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2012年1月18日水曜日

20120117 「坊岡住民のくらしと命を守る会」ニュースレター「ふるさと No.56、57」




「坊岡住民のくらしと命を守る会」お世話役の方からメールが届きました。許可を得て、ニュースレター「ふるさと No.5657」を以下に掲載します。感謝。
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ふ る さ と 
                           No.56 
                           2012. 1. 4 
坊岡住民のくらしと命を守る会 

兵庫県の「事業認可取消」を求めて98名原告団が訴訟 12 26 
「坊岡住民のくらしと命を守る会」は予定地にされて以来( 平成20年4月)、174㌧ の広域ごみ焼却施設の建設に反対してきました。美しい竹野浜を守ろうとする人々にも反対の輪が広がっています。このたび 「北但ごみ問題の会」が中心になって兵庫県の「事業認可取消」を求める裁判を起こしました。土地収用の対象になっている坊岡地権者は原告に加わり、一緒に協力していきます。そのほか、立木トラスト所有者、地元区民、近隣区民、竹野町民、豊岡市民、香美町民、新温泉町民など、広域ごみ施設に反対の98名が原告となっています(神戸新聞、毎日新聞、産経新聞、読売新聞、日本海新聞、朝日新聞報道。当日、テレビニュースで数社が放映 )。

現施設はどれも活用が可能、広域施設を建てる必要は全くない 
豊岡クリーンセンター、香美町矢田川レインボー、新温泉町クリーンセンターはダイオキシン対策をクリアーしています。修理して使っていけば、決まった耐用年数などありません。ごみ量は現施設の半分量しかありません。各自治体処理なら今後さらにごみ減量がやりやすいはずです。この深刻な財政難に、まだ使える物を壊して、新しい大型焼却施設を建てたがるのは、行政の税金無駄遣い感覚としかいえません。合併特例債とはいえ、借金です。

環境省に交付金と広域ごみへの疑問を質問しました 
昨年11月15日、当会の地権者は「循環型社会形成推進交付金」の北但行政会計決算にみられる不審点を質問するため、衆議院議員会館で環境省担当官と面談しました。香美町議、新温泉町議、ごみ問題に詳しい東京の環境ジャーナリストも同席されました。 
北但ごみ事業は3分の1を国からの補助金(交付金)を受けて進める事業です。平成21年度分については補助金予定の3分の2しか使われませんでした。残りの3分の1(不用額)がどこに行ったか分かりません。質問を受けた環境省は「兵庫県が財務省に戻した」と答え、県は「知らない」と答え、財務省は「環境省が知っているはず」と回答して、情報公開請求を環境省に回しました。税金が杜撰に扱われているとみて、追及しています。

「現施設の活用」訴えを「現施設の建て替え」質問にすり替える官僚感覚 
「現在の施設の活用ですむのではないか」という私たち質問に対し、答えられなかった環境省担当者は北但に対し 「現施設の立て替えはできないのか」との質問にねじ曲げました。これに対し、北但は「豊岡は大きいから建て替え不可能」と回答しています。活用に応えず、建て替え論議にすり替えて、税金の無駄遣いをしたがる官僚感覚が問題です。

「地域合意」前に「循環型社会形成推進交付金事業」の支払いをした北但行政 
昨年末に情報公開された北但資料に、平成20年度交付金の使途明細としてパスコ(株 )への支払い証がありました。地形図作成業務委託料2,100,000 円の支払い年月日は「平成 20 年10月23日」です。 
坊岡区との基本協定が結ばれたのは「平成20年12月2日」です。正式の「地域合意」 もないうちに国の交付金事業で支払いをした証拠です。しかも、交付金の基本となる環境省の「地域計画書」の予定地は前予定地の上郷のままです(変更は平成20年12月16日)。 その上、平成20年度交付金は「平成21年1月20日」に申請したことになっています。 申請もしないうちに使える交付金事業など聞いたこともありません。 さらに、環境省への申請書類上、事業開始年月日は「平成20年7月24日」となっています。坊岡区で最初に突然、採決を取ったのは「平成20年8月20日」でした。全く地域合意なしに事業を進めた証拠といえます。北但行政は最初からごまかしを重ねていたのです (詳細次号)
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ふ る さ と 
                             No.57 
                             2012. 1. 17 
坊岡住民のくらしと命を守る会

