2014年4月8日火曜日

20140407 青木泰さんからのメール「みどりの情報特版ー1)復興資金流用問題(ML)ブログ、2)福島ー郡山市での交流会の報告と提案(3/23)、3)岩手県宮古市市議選、今村正さん立候補予定、4)月刊誌「紙の爆弾」2014年4月号記事「ー戦後最大の疑獄事件ー自公と官僚機構が国民から詐取 復興資金の”目的外使用”1.4兆円」


差出人: 青木泰
日時: 2014年4月7日 22:01:10:JST

お世話様です。

拡散歓迎します。


みどりの情報特版NO14-01

<今号の概要>

1)復興資金流用問題(ML)ブログが立ち上がりました。

http://blog.livedoor.jp/shikin_ryuyo/archives/cat_250614.html

皆さんがお住まいの市町村の清掃工場やりサイクル施設の建設に、復興資金は使われていないでしょうか?
ブログをごらんいただき、2012年度の環境省からの交付金支給地方自治体や総務省から支給される交付税の支給市町村に入っていないかご確認ください。
 もし復興資金をもらった市町村の入っていたら、是非ご連絡をください。
 

2)福島―郡山市での交流会の報告と提案(3月23日)
3月23日(日)郡山市で、汚染ゴミ焼却を考える福島連絡会主催の講演交流会があり、参加してきました。下記に報告を行います。
ぜひご覧ください。

3)岩手県宮古市の市議選(4月13日告示―20日投票)に、「子どもに豊かな未来とふるさとを残す会」代表の今村正さんが立候補予定です。皆さん推薦、応援よろしくお願いします。
 
  (1)古舘和子さんのメッセージ
  (2)青木泰からの推薦文

4)月刊誌「紙の爆弾」2014年4月号に「―戦後最大の疑獄事件―自公と官僚機構が国民から詐取 復興資金の”目的外使用”1.4兆円」を書きました。書店でご覧ください。4月7日(月)発売。書店に無い時には、注文か青木までご連絡ください。

<今号の内容>

1) 復興資金流用問題について

2012年度は、約75の地方公共団体(130の市町村)が、復興資金を流用していたことが分かりました。
 
私が所属するNPOの理事にお願いして作ってもらいました。インターネットを使った専門店的な役割を持つブログとして注目を浴びればと思いますが、流用問題とは?と尋ねられた時に、このブログをまず見ていただく、そのような活用をしていただければと思います。
 
皆さんからもぜひ情報をお届けください。


2) 323交流会の報告と提案

323福島県 汚染廃棄物焼却問題 交流学習会の報告と提案
 
  2014年4月2日  環境ジャーナリスト 青木泰
 
<まえがき>
 私は当日、「326政府交渉ネット」の事務局メンバーのとして藤原寿和氏と共に参加させていただきました。「326政府交渉ネット」は、正式名を「放射性廃棄物拡散阻止!326政府交渉ネットワーク」といいます。
 
2012年3月26日がれきの広域化に反対する全国の個人・団体約1700の呼びかけの下、環境省との交渉を国会議員会館で200人で開催しました。その交渉団体を「326政府交渉ネット」として残し、その後もがれきの広域化に反対する全国の皆さんと連絡を取り合い、活動を続けてきた団体です。
 
最近は、鮫川村での指定廃棄物焼却、塙町でのバイオマス発電、岩手県宮古市での汚染牧草焼却、復興資金流用化問題、滋賀の汚染チップ廃棄問題などに取り組んできています。
 
 ちょうど「326交渉ネット」が結成されて2年になり、がれきの広域化もこの3月31日に全国的には終息したため、その2周年の集会を準備していました。
 
 一方福島県では、がれきや汚染廃棄物の焼却処理などによって8000ベクレルを超える指定廃棄物(*1)の焼却施設が各地で作られ、焼却によって放射性物質が2次拡散される問題が生じ、「放射能ゴミ焼却を考える福島連絡会」(以下福島連絡会)が結成されたことを知りました。
 
 今回は「福島連絡会」の下に、福島県下の指定廃棄物などの焼却問題に取り組む住民の皆さんとの交流学習の場として参加させていただきました。
 
 集会参加者の方々にお渡しした「がれき広域化問題の総括視点と現状」は、そうした意味もあって、お配りしました。環境省が主導してきたがれきの広域化がどのようなものだったのかをご報告し、やはり環境省の直轄事業として行われる指定廃棄物問題を考える上での一助としたいということでした。
 
 学習会の流れの中で、私が用意したものは、今回は先送りにさせていただきました。
 
<驚くリサイクル協同組合の内実>
 当日の集会は、お昼を挟んだ11時から17時までの長丁場の学習会でした。そこで主催者の和田さんに相談し、午前中(11時~12時半)は、参加者の皆さんの自己紹介と問題意識をお聞きし、質問があれば藤原と青木がお答えする場とし、午後(13時半)から本来の講演学習会とすることを決めていただきました。
 
 最初に和田さんから福島県内での指定廃棄物の焼却炉建設をめぐる動向について概略的に報告があり、自己紹介(☆1)の後、議題が進みましたが、この日の話としては、私は郡山リサイクル協同組合の話が一番印象に残りました。
 
 廃棄物の処理施設は、名前を聞いただけでは、どのような施設か分からない名前を付けるのは、今では当たり前になっています。私が住んでいる東京の東村山市でも、市のごみを処理する施設が、「秋水園」(しゅうすいえん)周辺3市のごみを処理する清掃一部事務組合の処理施設が、「柳泉園」(りゅうせんえん)。
 
 それにしても産廃の焼却施設名が「リサイクル協同組合」とは驚いてしまいます。
 
 自己紹介されたBさんやCさんが、その周辺に住む住民の方で、臭いや煙に悩み、Bさんのお連れ合いは、おそらくその影響で入院までされていると言うのは、深刻な事態でした。
 
 前日の見学会とその施設の専務さんとの交渉結果も、午後の講演の中で、パワーポイントを使い、参加された藤原氏が、深田氏の撮影された写真も使いながら報告し、下記のように話がより具体的になりました。 (藤原さん、深田さんありがとうございました。)
  
郡山リサイクル協同組合(S63年6月28日操業開始)
  施設:産廃焼却、廃プラ焼却、汚泥焼却、廃油焼却
  処分業:中間処理(破砕)、中間処理(移動式破砕)など
  許可品目:木くず、紙くず、繊維くず、廃プラ、廃油、汚泥、動植物性残さ、ゴムくず、動物の死体、動物のふん尿、感染性廃棄物
  処理能力-3.9トン/時
  受け入れ条件-空間線量で0.5μSv/h以下
 
この施設の報告で、私が一番気になったのは、報告の中で焼却飛灰の放射能線量が16、000Bq/kgだったと言う報告です。別紙の報告では14,000~15,000Bq/kgと報告されていましたが、いずれにせよ電離放射線障害防止規則の適用施設として条件を整えなければならない12,000Bq/kgを超えています。
 
このようなレベルの放射性物質を取り扱うためには、適用施設として法令上の諸条件を整え、労働者の作業環境を用意しなくてはなりません。(電離放射線障害防止規則:管理区域基準)
 
そこで14,000~16,000というのは、この規則に違反しているおそれがあります。
 
鮫川の実証実験施設は、この規則の適用施設であり、福島第1原発の終息作業現場も、もちろんこの規則の適用施設です。
またもう一点、現行の環境法では、原子炉規正法によるクリアランスレベルをセシウムの場合、100ベクレルを超えては、廃棄物として取り扱うことができません。
 
ところが放射線特措法の8000ベクレル以内だからということで、当たり前に取り扱っているようです。
 
現行法制度での規制が、従来の原子力施設、研究施設、医療施設から排出される放射能汚染物については、100Bq。
 
今回の福島第1原発の事故による放射能汚染物質については、特措法の8000Bqの2重スタンダードになっていることが、問題の根本に在ります。そこで「リサイクル協同組合」に運んでくる産廃がどこから運ばれてくるのかも検証する必要があります。
 
もし原子力の研究施設や放射性物質を取り扱う医療施設などから運んできているとしたら、業者はどこかの段階で法律に違反しているおそれがあります。
 
さらにこの産廃施設から廃棄される焼却灰(飛灰を含む)はどこに埋め立て処分されているのかと言う問題もあります。もちろん特措法でも8000ベクレル以上は、指定廃棄物として環境省の管理の下に処理を委ねなければならないことになっています。
果たして実態はどうなのでしょうか?
 
 
<今すぐにでも焼却ストップさせる必要が?>
 電離放射線防止規則上の違反だけでなく、周辺の住民の皆さんの悪臭・煙という声も無視できません。東京では悪臭がする、煤塵がひどいと言う苦情を市や都に届けると、すぐに調査に来ます。
 
 福島県ではどのような対応をするでしょうか?
 
 その最大の根拠は、廃棄物法の第16条の二の「焼却禁止」の条文です。
 
「何人も、次に掲げる方法による場合を除き、廃棄物を焼却してはならない」となっています。条文上は、○○○をクリアーすれば、焼却して良いという条文ではなく、禁止を謳う条文になっています。
 
その焼却禁止の例外項目として、「一般廃棄物処理基準・・・産業廃棄物処理基準・・・に従って行う廃棄物の焼却」が挙げられています。そのため住民が悪臭や煤塵を理由として、焼却中止を求めると、行政や産廃業者としては、「産業廃棄物処理基準」に基き処理し、適正に焼却しているといいます。
 
しかし形の上で基準に適合していると言っても、「悪臭がする」「煤塵がひどい」、そのため健康が害されているということがあれば、当然基準に基き稼動していると言うことすら疑われることになります。
 
またそのような業者は、往々にして一つ一つの基準への適合状態を検討してゆくと、基準に外れたことをやっていることが見つかり、現状を変えさせるきっかけになります。
 
 こうした施設の周辺では、小中学校の生徒の喘息の罹患率が高くなります。そばに中学校、2キロぐらい離れたところに小学校があると聞きました。学校保険法に基く健康調査は、毎年1回行われ、その記録は「定期健康診断疾病異常調査票」(☆2)として各小学校でまとめられ、各市の教育委員会で管理され、情報公開の対象資料です。
 
それらを調べて、この産廃焼却施設の健康への影響を提示することも必要かと思います。
 
<汚染廃棄物焼却との闘いで残した教訓と成果>
午前中の話し合いの中では、放射性廃棄物の焼却についての基本的な話が行われました。バグフィルターで本当に99.99%除去できるのか?
 
