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2012年1月31日火曜日

20120131 青木泰さんからのメール:瓦礫問題〜神奈川「横須賀市の講演会1月28日の報告と明日2月1日の打ち合わせ会、2月11日講演会のお知らせ」

差出人: 青木泰
件名:  横須賀市の講演会1月28日の報告と明日2月1日の打ち合わせ会、2月11日講演会のお知らせ。
日時:  2012年1月31日 18:49:45:JST

皆様
お世話様です。
先日(1月28日)の横須賀の芦名での講演会のご報告をさせていただきます。
報告を書き上げた後に、ネット上で動画と書き起こしが配信されていることを知りました。関連情報とともにお送りします。
なお2月11日にhamaosenn協議会の皆さんが準備され、多くの市民団体の共催で講演集会が17時30分から神奈川県民サポートセンターで開催されることになりました。
この件で2月1日(水)10時から神奈川県民サポートセンター15階のフリースペースで共賛団体の打ち合わせと情報交換会を行います。
神奈川横須賀市西コミュニティセンターでの講演会(1月28日)報告。
1月28日横須賀市長坂にある西コミュニティセンターで、「震災がれき焼却灰の受け入れをめぐってー自分で考えるために知っておきたいこと」という講演会が、芦名地域を中心にしたお母さんたちの主催で行われ、当日75名の大人と25名の子供が参加した。保育室や集会場の後ろのスペースに子供たちの遊ぶ場書を作っての生活感あふれる講演会だった。私は講師としてお話をさせていただく機会を設けていただいた。
子育て真っ最中のお母さんたちは、ママ友仲間の井崎浩子さんの呼びかけに答え、なれない講演会の開催に踏み切ったのは、井崎さんだけでなく、がれき問題を少しでも知っておきたいという共通した気持ちがあったからという。放射能汚染されたものの危険性やそのようながれきを埋め立てた時にどのような危険性があるか県からの十分な説明がないまま、事態が進行することに、少しでもがれきについて知っておこうという気持ちが働いたという。
1月15日神奈川県による大楠連合町内会へのがれき受け入れの説明会が行われたが、参加者の保育の体勢もなく、子育て真っ最中のお母さんにとって、参加もかなわない説明会だったという。
神奈川県のがれき受け入れは、政令指定都市3市横浜市、川崎市、相模原市でがれきを焼却したうえで、焼却灰を横須賀市の芦名にある最終処分場に埋め立てるというものである。
神奈川県の芦名にある最終処分場=「かながわ環境整備センター」は、処分場ができるときに大楠町内会受け入れ協定を結び、㈰県内のもの ㈪産業廃棄物に限るという協定を結んでいる。
この協定を県が尊重し、守られるならもちろん今回の震災がれきは、県外のものであり、一般廃棄物であるため、受け入れ不可となる。
町内会のこの協定がある限り、震災がれきの埋め立てはできない。しかもこの横須賀の処分場の焼却灰の受け入れが行われなければ、3市ががれきを受け入れ燃やすことができなくなる。
神奈川県が受け入れを可とするかどうかのかなめの位置を占めるのが芦名の動向である。
神奈川県黒岩知事は、脱原発自然エネルギーの普及、200万戸の屋根に太陽光発電の設置を掲げて昨年4月の選挙で当選した知事である。知事の公約は住民との信頼関係を築くことなしには実現は不可能である。
ところが、黒岩知事は、今回のがれき受け入れ提案に当たり、受け入れ方針を出す前に、住民と相談することもなく、受け入れを決め、住民には「相談」ではなく「説明」を行うという従来型の行政対応を取った。
説明文書には、がれきの受け入れは、被災地の復興に不可欠という一方的な説明が並んだ。
また15日の説明会で知事自身が答えられなかったことが出たため、20日の説明会には、放射線の専門家である東大の教授と岩手県の職員を呼んだ。
物事の正確性を期すために、専門家や当事者を呼ぶのだとしたら、がれきの焼却や埋め立てで迷惑を受ける住民や市民、そして当事者である町内会の推薦者を説明者として配置し、公平さを期すべきだったろう。
都知事のように受け入れ方針を勝手に決め、住民説明会にすら出てこないというのは論外として、このような形の住民との相談会を開催してもらいたい。
その時子育て中のお母さんたちの参加もできる等に、保育体制や多数の参加者からの質問や意見が十分にできる時間設定なども必要になると考える。
28日の集会の中では、私は、当面する神奈川県の問題というよりは、次のような問題を報告した。(詳細は、ネットで流してくれています。
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1438.html
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1439.html
    がれきは、被災地地元での受け入れを進め、全国の自治体で受け入れは、有害物質の処理の原則として間違っている。
    放射能汚染地図を見た時、宮城、岩手も汚染が激しいところがあり、被災地だ無いとその見分けができない。
    被曝限度量を考えた時、1msv/年ということであり、内部被曝には閾値がないため、空気と食べ物による内部被曝は避けなければならない。
    空気と食べ物という点で、国が取ってきた施策は、汚染の影響を防止するとは、対極である。とどめるとは対極の方針であり、
    国の安全性を担保してきた「バグヒィルターで99.99%放射背物質を除去できる」が「根拠レス」(東京新聞1月29日)であり、
またさまざまな規制値が整合性がなく、ダブルスタンダードになっているため、立法処置が難しい。
以上のような方向を提案し、質疑に入って行った。
追)「ナウシカの世界がやってくるー空気と食べ物の放射能汚染」の本は、少し遅れましたが、書店とインターネットで購入できるようになりました。(青木泰著 リサイクル文化社出版 1200円)ご活用ください。


  二太郎 

震災がれき焼却と受け入れ;青木泰さんから横須賀講演会報告と2.11(水)講演集会のお知らせ|脱原発の日のブログ



 井上さくら 

神奈川の瓦礫問題/芦名がダメでも【横浜・南本牧】の流れが急浮上しています。汚泥焼却灰では止めに回った港湾関係者が今度は受入に動いています。記事⇒ 「2/11青木泰氏講演会&シンポジウム@横浜」へ!⇒ 
リツイートされた回数: 81回
 岩上安身 

2月11日(土)17時半から20時かながわ県民活動サポートセンター2Fホール(横浜駅西口徒歩5分)環境ジャーナリスト青木泰氏講演会 震災がれきの受け入れをめぐって~自分で考えるため知っておきたいこと~ 
 神奈川を瓦礫から守る会 

青木泰氏講演会のお知らせ - 神奈川を瓦礫から守る会 私達の生活ゴミ、その焼却灰は既に放射性物質なのです。その行方、あなたはご存知ですか?被災地の瓦礫の行方、流れ、ご存じですか?まずは、知ることから始めよう!    


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