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2011年10月5日水曜日

20111004 青木泰さんからのメール:東京都 がれき焼却引き受けー実は民間業者に引き受けさせる

差出人:  青木泰
件名:   東京都 がれき焼却引き受けー実は民間業者に引き受けさせる
日時:   2011年10月4日 17:36:26:JST

皆様へ
9月29日の東京新聞で、東京都が、岩手のがれき1万トンを引き受けると発表した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011092902000030.html
不燃ごみの引き受けかとみると、可燃ごみも含むという。しかし東京都は、23区のごみ行政の分野では、臨海埋め立て処分場の管理を引き受けているにすぎない。民間業者に引き受けさせ、木くずや鉄くず、プラスチックが混じったごみを業者が分別、破砕したうえで焼却し、その焼却灰を東京都が管理する埋め立て処分場に埋め立てるという手の込んだやり方である。
墳飯ものなのは、その安全宣言の内容である。
あらかじめ岩手県で、燃やしてその焼却灰が埋め立てて規制値を下回ったという話と、排ガスには放射性物質が「不検出」だという報告がなされている。
燃やそうとしているがれきが、どの程度の汚染度なのかをなぜ測らないのか?
測定値によっては、民間業者が放射能汚染物を違法に処理することになり、業者自身の焼却炉も汚染され、業者が民業として取り組んでいる産廃も汚染され行きどころがなくなることになる。
また岩手県の焼却炉で燃やしたデータで、東京の業者の焼却炉で燃やす事について安全性を宣言するのは、行政のひどさもここまで来たかという怒りで一杯である。
予備校の先生に受験の替え玉を頼み、その答案用紙が、受験の成績として正式に採用するというぐらいに酷い対応である。
通常バグフィルターを備えた焼却炉であっても、バグで有害物がすべて取れるなどという暴言は、研究者や行政の担当者は、しない。もしバグフィルターで除去できるなら、大気汚染防止法やダイオキシン類特別措置法に基づき、測定し、許容基準内か図る必要はなくなってしまう。
焼却灰が高濃度に汚染されているということは、それと比例するように大気中に放射性物質が放出されているという証である。
東京都内の焼却施設から排出される放射性物質について、東京都環境局は一覧表にして発表し、排ガスは、民間業者も含め、すべて「不検出」になっているが、それぞれの検出限界値は、発表していない。また排ガス量をどのくらい集め、「不検出」としているかも明らかにしていない。しかし「不検出」いうのは、ゼロではない。
例えば水銀事故で有名になった東京都の足立清掃工場の焼却炉は、毎時間8万立方メートル(m3)の排ガスを煙突からだす。焼却炉の排ガスの「不検出」の下、排出される量が、1リポーメートルあたり2ベクレル「2Bq/m3N」であっても、1日に38万4千ベクレルの放射性物質を出すことになる。
350トン燃やすのにそれだけの放射性物質が排出されるのだから、東京都が引き受けを約束している50万トンならば、約5億5千万ベクレルの放射性物質を焼却炉周辺に出すことになり、これは少なく見積もった時の話である。
煙突から放出された放射性物質は、空気中を漂い、肺呼吸によって体内に取り入れられ、内部被曝を起こす。
内部被曝には閾値がなく、数ベクレルでも癌化する影響を与える。これはほとんど犯罪行為である。
今回はバグフィルターについて少し書きました。〈添付〉ご覧下さい。
青木泰
なおブログを立ち上げました。

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青木泰のブログ
9 月 26 日 (19:36)
1)環境省、放射能汚染がれきは燃やしてよいと発表 東北大震災と津波は、19,868名の死者と行方不明者を出し、東北3県(岩手、宮城、福島)の海岸沿いの建造物をなぎ倒した。その結果産み出された災害廃棄物(以下がれき)は、2400万トンにのぼり、これは日本全国で1年間に排出される廃棄物の約半分という膨大な量に上った。  全文を読む...

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