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2011年8月14日日曜日

20110813 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」8/13〜除染マニュアル

From満田正
日付2011年8月13日11:50
件名福島原子炉包囲網(8/13)日誌


たまかんねっとの皆様

たまかんねっと外の皆様には、BCCでお送りしています。
なお、このメール配信、私の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。
同志H殿

除染マニュアル、読ませていただきました。
http://www.kino-eco.or.jp/image/josen_manual1.pdf
http://www.kino-eco.or.jp/image/josen_manual2.pdf
とにかく、ホットスポットの発見と除去に重点がおかれたマニュアルで、どちらかと言うと家庭向きですが、それにしても、結構専門的な処理が必要です。

特に、シーベルトとベクレルの相関関係は朗報です。
非常に助かります。
それにしても、除染作業の厳しさは私の想像をはるかに超えるものです。
こうした、血のにじむような作業をしないと、住む環境が確保できない。
しかもその作業の徹底さ次第では、生活環境が安全である保証はないと思います。
となると、選択は二つです。
一挙に汚染可能性地域から避難する。
国家総動員体制で除染活動を行う。
ところが、一方で原子炉の安定・廃炉は終わっていないのです。
この種の努力をしたとしても、とにかく、次の瞬間それ以上の爆発の可能性すらあります。
現時点では、人々が、目前の生活に戻るようなプロパガンダは必要でなく、ダイナミックな行動提起が必要です。
何か、していないと困る人は、この種の作業を徹底して、生活環境を整えてみる必要があります。
出来れば、心配のある人は即座に現住所から退避することが必要です。
もし現地で踏ん張れる人は、最低限の除染作業を行いつつ、福島原子炉包囲網を提起する。
その先頭には、現状の原子炉現場技術者がいて、その周囲には地球上の原子力関係者がいて、その一部に、福島原発行動隊がいて、更に福島原子炉包囲網が存在する。
この体制は、まずは、ステップ1です。
ステップ2は、原子炉の安定化・廃炉化の可能性次第ですが、その目処が付き次第、2つの選択肢があります。
その1は暴発があったときには、直ちに民族大移動が必要です。原子炉周辺地域の人々を優先に、とにかく裏日本、九州、四国に避難することです。
その2は安定化・廃炉化の目処が立ったときには、全国マップを見据えてのホットスポットの発見が必要です。どうしても、このためには、衛星測定、航空機測定、メッシュ地上測定、その時系列変化、食物測定など、一斉調査が必要です。
事態は、政府・東電の責任レベルではなくなりつつあるので、賠償責任、法的措置は現状では準備は必要であったとしても考えられない。既に、除染作業を考えただけでも、天文学的数字が予想せざるを得ないのではないでしょうか。
この事態は、第二次大戦以上の日本列島総動員体制が必要で、民族移動を見据えた上での、行動提起が必要です。
役人、警察、自衛隊などを当てにするタイミングが、徐々に遠のいたと言う感じです。
満田

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関係記事:
20110729 満田正さんの「福島原子炉包囲網日誌」7/20~「K君へ」 

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