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2010年9月27日月曜日

岩上安身さん「孫崎享氏インタビュー」2010年9月26日〜「尖閣問題を巡って、緊急Ust」

100926孫崎享氏インタビュー (Broadcasting live athttp://ustre.am/eOVh)

  1. 続き。ちなみに、孫崎さんは70年代初頭に中ソ紛争問題を外務省の分析課員として担当。「この時期、このテーマについては、おそらくは日本で一番、いや世界で一番自分が詳しかった」と自負。守秘義務違反にならないギリギリまで、国境紛争に中国がどう反応するかについて、お聞きする。


  2. 明日、孫崎享さんに、尖閣問題を巡って、緊急Ustインタビューをいたします。一週間前にツィッターデビューした孫崎さん、一挙に3千人近いフォロワーを獲得していますが、つぶやきが難しいとの声も(笑)。やさしく解説してもらいます。ぜひ、ご覧ください。


  3. 続き。米国にとっては、「管理された危機」は、好都合。だが、それ以上に危機が拡大することは望まない。仮に日中間で軍事衝突が起きた時に、本当に米軍が出動しなかったら、その時には「日米安保の神話は」終わる。とはいえ、中国と直接衝突も避けたい。ほどほどに危機を煽ることが、米国の利益。


  4. 続き。15日に来日して講演したアーミテージ。「日本は中国に試されている」として、中国に強硬姿勢で臨むように煽った。しかし、強気に出てみた菅政権は、中国に逆ネジ、立ち往生。「日米安保の対象」という言葉だけを連呼。結局、米国への依存を深めただけの結果に。米国の狙い通り?


  5. 続き。米国の言っていることを整理すると、大枠では日本を支援するが(日米安保の対象)、中国軍との戦闘は自衛隊がやることであり(日米同盟)、領土問題については中立。だけれども、思いやり予算の増額要求だけは忘れない、ということだ。


  6. 続き。これは矛盾しているように思われる。この点について、岡田前外相から、はっきりした回答が得られたのは、今年の5月11日の記者会見。「一義的に日本を守るのは当然日本人です。自衛隊です。日本を守ることまで米軍に依存するということではありません」と岡田前外相は明言された。


  7. 続き。米国政府だけではない。自民党政権の時代から、「尖閣は、日米安保の対象になる」と、日本政府も表明してきた。だがその一方で、日米は2005年に、「日米同盟~変革と再編」という文書を2+2で結び、「島嶼部の防衛は日本が担う」と確認している。


  8. 続き。問題は、「尖閣が、日米安保の対象」という米政府高官の言葉が、中国軍による尖閣への侵略があった場合、米軍が出撃し、迎え撃つことを必ずしも意味していない、ということ。私はこの問題を、岡田前外相に繰り返し質問してきた。


  9. 続き。クリントン発言が見当たらない、という指摘は奇妙な感はある。どなたか、見つけたら教えていただきたい。とはいえ、クリントン長官の直接的な言及があってもなくても、グローリー国務次官補が言及しているのだから、当然、認識は共有していると考えておかしくはない。


  10. もう一つ。クローリー会見について解説・分析したサイト 。クリントンは安保対象、といった証拠はない、と。http://peacephilosophy.blogspot.com/2010/09/blog-post.html

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