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2010年8月6日金曜日

青木泰さんから緊急のお知らせ〜朝日オピニオン 田中勝氏「プラスチックごみはもっと燃やせ」批判(追記)

☆朝日新聞オピニオンー 天下の暴論「プラスチックごみはもっと燃やせ」ー批判 by 環境ジャーナリスト 青木泰氏

上記批判記事を書いた青木泰さんから緊急のお知らせが入りましたので、以下に掲載します:
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2010年8月6日 10:50:24:JST


皆様へ、緊急のお知らせです。

朝日新聞のオピニオンで中央環境審議会のリサイクル対策部会長の田中勝氏が、「プラスチックをもっと燃やせ」というとんでもない主張を行いました。詳細批判は、以下記事をご覧ください。

☆朝日新聞オピニオンー 天下の暴論「プラスチックごみはもっと燃やせ」ー批判 by 環境ジャーナリスト 青木泰氏

田中氏は廃棄物学会の元会長であり、国や東京都などの審議会の代表を務め、
その発言は、環境省や地方行政などに大きな影響を持っています。

今回は朝日新聞の主張ということではなく、1個人の意見ということですが、普通の「私の視点」の4倍近いA3全面を割いた。

記事構成で私のほうに連絡いただいた方も、朝日が「プラスチックをもっと燃やせ」と言い出したと解釈した人もいます。

このままほっておくとこの暴論が一人歩きしてゆきます。

そこで次の点を呼びかけます。

1)朝日新聞社に対し、「私の視点」「読者の声」等にご意見をお出しください。

2)朝日が取り上げるものはわずかだと思いますので、同じご意見をブログ「ごみ探偵団」の以下記事「コメント」欄に投稿してください。「ごみ探偵団」には皆さんのご意見をそのまま掲載いたします。

3)朝日新聞に要望書を提出に行きます。日時が決まりましたら改めてお知らせいたします。(準備に少し時間がかかります。)ご意見お寄せください。

要望(案):

(1)朝日新聞は、社説で横浜市のG30、ごみ分別ーリサイクルの取り組みとそのごみ減量によってごみ焼却炉を2つ減らした取り組みを評価してきた。今回の主張は180度それと転換しているが、社として考え方を変えたのか?
(2)田中氏の発言で、事実として間違っていることの訂正。
(2-1)ごみ発電を実施している大半は小規模
(2-2)ごみ発電は、再生可能エネルギー
(3)田中氏の意見は、リサイクルを止め、すべて燃やしてしまえということだが、これまで全国で分別リサイクルーごみの減量化を行ってきた活動について、どう考えるか?その意見はどのように紙面上保障するのか?
(4)田中氏は中央環境審議会の部会長であり、環境審議会で現在討議中のプラスチックごみ全量リサイクルに影響を与えるが、その点をどう考えるか?

以上よろしくお願いいたします。

当日のオピニオンの記事は、「ごみ探偵団」のブログ(http://gomitanteidan.blogspot.com/2010/08/by.html)から見ることができます。

青木泰
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参考資料:

朝日新聞平成22年7月24日付け15面【オピニオン 異議あり】
「プラスチックごみは、もっと燃やせ」リサイクルするより燃料として発電に利用する方が効果的(サステイナビリティ研究所長 田中勝)
田中勝氏プロフィール:

中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会「委員名簿」
http://www.env.go.jp/council/03haiki/meibo03.html
中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会:議事要旨資料・議事録一覧、小委員会
http://www.env.go.jp/council/03haiki/yoshi03.html
「ごみ排出量減少→ごみ発電も減少 景気低迷と分別徹底が要因」産経ニュース 2010.5.3
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/100503/sty1005032259007-n1.htm


    2 件のコメント:

    1. 大事なことをお知らせ下さってありがとうございます。なぜ、このような記事が朝日に載ったのか、ごみ処理問題が、どうしてもっと未来志向にならないのか。深い憤りを感じます。

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    2. みかんさん、いつもタイムリーかつ鋭いコメント、ありがとうございます。

      朝日の田中さんの意見、一見もっともらしく聞こえちゃうから、すごい。この記事で喜ぶのは誰だろう????、得するのは誰だろう????って考えてた。

      実はさっき調べていたらこんな記事もでてきたの。「ごみ排出量減少→ごみ発電も減少 景気低迷と分別徹底が要因」産経ニュース 2010.5.3
      http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/100503/sty1005032259007-n1.htm
      ごみが減って、プラスチックの分別も進んで、燃やすごみが減ってるから、ごみ発電量も減ったんだって。それで、環境省は困っちゃってるそう。この記事でも田中勝氏がコメントしてる。

      産経での言い方から朝日のオピニオンへの飛躍はすごい。燃やすごみが減ってるのに、「超広域で、超大型焼却炉で、プラごみもっと燃やせ」になっちゃうんだから。

      だいたい、東京23区なんてもうじゃんじゃんプラごみ燃してるから、水銀問題で焼却炉は止まっちゃうわ、灰溶融炉なんていう設計ミスのダウンしてばっかりの金食い装置で現場は悩んでるわ、清掃一組の出してるデータは信憑性がないわで、プラごみ燃すとこれだけの問題が起こりますの見事な事例なのです。田中さんも含め、環境省やごみ行政関係者の言うことは、盗人猛々しい。大型焼却炉路線+廃プラ焼却の失敗の責任もまだ取ってないのに、その上なに言いだすのよって、、、。

      それと、この記事忘れてたのですが、今回の問題読み解くのに参考になりました。
      「再提言:ごみ発電と廃プラスチック焼却で国際公約25%減は可能か?」by 青木泰氏、月刊廃棄物 2009年12月号 84-89pp
      https://docs.google.com/fileview?id=0BzopYmjFsal1OTMzZmVkNWItMTQyYS00YjYxLTlmNzMtZmNlNjdjZTU2OTUz&hl=en

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