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2012年7月6日金曜日

20120705 満田正さん「福島原子炉包囲網日誌」〜 内部被爆と外部被爆(その1)6/29「 放射線に立ち向かうドイツ専門家の講演・懇談会 -フクシマ、ヒロシマ、ドイツを考える」に参加して


From:  満田正 
日付:   7月5日



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なお、このメール配信、私(満田)の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。

最近の情報は半端な数ではない。
その情報で、何が真実で、虚偽であるかを見分けることは困難である。
例えば、6月29日 官邸前デモ人数を次のように纏めた人が居る。
TBS      20万人
主催者発表   15万人
朝日新聞    15万~18万人
鳥越(報ステ) 4~5万人
産経      2万人弱
NHK      前回を越えた
警視庁発表   約1万7千人
毎日      主催者発表と警視庁発表をそのまま
読売      記事すら見当たらず
報道されないことを問題にしたことがあったが、報道されてみると、このとおりである。 
TBSと警視庁発表に20倍強の違いがある。この違いこそ真実である。しかもこれは、テレビを見、新聞を見る人々の頭を混乱させている。そして、参加した多くの人々は、テレビでもなく、新聞でもなく自分の見た事を数字として持っている。その数字たるや、このような誤差ではすまない。ある人は、無尽蔵の人がいたと言い、普段1人で生活をしていればそのとおりである。ある人は、あの通りでは数万人が限界だろうと、自分の経験でものを言う。最もそれらしく、経験を積んでいるのが、警視庁であるが、彼らとて、誰かが、カウンターを使うにせよ、その彼の恣意は避けれない。まあ、ヘリコプターを飛ばして、空からの写真分析は正確になるが、果たし、この種の数字合わせに採算が取れるだろうか。

最近、4号炉の危機もさることながら、内部被爆と外部被爆の論争が盛んである。
6月29日首相官邸デモがあるときには、ドイツから来た二人の学者と1人の日本人の講演を聞くために文京公会堂にいた
まず、内部被爆と外部被爆とには、境界がないという説には真っ向反対の立場での講演である。こうした、境界がないというキャンペーンが張られている事すら知らなかった、私は恥ずかしいのだが、キャンペーンが張られているとすれば、これも放射能との闘いに加えなければならない。
キャンペーンの主旨は、もともと、人間の体内にはウランとかカリュームの放射能物質が体内にあり、危険がないというものである。明らかにこれらのエレメント(元素)は体内に存在しているのだが、元素レベルである、身体とのバランスを経たものであり、新たに身体に塊(粒子)として、摂取されるセシューム等の放射性物質とは、桁違いに影響は大きいのである。いわゆる、分子レベルでの拡散と粒子レベルでの拡散はどの程度違うかと言うことであるが、現在、粒子レベルでの存在量はPPM、PPBで測れる最小値1100万が限度である。ところが、分子レベルでは、さらにその1/100万倍に相当する。量の問題で考えても、その影響の度合いは分りそうなものだ。

次に話題になったのは、年間100mSv以下では放射能疾患のデータがないとして、放射性物質には影響がないという問題である。これは、福島医科大学に副学長として、自ら志願した山下教授の説と言われるが、この説は、IAEA,ICRTの公式見解であるとして、誰もが信じている。これに対して、ドイツの学者は、放射能値が小さいからとして影響がないという暴論は許せないとするものであった。ドイツの原発周辺住民の20年間分のデータ分析から導いた結果を報告した。ドイツのドレスデンには、20年間もの間、住民に放射能手帳が配られていて、その健康診断がなされてきた。その結果、チェルノブイリ事故後にがんや白血病など放射線病と言われる症状や死者が多く発見されたものである。いわゆる、ドレスデン住民は、チェルノブイリ原子炉から数百kmの距離にありながら、その影響を受けていたことになる。それは、年間1mSv程度の放射能禍でも起きていることだと説明した。これは、チェルノブイリ事故後20年後に偶然発見されたものであり、ドイツにしても、チェルノブイリ事故直後に避難など考えもしなかったが、今は違うと言うものだった

これは、広島大学沢田教授の講演で、これこそ目から鱗である。
私も福島第1原子炉事故当初から、広島・長崎の被爆データが公開されていないことを問題にしていたが、ようやくアメリカABC研究所のデータが公開され、分析が出来るようになった。その分析結果では、原爆症が爆心地から離れても無くならないことである。すなわち、アメリカのABC研究所は広島・長崎原爆の影響を知るために膨大な分析・研究してきたにも関わらず、この低線量被爆(内部被爆に相当する)は報道されない。どうも、彼らが、データーを隠していたというよりも、分析方法が見当違いだったというものである。
特に、アメリカ軍は原爆投下の効果、そのときにおける兵士の健康状態に注目し、高線量被爆(外部被爆)の影響を見ることが中心であった。従って、原爆投下により、遠くに飛び散った、放射性物質の影響を見逃したと言うものである。このことは、山下教授が100mSv以下は影響ないとした根拠でもあるのだが、実際に分析してみると、爆心地から離れた住民にも、通常の日本人が受けている、白血病やがんなど、いわゆる原爆症が非常に高い確率で現れることを発明している。

いわゆる、ドイツの学者が言うように、放射線量が低いから影響がないとする暴論はあってはならないし、そのことが、日本の問題ではなく、地球上の問題として問われていると指摘したもので、これは、より多くの人に知らすべき問題だと思った。
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「放射線に立ち向かうドイツ専門家の講演・懇談会 -フクシマ、ヒロシマ ...

www.acsir.org/info.php?13 - キャッシュ
6月23・24日福島/26日広島/28日京都/29日東京/30日・7月1日東京). 「 放射線に立ち向かうドイツ専門家の講演・懇談会 -フクシマ、ヒロシマ、ドイツを考える」.内部被曝問題を世界で初めて指摘したドイツの研究者インゲ・シュミッツーフォイヤハーケ ...


95:重要情報:日本での「放射線に立ち向かうドイツ専門家の講演懇談会 ...

tkajimura.blogspot.com/2012/06/blog-post_20.html - キャッシュ
2012年6月20日 – 95:重要情報:日本での「放射線に立ち向かうドイツ専門家の講演懇談会 -フクシマ、 ヒロシマ、ドイツを考える」に参加を呼びかけます. 以下、日本のみなさまへの「世界を支配する内部被曝の虚構の知見」を暴露し、批判する日本での国際...


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