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2010年2月13日土曜日

23区廃プラ焼却検証実行委員会からのお知らせ〜今後の予定表、学習会報告


皆様へー23区廃プラ焼却検証実行委員会からのーお知らせ

�   次回実行委員会
記 日時:2月18日(木)18時30分
  場所:豊島区生活産業プラザ(03-5992-7011
  グループ活動室(5F



     23区廃プラ焼却検証市民実行委員会の報告が下記のブログで紹介されることになりました。ブログ名は、「ごみ探偵団」です。

    サーマルリサイクル実証確認等検討委員会
   日時:222日(月)1430
   場所:区政会館14F入札室(千代田区飯田橋3−4−1)
   申し込みは東京23区清掃一部事務組合に18日午後17時必着
   FAXかメール 03-6238-0620F)住所・氏名・電話・返信先

� 講演シンポジウム
「23区廃プラ焼却を検証し、廃プラ問題の今後を考える」
記 日時:3月6日()13時半開場 14:00〜17:00
場所: 豊島区生活産業プラザ (第1&第2会議室)
1部 23区廃プラ焼却検証報告
環境総合研究所 池田こみち(鷹取敦)
循環資源研究所 村田徳治
2部 廃プラの今後
国立環境研究所 森口祐一廃棄物センター長
3部 シンポジウム

以下は 実行委員会報告です。
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23区廃プラ焼却検証市民実行委員会 報告   NO1 100208

130日学習会報告
豊島区区民センターで開催された学習会は、参加者31名の下、環境総合研究所池田こみち副所長,鷹取敦調査部長の報告〔それぞれ報告1、報告2〕、及び参加者との質疑により、報告書の作成に向けて、概略の方向性について見定めてゆきました。
<経過>
    開会挨拶:呼びかけ団体、ストップ温暖化・廃プラ焼却連絡会田巻誠代表
    経過報告:止めようダイオキシン汚染!東関東ネットワーク代表佐藤れい子代表
    池田氏報告その1:今回の検証作業をどのように進めるか、報告データを概観する中でどのような問題点があるかを指摘。
〔まとめ〕
�)廃棄物中に重金属類が、高濃度に含まれていることが分かり、廃プラ焼却・廃棄物の焼却に大きなリスクをはらんでいることが分かった。
�)焼却によりいっそう有害な化学物質が生成され、膨大な処理コストが必要になっている。
�)検証自体科学的な評価を行わず、「問題なし」の結論ありき。
�)廃プラ焼却ではなく、徹底した分別・減量化・資源化により焼却炉を減らすべき。

    鷹取氏報告その2:データを大きくは、渋谷工場、江東工場、豊島工場に絞って抽出する中で、重大な問題点を指摘。

A: 廃プラ実証実験の意味を考えたデータ採取ができていない。
廃プラ焼却についての実証実験は、焼却前と焼却後の影響を見るのが、目的。
焼却前は、可燃ごみの中に廃プラの混入率が�、6%前後。焼却後は、178%になっている。したがって、それを比較すればよい。
 ところが、焼却前のデータとして、5%のものから17〜8%のものまであった。
問い合わせてみるとバンカーの採取場所によって変化していると言う事で、これでは、実証試験の意味を成さない。
 また焼却後のデータを見るのに、今度は逆に廃プラ実施後の可燃ごみの混入量が1%や8%くらいのものも、実験検体として採用している。
 これでは、廃プラ焼却前と後の実態を調べることはできない。

B: 周辺大気の影響調査に失敗。
 清掃工場の煙突から有害物が排出され、それが、周辺環境中にどのように飛散しているか。周辺の大気環境にどのように影響を与え、ひいては、生命・健康にどのような影響を与えるのか?その点を問う意味で、大変重要な試験項目である。
 ところが、渋谷は、2KM以内、江東は、5KM以内、豊島は3KM以内にそれぞれ4〜6箇所と採取している。採取地点の選定に統一した考えは、見られない。
 しかも最も多い北西の風の流れを考えた煙突から南東部については、計測されていない。
 煙突からの排ガスが、大気環境に与える影響を見るに際し、風が流れる反対側を計測したり、風が流れから外れたほうを計測し、確認できる影響は無い。

C: 浮遊粉塵中の鉛濃度データー説明の付かない傾向。
 実施前と停止時には、粉塵中の鉛の採取は、検出。
さらに廃プラ焼却実施後、同採取が、「0」となっている。
どのように説明してよいのか判断に迷うデータとなっている。

D:有害物質(PB)は、廃プラ焼却後明らかに増えていた。
 鉛は、可燃ごみに混入している事が、データからも確認されている。
一方、汚水、焼却灰、汚泥、溶融スラグなどへの鉛は、廃プラ焼却前と比べて、焼却後は、大幅に増えている。
 焼却灰や汚泥は、溶融したり、薬剤処理し、環境中に容易に排出しないように処理するから、この時点で高濃度に汚染されていてもよいと言う見解かもしれないが、処理の途中で、焼却灰や飛灰中に必ず残り、環境中に揮発飛散していないと言う保障は無い。

    質疑
�)実証実験の企画がどのように成されたのか?大いに問題である。
�)生データの開示は無いのか?
 示されているのは、加工されたデータであり、生のデータ開示が欲しい。
 その中でアンノン物質についても、調査すべき
    環境アセスでも行っている最大着地地点でのデータ採取を
―環境アセスは、年次平均を取っているが、回りの建物の影響なども考えた着地地点の予測を考えて、採取すべきである。−
�)複合的、累積的なものを考えることが必要
�〕結局建物があり、年間の風配を考えたときには、1日や数日だけの調査では、限界があり、松葉調査等が必要。
�)他

    検証実行委員会から�)CO2が40%増大していること、�)雨水中のダイオキシンが9箇所の清掃工場で環境基準をオーバーしたことなどを提案

    最後の挨拶:23区廃プラ焼却検証市民実行委員会代表:吉田紀子氏

講演シンポジウム
「23区廃プラ焼却を検証し、廃プラ問題の今後を考える」
記 日時:3月6日()14:00<13時半開場>17:00
場所: 豊島区生活産業プラザ 
講演&報告者
国立環境研究所 森口祐一廃棄物センター長
環境総合研究所 池田こみち(鷹取敦)
循環資源研究所 村�田徳治
主催
23区廃プラ焼却検証市民実行委員会
連絡先:03−5938−2720(T)2721(F

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