また焼却した時の問題は、煙突から排気される放射性物質だけなのかといった問題も話し合われました。
 
私はそこでは、焼却した時には放射性物質は、煤塵や排ガスになって、煙突から排気され、「大気」を汚すこと。それだけでなく、「水」そして「大地」を汚すことになると説明しました。
 
指定廃棄物の焼却を抱える福島としては、この指定廃棄物の焼却炉建設や焼却に対してどのように取り組んで行くかが大きなテーマとなりますが、そのテーマについて考えて行く上でも、次の大事なテーマとしては、先行する鮫川村や塙町の住民の闘いを、教訓化し今から始まろうとしている焼却問題に生かしてゆくことではないかと考えます。
 
鮫川村の闘いは、和田さん、北村さんご夫婦の献身的な活動によって、環境省の事業意図を追い込んだ貴重な闘いでした。現状爆発事故後、再稼働されていますが、山本太郎参議院議員による質問主意書への環境省の答弁は、殆ど居直りに近いものであり、街中で喧嘩を売られたやくざの弁明のような内容です。
 
爆発後5カ月たって、ようやく爆発の事実を認めました。爆発事故で在れば、消防署への通報が法律上も義務となっていましたが、その責任は契約した業者の所為にしています。(☆3:鮫川村での指定廃棄物焼却処理事業について―嘘がばれても報告を受ける立場にない)
 
またこの爆発事故を切っ掛けに塙町の町長は、バイオマス発電は、中止を表明しました。しかし、住民活動の側の態勢は、もし計画をそのまま続けていれば、町長のリコール活動に発展しそれを成功させるような勢いで、私などは、町長が鮫川の爆発事故を理由として、逃げ場を求めたのだと受け取りました。
 
今回の学習会では、放射能汚染廃棄物の焼却による影響は「大気」「水」「土壌」に及ぶこと、そして最終処分した処分場への放射能の影響は、隠しきれないため、神奈川県や静岡県島津市での闘いでもその処分場を巡る攻防が、闘いの帰趨を決めた事をお話ししました。
 
神奈川県の最終処分場の芦名の周辺自治会長が、「シーベルトかベクレルか何だか知らないが、何だかわからないものの埋め立てを認める訳には行かない」と見事な表現で埋め立て処分を断わりました。
 
北九州での闘いもそのため、海辺に隣接した処分場に対して発言権を持つ漁協に働きかけ、富山では池多の処分場を巡る戦いが重要になりました。
 
ところが塙町の闘いは、焼却によって影響が及ぶ「大気」「水」「土壌」全体を問題にしながら、ストップして行きました。
 
がれきの広域化の闘いでは見られなかった闘いの結果、勝利したのです。なぜ塙町ではがれき問題にはない勝利の陣形を作ることができたのか?そのことを探ることは大変重要です。
 
<塙町のバイオマス発電との闘い>
バイオマス発電については、金子勝慶大教授なども東京新聞紙上で賛成していましたが、放射能汚染による影響は、物事の是非の判断を逆転させるという事実を見ない評論と言えます。
 
彼の発言は、政治・経済問題で、私たちに重要な指摘を行ってくれているだけに、少々残念です。勇み足として見ておきたいと思います。
 
日本の森林を涵養して行くために、間伐材を伐採し、伐採した木質チップを利用して発電する。その意味では、多くの人が賛成する試みがバイオマス発電です。
 
通常バイオマス発電は、家畜糞尿や稲わら、その他木質系を含む植物を使い、メタン発酵させ、そのメタンガスを燃料にして発電するもので、環境負荷を軽減した方法として知られています。
 
しかし間伐材だけを燃やして発電するとなると、かなり排ガス対策等に気を使う必要があり、全国的にもあまり成功していません。発電効率から言ってコスト的にペイしないからです。
 
こうした施設では、かなり初期投資が必要になり、国による直轄事業や自治体が直接運営する形が今までは、必要不可欠でした。
ところが塙町での提案は、民間で経営するというものです。環境省の直轄事業でもなければ、自治体の運営でもありません。
 
なぜそうなったのかと言うと、行政がこのような施設を運営するには、廃棄物処理法上の適用を受け、基本計画を作り、環境アセスなども通さなければならないからです。
 
そうなれば、今回の計画は、住民の反対によってうまくいかないそう考えた上の結論が、民間による経営方式だったのだとおもいます。
ところが民間での運営で、コスト的に成立させるためには、「バイオマス発電」施設で燃料とする木質系の資材を、「お金をかけて集める」のではなく、「お金をもらって集める」必要があります。
 
通常、「ごみ」(=廃棄物)とごみでないものを区別する基準は、値段が付く有価物かどうかということです。有価物はごみとは言いません。ごみは、お金を出して引き取ってもらう逆有償物です。
 
今回のバイオマス発電の経営的な成否は、処理処分にお金がかかり、そうした木質系の材料をどれだけ集めて、燃料にしてゆくかにありました。製材くずだけでなく、建設廃材や「がれき」、そして除染によって刈りだした木材。これらは放射能汚染度が高ければ高いほど、引き取る時のお金が高くなります。
 
しかし環境上の問題から言った時、これは大変なことです。
日量数百トンクラスの焼却炉を作るということでした。都市部の数十万人のごみを清掃工場に匹敵する焼却施設が、農村地域に建設され、焼却されるのです。
 
通常の平地地域に建設すれば、煙突から排出される放射性物質は、年間の風向きや地形によって汚染の痕跡を残すことになります。そこでそれをかき消す必要があり、山頂部への建設を計画したのです。鮫川村と同じです。山の上で焼却すれば、放射性物質は四方くまなく排気され痕跡を消すことができるのです。
 
そして鮫川村も塙町の施設も予定地は、その地域の水源地でした。焼却には、水冷したり、焼却灰の冷却のため、水が欠かせません。
 
また汚染水の排出はつきものです。村の水源地は、当然周辺田畑へ供給源となっています。彼らの計画は、田畑に供給する水を「流用し」また用水路を使って、汚染水を流すということになっていたのです。
 
おそらく環境省サイドからすれば、汚染がれき(産廃)、除染廃棄物と言う放射能汚染物の処理のために、環境関連法によるチェックの目を逃れるために、民間で進めてきたことが、以下のように次々と「悪魔の連鎖」をもたらしたといえます。
・ 汚染物の痕跡を消すために、山頂部に施設建設を考え、
・    水の確保のために水源地を選択した。
・    その結果、田畑に供給する水を奪い、かつ汚染水をよりによって田畑への用水路を使って流すことになった。
・    しかも焼却によって放射能汚染濃縮された焼却灰や飛灰で、埋め立て処分場すら汚染することになった。
 
塙町のバイオマス反対活動の中心的存在だったYさんは、311の何年も前から農家民宿を行い、息子夫婦も手伝って軌道に乗っていたところ、311と福島原発事故があり、来客数が10分の1に減ってしまったという。息子たちは、福島を離れ、Y氏夫婦は、失意の中でようやく今後への一歩を踏み出そうとした昨年3月、このバイオマス発電の計画が耳に入ったというのです。
 
福島第1原発からは、安達太良山があるためおそらくそこで遮られ、放射線量は殆ど東京都は変わらず、そこでようやく農業の再開を行い始めた時に、農業地域としての展望を打ち砕く(第二の原発事故をもたらすような)バイオマス発電の計画の発表があったのです。
 
私はYさんらが、バイオマス発電の計画を知って10日位の時に、塙町に呼ばれて、バイオマス発電の持つ上述した意味を講演会で話をさせてもらいましたが、集まられた中心メンバーは、感覚的にこの問題が、福島の棄民政策、農業潰しの政策であることを分かっていたのだと思います。
 
その後昨年6月に、再び326のメンバーとして松井英介氏や藤原氏や杉山氏と共に塙町を訪れた時には、町長リコールの準備が整っていました。
 
計画を知ってからの手の打ち方は、驚くほどの速さと「正確さ」で在りこの闘いの極意をお聞きし、ぜひ福島県内全域での放射能汚染物焼却との闘いに生かして行けたらと考えます。
 
<鮫川問題>
 鮫川問題については、私自身は本格的には「爆発事故」以降に係わり、326としては、現地に何度も足を運んできた藤原氏に教えていただきながら昨年11月に月刊誌「紙の爆弾」に爆発問題を報告しました。(☆4)
 
またいつまでたっても爆発の事実を認めない環境省の担当職員を山本太郎参議院議員他の皆さんの努力によって呼び出してもらい11月7日には、環境省交渉を行い、そこでのやり取りを踏まえ、今年1月山本太郎議員によって質問主意書を出していただき、出されてきたのが先日報告した答弁書でした。
 
これらはいずれもネット上から見ることができます。

質問主意書 
 質問書: 
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/186/syuh/s186005.htm
 答弁書: 
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/186/touh/t186005.htm
 
この答弁書への見解は、別途記載しました。先にも話しましたように環境省は国の省庁であるという気概すらなく、爆発事故の総括をすることなく、再稼働に走りました。又民有地の所有者を18人と発表しながら、16人からしか承諾の契約を行っていないことを明らかにしています。
 
これまでは、全員から取ってきたと言いながら、その承諾書は虚偽の承諾書であると指摘されると16人と人数を代えて報告してきたのです。
 
しかし鮫川の焼却炉を建設した土地は、地権者18名の共有地であり、施設を建設する等の造成を行う時には、全員の承諾が必要です。全員の承諾を得ないままの事業は、明らかに法に違反した行為です。
 
これらの事実から、鮫川問題は国会での追及と司法での追及が今後の課題に上っているように思います。
 
そうした点を論議するためにも鮫川の闘いの共有化と教訓化が必要ではないかと思います。
 
そこで先に述べましたように、
今後のことについて言うと
①    リサイクル協同組合の問題―告発と要望書
②    塙町の闘いと鮫川の闘いの教訓化―塙町の吉田氏と鮫川の和田氏からの話を聞き
③    その上で、新たに建設されつつある焼却施設についての情報の共有化と今後の行くヘについて
 
それに加えて4月6日に予定されている千葉県連絡会の動きと全国からの連携が今後の議論となると考え、ご提案させていただきます。
 
別途ご報告しますが、環境省による放射能汚染物の焼却による処理は、「拡散してはならない」「焼却してはならない」「希釈してはならない」と言う有害物処理の原則に逆らい、環境汚染省と言うような対応処理です。
 
これに対してようやく住民側の動きが目に見えるような形になってきました。
先駆けて活動されてきた皆さんお世話様です。
 
<注釈>
*1:指定廃棄物は、8000ベクレル以上の放射能汚染廃棄物と特定避難地域から排出される廃棄物を指定廃棄物とした
 
<添付参照資料>
☆1:第3回放射能ゴミ焼却を考える学習会報告
☆2:東村山市での情報開示請求書面―定期健康調査疾病異常調査票
☆3:「鮫川村での指定廃棄物焼却処理事業について―嘘がばれても報告を受ける立場にない」 青木泰
☆4:「環境省が隠ぺいしたー放射能汚染廃棄物焼却炉-の真実」月刊「紙の爆弾」2013年11月号 青木泰



