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2011年8月19日金曜日

参考情報:「8/18 福島原発から大量にまき散らされたセシウムなどの再循環の現況と課題 」

@tsunamiwasteさんのTwitter で紹介された「3.11東日本大震災後の日本」ブログ記事、以下必見です。感謝:

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8/18 福島原発から大量にまき散らされたセシウムなどの再循環の現況と課題 (08/18)

「福島原発事故からすでに5ヶ月が経ちました。
6月頃からいろいろな形で放射性物質の再循環が問題視されてきました。このブログでも取り上げようと思いつつ、なかなかまとめる時間をとれないまま、今になってしまいました。
すでに浄水場、焼却場、肥料などいろいろな形で個別に話題にはなっているのですが、全体を網羅する形でまとめようとすると膨大な範囲の知識が必要です。かといって、いつまでも後回しにするわけにも行かないので、現時点で私がフォローできる範囲で現状と課題について一度まとめてみようと思います。
放射性物質と通常の汚染物質の違い
福島第一原発から大量にばらまかれ、雨や雪によって降下した放射性物質。現在はストロンチウムの測定がほとんど行われていないので、もっぱらセシウムの測定が行われています。半減期が長いため、チェルノブイリでも問題になっているのはCs-13730年)とSr-9029年)です。ここでもデータがあるセシウムについて話をしていきますが、ストロンチウムはセシウムの1/10~1/100程度なので、セシウムの量を押さえておけばそこから推論することはできます。
放射性物質の場合、通常の化学物質と違って問題なのは、簡単には減らないということです。DDTとかダイオキシンとか、公害として問題になった化学物質は、生体内で代謝されることによって別の化学物質となり、その生理作用を失います。ですから、微生物等を用いて分解するということもできるのです。しかし、放射性物質の場合は、その性質からして、化学反応では減ることがありません。ヒマワリを植えて土壌からセシウムを除去しようという話もありましたが、ではその植えたヒマワリをどうするのか?燃やして体積を減らした灰にして処分するしかないと思いますが、その後のことを考えないと、結局土壌から別の場所に移動しているだけなのです。
放射性物質は、放射線を出すことでしか減っていきません。そしてその消滅は、半減期というものが決まっています。セシウムの中でも半減期の長いCs-137であれば、半減期は約30年ですから、大量にばらまかれたCs-137をどこかに集めてそれを埋めるとか隔離するということをしないといけません。ウランやプルトニウムと違い、何万年もの半減期があるわけではないので、どこかに数100年近く保管しておければ、その後は放射能の心配をしないで済みます。それでも人の一生よりも長い数100年のレベルが必要です。
チェルノブイリの事故から25年経ってもいまだにセシウムやストロンチウムによる汚染が残っていることを考えると、これから少なくとも30年はこの問題に向き合って行かないといけないということがわかります。
放射性物質の循環
さて、家の庭や道路、公園などに降り注いだセシウムはどこへ行くのか?考えてみましょう。
・土壌に吸い込まれる。(土壌への蓄積:農作物を考えると長期的な課題)
・さらに雨が降って地表から洗い流され、下水へと流れていく。(河川や下水道処理施設へ)
・いろいろなものに付着して、最後はゴミとなって廃棄される。(焼却場へ)
・河川から水を引いてきて上水を作る際には、浄水場にも蓄積します。(浄水場へ)
その他、
・野菜や肉に吸収されて、人や家畜が食べ、内部被曝する。(内部被曝の問題)
・人や家畜の排泄物が汚泥となる(汚泥→肥料、セメント)
などなど、3月からすでに5ヶ月が経ち、すでにいろいろな形で循環を始めています。今あげた例が全てではなく、抜けている部分もあると思いますが、すでに問題が明らかになってきているポイントを挙げると以上のようになります。」

続きは http://tsukuba2011.blog60.fc2.com/blog-entry-353.html



 放射能ごみ・まとめ(半引退) 
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