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2011年7月1日金曜日

放射能と焼却炉 「放射能はバグフィルターで除去できるか 1、2」と青木泰さんのコメント

汚泥処理施設の焼却炉から、一般家庭ゴミ用の焼却炉から放射性物質が出ています。放射能で汚染された瓦礫を燃したら危険か?いや燃やしても平気などの会議が延々開かれ環境省や国交省や経産省から方針が出されてきましたが、実はとっくに放射能汚染された下水汚泥もごみも焼却炉では燃やされていました。焼却炉からはダイオキシンや水銀や他の重金属類も気化して空気に捨てられてきたので、放射能も煙突から出ていたし、今も出ていると思います。(焼却の過程で放射性物質が灰に残留することは皆さんご承知です)。環境省や一組や下水道局などは、燃やしても排ガスのばいじんは高機能フィルターで捕獲しているので外には殆ど漏れず心配有りません、と言ってます。技術の粋を集めて作られてきたという日本の大型焼却炉、空気を汚さないための守り神の代表、バグフィルター、その実態はどんなものか?「原発震災廃棄物・広域処理問題@まとめ」サイトの管理人さんの以下記事にこの問題が非常に分りやすくまとめられています。感謝。
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2011625日土曜日
放射能はバグフィルターで除去できるか 1

2011625日土曜日
放射能はバグフィルターで除去できるか 2

原発震災廃棄物・広域処理問題@まとめ
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まとめサイト管理人です。東日本大震災の災害廃棄物を、国が全国の自治体に依頼して処理させようとしていますが、放射能拡散防止対策がザルのような状態のまま、話だけが進行している状態に危機感を持っています。tsunamiwaste@gmail.com ついろぐ→http://twilog.org/tsunamiwaste

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上記記事に関して、青木泰さんから以下のコメントが届きました:

差出人: 青木泰
件名: Re: つなみさんブログ記事
日時: 2011年6月30日 9:57:58:JST

御世話様です。
有難うございます。
ざーと読ませていただきました。
バグの件は良くまとめています。感心しました。

飛灰は、バグに捕獲された灰なので、煙の中では煤塵(ばいじん)と表現した方が正確です。
放射性物質の物質収支(都議の話)単位やどのようなデータかが必要ですが、燃やしたものは煤塵として煙突から排出されるのと焼却残灰=焼却主灰は、数百度なので灰と処理するために冷却します。その時に使った水が、汚染水として流れます。そこで放射性物質の収支の上では、煤塵と汚染水に混入して環境中に排出されている可能性があります。

バグのバイパス問題は、わたしの「プラスチックごみは燃やしてよいのか」のP170~P172に書いています。(もしお読みでなかったらぜひご覧下さい。現在のごみ問題がどこに問題を抱えているのかの辞書的な役割も持たせ書きました。)
基本は、焼却炉の中で燃やすものはその時時によって、刻一刻組成的に変化しています。廃プラが多ければ熱量が上がり、炉から煙突に向かうガスの流れが急速になります。
そのときには冷却しても温度が下がりきらなくなり、バグを壊すことになります。
その時に備えて、温度が下がりきらなかったとき煙突に向かわせるためのバイパスです。
  
青木泰 
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20110625 青木泰さんメール「環境省、がれき処理を自治体(市町村)に丸投げー2次被害の責任は自...
「放射能汚染災害廃棄物の焼却処理一放射性物賞を拡散する世界の非常識」 20110614 環境ジャーナ...

出典:「プラスチックごみは燃やしてよいのか」青木泰著
プラスチックごみは燃やしてよいのか―温暖化を進めるサーマルリサイクル
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