3)宮古市市議会議員選挙に今村氏立候補予定

 (1)宮古市の古館和子さんからのメッセージ

みなさま、宮古の古舘です。一斉送信をお許しください。
 
まだ三寒四音で寒い日もありますが、いかがお過ごしでしょうか。
 
この度、4月13日告示(4月20日投票日)の宮古市議会議員選挙に、「子どもに豊かな未来とふるさとを残す会」の代表である今村正氏が出馬する予定です。

 今村正氏とは、放射能汚染牧草焼却の反対に、取り組んできました。
私は、震災がれきが全国に拡散されはじめた当時から放射能で汚染されたがれきや、生活排水や工業排水の宮古の黒い津波で汚染された震災がれきを焼却することを危惧して、ささやかながら焼却反対をしていました。
 
それに付随して復興予算の流用化では、青木泰さんや、大阪の方達ともつながり、皆様方には大変お世話になっております。
 震災ガレキ焼却に加え、宮古で去年の7月から(来年3月まで)放射能汚染牧草、ほだ木、しいたけ(放射能汚染された農林業系副産物)が焼却処理されることになり、私と焼却場の地区に住む女性と、山田町のシイタケ農家さんと3人で「子どもに豊かな未来とふるさとを残す会」を立ち上げ、署名活動、陳情や質問状、学習会などの永田文夫さんのご協力も賜りながら焼却反対運動をしていました。

 去年の暮れ、宮古の神経内科医院、院長の岩見億丈氏が、放射能焼却に関する論文を作成し、宮古市に焼却中止の陳情書を提出するなど活動を始めてくれました。
(その際「三陸の海を放射能から守る岩手の会」世話人の永田文夫氏が川田龍平議員に働きかけ、2013年12月5日に参議院議長に質問主意書を提出してくださいました。)
 ちょうどその頃、今村氏は、有機農業や食品汚染問題に古くから係わってきた関係で、ウクライナのタチアナさんの講演会を盛岡に聞きに行かれ、私たちにも「宮古のお母さん達も流通食材について意識を高めなければいけない。一緒に運動しましょう。」と連絡をくれました。
 
そんなこともあって、食材や空気の汚染による内部被爆防止の活動を共にするよう になりました。

 宮古でも放射能汚染問題に関心を持つ人数が増えたとたん、私の親類から市民活動することに圧力がかかり、今村さんが「子どもに豊かな未来とふるさとを残す会」の会長を引き受けてくださり、逆に活動の輪が広がりました。
 
今村さんは、「子どもに豊かな未来とふるさとを残す会」がこれまで取り組んできた放射能汚染牧草焼却の中止、子どもたちの尿中セシウム検査、食品の放射能測定に取り組んでくれます。
 
また宮古では、無駄なコンクリートの巨大防潮堤の勉強不足、情報不足のため、命を守る森の防潮堤についても市民で考える場を作っていきます。
 
今、選挙の状況は、28人の議員定数を満たすか切るかという状況ですが、おそらく選挙になるとおもいます。

 絶対当選してもらわないと、今後被災地の未来は政府の企み通りになってしまうと心配しています。

 多くの人がなかなか自分の本音をいえない中で、今村さんが立候補し、当選と今後の議員活動を、市民が関心を持つきっかけにしたいと考えています。
 
宮古市議会に今村さんを送り込むために、皆様何卒ご支援を賜りたくお願いいたします。
宮古市のお知り合いの方の紹介や選挙戦への応援をぜひお願します。

                                                                           古舘和子
 

(2)今村正氏を応援するメッセージ

ため息が出る自公の被災地切り捨て政策に
 
 被災者が宮古市市議選で立候補宣言!全国から応援を!  
     環境ジャーナリスト 青木泰
 
 立候補宣言したのは、今村正氏。「子どもに豊かな未来とふるさとを残す会」の代表。
 
この会は宮古市で放射能汚染問題にかかわる古館和子さんらと結成し、現在は、会の代表。放射能汚染牧草を市の清掃工場で燃やされるのに反対し、陳情を提出したり、がれきの焼却を行ってきた仮設焼却炉の飛灰から基準の1300倍もの鉛が検出されたことに際しても、いち早く市に問い合わせたり、独自に周辺地域の鉛汚染調査を行ってきました。市の環境委員でもあります。
 
 今村さんを語る時欠かせないのは、今村さんご自身が311の津波の被害者と言う点です。
 
 がれきの広域処理で大反対が起こった大阪に持ち込まれたのは、宮古市のがれきです。
 
 大阪に運び出すための搬出基地は、宮古市の藤原埠頭で、1年前には、がれきがうず高く積まれ、選別作業が進められていました。
 
 今村さんの家は、その広大な藤原埠頭を囲む堤防のすぐ内側にあり、津波の時には8m半もの高さの堤防を1m半超える津波に襲われ、3階建の鉄筋の家が、骨組みだけのこし壊滅的に壊されました。
 
敷地内に流れ込んだ丸太の数は273本あったと言います。
 
 しかし被災者として家を建て直し、生活再建を図るだけでなく、今村さんは、311がもたらした放射能汚染問題にも取り組む数少ない人でもありました。
 
 統一地方選挙を来年に控えた今年4月13日に宮古市の市議会議員選挙は告示され、20日に投票されます。
 
安倍自公政権は、被災から3年経過した今も、復興住宅の建設は予定の3%でしかなく、多くの被災者は、仮設住宅住まいを余儀なくされています。その上、本来被災地につぎ込む予定で予算化した復興予算も流用してきました。
 
被災地や被災者、避難者の生活再建や援助を忘れ、傾注しているのは巨大な堤防事業でしかありません。
 
今村さんによると、岩手県でも「赤前」「金浜」「津軽石」では、堤防自体が壊れ、堤防があるからと避難しなかった多くの方が亡くなったという不幸がありました。
 
被災地でやらなければならないのは、画一的で無駄な堤防建設ではなく、津波が来た時に3分で避難できる高台の建設や日常的な避難訓練だと今村さんは言います。
 
被災した沿岸地域では、400kmにわたる防潮堤づくりが8500億円かけて、今進められようとしていますが、この無駄な公共事業の推進に対して、異議申し立てを行い、立候補するのは今村さんだけといわれています。
 
放射能汚染牧草の焼却に待ったをかけ、「全長400㎞!“万里の防潮堤”より先に街と生活を再建すべきだ」(*1)の今村正氏。
 
東北の復興は、このような人が被災地、被災者を代表して市町村の議員になって、声を届けること。その点が復興の着実な一歩を記して行くことになると思います。
 
全国から応援して行きましょう。

*1:月刊誌サピオ 2014年4月号、表題から



4)被災地の棄民策を進める亡国の安部政権と復興資金の流用問題。

  「紙の爆弾」 4月号に書きました。
 
   改めて流用化問題へのメセージです。
 
 千年に一度という大津波をうけ、しかも原発事故による東日本全域に及ぶ放射能汚染。
  2万人が亡くなり、行くへ不明となった。20万余の人たちが、避難者となり故郷を離れざるを得ませんでした。
 
  多くの肉親や知人友人が亡くなり、今もその喪失感は癒されている訳ではないと思います。
 
  本来なら、この大災害にたいして、被災地に向け、総力を傾け、復旧・復興を支援し、避難者への応援に手当てをする。
  そのことが国民として、そして国家の役人、そして政党としての当然の責務でした。せめてそのくらいは最低限行って欲しかった!!
 
  多くの国民は義捐金を送り、自ら復興支援のためにボランティアとして駆け付けました。
  また事業者の中には、自分たちが役に立つ道はないかと現地に赴いた人たちもいました。
 
  ところが、その時・・・・
 
  役人や自公の政党幹部や官僚たちは、復興基本法で記載されていた復興資金を被災地の復興のために使うという当然の内容を
  被災地以外に使っても良いと改ざんさせていた。
 
  復興資金を予算化する財源を確保するために、民主党が国民に公約した高速料金無料化や育児手当の政策を棚上げさせ、その一方で
  復興資金を流用化する抜け道を違法に作っていたのです。
 
  まさに災害と他人の不幸を、政権奪取と自分たちの利益誘導に引き込む「悪魔の選択」です。
   いつから私たちの社会はこのようなろくでなしを育ててしまったのでしょう。
  
  今回の流用化問題が、これまでの数々の国民無視の政策と大きく違う点は、
  一度国の予算として法案と予算案のもとに成立したものを、違法に流用した点です。
 
  脱税が1億円を超えると懲役刑となって罰せられます。
  では1兆円を超える流用化は、自体が大きすぎて放置するしかないというのでは、法の下での平等は大きく損なわれます。
 
  
  おそらく1千年の懲役刑があれば、その刑に処され、腐敗した役人が刑務所から出た時にはミイラになって出るしかない?
  そのような大罪です。
 
  改めて今回の流用化は、明らかに犯罪行為です。
 
  何よりも・・・・・・
 
  国家とその中軸を左右できる役人が、背任行為に走ったようなものです。
  この流用には、朝日が社説で批判し、NHKすら番組で取り上げました。
 
 慌てた財務省は、未使用分の流用化予算を1000億円、各省から返還させましたが、そのこと自体、違法な予算化だったことを表しています。
 すでに会計検査院で掴んだ額だけでも、1.4兆円と言われていますが、復興資金の実績を見ても、まだまだ実態は隠されていると見てよいでしょう。
 
  会計検査院も、このような流用化をチェックできなければ、その存在意義を疑われるでしょう。 
 
 流用化に見る自公と官僚機能の止めどもない腐敗は、もちろんその他の政策でも表れています。
 被災地の復興住宅がいまだ3%の達成率でしかなく、ひたすら計画を進めているのは、
 400Kmに及ぶ沿岸地域の防潮堤計画―土建事業の推進です。
 
  1,000年に一度の災害による被災地と被災者に寄り添うことなく、彼らは、自国民の救済や同盟国の救済のため、集団的自衛権を確保しするという。
殆ど冗談のようなことを言っています。目の前の被災者の救援を放置して、何が自国民を守るかだです。
 
 原発の再稼働にこだわり、核武装化を進め、展望の無いエネルギー経済政策の打開に、武器の輸出―軍拡を進めようとしています。
  軍拡は、その果てに戦争を必要とし、狂気の世界へ国民を誘う事は、世界の歴史でも明らかです。
 
 復興資金の流用化ー火事場泥棒のような流用化を政策の根底に据えた砂上の楼閣の現政権。
 
  これについての批判は、いつやるのですか?
  今です。
 
  どこからやるのですか?
   あなたからです。
 
  どのようにやるのですか?
  まず流用化問題のブログをご覧ください。
 
  その上でどうするのですか?
  多くの人に伝えてください。
 
  そして?
  国会議員にもこの件で追及することをお願いしてください。追及のヒントは、今月号の「紙の爆弾」に書きました。
 それを読むように勧めてください。
 
  さらに自分の街がその復興資金を受け取っているなら、返還し、そのお金を被災地と被災者、避難者に使うことを求めてください。
 
  具体的な事例はありますか?
  86億円が焼却炉建設に流用された堺市では、陳情が出され、住民監査請求で返還を求めています。ブログでもその内容を紹介します。
 
  何もしないことは?
  強い言い方になりますが、 それは腐敗した官僚たち、自公にくみすることになります。
 
  どのようなことをすれば?
  ・ この問題が多くの人の知るところにしてください。人の顔を見たらこの問題を訴えてください。
  ・ 家族に役人がいる人は、特にこれにくみしていないかー役人の中でも批判するように言ってください。
  ・ さまざまなメディアに、声として伝えてください。新聞、月刊誌、週刊誌、ミニコミ、ネットメディ、フェイスブック、ツイッター等々
  ・ 行政機関や行政上のチェック機関(会計検査院、公正取引委員会、弁護士会等々)にも声を届けてください。
  ・ 問題が解決されるまで、繰り返し行ってください。
 