竹野の自然を守る会発足 (アイルの会) 記念講演は上勝町長 
広域ごみ処理施設建設に反対の竹野町住民が「竹野の自然を守る会(略称・アイルの会) 」を発足させます。アイルとはインドネシア語で「水=命」を意味し、清流の竹野川と日本海をイメージしているそうです 。「坊岡住民のくらしと命を守る会」も参加して、 一緒に頑張りたいと思います。発足総会後、上勝町長が記念講演を行います(入場無料)。 

日時場所 1月29日(日) 竹野ふれあいセンター (竹野浜) 
ー 午後1時より 竹野の自然を守る会 (アイルの会)発足総会  
ー 午後1時40分より 記念講演会 

講師の上勝町長 笠松和市氏 
上勝町は「ゼロ・ウエイスト宣言の町」 「はっぱビジネス」で有名。 
さらに「地域でエネルギー自給」でも注目されている町です。リーダー 
シップを発揮しているのが笠松和市氏。 2年前、豊岡市はエコバレー 
推進行事に笠松町長を招待し、中貝市長とも対談しました。
  
地域合意なしで進められた交付金ごみ事業 (前号より続き)
北但広域ごみ焼却施設建設は環境省の交付金事業です。北但の「循環型社会形成推進地域計画」が環境省に認められたのは平成18年3月(当時予定地は上郷)  。毎年度ごとに申請した事業費の3分の1が交付金としてもらえます。 

坊岡区は平成20年2月の地区集会では、反対が大勢でしたので、4月の予定地決定に疑問を持ち、区長、副区長に「選定委員会に何と伝えたのか」と何度も詰め寄りました。7月2日、元副市長が坊岡区に来て「決まれば、諦めてくれるかと思い・・」と発言して怒りを買いました。区の役員を使って強行採決したのが平成20年8月20日でした。 

実は、北但はこの時すでに、平成20年度交付金事業を開始していました。平成20年度交付金申請書類に「事業開始年月日平成20年7月24日」と記載されています。この交付金事業は現地での「地域合意」が大前提です。坊岡区民は「循環型社会形成推進地域計画」の説明など聞いたこともありませんでした。北但が交付金事業として地形図作成業務委託料2,100,000円を支払ったのは「平成20年10月23日」です。国の地域計画書の予定地は「上郷」のままでした (変更届は平成20年12月16日 )。 
北但行政が「地域合意の証し」と大宣伝してきた森本区、坊岡区との「基本協定」は「平成20年12月2日」です。 

不自然な交付金申請時期 
北但行政はさっさと支払いをしているのに、平成20年度交付金申請は、不思議な事に「平成21年1月20日」です。環境省に対し、「申請もしないうちに交付金を使うことを認めているのか」との質問書を出しました(平成24年1月12日) 。 

「請求内容は妥当」~香美町の事務監査結果(平成23年12月28日報告)  
香美町に出された事務監査請求の有効署名は998名で、町の有権者の58%以上でした。 
請求要旨は
①「広域・焼却中心の廃棄物処理基本計画の見直し」と 
②「施設建設は住民・地権者との合意をもとに進める」の2点です。 

監査結果    
①は町の一般廃棄物処理基本計画の見直しに住民意見を聴取するように。 
②については2人の監査委員の合議不調のため、意見が並記されています。 
  
★(前略) 計画実施にあたっては期限がある。(後略) 
★(前略)都市計画決定の1市2町のそれぞれの変更を決定した平成21年9月の時 点から収用を目指していたものとみることができる。また、ごみ焼却用地は上郷から森本・坊岡へ変更した経過をみれば、他に適地がないとはいえず、収用にかけるべきでないと考える。よって請求の内容は妥当であると考える。

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  1. 神戸新聞|社会|ごみ施設事業認可取り消しを 住民らが県提訴 豊岡

    www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004704711.shtml - キャッシュ
    2011年12月24日 – 施設は1市2町でつくる「北但行政事務組合」が2016年度の稼働を目指して豊岡市竹野町の森本・坊岡地区で用地買収を進めている。県が今年3月に ... 原告らは「地区住民の合意を得る過程に問題がある」として事業認可取り消しを求めている。 原告98 人は、 ... 大津波を想定 兵庫県警が通信指令訓練(1/16 11:40) 写真あり ...




