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2012年6月18日月曜日

20120618 満田正さん「福島原子炉包囲網日誌」〜7月1日「風の学校」ごみと放射能の広報


From:  満田正 
日付:  618 10:55

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なお、このメール配信、私(満田)の判断で、勝手に送らせて頂いています。
配信不要であれば、連絡くださるようにお願いします。

6月に入り、イベントが続いています。
どれが本当(効果的)やら分らずに、目の前のイベントを消化するのがやっとです。
616日、619日、620日と「第4の革命」の上映会があります。
私が所属する関東学院大学OBエネルギー研究会も共催するというので、お手伝いです。
「第4の革命」は難しい映画ですが、市民革命、産業革命、IT革命、そして、エネルギー革命が訪れるというものですが、余りピンと来ないことが現実です。
その一つに日本では先進国として有り余るエネルギーを消費し、その享楽を失いたくないと考えざるを得ないところにいるからなのかも知れません。南相馬での電気も上下水道もない生活を体験しても、なおその感覚は戻らないようです。原子炉再稼動が人々のその感情を前提としてのもので、原発廃止にはさらに厳しい戦いが待っているようです。
その二つ目に、アフリカなど40カ国以上の国で電気がない状態が続いているのですが、戦争を含めて、日本人は自分の平和な生活と富だけが人生という嫌な西欧文明かぶれを抱いてしまい、本来のあるべき和については忘れてしまっているようです。富の分配ではなくて、戦争や厳しい生活を送る人々への同情は殆んど失っているようです。
その三つ目に、放射能が人々の健康を害するには時間がかかるし、自分だけが生き残れるという安心感もあってか、原子力への脅威が全然感じられなくなっている。映画では、太陽からのエネルギー、第1資源の利用を訴え、地下資源の枯渇、地球温暖化、放射性被害、複合化されたエネルギー問題への解決を今までのような一発主義では無理ですとの訴えですが、一人一人の力の大切さ、一人一人の自立は、実は、自らが危険に陥らなければ実現しないのかも知れません。広島・長崎原爆の洗礼を受けても、戦後のアメリカによる世界戦争を経て、バブルを経験してきた日本人は、自立できなかった。今、福島原発事故という未曾有の恐怖を味わっている日本人は、もしかしたら、素晴らしい力を発揮するのかも知れない。
それこそが、この映画の監督、フェヒナーが言うように日本人への訴えなのかも知れません。
71日には、福生市民会館小ホールで、「風の学校」と称して、青木泰さん、山本太郎さんの「ごみと放射能」についての講演会と討議が開かれます。この学校の主旨とするところは、この「たまかんねっと」が二ツ塚処分場を管理する東京多摩広域資源循環組合の公開条例制定を求める署名活動から始まったものですが、開始まもなく、福島第1原発原子炉事故を受けて、「ごみと放射能」とは一体的なものと、どちらかというと、福島原子炉暴発阻止で何をなすべきかの議論を中心に行ってきましたことに合致するものです。この到達点は、やはり原子炉廃棄と思うのですが、逆に廃炉後に襲い掛かる放射性物質をどうするんだという問題とも同時に取組まねばならないわけです。期せずして、政府は、放射能がれきの拡散処理というとてつもない暴挙を行い、今までのはごみ問題を一挙に覆すことになりました。すなわち、放射能がれきの広域処理は、比較的広域処理にごみ問題の解決を見出していた、地方行政の有り方を再度見直さざるを得ないという事態に到っています。
「風の学校」が「ごみと放射能」問題を最初に取り上げたことは快挙です。
そのチラシを添付します。
62日には、南相馬市のひまわり花祭りが開かれました。ひまわりは植物の王様、放射能と対置できる生命体として、大きな期待を持って、昨年から実施されている、ひまわり種まきは、大勢の人々を巻き込んで実施されております。特に、原子炉から10km圏内と最も危険地域から疎開を余儀なくされた人々に対する、活力の源としても、実施されているものです。最終的には、ばら撒かれた放射性物質は、機械的な除染作業には限界があり、どうしても植物の力を借りざるを得ないと考えるのですが、その一歩を歩んでいるのだとの確信があるようです。