  今後この問題で、意見表明活動やその他の行動計画を提案します。またよいアイデアがあればお知らせください。
 そして誰待つのではなく、ご自分で行動してください。
 
  私たちの行動で、このまったく理不尽な流用をチェックし、2度とこのよう案ことが行われないような社会にしてゆきましょう。
 
  この流用化問題はがれきの広域化では、賛成・反対の双方の立場を取った人たちも、同じくおかしいと声を挙げています。
  多くの政策は、かえならず賛否があります。しかしこの火事場泥棒を称賛する人は、いないと思います。
  
   流用化問題を私たちが、自ら社会をコントロールする存在として、  
 
   今までを振り返ってより良い未来に手を携えて行ける切っ掛けとして頑張りましょう。 
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2014年2月28日金曜日

20140227 青木泰さんからのメール「鮫川&指定廃棄物 山本太郎議員の質問主意書に環境省『爆発』を認める」



差出人: 青木泰
日時: 2014年2月27日 19:38:45:JST
件名: 鮫川&指定廃棄物 山本太郎議員の質問主意書に環境省『爆発』を認める



皆様へ

お世話様です。

鮫川問題について、山本太郎議員の質問主意書への環境省の答弁内容についてまとめました。

官僚たちは、災害廃棄物の処理について、このようにいい加減に行い、その一方で資金流用に手を出していました。




―鮫川村での指定廃棄物の焼却処理事業での爆発事故についてー

環境省 嘘がばれても、「報告を受ける立場にない」

-山本太郎議員の質問主意書での質問に驚く官僚答弁―

2014年2月23日  環境ジャーナリスト 青木泰



既報のように昨年指定廃棄物の焼却処理事業に入ってわずか10日で、爆発事故を起こした環境省。メディアコントロールのために、「爆発」を隠し、消防署にも届けず、コンベアーの破断事故として責任逃れに走っていたことが改めて分かった。

福島原発事故のメルトダウンを隠した時と同様に対応である。

しかし地響きを立てた爆発音を聞いた地元の人の口をふさぐことはできず、当日の事故通報がなかったことから翌朝調査に入った消防署の報告が、消防庁に「爆発事故」として行われていたことが、山本太郎参議院議員事務所の調べで分かった。

11月7日に行われた山本議員参加の下、環境省への事情聴取に、地元の和田央子氏やおしどりマコ氏らも参加し、326政府交渉ネットの事務局メンバーが爆発事故問題で交渉した。

その交渉の中で環境省が答えに窮し、応えなかった場面が、何度かあった。その点を質問主意書として今国会が始まってすぐに提出していたが、2月に入ってその答えが、ようやく帰ってきた。(*1:質問主意書の内容と答弁書)

1)「報告を受ける立場にない」と言いながら「爆発」を認める。

今回の質問主意書は、その時交渉時に環境省が答えに窮した点を、改めて質問した点などで構成されていた。

環境省が答えに窮したのは、現場からの事故の第一報を受けた環境省の高橋担当官が、山本太郎秘書の湯川氏の次の質問を受けた時。

「事故の時に現場からどのように報告されたのか?」
「異音(いおん)がした」と言ったのか「爆発があった」と言ったのか?―と聞いた時だった。

大体この種の事故報告で、「異音がした」などと言う言葉はない。
環境省の事故調査報告では、「異音がした」と報告していたが、直接の交渉の中では、嘘を言うことができず、黙ってしまい、答えられなかったのである。

その環境省との交渉の後、消防庁の報告として、鮫川の事故は「爆発」事故であったと報告されていることが分かり、所管の消防庁は爆発事故と認めているのに、環境省は爆発事故でないと言い続けるのかと質問主意書で聞いたのである。

それに対しての環境省の答弁が、「消防庁から報告を受ける立場にない」と言う答弁であった。
時代劇の殿様が言うような「苦しゅうない」「吾輩は報告を受ける立場にない」と言った答弁であり、高慢な役人の許せない答弁である。

ただそうはいったものの、別項では「爆発が発生した旨の(消防庁の)報告について知っている。」と答え、この答弁書で環境省は初めて「爆発」の事実を認めている。

そしていつものようにその責任を委託した民間会社(日立造船)の現場所長に「現場からの報告は『異音』となされた」「所長が火災であると認識しなかったため(爆発事故は火災の一種)当該通報は行われなかった」としている。しかしこのような答弁で許されるはずはない。

指定廃棄物と言う高濃度に汚染された廃棄物を、焼却し減容化するという世界で初めての危険な処理を行いながら、「爆発事故」を起こしてしまったのである。

これまでは、爆発事故とは認めず、月刊誌「世界」(岩波書店)臨時増刊号「イチエフ・クライシス」昨年12月7日発売(*2)の取材でも、爆発を認めない対応に終始していた。

2)「爆発」を認めた上で、環境省に求められる対応

今回の質問主意書によって、環境省は始めて「爆発」の事実を認めた。では何をすべきか?
まずこれまで事故報告書にすら「爆発」を認めず、自己保身の立場をとってきたことを謝罪し、「爆発」を認めたことを内外に明らかにすべきである。

当然有識者による再発防止策の委員会についても、一からやり直す必要がある。
その前提にたって、爆発事故の原因と、爆発による周辺環境中への飛散や作業員への影響についてきっちっとした調査を行うべきである。

実証事業に入る時の環境省の説明は、安全で、事故の心配はないというものであった。しかし今回の事故とその事故への環境省の対応で分かったことは、一番危険な「爆発事故」があっても、「爆発」があったことすら隠し、ほとぼりの覚めたころに「爆発」を認め、しかもその責任を委託業者に押し付けるというものだ。

しかしここまで明らかになれば、次のように整理することができる。

今回の消防庁の報告のように鮫川村の焼却事業の現場で起こったことが、爆発事故だとしたら、現場からの環境省になされた事故の第1報は、「爆発があった」となされていることになる。

その上で、「爆発事故があった」と言う報告を隠し、消防署への爆発事故=火災報告をストップさせたのは、環境省と言うことになる。
そうでなければ、業務委託を受けていた日立造船が、何らかの理由で「爆発事故」の事実を隠して、環境省に報告したことになる。

しかしそもそも「異音がした」などと言う日本語はなく、(*3)そのような報告が実際になされていたとしても、その報告を受けた環境省の高橋担当官は、その嘘を見抜けなかった瑕疵は問われることになる。

鮫川村の現場で起きたことが、爆発事故であったことが、今回消防庁の報告として認められ、事実確認された。

この事実に基づけば、「異音」報告に拠って、事実を隠して業者自身の不利益を逃れようとした日立造船は、「虚偽の事実」を報告し、業務上の背任行為を行ったことになる。そのような業者との契約を継続することの違法は明らかである。

また爆発事故と報告されていたのに、それを隠し、消防庁への報告を怠ったのならば、環境省の責任者の「虚偽報告」による謝罪と処罰は避けられない。
そしてこのような環境省が差配する指定廃棄物の処理について全国的な見直しが必須となる。

まず求められるのは環境大臣による謝罪会見である。

3)「地権者18人の内、16人と契約」

先の交渉の中で、問題となったもう一つの大きな点は、鮫川村の実証事業は、地権者からの賃貸借契約の下に進められていたが、一部の地権者の承認を得ず、偽の承認書の下に事業が進められていたという点である。

この点は、昨年10月の鮫川村に関する質問主意書でも、地権者が自分の了解の無いまま、所有地が勝手に使われている点について、承諾の契約書は偽のものであると、警察に告訴した事実が尋ねられていた。

その時点では、賃貸契約を行ったのが、業務委託を受けた日立造船か環境省かが分からなかったため、事業の所管官庁の環境省の責任として、尋ねていたが、知らぬ存ぜずという答弁だった。

ところが交渉の中で、おしどりマコ氏が、副大臣にその点について通知していたことを話し、「知らない」と言うのは嘘だと分かり、今回改めて環境省に尋ねていた。

その答えが、地権者は18人で、16人と契約しているという答弁である。
つまり地権者2人分の土地は、契約なしに使っているということを、行政官庁が認めたのである。

事業はすでに進められている。今後事業が開始される予定と言う時点での話ではない。不法に地権者の土地を使用しているとしたらとんでもない話である。
直ぐこの事業を止めるべきであろう。

4)計画している指定廃棄物の事業内容を明らかにしない違法

計画している指定廃棄物の事業の全国での具体的な実態について、尋ねた件については、帰ってきたのが次のような答弁である。「現在3カ所で指定廃棄物の処理事業を進めつつあるが、それ以外は調整中であり、明らかにできない。」

環境省が、市町村と調整に入っている事業は、もちろん環境省の予算上計画された事業である。環境大臣や官僚たちのポケットマネーで進める計画ではない。
国の予算を使った計画を立てながら、計画中の事業の推進場所やその内容を明らかにするように求めた質問に、調整中だから明らかにできないという。

前代未聞の対応である。国会議員の国政調査権すら否定するトンデモ対応である。

予算化した事業が「調整中」で進まないと言うのならば、なぜどのような理由で進まないのかを明らかにし、そもそも計画自体が妥当性を持っていたのかを、国会議員の釈明に応えて明らかにする必要がある。

事業の計画は、勝手に進め、役所に都合のよい有識者会議でオーソライズし、予算立てした後も、実態を明らかにしない。環境省の官僚たちは、いつからこのような独裁的な権限を平気で行使するようになったのか?

