02:45
"産廃の最終処分場とその処理施設の分布は、全国均一ではない..これらの数値は、日本における廃棄物管理の特徴、即ち大量の減容化により最終処分場には少量しか行かないことを示している。殆どの廃棄物は焼却、脱水、破砕工場で処理。理由は、埋立のための限られたスペース"(iaea除染)
posted at 14:54:40
"産廃の量は約4億t、容積で20種別に分類。産廃の最終処分率は、一廃と比べはるかに少なく、わずか5%、17百万t弱が埋立処分。産廃の収集&設備は、廃棄物発生者の責任。特定分類の産廃は、一廃の処分と合わせて行うこと可能だが、それでもなおその責任は産廃の発生者にある"(iaea除染)
posted at 14:50:19
"日本では人口127万人によるごみの年間排出量約44百万t(1.0k/人/日)、内約5百万tが自治体の埋立処分場(12%未満)で最終処分。約32百万tが減容化のため焼却、1千万tがリサイクル。残りは、リサイクルや焼却残さとあわせて、5百万t、これも最終処分”(iaea除染レポ)
posted at 14:45:09
メモ:産廃と一廃のごみ量データ両併記:ieaeの除染に関する最終レポートにはあり、61p。5.7 Waste Management 廃棄物管理 51-72pp http://t.co/4FhXI11J
posted at 14:36:26
メモ:産廃と一廃のごみ量等は、両データが一緒に並べて書かれている資料は殆どない。(私だけが知らないのかも)。一廃のデータは環境省等のHPですぐ見ることができるが産廃のデータは探しにくい。んで、日本語で書かれた資料、私が見たのはこれが初めて。http://t.co/09hJdwT9
posted at 14:08:59
資料:「ウラン鉱山跡措置と産業廃棄物に関するアンケートへのご協力のお願い:産業廃棄物と処分場について①:5. 産業廃棄物の処分について」75phttp://t.co/09hJdwT9 産廃は一廃の8倍発生、リサイクルや処理等で減量、最後2400万t埋立。*産廃&一廃両併記希有
posted at 14:00:49



関係記事:


参考記事:
1。原発事故の収束及び再発防止に向けて - 内閣官房
東京電力福島第一原子力発電所・事故の収束に向けたロードマップ(ステップ2完了報告書)(1216日) 新規掲載 ... 原子力安全に関するIAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書-東京電力福島原子力発電所の事故について」(67日)<官邸HP ... IAEA除染国際ミッションによる最終報告書(1115日)(英文、要旨仮訳) 新規掲載 ...
IAEA除染国際ミッションによる最終報告書(1115日)(英文、要旨仮訳)

2。No.193 IAEA調査団(201110月)の最終報告書
No.191 IAEA調査団(201110月)の予備報告書」に紹介したように,IAEA(国際原子力機関)は日本政府の要請に基づいて201110月に,福島第1原発事故によって汚染された20 km圏内の立入禁止区域外の修復・除染の進捗状況を現地調査した。http://lib.ruralnet.or.jp/libnews/nishio/nishio193.htm

2。特措法関係
放射能がれき特措法の問題点について
http://tsunamiwaste.ldblog.jp/archives/cat_155632.html

2012年3月27日火曜日

20120326 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」3/24-25〜南相馬の現状(1)ひまわり農園で草むしりとイベント

From  満田正
日付  20112012326 
Re:   [tamakannet:152]南相馬の現状(1)

たまかんねっとの皆様
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配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。
東京から行った、12名のメンバーを迎えてくれたのは、小沢さん?という南相馬では有名な方だった。
とにかく、ひまわり農園を立ち上げた御仁である。
24日夜11時出発7時間近くバスに乗って、25日朝6時半ごろにつき、朝は早いので、目的地は2、3千の仮説住宅、人々は睡眠中のこともあろうと、南相馬を案内してもらう方針となった。
最初に行ったのは、海辺の突堤、コンクリートがめくりあがった状態はその津波の凄さを表している。
説明によると、この辺りは、サーフィンの世界大会も開かれたという素晴らしい浜辺だった。
突堤の影には、数百件の民家があったが、津波が見えなかったというか、全部津波に飲まれたようだ。
土地の古い人は山の上にしか家を建てなかったのだがと、小沢さんは、地域の伝承の尊さを言いたいようだった。
そこら一体には、見渡す限り、砂地が広がっていた。
片付けられた後なのであろう。
遠くの山まで、砂また砂である。

20120324 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」久ノ浜の除染活動(1)..ところが、今回の久ノ浜には、若者の姿が無くなっていた。

From  満田正
日付      20112012年3月24日
Re:     [tamakannet:151] 久ノ浜の除染活動(1)

たまかんねっとの皆様
たまかんねっと外の皆様には、BCCでお送りしています。
なお、このメール配信、私の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。
福島県、いわき市久ノ浜は、その北側に火力発電所やJブリッジがある広野町の南側である。
要するに、第1原子炉から、30km以上も離れた場所である。
ただ、3.11東日本大震災の時には、地震津波と火事とが重なり、最も酷い状況であった。
その久ノ浜には、最初「結」なる若者グループが3.11を契機に結成されて、町の片づけを始めた。
それは、6月のことだろうか。
その若者グループ「結」の要請で、原発行動隊有志がお手伝いすることになった。
大人たちが呆然としている中、しかもがれきだけの町の中で、若者は町の復興を求めて立ち上がった。

2012年3月25日日曜日

20120324 青木泰さんからのメール:1)326環境省との院内交渉、2)島田、3)3/20 東京新聞、4)3/27 週刊女性、5)2012/4 食べ物通信

差出人: 青木泰
日時: 2012324 17:43:41:JST
件名 お知らせ5件

皆様へ(BCCでお知らせしています。重複失礼いたします。)
 お知らせです。5件あります。
 1)326環境省との院内交渉の件。
 その後多くの方が呼びかけ人になってくださいました。
おかげさまで賛同人が、1600人を超えました。
また賛同人は、全都道府県を網羅したといいます。
ご協力有難うございます。

2012年3月24日土曜日

20120320 東京新聞:がれき処理なぜ進まない お役所仕事が原因?:特報(TOKYO Web)

東京新聞:がれき処理なぜ進まない お役所仕事が原因?:特報(TOKYO Web)  
あれ、これ全文読みたい。 さん持ってないかな…?

東京新聞 こちら特報部 2012.3.20 朝刊 28面 
陸前高田市長、県に提案
専用焼却炉門前払い
がれき処理なぜ進まない 
お役所仕事が原因?
環境省と責任なすりあい

東京新聞 こちら特報部 2012.3.20 朝刊 29面
独自処理の仙台先行
「阪神」に学びスピード歴然
「被災地の対応充実を」
図:がれき広域処理の主な動き