このひまわり種まき運動は既に1年の歳月を経て、定着しつつあります。あの広大な南相馬の大地が蘇る夢は、戦国武将が覇権を争った以上の雄大な夢物語を語ってくれるでしょう。私は、南相馬に3回目の足を運びました。この地への愛着さえ感じるこのごろです。
67日には福島原発行動隊の院内集会が開かれました。要するに、福島原発事故を巡る複雑な天下が進行する中で、行動隊が位置する局面も複雑です。その意味で、平井理事が訴えられた、行動隊の文化運動とする問題提起はそれなりの感動を呼びました。東電と政府が行動隊の行動提案を無視すること、1年以上、石の上にも3年(30年?)を思わせるようなアッピールは、新たな指針を与えるものです。実際には、年々、歳疲れしていく行動隊の面々の焦りもいかばかりかと思うのですが、しかも、原子炉の不安定さは、日に日に明らかとなっていくのですが、それはアメリカ上院議員に代表されるような世界中の不安となっていくものと思われます。
とにかく、予断は許されないわけでして、それでは行動隊はどのような準備をしておくべきかが問われているわけです。
院内集会に並行して、外では内閣府前での座り込みが行われていました。私はパレスチナ虐殺抗議以来の座り込み現場への散見でしたが、相変らず、交通規制警官と情報収集公安の多いことには嫌気がします。とにかく、無害ではあるので、情報だけを収集しておくとの姿勢が見え見えです。私は、、3人寄ればデモ、無届デモは強制解散、三々五々国会周辺を歩かされた記憶が蘇ってきます。それほどに、国家権力が人々の行動に警戒を抱いていた時に比べて、現在は何と、人々を小ばかにしているのだろうと、腹立たしい限りです。それにまして、オウム真理教の残党高橋克己の逮捕のすばやさは見事でした。これこそ、平和ボケさせながら、いざと言う時には、きちんと対応して見せると言う、国家の威信をかけたものです。
先週の土曜日には、大飯原発再稼動の報告を受けて、首相官邸に1万人の動員があったにも関わらず、赤旗新聞以外、マスメディアが報道しないことを悲しむメールが飛んでいました。河野太郎は、講演で100万人が国会周辺を包囲する以外に政治は動かずとの話をしておりましたが、これは真実だろうと思います。彼の立場では、もっと国会議員を利用しろとの主張のようですがその国会議員がその意思に反して原発再稼動するら阻止できないことの現実の方が結構重いです。私は福島原発20km圏1万人包囲でも充分効果があると考えているのですが、その実現の可能性を探っている次第です。
満田正
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知るって楽しい!風の学校 特別授業
 今、聞きたい!そして話したい!ごみと放射能。

日時: 2012/07/01() 14:00 17:00
会場:  福生市民会館 小ホール
    東京都福生市福生2455
チケット: 前売り券 - 800 当日券 - ¥1,000 

<1時限目> 「今、聞きたい!ごみと放射能」
14001420 
 たまあじさいの会(環境調査)『日の出の森で起きていること』
14201520  
 青木泰(環境ジャーナリスト)『がれきの受け入れ・焼却とエコセメント工場』
15301600 
 山本太郎(俳優)『チェルノブイリ視察報告』
<2時限目> 「そして、話したい!ごみと放射能」
16001700 
 たまあじさいの会×青木泰さん×山本太郎さんと会場の参加者でトークセッション

 ※保育あり。6/24(日)までにお電話にて主催者にお問い合わせ下さい。
  090-6135-9407(古田)

Web申し込み:http://everevo.com/event/1770
主催者: 古田 みゆき
連絡先: 090-6135-9407
募集期間: 2012/06/17() 21:00  2012/06/30() 23:30  
前売り800円(クレジットカード払い、銀行振込)。
振込手数料はご負担をお願い致します。
申し込み後、チケットメールが届きますのでプリントアウトするか、2次元バーコードを読み取って会場受付にてご提示下さいますようお願い致します。

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