本来予算措置の中で、今回鮫川に見られたような焼却処理が必要なのか?安全なのかが検討されなければならないものであり、隠し立てする根拠はない。

明らかにできないと言いながら、その計画案を持って、環境省は、市町村や県と調整中であり、異なる行政機関と交渉している内容は、当該行政官庁として、内容上責任があり、当然情報公開の対象事項である。

質問主意書で応えないと言うのは、違法答弁であり、許されるものではない。

5)まとめ

今回の鮫川への対応に現れた環境省の官僚独裁を垣間見せる対応、そして公害規制省としての劣化は、目を覆わんばかりである。

そもそも放射線特措法で、指定廃棄物は環境省が責任を持って処理すると言いながら、ふたを開けてみると、減容化を名目にして、民間委託した事業先で、汚染廃棄物を焼却する等の計画を、進めてきた。

わずか10数万トンの指定廃棄物をなぜ焼却処理しなければならないのか?保管方法として示されている方法では、なぜ可能でないのか?焼却した時の危険性についてどのように検証されたのか等の検討ない。

その上、事故があれば事故を隠し、法律に違反してまで、自己保身に走る。そうした対応を取ることが、今回改めて分かった。
今回の環境省の醜悪な対応とその事実を、今後予定されているあらゆる市町村、住民に知らせ、この危険な処理を止めさせよう。


*1:福島県鮫川村での農林業系副産物の仮設焼却炉による減容化実証事業等に関する質問主意書の件 山本太郎参議院議員

<質問主意書の内容>
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/186/syuh/s186005.htm


<答弁書>
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/186/touh/t186005.htm

*    2:「世界」臨時増刊号 「放射能ごみと民主主義」ルポ・福島「鮫川村騒動」
山本俊明 (ジャーナリスト)

*    3:筆者注。「異音があった」と言う報告は、明らかに、「爆発事故」を前提とした言い方である。

もし爆発事故でなければ、「機械が作動しなくなった」「コンベアーが動かなくなった」と言う報告から入る。

「異音があった」と言っても何のことか分からないからである。

ではなぜそのように説明しなかったかと言うと、「機械が作動しなくなった」「コンベアーが動かなくなった」と言う報告では、何が原因で作動しなくなったのか?と話が続くからである。そうなるとコンベアーのカバーが裂けたと言うことになり、「なぜ裂けたのか」と言うことになり、爆発に行き着いてしまうからである。

そこで浅知恵を絞って「異音がした」という報告があったことにしたのである。

実際汗をかく仕事をしたことも無く、屁理屈(虚業)の世界で生きている役人の集大成が「異音があった」と言う言い換えと言える。

このよう言葉遊びの虚業の世界で人生を終える役人たちは哀れであるが、もちろんこのような役人に勝手に税金を使われる国民としては、許せない。

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質問主意書 鮫川村での指定廃棄物の爆発事故の件について。 ...続きを見る

2013年11月18日月曜日

20131118 青木泰さんからのメール「 18日(月)<夜>「がれきの広域化と秘密保全法」で話をさせていただきます。


差出人: 青木泰
日時: 2013年11月18日 3:18:56:JST
件名: 18日(月)<夜>「がれきの広域化と秘密保全法」で話をさせていただきます。


本日(18日月曜日)―大阪に堺市の件でお伺いし、夜(18時半)は、「エル大阪」(天満橋)で、下地真樹さんとお話しさせていただく機会を、内海さん、松下さんに作っていただきました。

皆様 よろしくお願いします。

秘密保全法については、山本太郎氏の9月の全国遊説などもあって、東京新聞に次いで、毎日や朝日も、本腰を入れて報道をはじめています。

特に毎日は、報道関係者の反対声明で、田原総一郎氏や鳥越俊太郎氏らと共に岸井成格主筆も秘密保護法廃案の横断幕を持って参加し、紙面にも並々ならない決意が表れています。

がれきの問題では、いろいろあったにせよ、この秘密保全法は、今民主主義を守ろうとする皆さんが力を合わせて廃案に持ち込む必要があると思います。

今回私は、資金流用化問題で、堺市を尋ねることになりました。住民の皆さんが、堺市が受け取った86億円の復興資金の返還を求める陳情を提出された件で、住民の皆さんや議員の皆さんと話し合うためです。

そこで夜(18時半~21時)には、エル大阪で、「がれきの広域処理と秘密保全法」について、話をさせていただきます。

がれきの広域化は、結局当初計画400万トンの3%の12万トンの達成量で終息しました。しかし予算は400万トンで予算立てしていたため、数千億円の余剰資金が資金流用の資金源になっていました。被災地の不幸を尻目に、省庁の利害のために、復興資金を横領する不正な犯罪行為です。

私は、がれき問題を通して、官僚たちの数々の不正と秘密主義を見てきました。その観点から言うと今この時期に「秘密保全法」の成立を狙うのは、これら役人、「官の不正を秘密」にすることが、隠された大きな狙いではないかと思っています。(その点は下記に書きました)

これらの点について、エル大阪でお話ししたいと思います。何時も突然ですが、よろしくお願いします。

秘密保全法、もう一つの狙い
「官の不正を機密に」 青木泰

<がれきの広域化で見た官僚たちの堕落>

がれきの広域化問題から見えてきた環境省の対応は、最初から最後まで官僚独裁と言ってよい対応だった。

詳細は後述するとし、官僚たちはがれきの広域化法と、放射性物質特措法を作り、これまでの放射性物質についての基準(クリアランスレベル)を80倍緩め、放射性物質の焼却まで実施して行った。

環境法は、もともと公害防止法として出発し、産業や事業活動に伴う環境汚染から国民を守るためのものであった。究極の毒性物質である放射性物質が、大量に環境中に放出され、その影響は、われわれの後世代に何代にもわたり悪影響をもたらすおそれがある。

にもかかわらず、直接目に見えない影響は、その実態を隠し、官僚たちがもっぱら突っ走ったのは、放射性物質を全国に拡散し、環境中に放出する焼却行為に走り、それをごまかす希釈を行うということだった。

これまでの公害や環境問題が教える有害物を「拡散」「焼却」「希釈」してはならないとする原則を踏外す行動だった。

そしてその裏で、官僚たちが行っていたのは、被災地につぎ込む予定で集められた復興資金を被災地の復旧・復興のために使わず、省庁の利害にかすめ取る行動だった。

火事場泥棒と同じ行為を、官僚たちは職権で行っていた。

復興資金のためのお金は、総額で25兆円。そのうち14.5兆円は、国が子ども手当てや高速料金無料化などで実施しようとした国民へのサービスを棚上げして捻出等したものであり、一方で個人や事業者は、10.5兆円を新たな徴税(個人―所得税の25年間2.1%増しと住民税10年間1000円増し、事業税―3年間増税)に応じ、復興資金作りに協力した。

国民の協力を得て集めた復興資金を被災地のために使わず、各省庁の財源に流用すると言うのは、堕落としか表現の仕様が無い行為であり、「官による違法・不正」で許せない行為である。

官僚機構の中にいる役人の誰もが、今までのところこれらの不正を告発することは行っていない。

しかしもし1人の勇気ある役人が、こうした実態を告発すれば、現政権が吹っ飛ぶような事態になる。現状の官僚機構からすれば、文字通りに政権を揺るがす行動となり、秘密にして、この告発を防ぐ必要がある。秘密保全法は、「官による不正」を覆い隠すことが、実は主な目的として急がれているのではないか?

<流用に走る官僚と国家を云々する官僚との違和感>

経産省の官僚が、ネット上で暴言を吐いたとして処分された。

「復興は不必要だと正論を言わない政治家は死ねばいいと思う」
「(復興増税は)年金支給年齢をとっくに超えたじじぃとばばぁが、既得権益の漁業権をむさぼるため」
「(天下りを示唆するような)あまり下まであと3年、がんばろっと」

彼、後藤久典が、行ったこれらの暴言は、官僚たちのがれき問題での対応を見ると、単なる氷山の一角だと分かる。

省益の追及と、横流しした公金をばら撒き、将来の天下り先を確保する。もっぱらの関心事は、省益、つまり自己の利害である。
被災地の「不幸」は、彼らにとってどうでもよく、したがって、原発の放射能汚染を止めたり、その被曝による影響に思いをめぐらせることもどうでもよいことなのだろう。

ところが秘密保全法の話に移ると、俄然様相が違ってくる。

現状のままだと「日本はスパイ天国であり、このままでは国を守れない」
「行政の情報は、できるだけ国民に明らかにすべきだが、国として守らなければならない秘密がある。」

東北大震災、原発事故やがれき問題で、官僚たちが取ってきた自分勝手な対応から見た時、彼らに守るべき「国」があるのかと疑ってしまう。

戦前関東大震災に当たって、あの帝国陸軍でさえ、予算を削って復興に注力した。戦争末期米軍の空襲に、次代を担う子どもたちを疎開避難させた。
東北大震災と福島原発の爆発に際して、あの帝国陸軍を例示しなければならないような政治と官僚たちの劣化がある。

今の官僚たちは、政治家を上手く使いながら、被災地の不幸に思いを寄せることが無い。国の将来=子どもたちの未来を考えることも無い。支援法には一銭もつけず、その一方でせっせと流用に励んできた。

明らかに秘密保全法は、どのような意味でも公共性を忘れた、我利我利亡者となった官僚たちを守るための法律なのだろう。

<法案を非公開、秘密裏に作る>

がれきの広域化処理では、秘密保全法を先取りするような対応が始まっていた。

・    がれきの広域法案を作るに当たって設けられた「災害廃棄物安全評価検討会」(いわゆる有識者会議)は、環境省の役人が勝手に人選し、純粋に科学的、技術的な評価を行わなければならない有識者会議を、非公開にし、
・    その上、そこで検討してきた議論も、原子力安全委員会が8000Bq/kgの見解を出すと右にならい、議事録すら途中から取らなくなった。
・    何がどのように議論されたのかも抜きにして、広域化特措法と放射能汚染対策特措法を決めてしまった。

官僚たちは、国民の税金で働く場を得、本来的には国会で決まった法案、予算に基き、時の政府の決定に基き、政策について運用・施行してゆく役割を持っている。

ところが、法を非公開で、議事録も無しに開いた有識者会議に基き、自分たちの勝手に動き出したのだ。これらの経過は、官僚たちによる議会制民主主義を無視し、乗っ取るクーデター行為と言ってよい。

<被災地の復興予算を最初から過大に立てる>

もちろん彼らが勝手に動くためには、予算措置が必要である。この面では、がれきの広域化においては、次のような仕掛けで巨額の余剰金を生み出した。
(筆者たちも最初からこれらのことが分かっていた訳でない)

・    第一番目は、がれきの発生量の過大見積もりである。被災3県で、当初は2400万トンと発表し、広域化400万トンと発表した時には、2250万トンに。そしてそれも下方修正し、1800万トンまで減った。しかし予算は、最初の過大な見積もりに基きたてられた。
・    第二番目は、がれきの処理は、被災市町村、被災県そして広域化処理という形で進め、広域化は、被災市町村でできない分を被災県が引き受け、被災県が処理できない分を全国の市町村に広域化するということだった。

ところが、宮城県では、県内4ブロックに分け、県内処理でまかなう計画を立てながら、広域化する計画を2重に立てていた。一番ひどかったのは、石巻ブロックでは、宮城県が685万トン引き受け、そのまま鹿島JV(ジョイントベンチャー)に685万トン業務委託しながら、293万トン広域化すると発表していた。

293万トンは県内処理と広域化処理の両方に2重に計上されていた。1トン当たり10万円の処理費として約3000億円の架空形状(原文ママ)である。

岩手県でも、再調査(H24年4月)の結果、広域化するがれき量が激減していたのに、環境省はデスクワークで5~10倍にがれき量を増やし、広域化が必要と予算組みし実行した。

