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2011年9月26日月曜日

20110923/24 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」9/23、9/24〜放射線測定、国民センター記事、測定に関する考え

From満田正 
日付2011年9月24日10:43
件名Re: [tamakannet:96] 福島包囲網日誌(9/24)



こんなことも書きました。
Bさん、IIさん
色々のコメントありがとうございます。
国民センターの記事への左右両翼のコメントがツイッター等で賑やかなようです。
私は、新聞、ツイッターは読みませんので詳しいことは知らないのですが、反論ではなくて、私の考えを述べておきます。
1)計測の性能は直線性が保証されるか同かでまずはその信頼性が保証されるのですが、全測定領域に渡って、直線性を確保するのは難しく、従って、計測器には、測定レンジが示されています。比較的安い計測器は0.1~数μSv/hの範囲と思いますが。私たちが、目安とするには問題ないと考えています。逆に、現状で精度の良い測定器で測っても、どのような意味があるのかと疑問に思っています。ということで、「 満田さんのHORIBA(でしたよね?)の値はどうなのか? TCS166というシンチレーションの機械」は間違いで、Hさんの方です。
2)問題は、全体の傾向を測ることと、ホットスポットもしくはミニホットスポットかを見つけてないと放射能汚染の危惧が付きまとうわけですが、そのために、測定器の精度を問題にするよりもその頻度(時間的、空間的)を問題にする必要があります。私が青梅市の測定を問題にする理由はこの点です。
3)確かに、青梅市も校庭の一箇所のみならず、校内の数箇所を測定しているはずです。その状況は知らされていないのです。また、青梅市の数値の発表されているところは、砂場とか、軒下とか、芝生とかが外されているようで、子供達はそのようなところで遊ぶので、測っておいて欲しいところです。
4)青梅市の放射能汚染の全体を知るためには、奥多摩での放射線汚染落ち葉堆肥に見られるように、地形の複雑な川、谷の傾向を早めに掴んでおくことです。私は小作多摩川橋から、御岳橋まで放射線測定を同時間帯に行っておりますが、小学校のある地域では比較的低いし、多摩川に支流が注ぐところは高いです。ただ、1人の測定では限度があるので、市民全体が、測定する行動は必要不可欠です。こんなときに、1万円で買える7段階で示されるガイガーカウンターを千台ほど青梅市が市民に配るというのも良いと思います。
5)また、放射性線量は気温、風にも大きく左右されますので、定点観測ではその傾向をしっかり把握してから、全体観測を行うべきで、最初から、時間も日にちもまちまちの状態では全体の傾向の掴みようも無い。もし、測定器の精度が悪いのであれば、大量の測定データを集め、それを統計的処理することで、全体傾向はつかめます。
6)現在、川の水質では、全国の河川ごとに6000箇所程度の水質測定が年1回市民運動として行われていますが、これは5段階の簡易な測定方法ですが、充分に河川の水質傾向を押さえることが出来ます。放射線汚染でもその程度のことは必要かと思います。
7)ミニスポットについて、広河隆一に依れば、チェルノブイリの後のスイスで、机の50cmはなれたところで線量が巣十倍、数千倍違うところが発見されたということですので、行政レベルでは到底手に負えなく、市民自らが、血眼になって探すしかないのでは思っています。ただ、こうした大きな放射性物質は、チェルノブイリのような大きな爆発で、成層圏までに届いた、粒子性物質が降り注いだ結果と思うのです。福島原子炉事故の水素爆発(核爆発の可能性も)による比較的低地における爆発では、季節風による拡散によるもので、微細な浮遊物質が日本列島に振り注いでいるわけで、ホットスポットと言われるものは、軒下とか、草地とか、砂場とか、下水処理場とか、ろ過現象がおきているところで発生しているのではと思います。なお、早川由紀夫さんの火山活動から推測した放射線量シミュレーションマップ、よく出来ているのですが、上述したように、チェルノブイリの場合を想定するとぴったりですが、福島原子炉事故の場合には、季節風とかの考慮で、国立環境研究所の方が良く一致するのではと思います。
8)飯田さんのプルトニューム、ウラニュームの飛散の問題ですが、もっとも危険な放射性物質で、とにかく放射線量が強く、死の灰と言われるものです。核爆発では大量に発生し、半減期も無尽蔵に長い。福島原子炉内でもその可能性が伝えられているのですが、まだ不明です。セシュームよりも重い粒子ですので、そんなに遠くまで届いていないと思うのですが、分りません。むしろ、中国。ロシアの核実験、アメリカ、イギリス、フランスの核実験では大量のウラン、プルトニュームがばら撒かれていますので、日本に届いていないはずが無い。海では、原子力潜水艦、原子力空母が大量に放射性物質(核種は不明)を垂れ流しているはずです。
満田
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From満田正 
日付2011年9月23日22:29
件名Re: [tamakannet:94] 福島包囲網日誌(9/23)


何時も、私の測った放射線測定値と青梅市が測った測定値の間の大きな違いに悩んでいたのですが、どうやら、東京都が区市町村に配布した、測定器には誤差が大きいようです。
青梅市は、ホームページで堂々と青梅市の放射線量が基準値以下であると豪語しているのですが、以下の測定器の検査結果だと根底が崩れることになります。
Tさんの御岳山での測定結果でも、0.3μSv/h近い値が出ているようですが、葛飾区などで、0.24マイクロSv/hだと年間被爆量1mSv/hとなるので、幼稚園児などには危険だと砂場の砂の取替えを行っています。

放射線測定器:「精度低い」 通販の9商品、誤差30%超

国民生活センターのテストで「信頼できない」とされた放射線測定器=水戸健一撮影
国民生活センターのテストで「信頼できない」とされた放射線測定器=水戸健一撮影
国民生活センターは8日、10万円未満の放射線測定器9種類について「測定値が正確でない」とのテスト結果を公表した。センターは6月下旬、通信販売のサイトでいずれも中国製とみられる9商品を購入。大気中の値を測ると、9商品ともに国際規格を満たした測定器の値より高く、4倍近いものもあった。また毎時0.06マイクロシーベルト以下の低線量を正しく測れなかった。セシウム137を照射すると、9商品ともに実際の数値より低い値を示し、線量に比例してばらつきが拡大。実際の数値との誤差は30%を超えた。センターの石崎行男課長は「安価な商品の精度は低く、食品や飲料水の測定はできない」と話した。9商品は以下の通り。AK2011▽BS2011+▽DoseRAE2 PRM-1200▽DP802i▽FJ2000▽JB4020▽RAY2000A▽SW83▽SW83a。 このうちDoseRAE2 PRM-1200は東京都が70台購入し、空間放射線量の測定のため、23区を含む区市町村に1、2台ずつ貸与している。都福祉保健局環境保健課は「簡易な計測しか使えないと断ったうえで貸している」と話している。【
ちなみに、青梅市の使っている測定器放射線量使用機器はDoseRAE2PRM-1200です。現在、東京都の放射線量はセシュームによるものと思われるが、30%もの低めの誤差では、ほとんど測っても意味が無い。特に校庭とか、比較的、放射線量の少ない所を選んでいるのでも結構恣意的。
満田



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