    ”ごみ施設事業認可取り消しを 住民らが県提訴 豊岡
    神戸新聞 2011/12/24 21:53
    http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004704711.shtml 

    豊岡、香美、新温泉の北但馬1市2町が豊岡市内で進めている広域ごみ処理施設の建設計画をめぐり、建設予定地の住民ら98人が26日、兵庫県1 件に事業認可の取り消しを求める訴訟を神戸地裁に起こす。
    代理人の弁護士が24日、豊岡市内で説明した。施設は1市2町でつくる「北但行政事務組合」が2016年度の稼働を目指して豊岡市竹野町の森本・坊岡1 件地区で用地買収を進めている。県が今年3月に都市計画決定し、7月に事業認可を出した。最低限必要な施設用地は8・8ヘクタールだが、うち1割超が未取得で、同組合は10月、土地収用法に基づく強制取得を県収用委員会に申請した。
    原告らは「地区住民の合意を得る過程に問題がある」として事業認可の取り消しを求めている。
    原告98人は、買収に応じていない土地の所有者4人や同土地などに植えた立木の所有者16人、周辺地域の住民19人など。大半が1市2町の住民だが、自然保護運動などに取り組む県外在住者も含まれている。
    原告代表の津禰鹿知己さん(57)=豊岡市竹野町=は「周辺地域を含め、合意に至らないまま計画が進んでいる。強制取得など強硬な手段はやめてほしい」と話した。(西井由比子)
    (2011/12/24 21:53)”
  2. 北但ごみ処理施設 認可取り消し訴訟へ: 伊佐屋三木のblog

    izayamiki.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-5e0d.html - キャッシュ
    2011年12月26日 – 豊岡市竹野町森本・坊岡の両区に建設が予定されている北但ごみ処理施設に対する兵庫県事業認可取り消しを求め、住民と地権者98人が神戸地裁に提訴しました。 SA紙 A紙. Scn_0001_2 Scn_0002 この問題に対しては、不同意の ...

    その他関係報道記事:

    行政ファイル:ごみ処理施設巡る監査請求を豊岡市監査委員棄却 /兵庫
    毎日新聞 20111112日 地方版http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20111112ddlk28010504000c.html

土地収用の適用申請 北但ごみ処理施設の建設計画
日本海新聞 2011年10月18日

北但ごみ・汚泥処理施設計画:北但行政事務組合、土地取得裁決を申請 /兵庫
毎日新聞 2011年10月18日 〔但馬版〕地方版

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ja.wikipedia.org › 日本 › 兵庫県 › 美方郡 - キャッシュ
新温泉町は、兵庫県及び近畿地方の最北西端に位置する町である。西は鳥取県に接し、北は日本海に面している。海岸は山陰海岸国立公園に指定されているほか、国の名勝天然記念物「但馬御火浦」に指定されている。また、南部の山岳地帯は氷ノ山後山那 ...

www.hokutan.jp/ - キャッシュ
2011.11.7, 80北但行政事務組合議会(定例会)の結果について. 2011.10.26, 北但ごみ処理施設に係るDBO事業者選定アドバイザリー業務公募型プロポーザルの選定結果について ...

ja.wikipedia.org/wiki/香美町 - キャッシュ
財団フェローのLiam WyattMLA(博物館、図書館などの機関・施設)とウィキメディアンの共同作業について横浜(11日)と京都(13日)で講演を行ないます(詳細)香美町出典フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』移動: 案内検索かみちょう ...

www.city.toyooka.lg.jp/ - キャッシュ
推進中のプロジェクトに関する情報、職員採用情報、観光施設・宿泊施設の案内。

森本・坊岡区があるのが竹野町

ja.wikipedia.org/wiki/竹野町 - キャッシュ
竹野町(たけのちょう)は、かつて兵庫県北部に存在した町。旧城崎郡。 200541日、豊岡市および城崎郡城崎町・日高町、出石郡出石町・但東町と合併し、新たに豊岡市となったため消滅した。 ...

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