このように実態としては、広域化にまわす分が無かったため、広域化を始めた後、「再調査の結果」がれき量がなくなったと、下方修正し、予定期日を前に次々と終息させた。

このように広域化が必要ないのに、がれきの広域化に予算を使い、無駄遣いをしただけであった。これらの経過は、住民サイドで情報開示請求で、逐一事実を調査し、住民監査請求や民事訴訟などで、環境省や行政に迫って言った。

こうした中で、既報のように岩手県では、岩手県の広域化一覧表の請求に対して、黒塗りで非開示し、環境省発表と岩手県の発表の矛盾点を隠すと言ったことも行われた。

この情報非開示には、岩手県に異議申し立てを行い、岩手県の情報開示審査会は、黒塗り部分を開示する答申を出すことになった。
こうした経過を考えた時、秘密保全法が成立すれば、環境省の指示により堂々と情報隠しを行うことになるだろう。
このように現に進んでいる実態を考えても、秘密保全法が隠すのは、官の不正と断言することができる。

<復興資金を省庁の一般財源への流用>

このように過大な予算を組み、余剰金を生み出しながら、その余剰金を国庫に返さず、巨額の余剰金を省庁の財源にした。これが復興資金の流用問題である。

24年度までの分として、情報開示請求(震災復興プロジェクト・近畿による)によって分かった環境省の流用分は、約550億円に上る。
このあたりまで来ると明らかに官僚たちがやっていることは、法に違反し、裁量権を悪用した業務上の横領・窃盗行為である。

そして彼らが考えていることは、繰り返すが、自分たち官僚の利害でしかない。

弾圧と口封じのための矛先は、反体制の諸団体と野党に向けられる以上、政党は野党になったとたん、弾圧と取締りの対象となる。

現野党から進み、維新の会他保守政党が糾合されて、与党になり、公明党が弾き飛ばされれば、当然弾圧は公明党に向けられ、そして維新の会、最後には自民党にも及ぶであろう。

東北大震災・福島原発の爆発事故以降、官僚たちの独裁化の動きは、急であり、復興資金流用化&ファンド化に見るように、独自の巨大財源を持ちつつある。
この事実を事実として受け止め、官僚独裁と対処して行こう。
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2013年11月12日火曜日

20131112 青木泰さんからのメール「タチアナ集会 あと10日を切る 11月21日(木)」


差出人:青木泰
日時: 2013年11月12日 9:25:43:JST
件名: タチアナ集会 あと10日を切る 11月21日(木)


皆様 お世話様です。

いよいよタチアナ集会、あと10日を切り、11月21日(木)の講演会が、近づきつつあります。ウクライナのタチアナさんは、15日(金)には来日し、この集会に先行する埼玉(16日)、仙台(18日)、盛岡(19日)、福島(20日)の各地で講演会を行い、東京ー霞ヶ関での集会に駆けつけてくれます。この情報の拡散と集会への賛同をお願いします。


1)タブーに挑戦したウクライナ調査団


この集会に賛同の意見を寄せてくださった園田氏は、反原発運動の大きな広がりの中でも、一般的には放射能による危険性への意識が薄く、食べてもよいと言った迷信が広がっていることに危惧され、賛同してくれました。

今回の取り組みは、「NPO食品と暮らしの安全基金」による2年間をかけての調査で、すでにインターネット上は、この調査団に参加した皆さんから情報発信がなされていました。

しかしこの調査企画は、ウクライナにおける放射能汚染の影響調査という点を越えて、壮大な「調査・実験」であったことが分かりました。

現状、子ども支援法の適用をめぐって、1msvか20msvかの論争が繰り広げられています。そうした中でも今回の調査・実験は、1msvレベルの低線量の被曝地域でも、健康被害が出ていると言うことを、9家族、150日間をかけた実験によって確認したのです。

最初の調査によって、ウクライナの子どもたちが、いわゆるぶらぶら病といわれる被曝症状に似た症状で苦しんでいることが分かりました。訪れた小学校(~14歳)では、約7割ぐらいの子どもが、痛みなどの症状を訴え、同じ食物を食べている家族にも同様の症状が現れていました。

これ自体は、通常の調査ではなかなか分からないことで、調査団と子どもたちが直接話ができたことがきっかけでした。

しかしそれだけでは、それらの症状が、放射能によるものなのかは分からず、被曝症状と言うのは単なる想定に過ぎません。

そこで企画した「NPO食品と暮らしの安全基金」代表の小若順一氏は、長年食品の汚染や毒性問題に取り組んだ経験から、健康に影響を与える最小作用量(*1)という点から、この問題に迫ることにしたのです。

つまり原因と考えられるものを絞り、それを除去することで、症状が回復されるかどうかを見る、9家族(約50人弱)について150日にわたる壮大な「調査・実験」です。現地の食べ物の放射能汚染度を測定し、汚染度の高い食べ物(きのこと川魚)を取り除き、それに代えて汚染されていない肉(牛肉、鶏肉、豚肉など)と牛乳を食べてもらう。

これは、アレルギー源と考えられるものを取り除き、症状を回復させると言った時にも用いられている方法ですが、これだけの長期間、9家族で、しかも外国の地で行うと言うのは、壮大な「調査・実験」としか呼びようの無い実験です。

この実験が成功したのは、この企画の現地のコーディネイターとして働いてくれたタチアナ・アンドロシェンコ女史の協力が不可欠でした。

ご自身もこの実験に参加したタチアナさんを「NPO食品と暮らしの安全基金」が、日本に招待し全国5箇所で講演会が行われます。

タチアナさんからは、この実験が行われたチェルノブイリ爆発事故後の27年経過したウクライナの状況と皆さんの生活ぶりやこの実験後の皆さんの様子など、これまでの情報では知りえなかったことをお話していただきます。

私たちも直接お話を聞き、低線量汚染地域での「健康被害の真実」に触れ、
日本における福島原発による汚染対策を考えてゆきたいと思います。

*1:最小作用量(http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=3453)と言う概念です。
  :最小毒性量 
(http://www.env.go.jp/water/dojo/noyaku/hisan_risk/hyoka_tih/com06/ref05.pdf)

2)講演会の内容
2013年11月21日(木)13時30分~16時40分
講演シンポジウム 日本の放射能被害を防ぐ
ウクライナのタチアナ女史が語るー「低線量汚染地域・健康被害の真実」
『事故後27年のチェルノブイリから考える』


NPO「食品と暮らしの基金(小若順一代表)」が、企画呼びかけした国際的なプロジェクトが、低レベル放射能による人体への影響を独創的な調査方法によって、明らかにしました。

低線量汚染地域で生活し、安全基準の範囲の食事をしていても、少しずつ蓄積する放射能の影響が、食べていた食事を、ほとんど放射能汚染されていな食事に切り替え、5ヶ月間(=150日)食べさせることによってそれらの諸症状を劇的に改善しました。
 
このプロジェクトは、逆転の発想で、子どもたち子どもたちを蝕み、この切り替えによって改善したと言うのは、安全基準のあり方や、低線量汚染地域といっても影響を受けると言うことを実証した試みと言えます。

11月21日、ウクライナで今回のプロジェクトのコーディネイターとして、自らの頭痛もこれによって改善させたタチアナ・アンドロシェンコ女史をお招きしての講演会です。
紹介ページ http://kokucheese.com/event/index/122365/

タチアナさんから報告を頂いた後、

シンポジウムでは、タチアナさんに加え、何度もチェルノブイリに赴き、今回の企画を進めてきた「食品と暮らしの安全基金」代表の小若順一氏と今回の対処策の持つ意味を専門家の立場から内部被曝問題の第1人者である松井英介医師にお話しいただきます。

そして自らもチェルノブイリに行き現地調査をされ、参議院議員当選後は、秘密保全法の問題を全国各地を回って訴え、大手マスメディアや各界からの反対の声を引き出す大きな役割を担った、タブーに挑戦する山本太郎参議院議員にも参加していただき、

東日本の汚染地域において、非汚染地域に疎開する意味や、安全な食品を摂取する意味を考えて行く場にしたいと考えます。

講師:ウクライナ、タチアナ・アンドロシェンコ看護師
(報告:「食品と暮らしの安全基金」小若順一代表)
コーディネータ:松井英介医師
コメンテイタ―:山本太郎参議院議員

日時:2013年11月21日(木)13時30分~16時40分  (開場12時30分)
場所:衆議院第1議員会館―多目的ホール(定員200名) 丸の内線:国会議事堂前から3分、有楽町線:永田町から5分

主催:「食品と暮らしの安全基金」&11・21東京実行委員会

入場無料
資料代:800円

参加の申し込みは、「申し込みフォーム」からお願いします。
https://ssl.kokucheese.com/event/entry/122365/

電話(&FAX)でのお申し込みは、042-391-7102<松崎>までお願いします。

連絡先:11・21東京実行委員会 共同代表 萩原春代、さくら直海
    042-391-7102<松崎>
     

3)協賛・賛同のお願い

11・21東京実行委員会は、上記衆議院会館多目的ホールでの集会を準備しています。
この取り組みに賛同される個人、団体はぜひ協賛していただき、取り組みの成功にご協力お願いします。賛同金:個人1000円、団体2000円。
賛同される方は、上記連絡先にお申し込みください。

<11.21 タチアナ講演会 賛同人と賛同団体>
(2013年11月10日)

賛同人
<東京都>
佐倉直海(LLP国際環境農業開発事業組合副代表)
萩原春代(生き生き学習法研究会代表)
佐藤れい子(元千葉県立衛生短大非常勤講師)
和田秀子(ママレボ編集長)
矢口節子(豊島の健康と環境を守る会)

土居保良(歯科医師)
青木泰(環境ジャーナリスト)
旗利彦(元都立高校教師)
奈須りえ(元大田区議)
西松朋子(大田区)

壺井香雪(ギャートルズ)
内野真里(社団メディカルレディースサポート理事)
近藤波美(デザイナー)
沖坂隆(ごみ焼却を考える会InTama)
鈴木武彦(杉並区)

松崎伊都子(東村山市)
小川清(〃)
鈴木吾幸(〃)
高橋江里子(東久留米市)

<埼玉県>
加納好子(子供の未来を守る・宮代)
園田真見子(志政フォーラム)
加藤晶子(彩の国資源循環工場と環境を考える広場)
武井和彦(高校教員)
内田千花(所沢市)

塩崎雅一(三郷市)
森田伸明(さよなら原発@東村山)

<神奈川県>
瀧川きみえ(神奈川ネットワーク運動・横須賀)
榎本めぐみ(横浜市)
西岡政子(横浜市)

<その他地域>
松井英介医師(岐阜環境医学研究所)
松下勝則(震災復興プロジェクト・近畿)
福田由紀子(静岡ハートネット)

<団体>
NPO法人ごみ問題5市連絡会
内部被爆を考える市民研究会(川根眞也)
豊島・健康と環境を守る会
326放射性物質拡散阻止・政府交渉ネット

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◆「日本の放射能被害を防ごう」 講師:タチアナ女史・小若順一 11/16さいたま 11/18盛岡講演 11/19仙台  11/20郡山 11/21東京

2013年9月16日月曜日

20130916 青木泰さんからのメール: IWJ 9月16日16時から→20日(金)20時からになりました。「がれき終了を振り返って」中継URL

追伸:


【Ch1】20:00〜「岩上安身による青木泰氏インタビュー」
視聴URL:http://ustre.am/eOVh
※IWJ代表の岩上安身が、環境ジャーナリストの青木泰氏へお話を伺います。テーマは瓦礫広域処理問題について。



【IWJ・UST】本日16時からとお知らせしていた「岩上安身による青木泰氏インタビュー」ですが、20日(金)に延期になりました。詳細は追ってお知らせします。ご了承下さい。Ch1→( live at )
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差出人: 青木泰
日時: 2013年9月17日 23:04:21:JST
件名: IWJの岩上氏による青木泰へのインタビュー9月20日(金)20時からになりました。


皆様へ( 再送失礼します。)

お世話様です。
IWJのがれき広域化終了にあたっての今後の課題
の青木泰へのインタビュー(岩上氏)

台風のため、当初予定は
20日(金曜日)20時に延期することになりました。

情報拡散していただいた皆様、
有難うございます。
その旨お伝えください。

金曜日の放送は、チャンネルは同じです。
チャンネル名:IWJ_CH1
http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi

よろしくお願い致します。
......
青木泰


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差出人: 青木泰
日時: 2013年9月16日 2:28:54:JST
件名:  IWJ  9月16日 16時から 「がれき終了を振り返って」 中継URL


皆様へ

お世話様です。(拡散お願いします。)

9月16日(月・祭日)16時から、がれきの終了を機に、

がれき問題を振り返って、今後の課題を問う岩上氏による青木泰のインタビューの実況中継が下記のチャンネルで行なわれます。

チャンネル名:IWJ_CH1
http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi

なお概略の内容は、がれきの広域化処理は、絆キャンペーンの下で進められながら、「鬼っ子」=復興資金の流用問題を産み出しました。復興資金の流用化は、現在新聞報道されている金額は、国全体で2000億円に上ると言われています。

環境省に関連した地方の自治体(市町村)の廃棄物処理施設への交付金の支給は、「がれきの広域化処理」を名目にしながら9割は、がれきを受け入れず、手を挙げただけで支給されていたと言うひどさです。

流用化は被災地の不幸をネタにし、国家予算を盗み取る許されない行為です。

絆キャンペーンの下で、がれきの広域処理を進めてきた環境省が、流用化を図る。今日本の国に何が起きているのでしょうか?

被災者は、未だ仮設住宅住まいを続け、ふるさとを追われ避難生活を続ける10万余の人々がいます。

資金の目処が立たず、多くの人が事業再開ができていません。

子ども被災者支援法は成立して1年も経過するのに、国は1円の予算も付けず、子どもたちへの被曝による影響診断もまったく不十分な実態にあります。

国の役人たちは、どこからそのようなお金を捻出したのでしょうか?

今後どうすべきか一助となる報告・インタビューになればと考えます。

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2013年9月13日金曜日

20130913 青木さんからのメール: 緊急報告  鮫川焼却炉爆発事故について






差出人: 青木泰
日時: 2013年9月13日 13:57:11:JST
件名: 緊急報告  鮫川焼却炉爆発事故について 


皆様へ(bccでお知らせしています。)拡散歓迎します。

お世話様です。
今回は鮫川村での指定廃棄物焼却炉の爆発事故の問題です。

爆発は隠しようがない事実であるのに、環境省は、その隠蔽工作に走っています。

オリンピック招致での安倍首相の汚染水の海洋流出を、安全だと宣言した姿勢と通じるものがあります。

やばい事実は、隠せと言う対応。そろそろこうした対応に終止符を打つ必要があります。

指定廃棄物を焼却する実証事業―鮫川村で爆発事故 

「爆発」事故を隠す環境省に抗議を
        2013年9月9日  環境ジャーナリスト 青木泰 
 
8月29日、環境省の管轄・責任の下で進められている指定廃棄物の焼却による福島県東白川郡鮫川村にある実証事業の最中、爆発事故が起った。周辺の住民からは、地響きを立てた爆発音を聞いたと鮫川村や消防署に連絡があったが、焼却炉を設置している事業所の責任者や環境省からは、9月2日に至るまで、鮫川村や消防署、警察署への連絡はなかった。
 
施設設置にあたって、『絶対安全』吹聴し、万が一の時にはすぐ連絡を行うとしていたのが、消防法に定められた通達すら行なっていなかった。
そして環境省が提出した報告書(第1報告)(*1)では、「爆発」の言葉が使われていなかった。
 
福島第一原発事故の時には、政府・経産省・環境省は、メルトダウンの事実を隠し、フリーの記者の質問にそんなことはないと発言を抑え込み、結局レベル7の大事故だったことが後に明らかになった。再び同様の事を繰り返そうとしている。
 
爆発の事実を認めることは、原因を突き止め、再発を防ぎ、人身事故に至る事故を防ぐためにも、最初の1歩である。責任官庁である環境省と、委託事業者である日立造船(株)の法律上も定められた責任である。
 
爆発事故だったことを隠し、所轄官庁に連絡しなかった初動の誤りは、明らかである。石原伸晃環境大臣はどのように釈明し、責任を取るのか?
 
数年前中国での新幹線の脱線事故に対し、担当責任者が、脱線した列車に土砂を被せ、隠ぺいを図ろうとして、世界から嘲笑を浴びた。周辺に鳴り響き、地響きを立てた爆発事故を『コンベアーの破断』で済ませようとしている今回の環境省の対応は、中国と似たり寄ったりだが、その中国は、隠ぺいしようとした責任者を首にし、処罰したという。
 
1)   爆発事故があった時にはすぐに届けなければならない
消防法では、「爆発」は、火災の定義に含まれ、第24条で「火災を発見した者は、遅滞なくこれを消防署又は、市町村長の指定した場所に通報しなければならない」と定め、さらに「すべての人は前項の通報が最も迅速に到達するように協力しなければならない」としている。火災や爆発事故を知れば通報することがいわば国民の義務として消防法で規定されている。
 
このような規定を知らなくとも多くの人は、火事や爆発が起きたことを知れば、役所や消防署、または警察に連絡する。
 
一方消防法の16条の3の第1項では、「製造所,貯蔵所、または取扱所、の所有者、管理者占有者は、・・・・事故が発生した時には…災害発生の防止のための応急の措置を講じなければならない」とし第2項では、「その旨、消防署、市町村長の指定した場所、警察署…に通報しなければならない。」としている。
 
一般の人でも通報義務があり、ましてや管理責任者等は、警察を含めて連絡するように法律上定めている。
ところで環境省は、今回なぜすぐ通報しなかったのか?
 
この点は環境省に直接尋ねる必要があるが、環境省の事故の報告文書に「爆発」の言葉が一言も使われていないことにその秘密があると考えられる。
「消防法の解説」を見ると火災とは、次の3つが含まれているものと定義づけられている。
 
①    人の意図に反してまたは放火により発生する
②    消火の必要がある燃焼現象
③    消火施設または同程度の効果のあるものを利用する必要とする。
 
この3つの内どれでも該当しないものがある時には火災と呼ばないという。ところが爆発現象は、上記の②と③の有無にかかわらず、火災に該当するのである。
従って消防法の上述した法規から言っても、爆発があった時には、事業責任者は、すぐに消防署、鮫川村の指定する場所に連絡しなければならなかった。
 
ところが、環境省は、その点を怠った。爆発事故について、通報すれば当然消防署なり、警察署が現場検証を行う。すぐ通報しなかったことにより、事故後の手つかずの状態の客観的な検証ができなかった。
 
最悪の場合、証拠隠滅に走った可能性も否定できない。
 
爆発だとすれば、すぐ連絡することが、消防法上も求められる。「爆発とは考えていなかったため、通報しなかった」そうした言い訳を考えて、事故報告書に爆発と言う言葉を使っていないのではないかと考えられる。
 
2)「爆発」の表現を回避しても爆発の事実は隠せない。
環境省の第1報告では、爆発と言う言葉を使わず、事故の説明が続く。
 
焼却による仕組みは、焼却炉の炉に、焼却物(焼却原料)を投入し、場合によっては助燃材(ガスや灯油など)を使いながら焼却する。焼却物は、焼却されると分解されて、ガスや煤塵になる。不完全燃焼の時には、煤塵が多くなり、黒い煙が出る。
 
ガスや煤塵は、焼却炉の上部に設けた排気口から排出され、煙突に送られる。途中に設けたバグヒィルターで煤塵が除去され、排ガスを中心に煙突に送られる。この煤塵を飛灰という。
一方焼却した後に残る燃え殻(=主灰)は、焼却炉の底部に残り、これは焼却灰の貯留庫に運ばれる。今回問題になっているコンベアは、焼却炉から書き出された主灰を、この貯留庫(ここではセメント固化室)に運ぶものである。(これらの概要図は第1報告のP2に掲載されている。)
 
そしてコンベアーは、おそらく数万ベクレル~10万ベクレルを超える主灰を運ぶため、金属製のカバーが覆われている。
事故によって一番目に付くところが、そのコンベアの金属製の覆いの破断箇所であり、3mにわたって、50cmの幅で口を開くように避けている場所である。(P4写真中央部)代報告の概要(P1)では、次のように説明されている。
 
「主灰(燃え殻)コンベアの覆いの1部が、破断するなど主灰コンベアが破断しましたが、其の他の装置の破損はありませんでした。」(P1)
ここでは、機械的な力で「破断」「破損」したように表現し、その破断、破損はどのような力が働いた結果生じたかについては記載がない。
 
この点については、兵庫の樗木(ちしゃき)博一氏の話では、3000度位の熱で爆発すれば、計算上は、約10気圧位の圧力がかかり、溶接していてもこのようなカバーは、破断すると言っている。
 
報告書では、さすが原因無く破断が起きたと言うだけではまずいと考えてか、原因となる事象については、下記のように書かれている。
 
「これまでの調査の結果、当日の朝、主灰を搬出する際に、開放するゲート(ゲートシリンダー:焼却炉の下部に位置する)を閉め忘れたことなどから、焼却炉を回転させる軸の隙間から可燃性ガスが少しずつ漏れ、主灰コンベア内に滞留し、着火したことが原因と考えられる」(P1)
 
ここでは、「可燃性ガス」がコンベア内に「滞留し」、それに「着火」したことが原因と書いている。しかしここでも、その結果「爆発」が起きたとは書いていない。
 
この文を読んで、環境省の担当者に9月2日には、説明を求めた山本太郎参議院議員の湯川秘書は、てっきり環境省が爆発事故だったことを認めたと思ったという。確かに可燃性ガスが滞留し、着火されればすなわち爆発だと考えるのは当然だろう。
 
ところがここでも着火の結果爆発した、その爆発の力でコンベアが破裂したとは書いていない。そして次のような報告が行われている。
 
「主灰コンベアは動いており、主灰コンベアで運ばれた焼却灰が、火種となって、滞留した可燃性ガスに着火し、ケースに覆われた主灰コンベアの圧力が急激に高まり、主灰コンベアのケーシング等が破断したものと考えられる。」P12
 
ここではさらに一歩進んで、コンベア内に滞留した「可燃性ガス」に「着火し」その結果、コンベア内の「圧力が急激に高まった」と書いている。「圧力が急激に高まる」というのは、まさに「爆発」と言うことだ。
 
ちなみに爆発は辞書的な定義によると「急激な化学反応で多くのガスと熱量とが一度に発生し、光と音とともに破壊作用を行う現象」(小学館国語辞典)とある。
 
ところが、ここでも、爆発と言う言葉を使っていない。
こうした環境省の第1報告を見ると、「可燃性ガス」が、「滞留」し、「着火」し、「圧力が急激に高まった」との記載がある。つまり今回の事故が爆発だということが、明らかに読み取れるのに、意図的に「爆発」と言う言葉を使わず、爆発の事実を覆い隠していることが分かる。この第1次報告自身その証拠書類となる。
 
3)        報告書では分からない本当の原因
今回の事故は、指定廃棄物の焼却炉の実証事業中に起きた。7月に試験焼却を行い、8月19日から実証事業に入ったばかりの事故である。住民や多くの識者・専門家からから高濃度の放射性廃棄物を焼却することは、危険であり、焼却による2次被害が指摘されていた。
 
環境省は、これまで放射能汚染物については、クリアランスレベル(例えばセシウム134,137では、100ベクレル/kg)以下でないと廃棄物として取扱ってはならないとしていた。ところが、311以後、暫定的と言うことでその基準の80倍の8000ベクレルまで、市町村で取り扱ってよいとした。
 
そして2012年1月1日に施行した放射性物質汚染対策特措法では、8000ベクレル以上の放射能汚染物や特定の汚染地域から出されてきたものを指定廃棄物と定義し、それらの処理は、環境省の責任で行うとしていた。普通に考えれば、通常放射能汚染物と同様に、数百年の保管を義務付ける方法で処理するものと考えていたところ、蓋を開いてみると鮫川村等で焼却するというのである。
 
指定廃棄物全体の量は、過半を占める焼却灰を含め、約10万トンぐらいにしか過ぎない。分散せず安全にどう保管するかを考えればよい。たとえば第1原発の周辺域に保管すると言う手もあろう。
 
ところが、2割弱にしかならない牧草や稲わら、堆肥などを減容化のために焼却するというのである。これらの有機系廃棄物は、乾燥や発酵させれば減容化できるものを、各地で焼却するというのである。
 
これはもう環境汚染から国民を守る役割を負った環境省のすることではない。焼却して大気中に放射性物質を放出するというのだから環境汚染省と言い換えたほうが良い対応である。
 
しかもやり方が実に姑息である。焼却炉の規模を環境アセスが除外されている小規模焼却炉にして、焼却するというのである。
そこに見えるのは、安全性を横において、焼却炉建設でお金を使うという姿勢でしかない。
 
今回の事故はそうした環境省の姿勢の下に、起こるべくして起った事故ともいえる。
第1報告で示された事故原因は、「焼却炉を回転させる軸の隙間から可燃性ガスが少しずつ漏れ、主灰コンベア内に滞留し、着火したことが原因と考えられる」とし、「可燃性のガス」が焼却炉から発生し、焼却炉の回転軸の隙間を通って、漏れ落ちたとなっている。
 
しかし現に稼動し、焼却中の焼却炉から「可燃性ガス」が、もれ落ちると言うことがあるのだろうか?
8月29日の事故当日は、焼却炉は、朝の9時から牧草や稲わらを、1時間約200kg処理するスピードで稼働させていた。5時間半が経過し、約1トン処理した時、午後2時半に事故が起こっている。(通常の焼却炉ならこの時点で約100kgの主灰が発生し、約30kgの煤塵が捕獲されている。)
この間焼却炉は数百度で焼却されているのであるから、「可燃性のガス」が、焼却炉の下辺から漏れ落ちると言ったことは、考えられない。焼却炉の排ガスは、上部の排気口から煙突に向かって排気される。その途中のバグヒィルター等で排気に含まれる煤塵(飛灰)を除去され、セメント固化室にこれも運ばれる。
 
従ってガス状のものは、最上部の排気口から排出されるため、可燃性ガスが、コンベアを介して運ばれ、コンベア内に滞留したという筋書きは、全く分かりにくい。
 
先の樗木(ちしゃき)氏他何人かの専門家に取材したが、そこで示された話を参考に整理すると、次のようになる。
 
焼却炉は一日の稼働を終えると、主灰(焼却残渣)を、翌朝まで冷まし、翌朝焼却炉から取り出し、コンベアによって、セメント固化室に運ぶ処理を取っている。
 
その時焼却の状態によっては、未燃残渣がコンベアによって運ばれ、コンベア内や地下のセメント固化室に運ばれ蓄えられていた。
 
今回の事故は、焼却炉の回転軸の隙間から落ちた火種によって、その未燃残渣に火が付き爆発を起こし、その爆風で地下のセメント固化室に蓄えられていた主灰や煤塵が舞い上がり、それに火が付き第二の爆発を起こしたのではないか?
 
いずれにせよ、焼却炉の回転軸の隙間から、可燃性ガスや火種が漏れるというのは、焼却炉自体に問題があったと言うことになる。炉内からの排気は、煙突に向けてファンで吸引される構造になっているため、炉内は常に負圧を維持し、物が外には出ないことになっている。
 
ところが炉内からガスにせよ、火種にせよもれたと言うのは、焼却炉が異常状態にあったことを意味する。場合によっては爆発は、焼却炉で起きたかもしれない。
こうした指摘を含め、検証する必要がある。今回の経過から言って事故の再発は、このままではさけられない。再発した時の責任は誰が取るのか?
 
4)    爆発によって放射性物質はどのように飛散したのか?
爆発による放射性物質の飛散の件については、まず29日の焼却炉の運転稼動で発生した主灰、煤塵の放射能汚染の濃度が問題になる。
 
爆発によってどのように飛散したかの前にそれらの数値を示すことが必要である。ところが第1報告で測定し、発表しているのは、施設内外の空間線量や土壌汚染値でしかない。
 
今回の事故で放射能の影響で問題になるのは、飛散したものを呼吸によって取り入れる内部被曝である。爆発が今も続き、煙も出し続けているのなら空間線量の測定値は意味があるが、現状での空間線量の測定は、何もでないことを期待しての測定でしかない。
 
また同様に土壌の検査も、今回の影響を見るのならば、土壌の表面部分をかき集めて測定する必要がある。もし表面部分以外も混ぜ込めば、測定値の操作はできることになる。
 
今回の爆発によって、飛散した放射性物質の汚染数値はどのようなものか?
 
爆発が何を原因にして起こったのかが関係するが、
 
① 主灰の汚染レベル。コンベア内に残っていた灰、焼却炉内の主灰、セメント固化室内のサイロにたまっていた主灰それぞれについて明らかにしたい。
② 煤塵の汚染レベル。バグヒィルター内、セメント固化室内のサイロにたまっていた煤塵、それぞれについて。
③ 爆発によって主灰などの飛散した状況の調査―
 
爆発後の回転炉周辺や工場内の周辺の放射性物質の飛散状況の調査。
④    今回焼却していたものは、牧草と稲わらだということだが、投入前の放射能濃度の測定値は?
⑤    これまでの測定の記録。
 
このほか事故現場の処理について
①       事故後の対応についての時系列の報告書-事故当時の作業員の配置やどのような操作を行っていた時の爆発事故だったのかも含め。
②        爆発後の回転炉周辺や工場内の周辺の現場は、消防署や警察署が来るまでに、現状保存していたか?掃除をするとか何か手を加えたことがあったか?
あったとしたら誰の責任で行ったか?
③       爆発後のブルーシートは誰がいつ貼ったものなのか?
 
まず今回の事故は、日本で始めて行った指定廃棄物の焼却と言う放射性物質の焼却処理という実証事業の中で起こった事故であり、あらゆる方面から英知を集めて原因や影響について調査する必要がある。
 
発表されているような事故の影響を小さく見せるような対応は許されない。
 
5)    まとめ
事故の通知を鮫川村焼却炉研究会の和田さんから受け、最初に変だと思ったのは、和田さんからは「爆発事故」と知らせがあったのに、行政側はコンベアのカバーの破断、破裂などと「爆発」と言っていないことだった。
 
和田さんに確かめつつ、事態の経過を追うと、環境省による「爆発」隠しだということが分かった。
 
オリンピック招致での安部首相安全宣言、汚染は湾内にブロックしていると言う嘘や海洋に汚染水を流失させた責任を棚上げにした飲用基準の500分の1でしかないと言う発言なども大問題だが、日本の官僚機構はすべからくこのように適当になってきている。 
 
よく言われることだが、議会が監視の役割を果たさなければ、行政は適当になり、市民が関心を持たなければ、議員はだめになる。私たち市民が一つ一つチェックして行くしか、未来につなげない?
 
爆発事故と認めさせ、その原因を調査させ、必要のない指定廃棄物の焼却を止めさせたい。すでに鮫川村焼却炉研究会や326政府交渉ネットで、国会議員への働きかけと、専門家を集めた調査組織の結成の準備に入っている。
 
注釈
*1:農林業系副産物等の処理実証事業―主灰コンベア破損事故の原因調査結果―第1次報告 http://shiteihaiki.env.go.jp/pdf/q5_samekawa_130902.pdf
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鮫川村の焼却炉の話は『ひどいね』と言ってディナーを食べ続けるの ...

www.magazine9.jp/oshidori/130724/‎
2013/07/18 - おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」第61回:鮫川村の焼却炉の話は『ひどいね』と言って ... 正確に言うと、17日夜にいわきに行って泊まって、早朝からいわきのママに連れてってもらい、鮫川村に。遠くて自力じゃ行けなかったんです…)鮫川村 ...


(山本太郎・おしどりマコ)鮫川村の高濃度焼却炉爆発事故のレクチャ―(130902): さんから


 2013/8/30 鮫川村仮設焼却施設 爆発・緊急停止事故 村へ要請書提出&事故現場取材 (畠山理仁さんのツイキャス..

[震災] [原発] 16日前 2621 view 1 user 18 116
★畠山理仁(@hatakezo)さんのツイキャス視聴ツイートまとめ 続きを読む